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上級悪魔
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・・・・・やっぱりダメだ!気になるものは気になる!!ガバっと上体を起こして唇を噛み締める。うーー!
『唸るほど!?我慢だよ!?我慢!!』
焦った黒の書の声が脳内で反響する。起き上がったばかりの頭にはガンガンに響いており、思わず頭を抱えて背中を丸める。叫びたい衝動に駆られたが、何とか身の内に収めて耐えた。ここで叫んでしまったら、見つからないように隠れていた意味がない。でも、心の中なら良いだろう。
気になるものは気になるんだよーーー!!!
両手を下ろして、顔の中心に目元が寄るように力を入れたまま天を仰ぐ。一時的に安全であることが確定していると、危険だと分かっていても好奇心を抑えることが難しい。自由気ままな旅をしてきた影響か、気になる場所には足を運んでみたくなる。まだ危険がなくなっていないとしても。
『どうしよう・・・あの聖獣がいないことが悔やまれる』
黒の書が何か言っているが、今は自分の好奇心を抑え込むことに必死であり、構っている余裕はない。地獄に来て一度も建造物を見ていないからこそ気になる。悪魔の建築とはどんなものなのだろうか。いや、もしかしたら建造物などないのかもしれない。洞窟を住処として暮らしている可能性もある。だけど・・・、一応あの悪魔は上級悪魔のようだからな。貴族というだけあり、文化的な生活をしている可能性もある。だって、アバドンは自分用の持ち運びキッチンなどという意味の分からないものを持っていたし。魔法があるからこそ水や火が出るのだけれど。それにしても、俺の知っているキッチンとしての性能をちゃんと備えた設備だった。ならば、建造物が文化的であってもおかしくはないだろう。
・・・やっぱり気になる!!頭の位置を通常より僅かに俯き気味の角度まで戻し、パンッと勢いよく両手で頭を抱え込む。
『いた』
ッ!?その瞬間、本能のままに木の枝の上から転がるように飛び降りた。
『やっぱりいるじゃねーか』
地面に向かって落ちながら上を見上げる。俺が先ほどまでいた場所。そこに、曲線を描いた立派な角を2本生やした男が立っていた。空中でバランスを取りながら地面に着地する。地面に着地するまでの間も男から視線を外すことはしない。それにしても・・・・接近するまで気配がなかった。
楽しそうに嗜虐的な笑みを浮かべた男が、ケンタウロスと共にいた悪魔が、地面に下りて来た。やはり上級悪魔ともなれば、その魔力量はこれまで出会った低級悪魔とは比べ物にもならない。高圧的で暴力的な魔力が悪魔から俺に向けられていた。一緒にいたケンタウロスはいない。辺りに潜んでいるような気配も感じない。
見た目はまるで人と変わりない相貌。ただ角の存在が人ではないことを如実に表していた。低級悪魔とは違って、異様な動物の姿はしていない。その存在感のある角と膨大な魔力が、目の前の存在が悪魔であることを表していた。
『へえ?本当に人間が地獄にいるとはな。面白れぇ』
悪魔の目が、興味深い玩具を見つけた子供のように輝く。アバドンと出会った時以来向けられる、強烈な魔力の圧力によって息が詰まる。黒の書も緊張しているのか、一言も喋ることなく黙ったままであった。
『ほお。その魔力量・・・お前、本当に人間か?』
真顔で俺を見つめていた悪魔だったが、俺の魔力量を察した悪魔が怪訝な表情に歪む。お互いに魔力量は同等レベルであった。
『まあいい。所詮は弱い人間か。・・・・美味そうだな』
悪魔の中で俺に対する何かが決まったようだ。再び口角を上げてニヤりと笑みを浮かべた。俺の魔力も中々多いとは思うが、悪魔からすると大した魔力量ではないのだろう。それどころか、俺の存在は美味しい高級食材とぐらいしか思われてないのだろう。それか、美味しいデザートだろうか。絶対にアバドンの料理の方が美味しいと思うんだが。
悪魔は、余裕たっぷりの表情で俺の様子を眺めて居た。絶対に目の前の悪魔は、アバドンの料理を食べたことがないのだろう。可哀そうに。
『なんだ?その目は』
悪魔が不機嫌を露わに睨み付けてくる。表情に出てしまっていたか。思わず苦笑いを浮かべた俺だったが、悪魔はそんな俺が気に食わなかったようだ。一瞬の内に俺の目の前まで距離を詰め、心臓目掛けて鋭い爪をした手を突き出してきた。
くぅっ!咄嗟に半身を引きながら後退したが、ワンテンポタイミングが遅れてしまった。左腕に激痛が走る。右手で傷口を抑えながら、傷口を中心として魔力を集中させた。痛みが引いていき傷口が修復される。怪我を負った直後、一瞬で傷口を治したことで意識が悪魔から逸れる時間は短く済んだ。その一瞬の隙も、距離を取ることで攻撃のタイミングを防ぐ。
左腕から右手を下ろし、武器はないが警戒態勢で構える。今の一撃で魔力の一割近くが持っていかれた。既に魔力回復が始まっているが、たった一撃で追うダメージとしては大き過ぎる。俺は、無意識の内に相手を侮っていたのかもしれない。アバドンという最強レベルの悪魔を知っていたからこそ、そのアバドンよりも“弱い”相手だと油断していたのだ。アバドンより弱いのであって、俺より弱いなどとは確定していないのに。
『あれ?逃げられた』
悪魔は自分の手を見て首を傾げる。その動作は俺から視線が外れていたのに関わらず、隙はどこにもなかった。ああ、確かにアバドンの言う通りだ。アバドンが言っていたことを身に染みて理解する。上級悪魔からは強さの格が違うということを。殺し合いが日常の地獄において、上級悪魔になるまで生き抜いてきた強者であるのだ。好奇心のままに顔を出して良い相手ではない。
『何でだ・・・?ま、いっか。どうせ殺すし』
悪魔は物騒な言葉をポツリと零しながら、俺に視線を向ける。その赤い瞳が妖しく光ったのを目にした途端、頭を殴られたような衝撃に襲われた。
ああ。頭が痛い。ガンガンする。頭を片手で抑えながら、首を左右に振る。痛みを振り払うかの毎く何度か振ると、痛みが消えて頭がすっきりとした。一体、今の痛みは何だったんだ?眉間に皺を寄せながら顔を上げると、目の前には自信満々に笑みを浮かべる主の姿。流石俺の主だ。強く自身に溢れた姿はとてもカッコいいです!
『おい、人間。付いて来い』
『はい。分かりました』
主の声に深く頷きながら答えた俺は、踵を返して歩き出した主の背中を意気揚々と追いかけた。
前を歩く主の後を付いて行っていると、背後から馬が駆けて来るような足音が聞こえて来た。後ろを振り向き、近づいて来る足音を警戒していると、主から声が掛かる。
『あいつは俺の部下だ。足を止めるな』
『あ、すみません。すぐ行きます!!』
さっさと先に進んで行った主の後を追いかけると、後ろの足音がすぐ側まで聞こえて来た。チラリと横を見ると、そこには合流したばかりでスピードを落としたケンタウロスが、俺と並んで歩いていた。
ケンタウロスは俺の視線に気付いてこちらに顔を向ける。俺がケンタウロスを初めて見たように、相手も人間を初めて見たようだ。表情には出ていないが、物珍しいことを隠しもせず俺をジーっと観察していた。何も言われず、ただ無表情のままに見つめられるのは、どうにも居心地が悪い。顔を逸らして主の背中を見つめる。
ケンタウロスの視線は向けられたままであるが、同じ主を持つ者同士、主に仕える仲間であることに変わりはない。主に悪意のない者であることは分かる。そのため俺は、ケンタウロスのことは気にしないことに決めた。
しかし、何故だろう。何処か言いようのない焦燥感が胸の中で広がっていた。
『唸るほど!?我慢だよ!?我慢!!』
焦った黒の書の声が脳内で反響する。起き上がったばかりの頭にはガンガンに響いており、思わず頭を抱えて背中を丸める。叫びたい衝動に駆られたが、何とか身の内に収めて耐えた。ここで叫んでしまったら、見つからないように隠れていた意味がない。でも、心の中なら良いだろう。
気になるものは気になるんだよーーー!!!
両手を下ろして、顔の中心に目元が寄るように力を入れたまま天を仰ぐ。一時的に安全であることが確定していると、危険だと分かっていても好奇心を抑えることが難しい。自由気ままな旅をしてきた影響か、気になる場所には足を運んでみたくなる。まだ危険がなくなっていないとしても。
『どうしよう・・・あの聖獣がいないことが悔やまれる』
黒の書が何か言っているが、今は自分の好奇心を抑え込むことに必死であり、構っている余裕はない。地獄に来て一度も建造物を見ていないからこそ気になる。悪魔の建築とはどんなものなのだろうか。いや、もしかしたら建造物などないのかもしれない。洞窟を住処として暮らしている可能性もある。だけど・・・、一応あの悪魔は上級悪魔のようだからな。貴族というだけあり、文化的な生活をしている可能性もある。だって、アバドンは自分用の持ち運びキッチンなどという意味の分からないものを持っていたし。魔法があるからこそ水や火が出るのだけれど。それにしても、俺の知っているキッチンとしての性能をちゃんと備えた設備だった。ならば、建造物が文化的であってもおかしくはないだろう。
・・・やっぱり気になる!!頭の位置を通常より僅かに俯き気味の角度まで戻し、パンッと勢いよく両手で頭を抱え込む。
『いた』
ッ!?その瞬間、本能のままに木の枝の上から転がるように飛び降りた。
『やっぱりいるじゃねーか』
地面に向かって落ちながら上を見上げる。俺が先ほどまでいた場所。そこに、曲線を描いた立派な角を2本生やした男が立っていた。空中でバランスを取りながら地面に着地する。地面に着地するまでの間も男から視線を外すことはしない。それにしても・・・・接近するまで気配がなかった。
楽しそうに嗜虐的な笑みを浮かべた男が、ケンタウロスと共にいた悪魔が、地面に下りて来た。やはり上級悪魔ともなれば、その魔力量はこれまで出会った低級悪魔とは比べ物にもならない。高圧的で暴力的な魔力が悪魔から俺に向けられていた。一緒にいたケンタウロスはいない。辺りに潜んでいるような気配も感じない。
見た目はまるで人と変わりない相貌。ただ角の存在が人ではないことを如実に表していた。低級悪魔とは違って、異様な動物の姿はしていない。その存在感のある角と膨大な魔力が、目の前の存在が悪魔であることを表していた。
『へえ?本当に人間が地獄にいるとはな。面白れぇ』
悪魔の目が、興味深い玩具を見つけた子供のように輝く。アバドンと出会った時以来向けられる、強烈な魔力の圧力によって息が詰まる。黒の書も緊張しているのか、一言も喋ることなく黙ったままであった。
『ほお。その魔力量・・・お前、本当に人間か?』
真顔で俺を見つめていた悪魔だったが、俺の魔力量を察した悪魔が怪訝な表情に歪む。お互いに魔力量は同等レベルであった。
『まあいい。所詮は弱い人間か。・・・・美味そうだな』
悪魔の中で俺に対する何かが決まったようだ。再び口角を上げてニヤりと笑みを浮かべた。俺の魔力も中々多いとは思うが、悪魔からすると大した魔力量ではないのだろう。それどころか、俺の存在は美味しい高級食材とぐらいしか思われてないのだろう。それか、美味しいデザートだろうか。絶対にアバドンの料理の方が美味しいと思うんだが。
悪魔は、余裕たっぷりの表情で俺の様子を眺めて居た。絶対に目の前の悪魔は、アバドンの料理を食べたことがないのだろう。可哀そうに。
『なんだ?その目は』
悪魔が不機嫌を露わに睨み付けてくる。表情に出てしまっていたか。思わず苦笑いを浮かべた俺だったが、悪魔はそんな俺が気に食わなかったようだ。一瞬の内に俺の目の前まで距離を詰め、心臓目掛けて鋭い爪をした手を突き出してきた。
くぅっ!咄嗟に半身を引きながら後退したが、ワンテンポタイミングが遅れてしまった。左腕に激痛が走る。右手で傷口を抑えながら、傷口を中心として魔力を集中させた。痛みが引いていき傷口が修復される。怪我を負った直後、一瞬で傷口を治したことで意識が悪魔から逸れる時間は短く済んだ。その一瞬の隙も、距離を取ることで攻撃のタイミングを防ぐ。
左腕から右手を下ろし、武器はないが警戒態勢で構える。今の一撃で魔力の一割近くが持っていかれた。既に魔力回復が始まっているが、たった一撃で追うダメージとしては大き過ぎる。俺は、無意識の内に相手を侮っていたのかもしれない。アバドンという最強レベルの悪魔を知っていたからこそ、そのアバドンよりも“弱い”相手だと油断していたのだ。アバドンより弱いのであって、俺より弱いなどとは確定していないのに。
『あれ?逃げられた』
悪魔は自分の手を見て首を傾げる。その動作は俺から視線が外れていたのに関わらず、隙はどこにもなかった。ああ、確かにアバドンの言う通りだ。アバドンが言っていたことを身に染みて理解する。上級悪魔からは強さの格が違うということを。殺し合いが日常の地獄において、上級悪魔になるまで生き抜いてきた強者であるのだ。好奇心のままに顔を出して良い相手ではない。
『何でだ・・・?ま、いっか。どうせ殺すし』
悪魔は物騒な言葉をポツリと零しながら、俺に視線を向ける。その赤い瞳が妖しく光ったのを目にした途端、頭を殴られたような衝撃に襲われた。
ああ。頭が痛い。ガンガンする。頭を片手で抑えながら、首を左右に振る。痛みを振り払うかの毎く何度か振ると、痛みが消えて頭がすっきりとした。一体、今の痛みは何だったんだ?眉間に皺を寄せながら顔を上げると、目の前には自信満々に笑みを浮かべる主の姿。流石俺の主だ。強く自身に溢れた姿はとてもカッコいいです!
『おい、人間。付いて来い』
『はい。分かりました』
主の声に深く頷きながら答えた俺は、踵を返して歩き出した主の背中を意気揚々と追いかけた。
前を歩く主の後を付いて行っていると、背後から馬が駆けて来るような足音が聞こえて来た。後ろを振り向き、近づいて来る足音を警戒していると、主から声が掛かる。
『あいつは俺の部下だ。足を止めるな』
『あ、すみません。すぐ行きます!!』
さっさと先に進んで行った主の後を追いかけると、後ろの足音がすぐ側まで聞こえて来た。チラリと横を見ると、そこには合流したばかりでスピードを落としたケンタウロスが、俺と並んで歩いていた。
ケンタウロスは俺の視線に気付いてこちらに顔を向ける。俺がケンタウロスを初めて見たように、相手も人間を初めて見たようだ。表情には出ていないが、物珍しいことを隠しもせず俺をジーっと観察していた。何も言われず、ただ無表情のままに見つめられるのは、どうにも居心地が悪い。顔を逸らして主の背中を見つめる。
ケンタウロスの視線は向けられたままであるが、同じ主を持つ者同士、主に仕える仲間であることに変わりはない。主に悪意のない者であることは分かる。そのため俺は、ケンタウロスのことは気にしないことに決めた。
しかし、何故だろう。何処か言いようのない焦燥感が胸の中で広がっていた。
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