1000年後のゲームの世界にクラス転移！現実ボッチの世界最強が何処まで行けるか

第１章

～第14話～

「……真よ、起きろ真」

暗き草原の上で誰かが俺を呼んでいる

「目覚めよ、鬼神」
この聞き覚えのある声は、誰だっけ？

「寝ぼけてないで、起きろ！」
あっ、そうか。あいつか

「すまない、久しぶりすぎて声を忘れていた
悪かったな、イグニス」

「主もそろそろボケてきたか？
まぁ、いい。
それより本題なのだが、主は、何故本当の姿にならない？
我は、見ててとても悲しかったぞ。自分の主が何も出来ずに言われるままになってる姿なんて見たくなかったぞ」と何処か悲しげに言うのは
俺の相棒の火の聖霊皇「イグニス」である。

此処で、少し聖霊について話そう
聖霊とは、精霊の上位種となる。
聖霊は、伝説の種族として歴史の中でのみ語り継がれてきた。そして、聖霊皇とは聖霊や精霊を束ねる7体の皇のことである。7人は、それぞれ得意な属性がある。その属性は、この世界の基礎魔法の事である

そして、そんな聖霊皇が何故今此処に居るかと言うと、ゲーム時代に「魔極塔」と呼ばれる1人でのみ挑戦できる50階層のダンジョンで、ボスとして現れた聖霊皇を倒したら相棒になったという訳だ。

「仕方ないんだよ、俺が正体を現したらパニックになるだろ？
それに、今の世界を戦いだけで満喫したくないからさ、前は少ししか出来なかった町を歩いてみたりしたいからさ」


「まぁ、確かに主ほどの人が普通の街道を歩いてたら周りはパニックだろうな。主は、伝説の存在でもある訳だからな」

イグニスが何気無いように言ったが一つ聞き覚えのない言葉が聞こえた
「伝説の存在？」
多分自分達の事なんだろうな。ただ、そんな風に言われた事はないから不思議である。

「伝説の存在とは何の事だ？」

「はぁ…
主はな、自覚ないかも知れないが、ゲームの時代に我等を相手何回も戦いをした事を忘れたのか？他にも地形ごと破壊するような技を連発するのだから破壊神等と呼ばれているのだ。」

「なるほど」
確かにカンストすれば初級ですら最上級と同じ威力になるしな

「主………」

「どうした？イグニス突然黙って」

「いや、何でもない。もうすぐ主は目を覚ますだろう。
我は暫くここで主を見ておく。危なくなったら助けに行くからな」

「ああ、久しぶりに会えて良かったよ
危なくなったら頼むぜ、相棒」

そうして、真は目が覚めた…





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投稿が遅くなりすみません、
またホントめっちゃスローペースで書いていこうと思います

良ければ読んでみてください
面白い作品になるよう頑張ります。