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008『何度も言わせるな』✲擬人化
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グロテスクに反り立つレオのソレを秘孔に宛てがわれたシオンが全力で首を横に振った。
「嫌だ、怖い⋯⋯獅子の姿に戻って」
獅子の姿で侵される事にはもうすっかり慣らされたシオンだが、人間の姿で侵されるのははじめてなのはもちろん、人間に侵される事もはじめて。
未知の恐怖を感じ、背を預けていたベッドから起き上がろうとしたシオンの腕を掴んだレオがニヤリと目を細めた。
「ちょうどいい、やりたい事がある」
レオがこういう顔をしている時は、碌でもない事がはじまる合図。その事を身を持って体験してきたシオンが何かを発するより早く、レオが行動をとる。
「えっ」
ベッドの上で胡座をかいたレオのモノの上に座らされたシオンは自らの重みであっけなくソレを飲み込み、声にならない悲鳴で啼いた。
「~~~~~~~~ッ!!!!」
深く深く、最奥の手前までレオを受け入れたシオンが涙をいっぱい溜めた目で荒い呼吸を繰り返す。
「ふふ、まだ動いてないぞ?」
苦しさからレオの首に腕を回したシオンはそのままぎゅっと抱きしめて、呼吸を整える。
「はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯ん、うぅ⋯⋯⋯⋯あっ、ん⋯⋯」
耳元で絶えず発せられる艶やかな息遣いに当てられ、モノを大きくしたレオがシオンの背中に手を回した。
埋め込んだモノの質量が変わった事をすぐに感知したシオンが溶けそうな目で訴える。
「なん、で⋯⋯っ、この体勢、やだ⋯⋯怖い、やぁ⋯⋯」
怖い、嫌だ、と泣きそうなシオンの瞼に口付けたレオがひどく穏やかな表情で言う。
「お前は本当に俺を煽るのが上手だな、シオン」
レオの、シオンを抱きしめる腕の力が増していく。
「ん⋯⋯⋯⋯」
人間に抱きしめられる事に不慣れな、シオンの不安が募る。
今、目の前に居るこの者は誰だ。自身にモノを埋め込んでいる相手は誰だ。この声も、体温も、レオだと知っているのにわからなくなる。
紛れもなくレオに侵されているのだとわかっているのに、理解が追いついていなくて、怖い。
「シオン。今、お前の目の前に居る俺は誰だ?」
誰だ? 誰だって⋯⋯。
「レオ」
「そう、レオだ」
淡く、それでいてしっかりとした存在感を放つ、シオンの髪を撫でるレオの手はどこまでも優しかった。だからこそ、後で来る落下がより恐ろしい物である事を、シオンはよく知っている。
「お前に身を焦がし、お前に寵愛を注ぎ続ける星獣の名だ」
「⋯⋯⋯⋯なんで⋯⋯?」
埋め込まれたモノが身体に馴染んできた様子のシオンがいつもより少し上の体勢からレオを見下ろす。
「なんで、俺を選んだの?」
もう何度目になるかわからない質問に答える前に、レオがシオンの腰に手を添えた。
「ん、んっ⋯⋯う⋯⋯」
ずるるっ、とゆっくり引き抜かれたモノに静かに喘いたシオンが愛おしく、壊したくなったレオが無遠慮に下から力強くシオンを突き上げる。
「ふぁっ!!?」
胡座をかいたレオの上に座らされているせいで自重がかかり、よりいっそうレオのモノを深く受け入れるシオンは今まで感じた事のない快楽⋯⋯という名の暴力に啼き喚く。
「待っ、やぁ!! あっ!! あぁ、っん⋯⋯やら、待っ⋯⋯待って、らめ、やぁ!! んぅ、あぁっ!! レオ、止まっああああぁっ!!」
まったく逃げ場がない状態で、行き過ぎた快楽を受け流すこともできず、ボロボロ泣くシオンの涙を舐めとったレオが、シオンと繋がったまま対面座位から正常位に体位を変えた。
「ん、んんぅ⋯⋯はぁ、あっ、ん⋯⋯⋯⋯」
自身をシオンの最奥に嵌めたままのレオがじぃっとその艶姿を凝視する。
力が入らず、完全にベッドに背を預けた身体。快楽を注ぎ込まれ続けて、整わない呼吸。自分のみを映す、蕩けきった若草色の目。
「レオ⋯⋯?」
急に黙ったレオが深刻そうな顔をしていて、また不安になったシオンが荒い呼吸でベッドに沈む。
「何度も言わせるな、一目惚れだ」
「ぁあ、ん⋯⋯っ、ふぁ⋯⋯」
抜ける寸前までシオンからモノを抜いたレオが今度は勢い良く最奥に向かって律動を開始した。
「ああああぁっ!? やら、やめっ、今イッ⋯⋯やあぁ!! 離して、レオ、もぉ⋯⋯あぁ、んっ!! やぁ!! 激しいのっ、ちゅら、やぁ!! んッ、あぁ、またイッちゃ⋯⋯ああああああああっ!!」
レオに最奥を突かれるたびに絶頂しているシオンのモノからは、もうほとんど色のない精液が飛んでいるが、部屋に響く行為の音は止まるどころか激しさを増すばかり。
「んぅ~~~~~~~~ッ!!!!」
レオしか知らない弱点を擦られながら最奥を侵され続けるシオンが潮を吹いてもなお、行為は終わらない。
「まだだ、まだお前が足りない⋯⋯シオン」
「も、やら⋯⋯⋯⋯」
夜明け前、やっとレオから開放され、さまざまな液体にまみれたシオンはさながら朝露に濡れる花のようだった。
「嫌だ、怖い⋯⋯獅子の姿に戻って」
獅子の姿で侵される事にはもうすっかり慣らされたシオンだが、人間の姿で侵されるのははじめてなのはもちろん、人間に侵される事もはじめて。
未知の恐怖を感じ、背を預けていたベッドから起き上がろうとしたシオンの腕を掴んだレオがニヤリと目を細めた。
「ちょうどいい、やりたい事がある」
レオがこういう顔をしている時は、碌でもない事がはじまる合図。その事を身を持って体験してきたシオンが何かを発するより早く、レオが行動をとる。
「えっ」
ベッドの上で胡座をかいたレオのモノの上に座らされたシオンは自らの重みであっけなくソレを飲み込み、声にならない悲鳴で啼いた。
「~~~~~~~~ッ!!!!」
深く深く、最奥の手前までレオを受け入れたシオンが涙をいっぱい溜めた目で荒い呼吸を繰り返す。
「ふふ、まだ動いてないぞ?」
苦しさからレオの首に腕を回したシオンはそのままぎゅっと抱きしめて、呼吸を整える。
「はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯ん、うぅ⋯⋯⋯⋯あっ、ん⋯⋯」
耳元で絶えず発せられる艶やかな息遣いに当てられ、モノを大きくしたレオがシオンの背中に手を回した。
埋め込んだモノの質量が変わった事をすぐに感知したシオンが溶けそうな目で訴える。
「なん、で⋯⋯っ、この体勢、やだ⋯⋯怖い、やぁ⋯⋯」
怖い、嫌だ、と泣きそうなシオンの瞼に口付けたレオがひどく穏やかな表情で言う。
「お前は本当に俺を煽るのが上手だな、シオン」
レオの、シオンを抱きしめる腕の力が増していく。
「ん⋯⋯⋯⋯」
人間に抱きしめられる事に不慣れな、シオンの不安が募る。
今、目の前に居るこの者は誰だ。自身にモノを埋め込んでいる相手は誰だ。この声も、体温も、レオだと知っているのにわからなくなる。
紛れもなくレオに侵されているのだとわかっているのに、理解が追いついていなくて、怖い。
「シオン。今、お前の目の前に居る俺は誰だ?」
誰だ? 誰だって⋯⋯。
「レオ」
「そう、レオだ」
淡く、それでいてしっかりとした存在感を放つ、シオンの髪を撫でるレオの手はどこまでも優しかった。だからこそ、後で来る落下がより恐ろしい物である事を、シオンはよく知っている。
「お前に身を焦がし、お前に寵愛を注ぎ続ける星獣の名だ」
「⋯⋯⋯⋯なんで⋯⋯?」
埋め込まれたモノが身体に馴染んできた様子のシオンがいつもより少し上の体勢からレオを見下ろす。
「なんで、俺を選んだの?」
もう何度目になるかわからない質問に答える前に、レオがシオンの腰に手を添えた。
「ん、んっ⋯⋯う⋯⋯」
ずるるっ、とゆっくり引き抜かれたモノに静かに喘いたシオンが愛おしく、壊したくなったレオが無遠慮に下から力強くシオンを突き上げる。
「ふぁっ!!?」
胡座をかいたレオの上に座らされているせいで自重がかかり、よりいっそうレオのモノを深く受け入れるシオンは今まで感じた事のない快楽⋯⋯という名の暴力に啼き喚く。
「待っ、やぁ!! あっ!! あぁ、っん⋯⋯やら、待っ⋯⋯待って、らめ、やぁ!! んぅ、あぁっ!! レオ、止まっああああぁっ!!」
まったく逃げ場がない状態で、行き過ぎた快楽を受け流すこともできず、ボロボロ泣くシオンの涙を舐めとったレオが、シオンと繋がったまま対面座位から正常位に体位を変えた。
「ん、んんぅ⋯⋯はぁ、あっ、ん⋯⋯⋯⋯」
自身をシオンの最奥に嵌めたままのレオがじぃっとその艶姿を凝視する。
力が入らず、完全にベッドに背を預けた身体。快楽を注ぎ込まれ続けて、整わない呼吸。自分のみを映す、蕩けきった若草色の目。
「レオ⋯⋯?」
急に黙ったレオが深刻そうな顔をしていて、また不安になったシオンが荒い呼吸でベッドに沈む。
「何度も言わせるな、一目惚れだ」
「ぁあ、ん⋯⋯っ、ふぁ⋯⋯」
抜ける寸前までシオンからモノを抜いたレオが今度は勢い良く最奥に向かって律動を開始した。
「ああああぁっ!? やら、やめっ、今イッ⋯⋯やあぁ!! 離して、レオ、もぉ⋯⋯あぁ、んっ!! やぁ!! 激しいのっ、ちゅら、やぁ!! んッ、あぁ、またイッちゃ⋯⋯ああああああああっ!!」
レオに最奥を突かれるたびに絶頂しているシオンのモノからは、もうほとんど色のない精液が飛んでいるが、部屋に響く行為の音は止まるどころか激しさを増すばかり。
「んぅ~~~~~~~~ッ!!!!」
レオしか知らない弱点を擦られながら最奥を侵され続けるシオンが潮を吹いてもなお、行為は終わらない。
「まだだ、まだお前が足りない⋯⋯シオン」
「も、やら⋯⋯⋯⋯」
夜明け前、やっとレオから開放され、さまざまな液体にまみれたシオンはさながら朝露に濡れる花のようだった。
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