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帰還
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・・・嘘だろ?アバドン以外のこの場の全員が無言で呆ける。誰も、アバドンがこれほど大きな手土産を用意しているとは思っていなかっただろう。それも、世界樹を襲った不審な者達が残したと思われる、かなりの手がかりを。
「アバドン、この2つってどこで見つけたんだ?」
「どこってこの辺だぞ?」
「・・・」
俺はもっと具体的に知りたかったんだけどなー。ずっとハムづくりをしていたと思っていただけに、その衝撃はかなり大きい。完全部外者がいきなり捜査の中心部に転がり込んで来たような感じだ。
「・・・それで、この魔道具って何の魔道具か知っているのか?」
魔道具を持っているアバドンに訊ねてみるが、首を横に振りながらこちらに魔道具を突き出した。
「いや、人の作った魔道具は知らないな」
「あ、でもダンジョン産ではないことは分かるんだ」
「ん?だって魔石があるだろ?」
「だった」
魔道具を受け取り、手元でグルグルと回して眺める。普段、マジックバッグ以外の魔道具を使用していないせいか、人が作った魔道具とダンジョン産の魔道具との違いについてド忘れしてしまっていた。
魔石がある魔道具が人工物。魔石がないように見える、またはない魔道具がダンジョン産だ。魔石の付け替えが出来る様にはなっておらず、完全に埋め込まれている。魔石に罅が入っている状態からも分かるが、使い捨ての魔道具であるようだ。本来、魔石の魔力が切れても魔石に罅が入ることはない。しかし、魔石に罅が入っているということは、魔石にそれだけ負荷が掛かる魔法陣が刻まれているのだろう。一体どんな効果をもった魔道具だったのだろうか。
「これってなんの魔道具か分かる?」
アバドンから視線を逸らし、俺は腕輪型の魔道具を指さして誰にともなく尋ねる。すると、スッと俺の側にやって来たユヴェーレンが俺の手元を覗き込んで来たので、見やすいようにゆっくりと腕輪を動かした。
『そうねぇ。・・・・んーこの魔法陣、どこかで見覚えがあるわねぇー』
顎に手を当てて斜め上を見上げるユヴェーレンは、魔石の裏にあるのだろう魔法陣の形が視えているようだ。ただ、あまりよく見る魔法陣ではないのだろう。ユヴェーレンは頑張って記憶を掘り起こしている最中のようなので、俺を挿んでユヴェーレンの反対側にいたズィーリオスに魔道具を見せる。ズィーリオスも何か情報を持っていたりしないかな。
『流石に魔石が邪魔で魔法陣が見えないからな。どんな効果があるかは分からない。魔石が取り外せたらいいが・・・』
「でもそうすると、魔道具自体が壊れそうだからなー」
『そうなんだよねー』
俺とズィーリオスは2人してうんうん言いながら考え込むが、当然俺は何も分からない。そもそも魔法陣が見えたところで、俺は魔法陣の勉強なんてしたことがないから全く理解できないのだが。
『一度あの冒険者たちに見せてみたらどうだ?もしかすると人の世に長く通じている彼等なら知っている可能性もあるぞ?人の作った魔道具ならばな』
それは良いかもしれない。俺の知らない魔道具も、一流の冒険者ならば色々知っていそうだ。特に、似た見た目の腕輪型魔道具とか。人工の魔道具は、同じ効果または似た効果の魔道具を作ることが多い。そのため、ガルム達が腕輪型の魔道具について知っていれば、何かしらの手がかりを得ることが出来るのだ。しかし・・・。
「でも、教えちゃって良いのか?」
俺の心配するところはそこであった。確かにガルム達の意見を聞きたい。けれど、聞くということはこの腕輪型の魔道具を見せるということだ。事情を知らないガルム達に今回の件について説明をする必要がある。
『大丈夫だろう。何も精霊の園に行ったということまで説明する必要はない。ユヴェーレンが居れば大体のことは納得してもらえるだろう』
「・・・まあな」
本当にユヴェーレンがいればどうにか誤魔化せそうなのが・・・。思わず苦笑いを浮かべる。エルフだけでなく、人にとっても精霊王というワード自体が強い。
そうしてズィーリオスの意見に納得した俺は、ガルム達に見てもらうために魔道具をマジックバッグの中へ収納した。そして、既に効果が切れているお香に関しては、もうただの香炉である。これもマジックバッグの中へ放り込んでおいた。
アバドンが大活躍を果たして見つけて来たアイテムを片付け、俺はユヴェーレンの様子を窺う。だが、その顔はまだ険しく、思い出すには至っていないようであった。仕方ない。やっぱりここはガルム達に聞いた方が早そうだ。
アバドンの行動を労い、一先ずここから移動することにした。今は思い出せなくとも、後でフッと思い出すこともある。そのため、焦って必死に思い出そうとしているユヴェーレンを慰めた後、俺たちは全員足をエルフの国方向に向けた。
『人間!少し待て!』
走り出そうとした瞬間、完全に忘れていた世界樹が声を掛けて引き留める。首だけを背後の世界樹に向け、先を促した。
『君は神の後継者であるが神ではない。そして、後継者である前にただの人間である。そのことを努々忘れるな』
「ん?まあそうだな」
世界樹は何を当たり前のことを言っているのだろうか?そんなことを忘れるわけがないだろう。呼び止めて告げるにしては当たり前のこと過ぎる。世界樹の意図が分からず首を傾げる。だが、世界樹はそれ以上言うことはないようだった。
しかしその時、ズィーリオスだけが世界樹に丸くした目を向けていた。そして、世界樹の念話が終ると小さく溜息を吐きリュゼを見つめる。
だが、その視線の意味に俺は全く気付いておらず、世界樹に別れの挨拶をした後、皆に声を掛けて目的地に向かって駆けだした。
魔素濃度が低下した森の中を走るのは、息がしやすくてとても楽である。軽い駆け足状態で並走していた俺たちは、前方に近づいてきた気配にスピードを落とす。
「お前たち!!」
「良かった!皆さん無事だったのですね!」
森の先から姿を現したのは、エルフの王子と世界樹の巫女、そして彼等の護衛と思わしき10人ほどのエルフたちだった。
やはり王子も同行していたか。驚愕のあまり目を丸くして立ち止まっている王子の側を、巫女が走り抜けて俺たちの前に立つ。ここまでずっと走り続けていたのだろう。肩で息をしている巫女は、呼吸を落ち着けてユヴェーレンに顔を向けた。
「闇の精霊王様!世界樹は・・・・っ!」
この森全域の魔素がきちんと下がったようだ。結果を分かっているが、ユヴェーレンから直接聞きたいようで、食い気味に目を輝かせて問いかける。
しかし、なぜかユヴェーレンは答えない。回答を考えているのかとのんびりしていると、困惑して眉を八の字にした巫女が、俺とユヴェーレンの顔を交互に見ていた。それは巫女だけでなく、巫女の周囲に移動していた数人の護衛も同じような反応をしていたのだ。
訝しくなりユヴェーレンに視線を向けると、ユヴェーレンと目が合い、何故か柔らかな笑みを浮かべて頷かれた。・・・どうやら俺が答えろという意味らしい。ユヴェーレンから結果を聞きたがっているようだけど・・。あ、はい。俺からですか・・。
エルフたちには悪いが、それがユヴェーレンの回答である。ユヴェーレンに向けていた顔を比べて、明らかに落胆の色を隠さない巫女の顔を無表情で眺めながら口を開く。
「世界樹は元通りに戻った。ちゃんと魔素濃度が安定しているようでこちらも安心だ」
護衛が殺気だって睨み付けるが、巫女が腕を出して制したことで一歩引き下がる。
「やめなさい。彼等は世界樹だけでなくエルフの恩人なのですよ」
渋々後退するエルフの護衛達を前に、人間がその立役者であることがどうしても嫌な人間嫌いのエルフたちなのだろうなーと、どこか他人事のように傍観していた。
「アバドン、この2つってどこで見つけたんだ?」
「どこってこの辺だぞ?」
「・・・」
俺はもっと具体的に知りたかったんだけどなー。ずっとハムづくりをしていたと思っていただけに、その衝撃はかなり大きい。完全部外者がいきなり捜査の中心部に転がり込んで来たような感じだ。
「・・・それで、この魔道具って何の魔道具か知っているのか?」
魔道具を持っているアバドンに訊ねてみるが、首を横に振りながらこちらに魔道具を突き出した。
「いや、人の作った魔道具は知らないな」
「あ、でもダンジョン産ではないことは分かるんだ」
「ん?だって魔石があるだろ?」
「だった」
魔道具を受け取り、手元でグルグルと回して眺める。普段、マジックバッグ以外の魔道具を使用していないせいか、人が作った魔道具とダンジョン産の魔道具との違いについてド忘れしてしまっていた。
魔石がある魔道具が人工物。魔石がないように見える、またはない魔道具がダンジョン産だ。魔石の付け替えが出来る様にはなっておらず、完全に埋め込まれている。魔石に罅が入っている状態からも分かるが、使い捨ての魔道具であるようだ。本来、魔石の魔力が切れても魔石に罅が入ることはない。しかし、魔石に罅が入っているということは、魔石にそれだけ負荷が掛かる魔法陣が刻まれているのだろう。一体どんな効果をもった魔道具だったのだろうか。
「これってなんの魔道具か分かる?」
アバドンから視線を逸らし、俺は腕輪型の魔道具を指さして誰にともなく尋ねる。すると、スッと俺の側にやって来たユヴェーレンが俺の手元を覗き込んで来たので、見やすいようにゆっくりと腕輪を動かした。
『そうねぇ。・・・・んーこの魔法陣、どこかで見覚えがあるわねぇー』
顎に手を当てて斜め上を見上げるユヴェーレンは、魔石の裏にあるのだろう魔法陣の形が視えているようだ。ただ、あまりよく見る魔法陣ではないのだろう。ユヴェーレンは頑張って記憶を掘り起こしている最中のようなので、俺を挿んでユヴェーレンの反対側にいたズィーリオスに魔道具を見せる。ズィーリオスも何か情報を持っていたりしないかな。
『流石に魔石が邪魔で魔法陣が見えないからな。どんな効果があるかは分からない。魔石が取り外せたらいいが・・・』
「でもそうすると、魔道具自体が壊れそうだからなー」
『そうなんだよねー』
俺とズィーリオスは2人してうんうん言いながら考え込むが、当然俺は何も分からない。そもそも魔法陣が見えたところで、俺は魔法陣の勉強なんてしたことがないから全く理解できないのだが。
『一度あの冒険者たちに見せてみたらどうだ?もしかすると人の世に長く通じている彼等なら知っている可能性もあるぞ?人の作った魔道具ならばな』
それは良いかもしれない。俺の知らない魔道具も、一流の冒険者ならば色々知っていそうだ。特に、似た見た目の腕輪型魔道具とか。人工の魔道具は、同じ効果または似た効果の魔道具を作ることが多い。そのため、ガルム達が腕輪型の魔道具について知っていれば、何かしらの手がかりを得ることが出来るのだ。しかし・・・。
「でも、教えちゃって良いのか?」
俺の心配するところはそこであった。確かにガルム達の意見を聞きたい。けれど、聞くということはこの腕輪型の魔道具を見せるということだ。事情を知らないガルム達に今回の件について説明をする必要がある。
『大丈夫だろう。何も精霊の園に行ったということまで説明する必要はない。ユヴェーレンが居れば大体のことは納得してもらえるだろう』
「・・・まあな」
本当にユヴェーレンがいればどうにか誤魔化せそうなのが・・・。思わず苦笑いを浮かべる。エルフだけでなく、人にとっても精霊王というワード自体が強い。
そうしてズィーリオスの意見に納得した俺は、ガルム達に見てもらうために魔道具をマジックバッグの中へ収納した。そして、既に効果が切れているお香に関しては、もうただの香炉である。これもマジックバッグの中へ放り込んでおいた。
アバドンが大活躍を果たして見つけて来たアイテムを片付け、俺はユヴェーレンの様子を窺う。だが、その顔はまだ険しく、思い出すには至っていないようであった。仕方ない。やっぱりここはガルム達に聞いた方が早そうだ。
アバドンの行動を労い、一先ずここから移動することにした。今は思い出せなくとも、後でフッと思い出すこともある。そのため、焦って必死に思い出そうとしているユヴェーレンを慰めた後、俺たちは全員足をエルフの国方向に向けた。
『人間!少し待て!』
走り出そうとした瞬間、完全に忘れていた世界樹が声を掛けて引き留める。首だけを背後の世界樹に向け、先を促した。
『君は神の後継者であるが神ではない。そして、後継者である前にただの人間である。そのことを努々忘れるな』
「ん?まあそうだな」
世界樹は何を当たり前のことを言っているのだろうか?そんなことを忘れるわけがないだろう。呼び止めて告げるにしては当たり前のこと過ぎる。世界樹の意図が分からず首を傾げる。だが、世界樹はそれ以上言うことはないようだった。
しかしその時、ズィーリオスだけが世界樹に丸くした目を向けていた。そして、世界樹の念話が終ると小さく溜息を吐きリュゼを見つめる。
だが、その視線の意味に俺は全く気付いておらず、世界樹に別れの挨拶をした後、皆に声を掛けて目的地に向かって駆けだした。
魔素濃度が低下した森の中を走るのは、息がしやすくてとても楽である。軽い駆け足状態で並走していた俺たちは、前方に近づいてきた気配にスピードを落とす。
「お前たち!!」
「良かった!皆さん無事だったのですね!」
森の先から姿を現したのは、エルフの王子と世界樹の巫女、そして彼等の護衛と思わしき10人ほどのエルフたちだった。
やはり王子も同行していたか。驚愕のあまり目を丸くして立ち止まっている王子の側を、巫女が走り抜けて俺たちの前に立つ。ここまでずっと走り続けていたのだろう。肩で息をしている巫女は、呼吸を落ち着けてユヴェーレンに顔を向けた。
「闇の精霊王様!世界樹は・・・・っ!」
この森全域の魔素がきちんと下がったようだ。結果を分かっているが、ユヴェーレンから直接聞きたいようで、食い気味に目を輝かせて問いかける。
しかし、なぜかユヴェーレンは答えない。回答を考えているのかとのんびりしていると、困惑して眉を八の字にした巫女が、俺とユヴェーレンの顔を交互に見ていた。それは巫女だけでなく、巫女の周囲に移動していた数人の護衛も同じような反応をしていたのだ。
訝しくなりユヴェーレンに視線を向けると、ユヴェーレンと目が合い、何故か柔らかな笑みを浮かべて頷かれた。・・・どうやら俺が答えろという意味らしい。ユヴェーレンから結果を聞きたがっているようだけど・・。あ、はい。俺からですか・・。
エルフたちには悪いが、それがユヴェーレンの回答である。ユヴェーレンに向けていた顔を比べて、明らかに落胆の色を隠さない巫女の顔を無表情で眺めながら口を開く。
「世界樹は元通りに戻った。ちゃんと魔素濃度が安定しているようでこちらも安心だ」
護衛が殺気だって睨み付けるが、巫女が腕を出して制したことで一歩引き下がる。
「やめなさい。彼等は世界樹だけでなくエルフの恩人なのですよ」
渋々後退するエルフの護衛達を前に、人間がその立役者であることがどうしても嫌な人間嫌いのエルフたちなのだろうなーと、どこか他人事のように傍観していた。
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