雇われオメガとご主人様

筍とるぞう

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※第三十四話 一緒に・5

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すっかり濡れた指を引き抜き、シグレさんは自分もズボンと下着を下げて、自身を露にした。


「……っ」


(おっきぃ……)


あんなに大きなものが、本当に入るだろうか。

僕はまた少し不安になる。

けれど、それは優しいキスで宥められた。


「……俺を信じて。ゆっくり、するからね」


「は、はい……っ」


緊張しつつ頷くと、いよいよ、シグレさんのが僕の秘部にあてがわれた。


(あ、熱い……っ)


熱をもったそれは、ゆっくりと、僕の中に入ってくる。


(あ、あ、あ……っ)


初めは少し痛みを伴った。

けれど、徐々にそれは無くなり、快感へと変わっていく。

そしてゆっくりと、抽挿が始まった。


「は、ぁ、んぁっ……や、ぁ」


「……っセイラ……すごい、締まる……っ」


「んんっ……」


キスで唇を塞がれ、舌を絡めとられると更に快感が増す。

同時に抽挿が少しずつ速まり、深くなっていく。

すると一瞬、ある一点を擦られ、鋭い快楽が全身を突き抜けていった。


「ひぁっ!?あ、な、に……そこっ……!?」


「ああ、ここなんだ……セイラのいいとこ」


「いいとこって……あ、ああっ!」


どうやら、僕の中に一か所、とても敏感な部分があるようだ。

シグレさんはそれを探り当てたようで、わざとそこに当たるように腰を動かす。


「どう、セイラ。気持ちいい?」


「あっ、やめ……っきもちぃっ……は、ぁ」


「すごい、良さそうだね」


僕の反応に、シグレさんは更にピストンを速め、攻めてくる。


(あ、あ、もう、だめ、そんなにされたら……っ)


強い快楽が、身体の中心から大波のように押し寄せる。

シグレさんの腰使いもどんどん勢いが増し、切なげな表情で僕を見つめる。


「んっ、セイラ、かわいい……」


「シグレさん……っあ、あっ」


瞬間、二人の身体と心が一つになった。

意識が飛ぶほどの快楽に、僕は欲を思い切り吐き出す。

それと同時に、お腹の中に温かさが広がるのを感じ、幸福感に包まれた。


「あ……は、はぁ……っ」


「んっ……く……」


部屋に吐息だけが響く。


(シグレさん……大好き)


そう思うのと同時に、僕は意識を手放した。


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