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巨木の森
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『もう追いかけてきてないよ』
走り続けること暫く。黒の書の落ち着いた声音に足を止めた。一息を付いて背後を振り返ると、ワームの姿はどこにもない。そして、森の出口であり荒野の入口は、全く見えないほど距離が離れているようだった。というか・・・・そもそも俺がやって来た方向ってあってるのか?
『うーん。合ってると思うけど・・・』
進行方向からちゃんと真後ろを向いたはずであったが、森の中をここまできちんと真っすぐ走って来たのか自信がない。景色がずっと同じであったため、知らず知らずのうちに曲線を描いて走って来ていた可能性もゼロではない。そのため、俺も黒の書も、真っすぐ進めば出られるはずだが・・・と半信半疑になっていた。どうしようか。戻ってみるか?
『ううん、それは止めた方が良さそうだよ』
なんで?やっぱり、更に迷子になる可能性があるから?
『迷子はまあ、あるんだけどー。そうじゃなくて空を見てみて?』
ん?空を仰いでみると、木々の合間から見える空は薄暗くなっていた。元々の空模様よりも更に暗い。これは・・・夜、か。
『そう。夜っぽいんだよねー。だから、見晴らしのいい荒野にいるよりも、ここにいた方が安全じゃなないかな?』
確かに、それはそうだな。ただでさえ見つかる可能性が高いあの荒野に行く意味はない。それに、今更戻れるかも怪しいのだ。景色も飽きたし、荒野に行く必要はないだろう。対して、ここは木という目隠しが沢山あるのだ。障害物が沢山ある分、敵からの攻撃や索敵から逃れやすい。でもさ・・・・、この木、デカすぎるんだよな。
すぐ側にある大木に手を置きながら、上を見上げる。一番低い枝でも10メートルはありそうな高さであった。高すぎる。
『どう?やっぱりキツそう?』
簡単には登れないな。幹を蹴って駆けあがることが出来たら登れるかもしれないけど。完全に暗くなるまでの時間はあまりないし、すぐに挑戦した方が良いかもな。黒の書の同意を感じ、俺は木から離れる。十分に助走を付けられる距離を確保し、脳内でイメトレを行う。
だいたい3歩ぐらいあれば、枝に手が届くだろう。木自体が大きい分、幹だけでなく枝も太い。俺1人分の体重を支えるぐらいは問題なさそうだ。
良し。幹との距離を一気に詰めて幹を蹴り、上へと向かう。近づいて来た枝に手を伸ばすと、手が枝に触れた。しかし、俺の手から枝は離れ、俺の体は重力に従って枝から離れて行く。上空に伸ばした手が無意味に空を掴んでいた。咄嗟に空中で体勢を戻して地面に着地する。
イメトレは完璧だった。しかし、枝が太いが故に、俺の手が掴むことが出来ていなかった。もっと確実に上へ上る必要がある。4歩は必要か。先ほどよりも更に助走の距離を広げる。これぐらい離れていれば十分だろう。もう一度イメトレを行う。今度は、枝に手を伸ばすのではなく、直接乗り移ろう。枝の上に着地するのだ。
深呼吸をしてこれから行う行動に集中する。そして、助走の1歩を踏み出そうと動いた瞬間、咄嗟に森の奥へ向けて身構える。そこには何もない。暗くなり、遠くまでは見渡せなくなってきたが、それでも特に何かの姿があるわけではない。しかし、無意識に警戒態勢を取ってしまうほど、異様な魔力が森の奥から漂って来たのだ。森の奥に何かがある。いや、いる。
暫く周囲を警戒しながらジッとしていたが、何も変化は起きない。その間にも、刻一刻と時間は過ぎ、辺りは暗さを増していく。
『取り敢えず今は、枝の上に登って安全を確保しよう。暗いからあまり意味ないかもだけど、遠くからの方が周囲の様子を探りやすいし』
黒の書に頷き、俺はさっさと木の上に登るため、一気に幹を駆け上がった。イメトレの意味はあまりなく、確実に枝の高さを超えるまで駆け上がり、枝の上へと飛び乗った。しゃがんだ状態で着地したが、木が揺れることもなかった。体重プラス勢いが加算されているにも関わらず、枝が揺れることもないとは、かなり丈夫な木のようだ。枝も、人1人が寝そべるには十分な幅がある。今夜は安全に休息が取れそうだ。
『良かったー。今夜はここでゆっくり出来そうだね』
深く息を吐き、枝の上に足を伸ばす。もし俺が実体を有していたならば、明日は足が筋肉痛になっていたに違いない。マッサージも必要だっただろう。それに、体力の消耗も著しく空腹だったはずだ。その部分に関しては、魔力体で良かったと言える。
『関しては?全体的に見たら嫌ってこと?』
まあ、生存に関しては楽なのは確かだが、肉体がないということは、食べる楽しみもないということだぞ?ずっとは流石に嫌だよ。ずっとは。
『あ・・・、うん。そうだね』
歯切れの悪い黒の書は置いておき、俺は自身の腹部に手を当てる。地獄に来てから何も食べていないのに、やっぱり空腹は感じない。でも、何か食べたいという気持ちだけはある。それに加えて、お腹がいっぱいというわけでもなく、食べようと思えば食べられるぐらいの腹状況だ。軽く何かを食べたいという時の腹の空き具合だ。何か食べられるものはないだろうか。俺の頭上を見渡し、木に果物でも生っていないか視線を巡らせる。しかし、特に実のような物は見当たらなかった。仕方ない。食べ物は諦めて寝よう。
枝の上に横になる。あんなに走ったというのに体の疲れはあまりないため、横になってすぐ寝落ちはしなさそうだ。だからこそ、すぐ側にもふもふがいないことをまざまざと実感させられる。
『眠れない?』
眠ることは出来るよ。得意だからな。でも、安眠できるかどうかは別なんだ。ズィーリオスが側にいると、無条件に安心して眠ることが出来るんだけどな。やっぱり1人だと、ゆっくりと眠ることは出来なさそうだ。
『そっかー。危険があったら知らせることは出来るけど、それはどうしようもないからね』
これは黒の書がどうこう出来る問題ではないんだ。だから、気にする必要はない。疲れていたらズィーリオスが居なくても簡単に眠れるんだけどね。疲れが精神的なものだけな分、いつもよりは眠りにくいな。
辺りが完全に暗くなったことで、夜が来たことは良く分かった。他の枝に遮られ空は見えず、星も見えない。まあ、そもそも地獄で星が見えるかは分からないけれど。チラリと森の奥の方に視線を向ける。そこからは、相変わらず不気味な魔力が感じられる。ここが森のどの辺りかは分からないが、そこまで奥にいるわけではないのだろう。
特に危険があるわけではないため、気にせず寝よう。俺は、腕を頭の下に組んで目を閉じる。シーンと静寂が支配している森は、魔力による異様な雰囲気を忘れさせてくれるほどに穏やかで・・・。
ガシャン。
ではなかった。耳に響いたのは、固いもの同士がぶつかりあう様な音。森に響く音としてはあまりにも不相応。俺の聞き間違いだろうか?さらに耳を澄ます。
ガシャン。
まただ。また聞こえた。やっぱり空耳なんかじゃない!物音を断てないように、ゆっくりと上体を起こす。そして、慎重に木の下を覗いてみると、遠くの方にぼんやりとした光が見えた。だが、はっきりとは見えない。一体何がそこにいるんだ?
『身を乗り出し過ぎないでね?危ないよ』
ちょっとでも近づきたいという感情が出てしまったようだ。腰を浮かし、這い蹲って枝のギリギリまで寄っていた体を下げる。しっかりと腰を据えて座り、視線をぼんやりと光る場所へ向ける。これなら落ちることもないから大丈夫だ。
身を乗り出そうがそうでなかろうが、見えるものは同じであった。まだまだ距離が離れすぎているのだ。その光の原因について確認しなければ、安心して眠ることは出来ない。これで、暫くは横たわることが出来ない状態になったのだった。
走り続けること暫く。黒の書の落ち着いた声音に足を止めた。一息を付いて背後を振り返ると、ワームの姿はどこにもない。そして、森の出口であり荒野の入口は、全く見えないほど距離が離れているようだった。というか・・・・そもそも俺がやって来た方向ってあってるのか?
『うーん。合ってると思うけど・・・』
進行方向からちゃんと真後ろを向いたはずであったが、森の中をここまできちんと真っすぐ走って来たのか自信がない。景色がずっと同じであったため、知らず知らずのうちに曲線を描いて走って来ていた可能性もゼロではない。そのため、俺も黒の書も、真っすぐ進めば出られるはずだが・・・と半信半疑になっていた。どうしようか。戻ってみるか?
『ううん、それは止めた方が良さそうだよ』
なんで?やっぱり、更に迷子になる可能性があるから?
『迷子はまあ、あるんだけどー。そうじゃなくて空を見てみて?』
ん?空を仰いでみると、木々の合間から見える空は薄暗くなっていた。元々の空模様よりも更に暗い。これは・・・夜、か。
『そう。夜っぽいんだよねー。だから、見晴らしのいい荒野にいるよりも、ここにいた方が安全じゃなないかな?』
確かに、それはそうだな。ただでさえ見つかる可能性が高いあの荒野に行く意味はない。それに、今更戻れるかも怪しいのだ。景色も飽きたし、荒野に行く必要はないだろう。対して、ここは木という目隠しが沢山あるのだ。障害物が沢山ある分、敵からの攻撃や索敵から逃れやすい。でもさ・・・・、この木、デカすぎるんだよな。
すぐ側にある大木に手を置きながら、上を見上げる。一番低い枝でも10メートルはありそうな高さであった。高すぎる。
『どう?やっぱりキツそう?』
簡単には登れないな。幹を蹴って駆けあがることが出来たら登れるかもしれないけど。完全に暗くなるまでの時間はあまりないし、すぐに挑戦した方が良いかもな。黒の書の同意を感じ、俺は木から離れる。十分に助走を付けられる距離を確保し、脳内でイメトレを行う。
だいたい3歩ぐらいあれば、枝に手が届くだろう。木自体が大きい分、幹だけでなく枝も太い。俺1人分の体重を支えるぐらいは問題なさそうだ。
良し。幹との距離を一気に詰めて幹を蹴り、上へと向かう。近づいて来た枝に手を伸ばすと、手が枝に触れた。しかし、俺の手から枝は離れ、俺の体は重力に従って枝から離れて行く。上空に伸ばした手が無意味に空を掴んでいた。咄嗟に空中で体勢を戻して地面に着地する。
イメトレは完璧だった。しかし、枝が太いが故に、俺の手が掴むことが出来ていなかった。もっと確実に上へ上る必要がある。4歩は必要か。先ほどよりも更に助走の距離を広げる。これぐらい離れていれば十分だろう。もう一度イメトレを行う。今度は、枝に手を伸ばすのではなく、直接乗り移ろう。枝の上に着地するのだ。
深呼吸をしてこれから行う行動に集中する。そして、助走の1歩を踏み出そうと動いた瞬間、咄嗟に森の奥へ向けて身構える。そこには何もない。暗くなり、遠くまでは見渡せなくなってきたが、それでも特に何かの姿があるわけではない。しかし、無意識に警戒態勢を取ってしまうほど、異様な魔力が森の奥から漂って来たのだ。森の奥に何かがある。いや、いる。
暫く周囲を警戒しながらジッとしていたが、何も変化は起きない。その間にも、刻一刻と時間は過ぎ、辺りは暗さを増していく。
『取り敢えず今は、枝の上に登って安全を確保しよう。暗いからあまり意味ないかもだけど、遠くからの方が周囲の様子を探りやすいし』
黒の書に頷き、俺はさっさと木の上に登るため、一気に幹を駆け上がった。イメトレの意味はあまりなく、確実に枝の高さを超えるまで駆け上がり、枝の上へと飛び乗った。しゃがんだ状態で着地したが、木が揺れることもなかった。体重プラス勢いが加算されているにも関わらず、枝が揺れることもないとは、かなり丈夫な木のようだ。枝も、人1人が寝そべるには十分な幅がある。今夜は安全に休息が取れそうだ。
『良かったー。今夜はここでゆっくり出来そうだね』
深く息を吐き、枝の上に足を伸ばす。もし俺が実体を有していたならば、明日は足が筋肉痛になっていたに違いない。マッサージも必要だっただろう。それに、体力の消耗も著しく空腹だったはずだ。その部分に関しては、魔力体で良かったと言える。
『関しては?全体的に見たら嫌ってこと?』
まあ、生存に関しては楽なのは確かだが、肉体がないということは、食べる楽しみもないということだぞ?ずっとは流石に嫌だよ。ずっとは。
『あ・・・、うん。そうだね』
歯切れの悪い黒の書は置いておき、俺は自身の腹部に手を当てる。地獄に来てから何も食べていないのに、やっぱり空腹は感じない。でも、何か食べたいという気持ちだけはある。それに加えて、お腹がいっぱいというわけでもなく、食べようと思えば食べられるぐらいの腹状況だ。軽く何かを食べたいという時の腹の空き具合だ。何か食べられるものはないだろうか。俺の頭上を見渡し、木に果物でも生っていないか視線を巡らせる。しかし、特に実のような物は見当たらなかった。仕方ない。食べ物は諦めて寝よう。
枝の上に横になる。あんなに走ったというのに体の疲れはあまりないため、横になってすぐ寝落ちはしなさそうだ。だからこそ、すぐ側にもふもふがいないことをまざまざと実感させられる。
『眠れない?』
眠ることは出来るよ。得意だからな。でも、安眠できるかどうかは別なんだ。ズィーリオスが側にいると、無条件に安心して眠ることが出来るんだけどな。やっぱり1人だと、ゆっくりと眠ることは出来なさそうだ。
『そっかー。危険があったら知らせることは出来るけど、それはどうしようもないからね』
これは黒の書がどうこう出来る問題ではないんだ。だから、気にする必要はない。疲れていたらズィーリオスが居なくても簡単に眠れるんだけどね。疲れが精神的なものだけな分、いつもよりは眠りにくいな。
辺りが完全に暗くなったことで、夜が来たことは良く分かった。他の枝に遮られ空は見えず、星も見えない。まあ、そもそも地獄で星が見えるかは分からないけれど。チラリと森の奥の方に視線を向ける。そこからは、相変わらず不気味な魔力が感じられる。ここが森のどの辺りかは分からないが、そこまで奥にいるわけではないのだろう。
特に危険があるわけではないため、気にせず寝よう。俺は、腕を頭の下に組んで目を閉じる。シーンと静寂が支配している森は、魔力による異様な雰囲気を忘れさせてくれるほどに穏やかで・・・。
ガシャン。
ではなかった。耳に響いたのは、固いもの同士がぶつかりあう様な音。森に響く音としてはあまりにも不相応。俺の聞き間違いだろうか?さらに耳を澄ます。
ガシャン。
まただ。また聞こえた。やっぱり空耳なんかじゃない!物音を断てないように、ゆっくりと上体を起こす。そして、慎重に木の下を覗いてみると、遠くの方にぼんやりとした光が見えた。だが、はっきりとは見えない。一体何がそこにいるんだ?
『身を乗り出し過ぎないでね?危ないよ』
ちょっとでも近づきたいという感情が出てしまったようだ。腰を浮かし、這い蹲って枝のギリギリまで寄っていた体を下げる。しっかりと腰を据えて座り、視線をぼんやりと光る場所へ向ける。これなら落ちることもないから大丈夫だ。
身を乗り出そうがそうでなかろうが、見えるものは同じであった。まだまだ距離が離れすぎているのだ。その光の原因について確認しなければ、安心して眠ることは出来ない。これで、暫くは横たわることが出来ない状態になったのだった。
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