121 / 121
私と最愛の魔法使い~王女様、私の夫に惚れられても困ります!~
分岐点 最終 『楽園』
しおりを挟む
ウィルが気が付くと、大きな木の麓に座っていた。辺りは色とりどりの草花が広がっている。所々小川が流れ、子ども達がきゃっきゃとはしゃぎながら鬼ごっこをしている。
この世のものとは思えない程美しい光景だった。いや、『この世』ではないのか。
ウィルが辺りをさ迷っていると、後ろから肩を叩かれた。振り向くと、そこには生前ほとんど関わりがなかった、聖女エステルがいた。
「·········あなたは、聖女エステル様?」
「こんにちはウィル。こっちの世界では話すのは初めてかしら?」
「こっちの世界?········あの世のことでしょうか?」
「まぁそれもあるけど········私はね、あなたが生きていた世界ではまだ死んでないの。だけど、また『別の世界』では既に死んでる。だから、ここで人を待ってるのよ。予定外に一緒に死ぬことができなかったからね。彼が来るのをずっと待ってる。」
ウィルにはエステルの言っていることがよく理解できなかった。そもそも、死後の世界があることも彼は信じていなかった。
「ここは───天国なんでしょうか?」
「ここはね、寿命ではない死が訪れた人が集まる場所なの。みんなある日突然、運命にはなかった出来事によって命を落とした。あなたも私もね。」
ウィルには思い当たる節があった。自分を殺したのは、言うまでもなく兄フィリップだろう。時折、兄が自分を以前よりも憎しみの込もった目で見ていることに気が付いていた。ナタリーに懸想し、ウィルが邪魔物になったのだろう。両親までも手にかけるとは意外だった。
じっと何かを考えているウィルを見ると、エステルはクスッと笑った。
「あなた、18歳で結婚したのに、半年後殺されちゃうなんて不幸の極みね。人生これからだったでしょうに。同情しちゃうわ。」
「··········いえ、思い残すことは実はあまりないんです。この一年、僕は今まで感じたことがない程幸せでしたから。·······妻を1人にしてしまったことが、唯一の心残りです。」
「───そう。それなら、ある意味幸せだったのかもね。」
エステルは美しい顔で微笑んだ。
「あの··········僕が生きていた世界と、エステル様が生きていた世界が違う──というのは········?」
「あぁ、それはね、不思議な話なんだけど、この世には平行する世界がいくつもあるのよ。どれも未来が少しずつ違うの。すべて存在してるけど、すべて幻のようで現実であり、交わることはない。普通、人は1つの世界に生きているから、複数の世界を行き来することはできないんだけど·····私は死後、それができちゃった。聖女だからかしら?」
「へぇ········面白いですね。僕も、別の人生を垣間見て見たかったです。」
「そう?私がいた世界では、あなたはまだ生きていたわよ。ナタリーの側で生きている。今のように早くに亡くならなかったのは········きっと、完全には彼女から選ばれなかったせいね。」
「選ばれなかった?ナタリーから?」
ウィルは、エステルの言わんとしていることが分からず首をかしげた。
「ショックかも知れないけど······私がいた世界では、彼女はあなたの他にも愛している人がいたのよ。ただ1人を選ばなかった。ナタリーはね、普通じゃないの。『死』とか『欲望』を引き寄せやすい体質っていうのかしら。あなたは、ナタリーの愛情を一身に受けてしまったから死んだのよ。皮肉よね。」
「·········ナタリーをそんな死神のような存在だとは思えません。それに、本当にそうだったとしても、彼女に選ばれない人生よりは、選ばれた人生の方が、僕は嬉しいです。」
ウィルが言葉通り、ひどく嬉しそうに微笑んだのを見て、エステルは溜め息をついた。
「はぁ。あなたも頭やられちゃったのね。私が生きていた頃のアッシュを思い出すわ。彼女のこととなると見境がなくなってね········今だから教えるけど、本来、死ぬのはあなたではなくアッシュだったのよ。だけど、別世界の私の行動によって運命が変わった。あなたには悪いことしたわ。ごめんなさい。」
エステルが申し訳なさそうな顔をしたが、ウィルは笑って首を振った。
「いえ········むしろありがとうございます。運命を変えてくれたあなたに感謝します。」
「救いようがないのね·······でも、そんなあなたに残念なお知らせがある。あなたがいなくなった世界では、彼女はどうなると思う?一度離れた縁が再び近付くの。元々の運命だったからね。軌道修正しようとする。この意味分かる?」
「···········はい。」
「そう。まぁ、もうあなたのいない世界の話だからね───関係ないのかも知れないけど。」
仄暗い表情を浮かべたウィルを見て、エステルは明るい声を出した。
「·······ねぇ!いいこと教えてあげるわ。あなたはまだ死んで間もないから、現世の誰かに一度だけ話をするチャンスがあるかも。強く願えばね。あなたの声が届くはず。」
「僕の声が?·······」
「ええ。目を閉じて、心の中でその人のことを想ってみて。」
ウィルは目を閉じた。会いたい相手は一人しかいない。
ナタリーの姿が見えた。喪服を着て、ウィル達の葬儀を執り行っている。憔悴した彼女の肩をフィリップが抱き抱えているのを見て、ウィルは兄を呪い殺してやりたくなった。自分を殺し、ナタリーを手に入れようとした卑劣さを心底軽蔑した。しかし、殺人までしても、結局彼女は手に入らない運命なのだから、兄も気の毒なものだとウィルは思った。
場所は変わり、ナタリーは寝室のベッドに横になっていた。目を閉じたり開けたりして、まるでウィルのことを待っているかのような様子に心が痛くなり、ウィルは思わずナタリーに呼び掛けた。
『ナタリー』
声が届いたのか、ナタリーはベッドから飛び降りると、窓を開けてウィルの名を呼んだ。
「ウィル······どこにいるの?隠れてないで出てきて!」
彼女を悲しませてしまった自分が許せなかった。今すぐに抱き締めたいのに、そこに存在していないウィルができることなど何もなかった。残りの彼女の人生を幸せに生きられるよう、最後の言葉をかけるべきだ。
『僕のことは忘れて幸せになってね。』
『いつも側にいるよ。心配しないで人生を生きて。』
かけるべき言葉がいくつも浮かんでは消えた。生前の自分であれば言いそうな言葉の数々。しかし、ウィルが最後にナタリーに掛けた言葉は、嘘偽りない彼の本心だった。
『ここだよナタリー。泣かないで。おいで。』
あぁ、僕も兄と変わらない。卑劣で浅ましい殺人者だったんだ。僕はきっと、彼女が来ても一緒にはいられないだろう。生きるはずの人の運命を、死者が変えたのだから許されるはずがない。
それでも、彼女が最後に思い浮かべたのはきっと自分だっただろう。それだけで暗い幸福感に包まれた。
彼女の中で、自分の存在が上書きされ時と共に薄れていくなど耐え難いことだ。
「ごめんねナタリー。愛してる。」
ウィルはそう呟くと、涙が頬をつたった。彼女が何者でも、自分が悪霊でも構わない。ウィルはゆっくりと目を閉じた。
この世のものとは思えない程美しい光景だった。いや、『この世』ではないのか。
ウィルが辺りをさ迷っていると、後ろから肩を叩かれた。振り向くと、そこには生前ほとんど関わりがなかった、聖女エステルがいた。
「·········あなたは、聖女エステル様?」
「こんにちはウィル。こっちの世界では話すのは初めてかしら?」
「こっちの世界?········あの世のことでしょうか?」
「まぁそれもあるけど········私はね、あなたが生きていた世界ではまだ死んでないの。だけど、また『別の世界』では既に死んでる。だから、ここで人を待ってるのよ。予定外に一緒に死ぬことができなかったからね。彼が来るのをずっと待ってる。」
ウィルにはエステルの言っていることがよく理解できなかった。そもそも、死後の世界があることも彼は信じていなかった。
「ここは───天国なんでしょうか?」
「ここはね、寿命ではない死が訪れた人が集まる場所なの。みんなある日突然、運命にはなかった出来事によって命を落とした。あなたも私もね。」
ウィルには思い当たる節があった。自分を殺したのは、言うまでもなく兄フィリップだろう。時折、兄が自分を以前よりも憎しみの込もった目で見ていることに気が付いていた。ナタリーに懸想し、ウィルが邪魔物になったのだろう。両親までも手にかけるとは意外だった。
じっと何かを考えているウィルを見ると、エステルはクスッと笑った。
「あなた、18歳で結婚したのに、半年後殺されちゃうなんて不幸の極みね。人生これからだったでしょうに。同情しちゃうわ。」
「··········いえ、思い残すことは実はあまりないんです。この一年、僕は今まで感じたことがない程幸せでしたから。·······妻を1人にしてしまったことが、唯一の心残りです。」
「───そう。それなら、ある意味幸せだったのかもね。」
エステルは美しい顔で微笑んだ。
「あの··········僕が生きていた世界と、エステル様が生きていた世界が違う──というのは········?」
「あぁ、それはね、不思議な話なんだけど、この世には平行する世界がいくつもあるのよ。どれも未来が少しずつ違うの。すべて存在してるけど、すべて幻のようで現実であり、交わることはない。普通、人は1つの世界に生きているから、複数の世界を行き来することはできないんだけど·····私は死後、それができちゃった。聖女だからかしら?」
「へぇ········面白いですね。僕も、別の人生を垣間見て見たかったです。」
「そう?私がいた世界では、あなたはまだ生きていたわよ。ナタリーの側で生きている。今のように早くに亡くならなかったのは········きっと、完全には彼女から選ばれなかったせいね。」
「選ばれなかった?ナタリーから?」
ウィルは、エステルの言わんとしていることが分からず首をかしげた。
「ショックかも知れないけど······私がいた世界では、彼女はあなたの他にも愛している人がいたのよ。ただ1人を選ばなかった。ナタリーはね、普通じゃないの。『死』とか『欲望』を引き寄せやすい体質っていうのかしら。あなたは、ナタリーの愛情を一身に受けてしまったから死んだのよ。皮肉よね。」
「·········ナタリーをそんな死神のような存在だとは思えません。それに、本当にそうだったとしても、彼女に選ばれない人生よりは、選ばれた人生の方が、僕は嬉しいです。」
ウィルが言葉通り、ひどく嬉しそうに微笑んだのを見て、エステルは溜め息をついた。
「はぁ。あなたも頭やられちゃったのね。私が生きていた頃のアッシュを思い出すわ。彼女のこととなると見境がなくなってね········今だから教えるけど、本来、死ぬのはあなたではなくアッシュだったのよ。だけど、別世界の私の行動によって運命が変わった。あなたには悪いことしたわ。ごめんなさい。」
エステルが申し訳なさそうな顔をしたが、ウィルは笑って首を振った。
「いえ········むしろありがとうございます。運命を変えてくれたあなたに感謝します。」
「救いようがないのね·······でも、そんなあなたに残念なお知らせがある。あなたがいなくなった世界では、彼女はどうなると思う?一度離れた縁が再び近付くの。元々の運命だったからね。軌道修正しようとする。この意味分かる?」
「···········はい。」
「そう。まぁ、もうあなたのいない世界の話だからね───関係ないのかも知れないけど。」
仄暗い表情を浮かべたウィルを見て、エステルは明るい声を出した。
「·······ねぇ!いいこと教えてあげるわ。あなたはまだ死んで間もないから、現世の誰かに一度だけ話をするチャンスがあるかも。強く願えばね。あなたの声が届くはず。」
「僕の声が?·······」
「ええ。目を閉じて、心の中でその人のことを想ってみて。」
ウィルは目を閉じた。会いたい相手は一人しかいない。
ナタリーの姿が見えた。喪服を着て、ウィル達の葬儀を執り行っている。憔悴した彼女の肩をフィリップが抱き抱えているのを見て、ウィルは兄を呪い殺してやりたくなった。自分を殺し、ナタリーを手に入れようとした卑劣さを心底軽蔑した。しかし、殺人までしても、結局彼女は手に入らない運命なのだから、兄も気の毒なものだとウィルは思った。
場所は変わり、ナタリーは寝室のベッドに横になっていた。目を閉じたり開けたりして、まるでウィルのことを待っているかのような様子に心が痛くなり、ウィルは思わずナタリーに呼び掛けた。
『ナタリー』
声が届いたのか、ナタリーはベッドから飛び降りると、窓を開けてウィルの名を呼んだ。
「ウィル······どこにいるの?隠れてないで出てきて!」
彼女を悲しませてしまった自分が許せなかった。今すぐに抱き締めたいのに、そこに存在していないウィルができることなど何もなかった。残りの彼女の人生を幸せに生きられるよう、最後の言葉をかけるべきだ。
『僕のことは忘れて幸せになってね。』
『いつも側にいるよ。心配しないで人生を生きて。』
かけるべき言葉がいくつも浮かんでは消えた。生前の自分であれば言いそうな言葉の数々。しかし、ウィルが最後にナタリーに掛けた言葉は、嘘偽りない彼の本心だった。
『ここだよナタリー。泣かないで。おいで。』
あぁ、僕も兄と変わらない。卑劣で浅ましい殺人者だったんだ。僕はきっと、彼女が来ても一緒にはいられないだろう。生きるはずの人の運命を、死者が変えたのだから許されるはずがない。
それでも、彼女が最後に思い浮かべたのはきっと自分だっただろう。それだけで暗い幸福感に包まれた。
彼女の中で、自分の存在が上書きされ時と共に薄れていくなど耐え難いことだ。
「ごめんねナタリー。愛してる。」
ウィルはそう呟くと、涙が頬をつたった。彼女が何者でも、自分が悪霊でも構わない。ウィルはゆっくりと目を閉じた。
180
お気に入りに追加
2,224
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説

【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
ゼラニウムの花束をあなたに
ごろごろみかん。
恋愛
リリネリア・ブライシフィックは八歳のあの日に死んだ。死んだこととされたのだ。リリネリアであった彼女はあの絶望を忘れはしない。
じわじわと壊れていったリリネリアはある日、自身の元婚約者だった王太子レジナルド・リームヴと再会した。
レジナルドは少し前に隣国の王女を娶ったと聞く。だけどもうリリネリアには何も関係の無い話だ。何もかもがどうでもいい。リリネリアは何も期待していない。誰にも、何にも。
二人は知らない。
国王夫妻と公爵夫妻が、良かれと思ってしたことがリリネリアを追い詰めたことに。レジナルドを絶望させたことを、彼らは知らない。
彼らが偶然再会したのは運命のいたずらなのか、ただ単純に偶然なのか。だけどリリネリアは何一つ望んでいなかったし、レジナルドは何一つ知らなかった。ただそれだけなのである。
※タイトル変更しました

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。

まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
Eランクの薬師
ざっく
恋愛
冒険者であるキャルは、ランクの低さを理由にパーティに放り出されてしまった。一人ではとても活動できないので、どうにか故郷に帰るまでの旅費を貯めていた。それも、先が見えずに悩んでいたときに、腕の中にお宝を飼っている人間を見つけたのだ。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる