3 / 8
第一章 TS逆行
第二話 母との食事
しおりを挟む
そもそも俺って今どういう立場なんだ?今パッと思いつくのは三つ。一つ目は大学生の身分のままというシチュエーション。二つ目が全くの他人として誕生したシチュエーション。。三つ目が過去に戻ったというシチュエーション。いずれも元々女の子だったというシチュエーションと女の子に突然なったというシチュエーションに分岐する。とまぁこんなところか……。
まぁここの部屋に見覚えがあるから十中八九三つ目のシチュエーションだとは思う。違ったところでこれ以上の判断材料はないからとりあえず三つ目であると仮定しようか。考えたって仕方のないことは後回しにするに限るからな。
分岐の内の前者なら俺の演技次第でどうとでもなる可能性がある。けど後者なら?徐々に落ち着いてきた今、自分が俺こと佐々木 碧だと母さんに気付いてもらえるのだろうかと不安になっていた……。
もし仮に後者でなおかつ母さんに気付いてもらえなかったら俺、この家から追い出されるんじゃないか?冷静に考えて今の俺は息子の部屋にいる謎の女の子だし……。しかもいるはずの息子がいないんだ。事件性しかないじゃないか。
大学生の頃ならなんの問題も……警察に突き出されたら終わってたか。今は今で警察行きは免れるかもしれないけどまだ未成熟なこの身体じゃこの部屋を追い出されたら一人で生きていくことなんて……。施設に入れれば希望はある……か……。
でもそんな結末は絶対に認めない!だけど今の俺に母さんを信じさせることなんてできるのか?子供特有のよくある妄想だと思われて軽くあしらわれるのがせいぜいじゃないか?
いや、ぐずぐずしていたって何も始まらない。どうせ遅かれ早かれ確実にバレるんだ。自分から言って説明した方が多少マシだ。それにまだ後者だって確定したわけじゃない。普通にこの世界での俺が女の子の可能性だだて大いにある。変に渋る方が怪しまれるだろうな……。よし、今から言いにいこう。
「よし、行くか!」
"ガチャッ"
秘技!寝たフリ!
「zzZZ……『早く布団から出なさい。ご飯出来てるわよ』」
「は、は~い」
何も言われない?俺が女の子であることに違和感を感じていない。つまりここでは女の子として産まれたってこと!やった!後者だった!確率二分の一に勝った!母さんも若いし俺が女の子として存在する世界線の過去って仮説で間違いなさそうだね。まぁとりあえず今は母さんも待ってることだしさっさとご飯を食べに行くか。
「『いただきま~す!』」
やっぱり母さんの料理は美味しいなぁ、最近は時間がなくてコンビニ弁当しか食べてなかったから温かいご飯を食べるのも久しぶりだなぁ。別に俺がずぼらなわけじゃなくて一人暮らしの大学生なんてみんなそんなもんであったと俺の名誉のためにここに付け足しておく。
一昔前ほどコンビニの惣菜って身体に悪くないし、むしろ栄養バランスも結構考えられてるし、コンビニの弁当もこれはこれで美味しいんだけど誰かに作ってもらった温かいご飯に勝るものはないよね。
「母さん、すごく美味しいよ。」
『良かった。』
ご飯を食べ終えた俺は時間が戻ってることに気付いてからずっと気になっていた今が何年なのかを調べることにした。
今は2024年か~ということは今の俺は4歳ということになるのか……。小学校に入るまで十分に時間があるしいろんなことに挑戦して頭が柔らかいうちに知識と技術を詰め込めるだけ詰め込んでしまおう。
まぁここの部屋に見覚えがあるから十中八九三つ目のシチュエーションだとは思う。違ったところでこれ以上の判断材料はないからとりあえず三つ目であると仮定しようか。考えたって仕方のないことは後回しにするに限るからな。
分岐の内の前者なら俺の演技次第でどうとでもなる可能性がある。けど後者なら?徐々に落ち着いてきた今、自分が俺こと佐々木 碧だと母さんに気付いてもらえるのだろうかと不安になっていた……。
もし仮に後者でなおかつ母さんに気付いてもらえなかったら俺、この家から追い出されるんじゃないか?冷静に考えて今の俺は息子の部屋にいる謎の女の子だし……。しかもいるはずの息子がいないんだ。事件性しかないじゃないか。
大学生の頃ならなんの問題も……警察に突き出されたら終わってたか。今は今で警察行きは免れるかもしれないけどまだ未成熟なこの身体じゃこの部屋を追い出されたら一人で生きていくことなんて……。施設に入れれば希望はある……か……。
でもそんな結末は絶対に認めない!だけど今の俺に母さんを信じさせることなんてできるのか?子供特有のよくある妄想だと思われて軽くあしらわれるのがせいぜいじゃないか?
いや、ぐずぐずしていたって何も始まらない。どうせ遅かれ早かれ確実にバレるんだ。自分から言って説明した方が多少マシだ。それにまだ後者だって確定したわけじゃない。普通にこの世界での俺が女の子の可能性だだて大いにある。変に渋る方が怪しまれるだろうな……。よし、今から言いにいこう。
「よし、行くか!」
"ガチャッ"
秘技!寝たフリ!
「zzZZ……『早く布団から出なさい。ご飯出来てるわよ』」
「は、は~い」
何も言われない?俺が女の子であることに違和感を感じていない。つまりここでは女の子として産まれたってこと!やった!後者だった!確率二分の一に勝った!母さんも若いし俺が女の子として存在する世界線の過去って仮説で間違いなさそうだね。まぁとりあえず今は母さんも待ってることだしさっさとご飯を食べに行くか。
「『いただきま~す!』」
やっぱり母さんの料理は美味しいなぁ、最近は時間がなくてコンビニ弁当しか食べてなかったから温かいご飯を食べるのも久しぶりだなぁ。別に俺がずぼらなわけじゃなくて一人暮らしの大学生なんてみんなそんなもんであったと俺の名誉のためにここに付け足しておく。
一昔前ほどコンビニの惣菜って身体に悪くないし、むしろ栄養バランスも結構考えられてるし、コンビニの弁当もこれはこれで美味しいんだけど誰かに作ってもらった温かいご飯に勝るものはないよね。
「母さん、すごく美味しいよ。」
『良かった。』
ご飯を食べ終えた俺は時間が戻ってることに気付いてからずっと気になっていた今が何年なのかを調べることにした。
今は2024年か~ということは今の俺は4歳ということになるのか……。小学校に入るまで十分に時間があるしいろんなことに挑戦して頭が柔らかいうちに知識と技術を詰め込めるだけ詰め込んでしまおう。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
婚約者すらいない私に、離縁状が届いたのですが・・・・・・。
夢草 蝶
恋愛
侯爵家の末姫で、人付き合いが好きではないシェーラは、邸の敷地から出ることなく過ごしていた。
そのため、当然婚約者もいない。
なのにある日、何故かシェーラ宛に離縁状が届く。
差出人の名前に覚えのなかったシェーラは、間違いだろうとその離縁状を燃やしてしまう。
すると後日、見知らぬ男が怒りの形相で邸に押し掛けてきて──?
婚約者の幼馴染?それが何か?
仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる