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③ へんな夢
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よる、オレはキミョウなゆめを見た。
オレは、イモムシだった。
イモムシだから、もちろん手、足がなくて。
クネクネ 体をくならせ うごく。
【体 ぜんたいを のびちぢみさせて いどうする】ってことじたいマスターするのが、たいへんなのに、この体は。
「ハラ、へった…」
少しうごいただけで、すぐにおなかがすく。
目の前におちていたはっぱを2まい、3まい…と、たべすすみ。
やがて、【キャベツはたけ】にたどりついた。
とうぜん、そこでも、
丸ごとのキャベツにかぶりつき、グングンたべすすめる。
ところが、それまでじゅんちょうだった あゆみが、なにやらあやしい。
前にもすすめず、うしろにさがることもできない。
なにより体が...
なにをするにしても、クネクネ・クネクネ。
ぜんたいをひねること しかできなくて、手足のありがたみをこのとき、いたいほどかんじた。
そのまま、みうごき 一つ できないオレ。
「このまま…オレ 、しぬのかな?…」
よわねが、口からこぼれ落ちたとき 。
目がさめた。
オレは、ふとんの上にすわっていた。
しぼれるのではないか?と うたがいたくなるくらい、 ぜんしんに あせをかいていた。、、
「ゆめ、見てたんだ...」
ポツリ…と ついた【あんどのことば】が、ふとんにすいこまれてゆく。
そのご、オレはけっきょくいっすもできず、あさをむかえた。
目をつぶるたび、あのこうけいがよみがえり…オレをくるしめつづけたから。
オレは、イモムシだった。
イモムシだから、もちろん手、足がなくて。
クネクネ 体をくならせ うごく。
【体 ぜんたいを のびちぢみさせて いどうする】ってことじたいマスターするのが、たいへんなのに、この体は。
「ハラ、へった…」
少しうごいただけで、すぐにおなかがすく。
目の前におちていたはっぱを2まい、3まい…と、たべすすみ。
やがて、【キャベツはたけ】にたどりついた。
とうぜん、そこでも、
丸ごとのキャベツにかぶりつき、グングンたべすすめる。
ところが、それまでじゅんちょうだった あゆみが、なにやらあやしい。
前にもすすめず、うしろにさがることもできない。
なにより体が...
なにをするにしても、クネクネ・クネクネ。
ぜんたいをひねること しかできなくて、手足のありがたみをこのとき、いたいほどかんじた。
そのまま、みうごき 一つ できないオレ。
「このまま…オレ 、しぬのかな?…」
よわねが、口からこぼれ落ちたとき 。
目がさめた。
オレは、ふとんの上にすわっていた。
しぼれるのではないか?と うたがいたくなるくらい、 ぜんしんに あせをかいていた。、、
「ゆめ、見てたんだ...」
ポツリ…と ついた【あんどのことば】が、ふとんにすいこまれてゆく。
そのご、オレはけっきょくいっすもできず、あさをむかえた。
目をつぶるたび、あのこうけいがよみがえり…オレをくるしめつづけたから。
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