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第二章 甲羅村修行編
飛鳥と理沙の出会い
しおりを挟む次の日、若さで到着の疲れも吹き飛ばして目覚めた友徳が時計を見ると午前6時を示していた。特にやることもないな、と背筋を一気に伸ばして周りを意味もなくキョロキョろした彼は、座布団を見つけるとそれを折りたたみ瞑想の準備に入った。タイマーをセットし、よし30分と意気込んだ彼は上座部式の瞑想を行った。
瞑想が終わると彼はバッグから歯磨きと歯磨き粉を取り出して、一階の洗面室に降りていった。途中、すでに居間でくつろいでいる文子が彼の目に入った。普段とは違う水面台の匂いに彼は窮屈な思いをした。
居間を訪れた友徳に、お茶で一服していた文子は「ほれ、これどうぞ」と糠漬けの盛り付けてある小皿を差し出した。まだ、食べる気ない彼は断ってから自室に引き下がった。
2階の窓から下を覗くと前にはキャベツの植えられた畑が見え、ちょうど窓枠から見切れている庭側の方には、柘榴や薔薇の生垣が茂っていた。開けた窓から心地よい風が友徳の部屋に朝の神々しい日の光子を運んでくると、彼は読書をすることを思いついた。早速バッグの貴重品エリアに手をツッコミ「何もかも憂鬱な夜に」を取り出す。
ほぼ死刑確定の山井との関係——主人公は山井に生きる気力を出させるために芸術を持ち出す。模範囚の男がお前は俺と同じだと話すと、主人公は反論できない。「犯罪と自殺は負けだから」という友人の言葉、自身の犯罪者性に薄々気づいている主人公。
途中まで読んでいたこともあって彼は30分で全編を読んだ。本を丁寧に貴重品エリアに戻した後、彼は居間に降りていった。そこにはすでに他の三人は揃っており、ソファーで新聞を開いて足を組んでいる父から、友徳はコーヒーを勧められた。友徳は冷蔵庫からミルクを取り出して、自分の分のコーヒーに混ぜて一服した。
「そういえば、お父さんが勧めていた本、読んだよ」と友徳は苦味が薄れたコーヒー牛乳に満足の笑みを浮かべて父を見ていった。
「お、どうだった?」全開だった新聞を若干閉じて、顔を上げた父が反応した。
「すごく、微妙な気持ちになった。要するに……自分にも悪い心があるのに気づくべきってこと?」
「うん、うん。よく読んでるな。あの再犯者の男、これが碌でもないクズだが主人公にそういう言葉を突きつけるんだよな」
「すごいクズだよ。あんな悪いやつあんまり見たことないよ」と言い出した友徳の脳裏にデブ・松永らの集団が過った。
「そうだな。しかしな、人間というのは変化するものだ。こいつはクズ、クズのまま変化しないっとお前には断言できるか?そのあいつの個性は◯◯でこれから絶対に変わらない、殺さなければならないっていうのが死刑制度だと私は思うよ」
父の言葉を聞くにつれ、友徳は自分を差別し嘲笑する人々を思い起こして、麻酔なしで切開されたかのような痛みを胸に感じ、視線を落とした。そして勇気を出して言葉を紡いだ。
「でもさ、本当に悪い人たちって、変わるのかな?いい人になる?僕をいじめた人たち……全然変わらないよ」
真剣な眼差しを父は友徳に注ぎ「そうだな。反省するかどうかはともかく人間は必ず変わるぞ」また続けて「条件って要素もあるぞ。今は、人をいじめる、辱めることがトレンドで人気者になるには必要な時代なのかもな。それが変われば、意外に人間社会は好転するかもしれない……だからどんな人でも、恐ろしい人に対しても怨みを持ってはいけない。これは私が仏教で学んだことだ」
そうこう話しているうちに、母と文子がパンとスクランブルエッグとハムに白米、そしてさっきの糠漬けの朝食を拵えた。父は新聞を畳み、友徳は大急ぎで手を軽く洗ってから食卓についた。
「友徳ちゃんは、よく勉強してますな」と文子は上機嫌ながら丁寧な箸使いの合間に会話を重ねた。「午前中にハイキングなさいな。朝の渓谷は涼しくて気持ちいいですが」
朝食後、訪れてきた飛鳥と共に、友徳は村の中央の橋までハイキングに出かけた。昨日とは逆向きの土手道、砂利道に至る堤防を涼しげな川に目をやりながら彼らは北上していった。
谷沿いになるとやはり多種多様な樹木群が現れたが、それより昨日は目に入らなかった奥の人工林の針葉樹と広葉樹の混交林が彼の心を捉えた。幹も太くのっぽなヒノキと、中柄だが横広がりの広葉樹の凸凹コンビが山肌を豊かにしている。
村中央の鉄橋まで後少し、となった時飛鳥は突然ダッシュを始めた。こうなれば友徳も追うしかない。
鉄橋まで這い上がる土手の坂道を彼らは、もつれ合いながらダッシュした。息を切らし、体の芯がへろへろになって膝に手をつけた時、顔を見上げると彼らは鉄橋の端に上がっていたことに気づいた。
「あれ、あっちの方、なんか門あるね」と飛鳥は息を切らせて、手すりにもたれながら言った。
「門のある方、あんまり民家ないね」と友徳は適当に気づいたことを一言。そして彼は話を転換して「てか、飛鳥の疎開先の家ってどこ?」
「ここ」と飛鳥が指差した先には小さな中古住宅。
「あと……なんかね。村の西の方、もっというと西の森には絶対入っちゃダメだって、近所の人に言われたよ。なんでも妖怪が出るんだって!」と飛鳥。
「おい、おい。僕も子供の頃に言われたけどさ。そんなの信じてるの?」
「でも、僕たちも変なの見たじゃん!!」
「え、あれはさぁ……」友徳は口篭った。
「なんでも宮本さんって言うお姉さんがいうにはね、あの森で、宇宙人に誘拐されったていう木こりの人がいるんだって!!!その人は結構村で尊敬されてる人だから、そんなこと言われてみんな困ったらしいけど」
「え、それ言ったのって理沙さんのこと?」
「そう、そう。僕の家の横の人。すごい綺麗な人だったよ!」と飛鳥は喜びを表すように腕を広げていった。
その時、石礫が友徳の頬を掠った。石が飛んできた方向を彼が見ると、三人組の子供たちが各々石礫を持っていて、ちょうどリーダー格らしい中央の子が大ぶりに腕をスイングさせた。
次の瞬間、友徳は鈍痛を感じて、怯む間も無く手を額に触れると、血が流れていることを知った。
「おぅーい、反日ぃ。お前ら朝鮮人だろ?」手に持つ石を握りしめたリーダー格の少年は、わざと眉間と頬に皺を刻む変顔で嘲るように尋ねた。
「なんでよ、お前」と額を抑えて少年を睨みつけながら友徳。
「お前らみたいな奴が来ると迷惑なんだよ、マジで!」
「洗脳されてるんでしょ、きっしょ!!!」
「されてねーよ。くそっ!!!」と友徳は答えてから身を屈めて石を拾い始めた。それを見た飛鳥は「ちょっと待って。大丈夫だよ」と制止した。
「オラァ!!!死ねやぁぁ!!!」三人の少年たちは一斉に腕の肉を風そのものにしてスイングした。
やばい!と思った友徳が目にしたのは、飛ぶ石が次第にゆっくりと回転し、水色のオーラのような渦巻きに吸い込まれていく様だった。なんだこれ?!飛鳥を見ると彼は水色のオーラに手をかざして操っているよう……
「友徳、僕たち、こういうのできるの忘れちゃダメだよ」と眉間に皺を寄せながらも嬉しそうに飛鳥は言った。
そうだった!僕たちはこういう力を授かっていたんだ!
「石は僕たちに聞かないよーん!」飛鳥が言ってから、渦に吸い込まれた石は中心でお互いぶつかりあってから、地面に落ちた。
あっけに取られて青くなった三人の少年たち。そこには怯えが含まれていることを友徳は見抜いた。しばらく彼らはお互いに対峙し続けた。静寂が場を包んだ。
「ほらほら、そこまで!!」急に誰かの撫でるような声が響いた。
「あ、理沙だ……」と三人の少年たちは声の主に首を回した。
「あんたたち、新入りの子達をいじめちゃ、ダメでしょ?」
「でもこいつら反日だから……」
「そういう適当なこと言っちゃダメ!今日は朝から学校のみんなで体操の約束でしょ?ほらぁ帰りなさい!」
そう言われてさらに青くなった三人はまだその場にとどまろうとしたが、理沙が自分の腰に手をつけてのポーズで上から覗き込み、フンという態度を表すと「お前ら、覚えとけや!!!」を捨て台詞に逃げ去っていった。
「ねぇ、その傷大丈夫?」
「え、やばいかも」
友徳と飛鳥は宮本家の理沙の部屋に連れて行かれた。友徳は理沙の太ももに頭を乗せながら、傷口にアルコールを湿らせたティッシュを、細いが強い指の圧で押し付けられた。
治療中、理佐は彼女らしからぬ真剣な面持ちで、絆創膏を丁寧につけるまでを実行していた。
「もう、今日は安静にしてよ?」
「ありがとう、理沙さん」と友徳は言ってから立ちあがろうとすると理沙は「まだ安静にしてなさい」と自身の太ももに再び寝かしつけた。
太ももの上で友徳は目を閉じてなるべく理沙を見ないようにした。部屋の淡いピンクに照らされた視界の中、彼女の瞳の大きい切れ長の目が優しさを湛えているのが友徳には見えて、思わず寝ながら腰をモゾモゾした。
「ちょっと、動かないで」
「ごめんなさい」
しばらくすると太ももから解放された友徳はゆっくりと理沙の部屋を見渡した。大気にいちごが散りばめられたかのようなピンクの温白色の中で、理沙は腰を上げるとちょこんと足を斜めにそろえて、チョコスプレーみたいな花柄の掛け布団に座った。
「なんかお菓子みたいな部屋……」と同じく部屋を見ていたらしい感心するかのような声を飛鳥は上げた。
「そう?可愛いでしょ?てか友徳、大丈夫?」と得意げに理沙が一言。
「大丈夫だよ……」といちご畑に佇む妖精みたいな理沙に目をくらませて友徳は答えた。
「あんたたち昨日来たばっかりなのに、災難だったね!」
「てか、理沙さんはなんでここいるの?」
「私?あんたたちと同じで疎開だよ!なんかJRLって言うめちゃくちゃ気持ち悪い人たちが戦争始めたでしょ?あれ、女の敵だから」
「そかそか、女の人には危ないよね。JRL」と飛鳥は相槌を打った。
「そうなの。てか、あんたたちチビも危ないんだよ!さっき会えた時は安心したよ!」
「てか、子供も危ないの?」と飛鳥。
「うん。知らなかった?あのキモい人たち、子供攫ってキモいかんじに洗脳するらしいよ!テレビでも新聞でもネットでも話題でさ、動画サイトにも上がってるよ!!……てか、ちょっと!」と説明を終えた理佐は飛鳥の前で腰を下ろして、彼のほっぺたをつねり「君の名前は聞いてなかったよー。誰?」一同は、名前も知られてないのにさりげなく楽しげな飛鳥の姿に爆笑した。
「佐藤飛鳥です!!!」
「君が飛鳥くんね!お母さんから聞いてたよ。よろしく!」
「え、飛鳥。昨日会ったんじゃないの?」と友徳。
「いや実は昨日、2階から理沙さんが家に来たのを見てて、それで後からお母さんに聞いた……」
「おーい」と呆れを友徳は表した。
「てか、あいつらまじムカつく!!」と急に胸を襲った怒りの感覚のぶり返しに友徳は口ずさんだ。
「あー、あの子達ね。私も帰ってきたら、いきなりスマホで連写されてさ、何?って凄んでも全然懲りないのよ。ひどい子たちよね。名前はええっと、リーダーの子が慎吾くんで、太っている子が達也くんで、もう一人が亮介くん」
「あいつらってなんなの。この村の子じゃないじゃん」
「あの子たちも、疎開してきた子たちよ。ちょっと苦手タイプでどうしようかって思ってたけど……あ!」と理沙は思い出して「さっきの水色の渦巻き?みたいなの何?」
「ええ、あれはねぇ」と友徳と飛鳥は目配せしてから興味津々の理沙の顔を覗き込んだ。「ちょっと説明は難しいんだけど……」
通力の説明を終えた後、友徳は手のひらに炎を出したり、飛鳥はぬいぐるみを遠くから吸い込んだりして理沙を驚かせた。
玄関で靴を履いている時、友徳と飛鳥は理沙に何故か背中を軽く叩かれた。友徳と飛鳥は理沙と別れた。
村の中央についた後、友徳は飛鳥を残して自販でコーラを二人分買ってきた。二人は一緒に蓋を回して、ピンと背筋を伸ばして頭を傾けてゴクゴクと飲んだ。
「結構、楽しいね。この村」と飛鳥は口から少しだけ飲み口を話していい、再び口をつけた。
「まず、自然が多いし、木が綺麗だし……」
「それに理沙さんも可愛いし?」と飛鳥が揶揄うように言うと友徳はひるんでしまった。
「てか、お前って理沙さん好きでしょ?」と飛鳥は続けた。
「ち、ちげーし」
「わ、わかりやす!」
友徳は誤魔化すように、西の門や北の人工林を見渡し、鉄橋下の土手道を意味もなく覗き込んだ。話を変えたい衝動に駆られた彼は「西の門の先って何があるんだろう?」と無理くりひねだしてから、表情が緩まないように固くなっていった。
「僕も、関心があるよ。だって大人が注意するくらいだし!宇宙人だよ!宇宙人!」
「でもなんで危ないから行くなって言わないんだろうね?僕の小さい時は妖怪が出るって言われたけども……宇宙人なんて今時飛鳥しか信じねーよ」とNHI異次元生命説の論客の彼は手を広げて呆れを表した。そして「西の門超えちゃおうぜ!!!」
「え?ダメだよ。宇宙人に誘拐されたら、バイオエタノールにされるよ!生きたまま田んぼの肥料にされるって!」
「それ、俺の持ってた図鑑にも書いてねーよ……それに宇宙人いたらさ、俺たちの超能力で捕まえちゃおうぜ!」
「あ、そっか。その手があったか!」とさっきとは攻守変わって飛鳥は説得されてしまった。
彼らは村の中央の橋を西に向けて歩いた。橋を超えるとそこは、小さな野菜売り場や、日常品を売る小さなスーパーマーケットがあった。
八百屋は暖簾をかけていて奥行きがあり、手前には緑のボックスの上に野菜を詰め込んだ段ボールが載っている。キャベツ、アスパラガス、フキなど人口の少なさに比例するように野菜の量控えめ。
北西方向には大きな邸宅が馬鹿みたいに村の隅の一つを占領している。次に現れるのはレンガ風の壁とかまぼこ屋根が特徴的な田舎にしては妙に大きめの警察署で、友徳は当番の警官と目が合うと、目を上向けて思案してから声をかけた。
「すみませーん」
「どうしましたか?」警官は腰を少し前屈みにして答えた。
「こっちって宇宙人とか出るんですかー?」と友徳が素直に聞くと警官は「え!いやぁ、それは言えないなぁ……」
「ここの林で宇宙人に攫われた人がいるんですよね?」
「君たち、やっぱりよその子だな?まぁ確かにそう言ってる人はいるよ」
「だから西の門から先にはいっちゃ、ダメなんですか?」と意外とフレンドリーな警官に嬉しく感じた友徳は質問を重ねた。
「うーん、ちょっと違うなぁ。この西の門は昔から、それこそ日本が生まれる前からあったとされていてね。もちろん何回も立て替えたけども。当時から西側は不吉の象徴とされて武装した村人たちが守っていたんだよ。その名残だよ」
「それじゃあ、なんで今も入っちゃダメなんですか?」と飛鳥。
「それはね、迷信の名残で天然林が整備されていないから、蔓も笹も生い茂って危ないからじゃないかなぁ。小さい子が入ったら草叢で見えなくなっちゃうから」
「そう言うこと!ありがとうございましたー」二人は納得して村の橋に戻った。
なんだそんなことかと、西側に入るのを中止した彼らはまだ遊びたらずに正道の家まで向かっていった。
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