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「まあ、元気そうだったし別にいいんじゃね?あいつらに嫌われようが関係ないじゃないか。しばらくしたら帰るんだし」
森の中を駆け抜けながら、俺は不満そうなアバドンを宥める。エルフの王子と巫女の集団と接触した俺たちは、その後、彼等と別れて行動していた。目的地は変わらずエルフの国である。そして、彼等は世界樹の様子を確認しに行くと言って、反対方向に駆けていった。俺の口から説明するよりも実際に自分たちの目で確認した方が安心するだろう。だから、俺は彼等が世界樹のもとに行ったことに特に思うことはないのだが、アバドンの機嫌は悪かった。
というのも、世界樹を元に戻し、国を、エルフたちを救った俺たちに対して何の感謝の言葉もないということである。それだけではなく、巫女以外の終始軽蔑する視線が気に食わなかったらしい。
正直アバドンは世界樹を元に戻すことに何も手を貸していなかったと思うが・・・。ああ、そう。俺たちがやったことを知っているのに、ってことが言いたいのか。アバドンは、自分がやったから感謝されたいというわけではなく、助けてもらったんだから礼ぐらい言えよ、という一般論を言っているようだ。
「感謝がされたくて助けたわけじゃないんだから。別に期待なんてしてねーよ」
「いや、だけど・・・。普通なら国を救った英雄として崇められる功績だろ?」
「まあ・・」
アバドンが並走しながらぶつぶつと文句を零す。そもそも、俺は命の水を精霊の園から持ってきて、世界樹にかけただけなんだよなー。精霊王であるユヴェーレンが居なければ精霊の園に入ることも出来なかったし、命の水を貰って持ち出すことも出来なかった。一番の立役者であるユヴェーレンが言うならまだしも・・・。
チラリと飛んでいるユヴェーレンを見ると、俺の視線に気付いてこちらを振り向く。
『んー?どうかしたぁー?』
「い、いや、なんでもない」
微笑みながら首を傾げるユヴェーレンは、アバドンとは違って機嫌は良さそうである。しかし、何故か今の一瞬、背筋に寒気が走り、肌が粟立ったのだ。周囲に魔物の気配はないのに。引きつった顔を前に向けて無言で足を動かす。
俺の前にはズィーリオスが周囲に威圧を放ちながら走っていた。そのため、ズィーリオスの圧を感じ取った魔物たちは俺たちから離れるように逃げて行っているのだ。周囲に魔物の気配があるわけがない。
そうして俺は、威圧をまき散らすズィーリオスを先頭に、不機嫌なアバドンと妙なユヴェーレンを伴って森の中を駆け抜けて行った。
周囲にエルフは誰一人いない。エルフの国まで戻って来た俺たちは、国の入口周辺に誰も立っていない光景に首を傾げる。俺たちが魔素をどうにかするために世界樹の許へ行ったことは分かっているはずだ。そして今、魔素濃度は改善された。ならば、俺たちが世界樹を元に戻してここに戻って来ることを読めるはずだ。だからこそ出迎えがあると思ったのだがそんなことはなかった。魔素濃度が低下したことに気付いていないというわけがないだろう。
・・・もしかして、遅かったのだろうか。だから、遭遇したエルフの王子たちの反応があのようなものだったのか?最悪の想定に心臓が早鐘を打つ。乾燥した唇を舐めて唾を飲み込んだ時、国の奥から小走りにこちらにやって来る人影が見えた。
数は全部で4人。その人影を凝視していると、次第にその人物たちが誰か分かって来る。そして、はっきりと分かった人物たちを前に、俺は目を見開いた。
「リュゼ!!」
「リュゼ君!」
エルフの国に戻って来て暫く、歓喜の声と共に出迎えてくれたのは「大地の剣」の面々であった。アネットに抱き着かれ、ガルムに頭をガシガシと撫でまわされ、ジェイドに手を取られてブンブンと上下に振られる。ナルシアだけが一歩引いた所でにこやかに出迎えてくれていた。ガルム達は無事だったのだ!俺は間に合った!緊張が緩み、頬の筋肉が柔らかくなる。口角が上がっていた俺は、暫くはガルム達の好きなようにされるがままであった。
興奮したガルム達が落ち着いた頃、場所を移動して色々なことを話し合うことになった。そこは、ガルム達に用意されていた一室。しかし、全員が座れる数のイスは足りていなかった。仕方ないことなので、俺はズィーリオスと共に床に座り込み、同じくガルムとジェイドも床に座る。女性陣だけがイスに座ることになり、高低差がある中、円を描くように全員が座りこみガルムが口を開いた。
ガルム達は流石一流冒険者と言うべきか、魔素濃度が低下してからの回復が早かったらしい。また、他のエルフたちの多くも無事だったが、まだまだ本調子の者達はあまりいないため、比較的元気そうだったエルフから俺たちの様子を聞き、俺たちの帰還を予測したらしいのだ。
そして、エルフたちに関してだが、魔素濃度が低下してからは色々と忙しいらしく、使者であるガルム達にまで手を割ける状況ではないようだ。
また、そのことをガルムたちの目が覚めた時に一度会いに来たらしい王女から言われ、エルフたちの代わりにガルム達が俺の迎えに来たという流れだった。だから、あの場にいたのはガルムたちだけで、エルフはどこにもその姿が見えない状態だったのだ。
索敵範囲を広げて確認する。この部屋に来る途中も見たが、確かにエルフたちも無事なようである。しかし、魔力量が多くない者達はあの魔素濃度による影響があとを引いているようで、まだ危険な状態の者達も多いようだ。
そして、この場にはいないエルフ兄妹のことに話が変わる。
「妹のアニーナちゃんはどうにか峠を越して今は安定しているのだけれど、兄のエルラテ君が危険な状態ね・・・」
アネットが重々しく告げた。彼等兄妹だけでなく、他のエルフの子供たちも同じように危険な状態の子たちが多いようだ。魔力量がまだ少なく、高濃度の魔素の影響を受けやすいのは、魔素の抵抗力が低い子供たちなのである。
そして、ここで問題となるのが、魔素濃度による体調不良は魔力酔いと違って特効薬がないことである。これは自分の体の魔力と魔素との調整の問題なので、自力で乗り切らないといけない。また、既に高濃度の魔素の中に居続けることで体力を消耗している。峠を越す前に体力が切れる可能性も当然ある。それでも、エルラテに何かしてあげることは出来ず、彼自身が乗り切ることを見守ることしか出来ないのだ。
俺たちに出来ることは何もない。本人がどれほど生きたいと思えるかにかかっている。
「見守るしか出来ないな」
「そうね・・・」
俺の言葉に全員が頷く。最悪の場合は、妹のアニーナが1人取り残されることになる。その場合は、アニーナの心のケアも必要になることだろう。
「そうだ。リュゼは何をしていたんだ?まあ、状況的に世界樹の異変を解消したようだが」
誰も喋らない重い空気が漂っていると、ガルムが空気を換えようと話を変える。俺もこの空気をどうすればいいか分からなかったので、ガルムの投げ掛けに乗っかかることにした。あまりエルラテのことを考えすぎても、俺たちは何も出来ないのだから意味はない。ならば、このような状況に陥るに至った原因を知る方がよほど建設的であろう。
「そうだよ。世界樹に異変が起こっていたから、ユヴェーレンの手助けを借りて世界樹を元の状態に戻してきた」
「ほぉ」
ガルムが部屋の中をキョロキョロと目を動かす。ユヴェーレンを見ようとしているようだが、見えるわけがないので無意味な行為だ。それをアネットとジェイドが、可哀そうな者を見る目で眺めており、ナルシアだけがユヴェーレンの方を向いて頭を下げて礼を述べていた。それに気づいたガルムがナルシアが目を向ける場所に向かって礼をし、追従する形でアネットとジェイドも頭を下げた。
その様子に、ユヴェーレンが慈愛に満ちた表情で静かに頷いたのだった。
森の中を駆け抜けながら、俺は不満そうなアバドンを宥める。エルフの王子と巫女の集団と接触した俺たちは、その後、彼等と別れて行動していた。目的地は変わらずエルフの国である。そして、彼等は世界樹の様子を確認しに行くと言って、反対方向に駆けていった。俺の口から説明するよりも実際に自分たちの目で確認した方が安心するだろう。だから、俺は彼等が世界樹のもとに行ったことに特に思うことはないのだが、アバドンの機嫌は悪かった。
というのも、世界樹を元に戻し、国を、エルフたちを救った俺たちに対して何の感謝の言葉もないということである。それだけではなく、巫女以外の終始軽蔑する視線が気に食わなかったらしい。
正直アバドンは世界樹を元に戻すことに何も手を貸していなかったと思うが・・・。ああ、そう。俺たちがやったことを知っているのに、ってことが言いたいのか。アバドンは、自分がやったから感謝されたいというわけではなく、助けてもらったんだから礼ぐらい言えよ、という一般論を言っているようだ。
「感謝がされたくて助けたわけじゃないんだから。別に期待なんてしてねーよ」
「いや、だけど・・・。普通なら国を救った英雄として崇められる功績だろ?」
「まあ・・」
アバドンが並走しながらぶつぶつと文句を零す。そもそも、俺は命の水を精霊の園から持ってきて、世界樹にかけただけなんだよなー。精霊王であるユヴェーレンが居なければ精霊の園に入ることも出来なかったし、命の水を貰って持ち出すことも出来なかった。一番の立役者であるユヴェーレンが言うならまだしも・・・。
チラリと飛んでいるユヴェーレンを見ると、俺の視線に気付いてこちらを振り向く。
『んー?どうかしたぁー?』
「い、いや、なんでもない」
微笑みながら首を傾げるユヴェーレンは、アバドンとは違って機嫌は良さそうである。しかし、何故か今の一瞬、背筋に寒気が走り、肌が粟立ったのだ。周囲に魔物の気配はないのに。引きつった顔を前に向けて無言で足を動かす。
俺の前にはズィーリオスが周囲に威圧を放ちながら走っていた。そのため、ズィーリオスの圧を感じ取った魔物たちは俺たちから離れるように逃げて行っているのだ。周囲に魔物の気配があるわけがない。
そうして俺は、威圧をまき散らすズィーリオスを先頭に、不機嫌なアバドンと妙なユヴェーレンを伴って森の中を駆け抜けて行った。
周囲にエルフは誰一人いない。エルフの国まで戻って来た俺たちは、国の入口周辺に誰も立っていない光景に首を傾げる。俺たちが魔素をどうにかするために世界樹の許へ行ったことは分かっているはずだ。そして今、魔素濃度は改善された。ならば、俺たちが世界樹を元に戻してここに戻って来ることを読めるはずだ。だからこそ出迎えがあると思ったのだがそんなことはなかった。魔素濃度が低下したことに気付いていないというわけがないだろう。
・・・もしかして、遅かったのだろうか。だから、遭遇したエルフの王子たちの反応があのようなものだったのか?最悪の想定に心臓が早鐘を打つ。乾燥した唇を舐めて唾を飲み込んだ時、国の奥から小走りにこちらにやって来る人影が見えた。
数は全部で4人。その人影を凝視していると、次第にその人物たちが誰か分かって来る。そして、はっきりと分かった人物たちを前に、俺は目を見開いた。
「リュゼ!!」
「リュゼ君!」
エルフの国に戻って来て暫く、歓喜の声と共に出迎えてくれたのは「大地の剣」の面々であった。アネットに抱き着かれ、ガルムに頭をガシガシと撫でまわされ、ジェイドに手を取られてブンブンと上下に振られる。ナルシアだけが一歩引いた所でにこやかに出迎えてくれていた。ガルム達は無事だったのだ!俺は間に合った!緊張が緩み、頬の筋肉が柔らかくなる。口角が上がっていた俺は、暫くはガルム達の好きなようにされるがままであった。
興奮したガルム達が落ち着いた頃、場所を移動して色々なことを話し合うことになった。そこは、ガルム達に用意されていた一室。しかし、全員が座れる数のイスは足りていなかった。仕方ないことなので、俺はズィーリオスと共に床に座り込み、同じくガルムとジェイドも床に座る。女性陣だけがイスに座ることになり、高低差がある中、円を描くように全員が座りこみガルムが口を開いた。
ガルム達は流石一流冒険者と言うべきか、魔素濃度が低下してからの回復が早かったらしい。また、他のエルフたちの多くも無事だったが、まだまだ本調子の者達はあまりいないため、比較的元気そうだったエルフから俺たちの様子を聞き、俺たちの帰還を予測したらしいのだ。
そして、エルフたちに関してだが、魔素濃度が低下してからは色々と忙しいらしく、使者であるガルム達にまで手を割ける状況ではないようだ。
また、そのことをガルムたちの目が覚めた時に一度会いに来たらしい王女から言われ、エルフたちの代わりにガルム達が俺の迎えに来たという流れだった。だから、あの場にいたのはガルムたちだけで、エルフはどこにもその姿が見えない状態だったのだ。
索敵範囲を広げて確認する。この部屋に来る途中も見たが、確かにエルフたちも無事なようである。しかし、魔力量が多くない者達はあの魔素濃度による影響があとを引いているようで、まだ危険な状態の者達も多いようだ。
そして、この場にはいないエルフ兄妹のことに話が変わる。
「妹のアニーナちゃんはどうにか峠を越して今は安定しているのだけれど、兄のエルラテ君が危険な状態ね・・・」
アネットが重々しく告げた。彼等兄妹だけでなく、他のエルフの子供たちも同じように危険な状態の子たちが多いようだ。魔力量がまだ少なく、高濃度の魔素の影響を受けやすいのは、魔素の抵抗力が低い子供たちなのである。
そして、ここで問題となるのが、魔素濃度による体調不良は魔力酔いと違って特効薬がないことである。これは自分の体の魔力と魔素との調整の問題なので、自力で乗り切らないといけない。また、既に高濃度の魔素の中に居続けることで体力を消耗している。峠を越す前に体力が切れる可能性も当然ある。それでも、エルラテに何かしてあげることは出来ず、彼自身が乗り切ることを見守ることしか出来ないのだ。
俺たちに出来ることは何もない。本人がどれほど生きたいと思えるかにかかっている。
「見守るしか出来ないな」
「そうね・・・」
俺の言葉に全員が頷く。最悪の場合は、妹のアニーナが1人取り残されることになる。その場合は、アニーナの心のケアも必要になることだろう。
「そうだ。リュゼは何をしていたんだ?まあ、状況的に世界樹の異変を解消したようだが」
誰も喋らない重い空気が漂っていると、ガルムが空気を換えようと話を変える。俺もこの空気をどうすればいいか分からなかったので、ガルムの投げ掛けに乗っかかることにした。あまりエルラテのことを考えすぎても、俺たちは何も出来ないのだから意味はない。ならば、このような状況に陥るに至った原因を知る方がよほど建設的であろう。
「そうだよ。世界樹に異変が起こっていたから、ユヴェーレンの手助けを借りて世界樹を元の状態に戻してきた」
「ほぉ」
ガルムが部屋の中をキョロキョロと目を動かす。ユヴェーレンを見ようとしているようだが、見えるわけがないので無意味な行為だ。それをアネットとジェイドが、可哀そうな者を見る目で眺めており、ナルシアだけがユヴェーレンの方を向いて頭を下げて礼を述べていた。それに気づいたガルムがナルシアが目を向ける場所に向かって礼をし、追従する形でアネットとジェイドも頭を下げた。
その様子に、ユヴェーレンが慈愛に満ちた表情で静かに頷いたのだった。
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