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6日目(お片付け)

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 彼女の名はラフィ。
 今日は書棚の整理をしていた。


「えっと、この本は一番上の段ですね。んぅ……あっ」

「――おっと」

 ガシッ。


「あなたは……」
「どうも、僕です」

 そう言って、男は倒れそうになったラフィの背を支えながらニコリとほほ笑んだ。


「危ないところでしたね。いけませんよ、大事なお身体なのに」
「すいません。思ったより本が重くてバランスを崩してしまいました」
「気を付けてください。台に乗るような作業は一人では危ないですよ。僕が手伝います」
「ありがとうございます。助かります」
「では早速」

 スッ。

「…………」
「姫様? どうされました?」
「それはこちらのセリフです。なんですかそれは?」
「肩車です。これなら安心安全。さあ」
「あの、ふつうに台を支えてくれればいいのでは?」
「なんてことを言うのです。それでは姫様の股間のぬくもりを感じられ――あ、しまった。もとい安定感に欠けます」
「……今ので間に合ったとお思いですか?」
「間一髪」
「大アウトです。やはりメイドに手伝ってもらいます。お引き取りを」
「そうですか。しからば」

 シュバッ。




「…………こ、股間///」
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