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・・・
コンビニにて。
とりあえず、スーパーよりもコンビニの方が近いので、コンビニで済ませることにした。
大抵のものは揃うから、コンビニって本当に便利だよな。
(えーっと、栄養ドリンクも何本か買っとくか)
一応、バイト代を下ろしたばかりなので、手持ちはそれなりにある。
けれど、ここで使い過ぎると後々の生活が苦しくなるので要注意だ。
俺は頭の中でザックリ計算しつつ、必要な物をカゴに入れ、レジへと急いだ。
・・・
「……ただいまー」
自分の部屋ではないけれど、なんとなく出てしまった”ただいま”。
(なんか……同棲してるみたい)
そう思うと、気恥ずかしさが込み上げてくる。
(って……!今は優真を……)
妄想を打ち破ってベッドに目をやると、優真はベッドの上で布団もかけずにスヤスヤと眠ってしまっていた。
「あーあ、風邪悪化すんじゃん。ちゃんと毛布と布団、かけろよな」
俺は買い物袋を一旦床に置くと、優真の肩を揺らした。
「おい、優真。布団に入れよ」
「ん~……陽斗?おかえり……♡」
「あっ、ばか……っ」
腕を掴んで引き寄せられると、俺は体勢を崩し、ベッドに倒れ込んだ。
「……っ」
そして気付けば、俺の体は優真の下になっていて、両手首をベッドに縫い止められた。
「な、なにすんだよっ!」
「陽斗……僕の為に買ってきてくれたの?」
「そうだけど……っつーか!飲むもんとか用意してくるから離せよな!」
俺は拘束から逃れようと両腕に力を込めた。
しかし、しっかりと押さえつけられていてビクともしない。
コンビニにて。
とりあえず、スーパーよりもコンビニの方が近いので、コンビニで済ませることにした。
大抵のものは揃うから、コンビニって本当に便利だよな。
(えーっと、栄養ドリンクも何本か買っとくか)
一応、バイト代を下ろしたばかりなので、手持ちはそれなりにある。
けれど、ここで使い過ぎると後々の生活が苦しくなるので要注意だ。
俺は頭の中でザックリ計算しつつ、必要な物をカゴに入れ、レジへと急いだ。
・・・
「……ただいまー」
自分の部屋ではないけれど、なんとなく出てしまった”ただいま”。
(なんか……同棲してるみたい)
そう思うと、気恥ずかしさが込み上げてくる。
(って……!今は優真を……)
妄想を打ち破ってベッドに目をやると、優真はベッドの上で布団もかけずにスヤスヤと眠ってしまっていた。
「あーあ、風邪悪化すんじゃん。ちゃんと毛布と布団、かけろよな」
俺は買い物袋を一旦床に置くと、優真の肩を揺らした。
「おい、優真。布団に入れよ」
「ん~……陽斗?おかえり……♡」
「あっ、ばか……っ」
腕を掴んで引き寄せられると、俺は体勢を崩し、ベッドに倒れ込んだ。
「……っ」
そして気付けば、俺の体は優真の下になっていて、両手首をベッドに縫い止められた。
「な、なにすんだよっ!」
「陽斗……僕の為に買ってきてくれたの?」
「そうだけど……っつーか!飲むもんとか用意してくるから離せよな!」
俺は拘束から逃れようと両腕に力を込めた。
しかし、しっかりと押さえつけられていてビクともしない。
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