根性で転生した幸薄幼女は前世の知識と経験で配信者の頂を目指す

一章 転生

閑話 始めての誕生日会（後編）

　「たまにはハデス様に構ってあげよう！ハデス様のおかげで今こうして2度目の人生を歩めているわけだしね。転生1周年ってことで周年イラストを描いていこうじゃないか！」

　ハデスを忘れないように前後左右からのイラスト描くか。動きを付けるにしたって元になるのが必要だし。


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　なんかすげぇイケメンで腹立つんだけど。本物はぺちゃくちゃ喋り続けるからいろいろ残念な感じで腹立たないんだけどイラストになるとしゃべらないから爽やかイケメンって感じで腹立つなぁ……そうだ変顔させよ。

「いーよいーよぉ！最っ高だね。完璧！作り物じみた整いすぎた顔を崩したら一気に親しみやすくなったわ。パソコン買ってもらえたらこれで神様の2Dモデル作ろうかな。いや、今は大変だからペンタブとか諸々揃ってからにしよう。あんな気軽に話してたけどめちゃくちゃ偉い神様だからV体作ったら受肉してきたりしてwwwでも流石にないかぁ～」

　いや、まてよ、神様のお告げって教会の神像から聞こえるらしいし……これワンチャンあるぞ！ハデス様のノリ次第でハデス様virtualバージョン誕生の日も近いのでは！？魔王だのなんだのと何かと悪いイメージが付きまとうハデス様のイメージアップにも繋がるし……どうしよう！ほんとにあるんじゃないかって思えてきた！

　資料は出来たっと！やることないし寝よ。パソコン買ってもらい次第作業始まるし今のうちにしっかり休んどかないとな。というわけでおやすみなさ～い。

『結衣ー！リビング来て！』

「すぴーーすぴーーすぴーー」

『ぐっすり寝ちゃってる。可愛い寝顔ね。普段は大人びてるのに寝顔はまだまだ子どもだわ。このまま寝かせてあげたいところだけどこの後誕生日会があるからそうもいかないし……結衣ー！起きて！起！き！て！』

「う～ん……ふわぁ～おばあちゃん？どうしたの？」

『もう夕飯の時間だし、準備出来たから呼びに来たのよ。美味しいものいっぱい準備したから早く行きましょ！』

「うん！楽しみ！」