322 / 340
聖域の危険性
しおりを挟む
『うーん。やっぱり理解出来てないみたいだねー』
「当たり前だろ」
耳を下げたズィーリオスのセリフに思わず突っ込む。あんな安全地帯の代表例みたいな場所が最も危険な地帯?納得出来る要素も皆無では信じることは出来ない。ズィーリオスが俺に嘘を言うことはないと理解していても。
『そういう反応になるだろうなーっところは想像出来ていたけど』
想像出来ていたなら、なぜもっと芯を突いたことを言わないんだ。目を細めてズィーリオスを見つめると、スッと視線を逸らされた。おい!
『さて。休憩も取れたし行こうか!』
のそっと立ち上がるズィーリオスの行動についていけず、立ち上がったズィーリオスを唖然と見上げる。
『ん?リュゼ、乗らないの?自分で走る?』
「な?え?いや」
俺はどこから突っ込めばいいんだ・・・。頭は混乱しているが、体は素直だった。サッとズィーリオスの背に飛び乗っていつもの位置に着く。そして、川を飛び越えて行動を再開しだしたのだった。川上に向かって川沿いを走りだして。
思考停止状態のまま、程よい揺れに身を任せていると、頬を心地よい風が撫でていく。
「だーー!そうじゃガッ!?ッーーー!?痛ったぁ!?」
『・・・何してるの?』
ハッと放心状態から戻った俺は、聖域の件について問い詰めようと声を上げた。しかし、タイミングが良いのか悪いのか、ズィーリオスが丁度川沿いにあった大きめの岩を飛び越えた瞬間であり、衝撃で舌を噛んでしまった。その痛みに口元を抑え、ズィーリオスの背中に頭をめり込む勢いで埋める。
『はぁー。移動中は念話で話すようにって言ってるじゃん・・・』
呆れたズィーリオスの声の後ろで、アバドンの爆笑する笑い声が聞こえる。滲みだす涙を目じりに溜め、顔を上げてアバドンを睨み付ける。しかし、全く堪えた様子もなく笑い続ける。クソッ!アバドンの奴!握りしめた拳を振り上げ・・・いやいや違う。今はアバドンのことはどうでも良いんだよ。そんなことよりも聖域について聞かないと。
視界にワザと入り込んでいるのか、爆笑しているウザイ奴を視界から追い出し、意識をズィーリオスにだけ向ける。
『ズィーリオス!さっきの聖域の話がまだ終わってないだろ!結局、聖域が世界で一番危険な場所ってどういう意味だ?』
何とか落ち着かないと。深呼吸をしてズィーリオスに問いかけると、今までのもったいぶった時間は何だったのかというほどあっけなく教えてくれた。
『ああ、そうだった。聖域って実は、最も世界の壁が薄いところなんだよね。つまり、魔界側とこっち側がかなり近い場所でもあるんだ』
世界の壁が薄い場所?
『つまり、世界を分け隔てている結界の壁がなくなると、一番に押し寄せて来るところが聖域ってわけだ。逆に言うと、魔界と地獄との出入口だな』
『・・・』
何も言う言葉が見つからずに無言になる。それは、本当か?本当のことなら、確かに聖域こそが最も危険な場所だ。
『・・・本当、なのか?』
ズィーリオスが嘘を吐くわけがないことは分かっている。分かっているが、もう一度確認せずにはいられない。やっぱり、聖域は安全というイメージが簡単には払拭されない。
俺のその言葉にズィーリオスは答えなかった。しかし、その代わりにズィーリオスはアバドンに視線を向ける。
『くっ!くははは!その通りだ!』
未だに笑い続けていたアバドンは、堪え切れないようだ。こちらからすると、笑って返されるような内容ではないんだけど。でも、地獄から来たアバドンがそういうなら、本当に聖域は世界の壁が薄い場所なのだろう。
『ほら、覚えていないか?いつの日か、アバドンが自力で世界の壁を超えるのが無理だったから、召喚の穴を利用してこちら側に来たという話を』
『うーん。あったようななかったような。覚えてないな・・・』
ズィーリオスが昔の話したらしいことを引き合いに出して説明しようとするも、そんなことまで覚えているわけがない。本来なら別の悪魔が来るところを、無理やり押し入ってやって来たということぐらいしか覚えてないんだけど。チラリと悪魔を横目で見ると、深い息を吐いてようやく笑いが収まったようだった。
『覚えてなかったか・・・』
おいズィーリオス!そのやっぱりな、と言いたげな声音はどういう意味だ?ズィーリオスに追求するもはぐらかされる。
『聖域が危険な場所の意味は分かった?』
『分かった』
発言の裏の意図を問い詰めたいが、それは無理そうである。不承不承ズィーリオスの話に合わせることにした。
『だから、世界の結界がなくなれば、聖域から悪魔が溢れ出すことになるんだ。それを、一応管理者の結界によって抑えることが出来るけど、でもそれは一時的なものだ。力の強い悪魔が相手だと簡単に結界は破られる』
『なるほどねぇ。だから結界がかなり特殊なのねぇ』
『そういうことだ』
ズィーリオスの説明にユヴェーレンが頷く。ズィーリオスが聖域に張る結界は特別性だ。
ズィーリオスが結界を張っていた時のことを思い出す。ズィーリオスの魔力と神経を極限まですり減らしてやっと完成する特殊な結界。それは、幻覚と生きものが近づかないようにする効果、そして魔力の痕跡隠しを行う2度目の結界とは別物だった。そうか。凄い結界ということだけは分かっていたが、あれは聖域の中から溢れ出て来るかもしれない悪魔たちを抑えるためのものだったのか。
『俺の張る結界はただの保険だと思って欲しい。結局のところ、結界の神が張る結界を超える結界を張れるわけではないからな』
それもそうだな。ズィーリオスの言葉を肯定する。ズィーリオスの結界が、エンリュゼーファ神の結界を超えるのならば、それはズィーリオスが神であって、俺ではなくズィーリオスが後継者どころか生まれ変わりになる。ズィーリオスの結界は、本当に最後の生命線といった程度のものなのだろう。俺がやることは変わらないというのだな。
そうして会話をしている間にも、俺たちは聖域の在り処に近づいて行く。エルフの国から見て、世界樹のある位置よりも更に西側。まさに、ニュフェの樹海の奥地であった。
世界樹からかなり離れていることもあり、割と魔物の気配もチラホラとするようになっていた。だが、野生の勘なのか、未だその姿は見えない。反対に、動物の姿は良く目にしていた。川上に向かって川岸を走っているということもあり、時折水を飲みに来た動物たちの姿があった。
そんな動物たちを驚かせては可哀想だ。そこで、俺たちは気配を極限まで消して移動していた。走りによって生じる風はズィーリオスが風魔法で相殺しているので、水を飲んでいた動物が突然の突風によって、水の中に放り込まれるということはない。
『だからね、リュゼ』
『ん?』
『エンリュゼーファ神の張った結界に最も近い場所が聖域ってわけなんだよ?』
『うん』
『・・・・今回の聖域では、その結界の気配を少しでも感じ取るように頑張ってみて』
ズィーリオスのまるで子供をあやすかのような発言に、どことなく別の意図が隠されているのではないかと勘繰ってしまいそうになる。まあ、勘繰ったところで分かるわけもないのだが。
『あ、見えて来た』
ズィーリオスの声に顔を上げて前方を見る。すると、見えてきたのは小さい滝つぼであった。5、6メートルぐらいの高さの滝が直径4、5メートルぐらいの滝つぼに流れ落ちている。滝の横幅は1メートルぐらいなので、小さな滝つぼと言えるだろう。
水が落ちる音と流れる音だけが聞こえる静かな空間。水が溜まっている場所ということで、水を飲みに来た動物が居そうなものだが、周辺には不思議なぐらいに生物の気配がしなかった。
「当たり前だろ」
耳を下げたズィーリオスのセリフに思わず突っ込む。あんな安全地帯の代表例みたいな場所が最も危険な地帯?納得出来る要素も皆無では信じることは出来ない。ズィーリオスが俺に嘘を言うことはないと理解していても。
『そういう反応になるだろうなーっところは想像出来ていたけど』
想像出来ていたなら、なぜもっと芯を突いたことを言わないんだ。目を細めてズィーリオスを見つめると、スッと視線を逸らされた。おい!
『さて。休憩も取れたし行こうか!』
のそっと立ち上がるズィーリオスの行動についていけず、立ち上がったズィーリオスを唖然と見上げる。
『ん?リュゼ、乗らないの?自分で走る?』
「な?え?いや」
俺はどこから突っ込めばいいんだ・・・。頭は混乱しているが、体は素直だった。サッとズィーリオスの背に飛び乗っていつもの位置に着く。そして、川を飛び越えて行動を再開しだしたのだった。川上に向かって川沿いを走りだして。
思考停止状態のまま、程よい揺れに身を任せていると、頬を心地よい風が撫でていく。
「だーー!そうじゃガッ!?ッーーー!?痛ったぁ!?」
『・・・何してるの?』
ハッと放心状態から戻った俺は、聖域の件について問い詰めようと声を上げた。しかし、タイミングが良いのか悪いのか、ズィーリオスが丁度川沿いにあった大きめの岩を飛び越えた瞬間であり、衝撃で舌を噛んでしまった。その痛みに口元を抑え、ズィーリオスの背中に頭をめり込む勢いで埋める。
『はぁー。移動中は念話で話すようにって言ってるじゃん・・・』
呆れたズィーリオスの声の後ろで、アバドンの爆笑する笑い声が聞こえる。滲みだす涙を目じりに溜め、顔を上げてアバドンを睨み付ける。しかし、全く堪えた様子もなく笑い続ける。クソッ!アバドンの奴!握りしめた拳を振り上げ・・・いやいや違う。今はアバドンのことはどうでも良いんだよ。そんなことよりも聖域について聞かないと。
視界にワザと入り込んでいるのか、爆笑しているウザイ奴を視界から追い出し、意識をズィーリオスにだけ向ける。
『ズィーリオス!さっきの聖域の話がまだ終わってないだろ!結局、聖域が世界で一番危険な場所ってどういう意味だ?』
何とか落ち着かないと。深呼吸をしてズィーリオスに問いかけると、今までのもったいぶった時間は何だったのかというほどあっけなく教えてくれた。
『ああ、そうだった。聖域って実は、最も世界の壁が薄いところなんだよね。つまり、魔界側とこっち側がかなり近い場所でもあるんだ』
世界の壁が薄い場所?
『つまり、世界を分け隔てている結界の壁がなくなると、一番に押し寄せて来るところが聖域ってわけだ。逆に言うと、魔界と地獄との出入口だな』
『・・・』
何も言う言葉が見つからずに無言になる。それは、本当か?本当のことなら、確かに聖域こそが最も危険な場所だ。
『・・・本当、なのか?』
ズィーリオスが嘘を吐くわけがないことは分かっている。分かっているが、もう一度確認せずにはいられない。やっぱり、聖域は安全というイメージが簡単には払拭されない。
俺のその言葉にズィーリオスは答えなかった。しかし、その代わりにズィーリオスはアバドンに視線を向ける。
『くっ!くははは!その通りだ!』
未だに笑い続けていたアバドンは、堪え切れないようだ。こちらからすると、笑って返されるような内容ではないんだけど。でも、地獄から来たアバドンがそういうなら、本当に聖域は世界の壁が薄い場所なのだろう。
『ほら、覚えていないか?いつの日か、アバドンが自力で世界の壁を超えるのが無理だったから、召喚の穴を利用してこちら側に来たという話を』
『うーん。あったようななかったような。覚えてないな・・・』
ズィーリオスが昔の話したらしいことを引き合いに出して説明しようとするも、そんなことまで覚えているわけがない。本来なら別の悪魔が来るところを、無理やり押し入ってやって来たということぐらいしか覚えてないんだけど。チラリと悪魔を横目で見ると、深い息を吐いてようやく笑いが収まったようだった。
『覚えてなかったか・・・』
おいズィーリオス!そのやっぱりな、と言いたげな声音はどういう意味だ?ズィーリオスに追求するもはぐらかされる。
『聖域が危険な場所の意味は分かった?』
『分かった』
発言の裏の意図を問い詰めたいが、それは無理そうである。不承不承ズィーリオスの話に合わせることにした。
『だから、世界の結界がなくなれば、聖域から悪魔が溢れ出すことになるんだ。それを、一応管理者の結界によって抑えることが出来るけど、でもそれは一時的なものだ。力の強い悪魔が相手だと簡単に結界は破られる』
『なるほどねぇ。だから結界がかなり特殊なのねぇ』
『そういうことだ』
ズィーリオスの説明にユヴェーレンが頷く。ズィーリオスが聖域に張る結界は特別性だ。
ズィーリオスが結界を張っていた時のことを思い出す。ズィーリオスの魔力と神経を極限まですり減らしてやっと完成する特殊な結界。それは、幻覚と生きものが近づかないようにする効果、そして魔力の痕跡隠しを行う2度目の結界とは別物だった。そうか。凄い結界ということだけは分かっていたが、あれは聖域の中から溢れ出て来るかもしれない悪魔たちを抑えるためのものだったのか。
『俺の張る結界はただの保険だと思って欲しい。結局のところ、結界の神が張る結界を超える結界を張れるわけではないからな』
それもそうだな。ズィーリオスの言葉を肯定する。ズィーリオスの結界が、エンリュゼーファ神の結界を超えるのならば、それはズィーリオスが神であって、俺ではなくズィーリオスが後継者どころか生まれ変わりになる。ズィーリオスの結界は、本当に最後の生命線といった程度のものなのだろう。俺がやることは変わらないというのだな。
そうして会話をしている間にも、俺たちは聖域の在り処に近づいて行く。エルフの国から見て、世界樹のある位置よりも更に西側。まさに、ニュフェの樹海の奥地であった。
世界樹からかなり離れていることもあり、割と魔物の気配もチラホラとするようになっていた。だが、野生の勘なのか、未だその姿は見えない。反対に、動物の姿は良く目にしていた。川上に向かって川岸を走っているということもあり、時折水を飲みに来た動物たちの姿があった。
そんな動物たちを驚かせては可哀想だ。そこで、俺たちは気配を極限まで消して移動していた。走りによって生じる風はズィーリオスが風魔法で相殺しているので、水を飲んでいた動物が突然の突風によって、水の中に放り込まれるということはない。
『だからね、リュゼ』
『ん?』
『エンリュゼーファ神の張った結界に最も近い場所が聖域ってわけなんだよ?』
『うん』
『・・・・今回の聖域では、その結界の気配を少しでも感じ取るように頑張ってみて』
ズィーリオスのまるで子供をあやすかのような発言に、どことなく別の意図が隠されているのではないかと勘繰ってしまいそうになる。まあ、勘繰ったところで分かるわけもないのだが。
『あ、見えて来た』
ズィーリオスの声に顔を上げて前方を見る。すると、見えてきたのは小さい滝つぼであった。5、6メートルぐらいの高さの滝が直径4、5メートルぐらいの滝つぼに流れ落ちている。滝の横幅は1メートルぐらいなので、小さな滝つぼと言えるだろう。
水が落ちる音と流れる音だけが聞こえる静かな空間。水が溜まっている場所ということで、水を飲みに来た動物が居そうなものだが、周辺には不思議なぐらいに生物の気配がしなかった。
15
お気に入りに追加
1,854
あなたにおすすめの小説

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。
鋼なるドラーガ・ノート ~S級パーティーから超絶無能の烙印を押されて追放される賢者、今更やめてくれと言われてももう遅い~
月江堂
ファンタジー
― 後から俺の実力に気付いたところでもう遅い。絶対に辞めないからな ―
“賢者”ドラーガ・ノート。鋼の二つ名で知られる彼がSランク冒険者パーティー、メッツァトルに加入した時、誰もが彼の活躍を期待していた。
だが蓋を開けてみれば彼は無能の極致。強い魔法は使えず、運動神経は鈍くて小動物にすら勝てない。無能なだけならばまだしも味方の足を引っ張って仲間を危機に陥れる始末。
当然パーティーのリーダー“勇者”アルグスは彼に「無能」の烙印を押し、パーティーから追放する非情な決断をするのだが、しかしそこには彼を追い出すことのできない如何ともしがたい事情が存在するのだった。
ドラーガを追放できない理由とは一体何なのか!?
そしてこの賢者はなぜこんなにも無能なのに常に偉そうなのか!?
彼の秘められた実力とは一体何なのか? そもそもそんなもの実在するのか!?
力こそが全てであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配する世界。ムカフ島と呼ばれる火山のダンジョンの攻略を通して彼らはやがて大きな陰謀に巻き込まれてゆく。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる