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後継者の心持ち
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『まあまあ、雷の王も落ち付きなヨ!さっき自分のことを知ったばかりの人の子に厳し過ぎないカ?』
地の精霊王が雷の精霊王を宥めるが、雷の精霊王は地の精霊王に構わず続ける。
『聖獣の管理者も闇の王も、お前も、彼が後継者だからと甘すぎる。これは世界の命運を左右する問題なのだ。本人にしっかりとその重要性を理解してもらわねば困る。今は神々がいた時代とは違い、欲の神の影響が強く出ている時代だ。エルフやドワーフたちも欲深くなってきている姿を見ているだろ。特に、下位精霊よりも中位精霊を望む者が増えてきている。それに、ここへ来ようと自らが契約している下位精霊を脅していた者もいた。人間も同じく、いや、それ以上に欲深い。結界がなくなりここが露出することになれば、人間がここの存在を知ることになる。各々の眷属たちだけでなく、我々の生活するこの空間を守ることが出来なくなるぞ』
『それハ・・・』
俺を助けようとしてくれた地の精霊王だったが、反論することが見つからずに言葉を詰まらせる。
『今回の世界樹のことは、その影響が露骨に出た結果であろう。欲深い何者かが、世界樹の力を利用しようと画策したから起こった出来事だ。昔は、もっとエルフやドワーフたちとは良い関係を築けていた。だからこそ我々も外に出て契約者を見つける動きを頻繁にしてきた。だが、今はどうだ?分かっての通り、外に出る者はまだ外の厳しさを知らない若い精霊ばかりではないか。地の王とて、最後に契約者がいたのはいつだ?』
『・・・・』
地の精霊王が完全に黙り込む。雷の精霊王が言うことに心当たりがあるのだろう。先ほどよりも重苦しい空気が流れる。
『後継者よ』
「はい・・・」
沈黙が辺りを支配し、どんよりとした空気に雷の精霊王が切り込む。
『君はこの世界で唯一のエンリュゼーファ神の後継者だ。魂の欠片が複数あるからこそ、他にも後継者がいるかもしれないという期待は持つな。それは、これまでの聖獣たちが世界中を回って調べ、起こり得ないことが確定している。他の欠片は見つかっているのにな』
雷の精霊王が冷厳とも言える声音で告げる。それはつまり、今までエンリュゼーファ神の後継者として生まれて来た者はおらず、“本質”を示す魂の欠片が見つからなかったということだった。
『君には、とても重要な役割がその肩に乗っている。もし君が死ぬことがあれば、誰もこの世界を守ることなど出来ない。だからこそ、君を守るために聖獣と闇の王は君と契約を結んだのだ。最も近くで君を守るためにな。彼等は君の守護者ということだ。そうだろ?闇の王、管理者』
『え、えぇ。まあそうだけどぉ』
『そうだな・・・』
雷の精霊王はズィーリオスとユヴェーレンに問いかける。2人は、いきなり自分たちに振られたことに驚いたのか、戸惑いながら答える。
『だが、守護者ならずとも、我々他の精霊王も君のために出来ることならば喜んで手を貸すだろう。しかし、それは君が全力でその役割を全うしようといている場合に限る。例え世界が危険に晒されようとも、君が本気で自らの役目を全うしようとしていないのならば、少なくとも私は手を貸すことはしない。その程度の心持ちであれば、いずれにしても世界は崩壊することだろう』
重い。秘密を知ってしまったら自由はなくなるとは聞いていた。だから覚悟はしていた。覚悟をしているはずだった。しかし、ここまで重いとは思いもしなかったのだ。知ってしまったら逃げることは出来ない。俺の行動には、世界の存続が掛かっているのだ。
『結界の張り方が分からないのは事実だが、それは、他の欠片を集めて行くことで方法が分かるようになるはずだ。ここまで予想して対策を講じていたエンリュゼーファ神が、結界を張ることが出来ないなどという状況にするわけがないだろう』
結界は・・・まあ足りない欠片を集めることでどうにかなる、というのは同感だ。確かにどうにかなるかもしれないが・・・。
『・・・君にあまりやる気がないのは、単に結界の張り方が分からないってことだけではないな?』
心臓が跳ねる。威圧に似た視線が俺に突き刺さっていた。
『後継者よ。人は好きか?』
後継者、か。なんでここでそう呼ぶんだよ・・?なぜか胸が苦しくなる。人が好きか?そんな質問でこれほど心臓が痛くなることなんて今までなかった。自問自答だからというわけではないだろう。なのに、なぜ?
すぐには答えられない俺を見た雷の精霊王は、合点がいったと鷹揚に頷き、ユヴェーレン以外の周りの精霊王たちが驚愕を露わに息を呑んだことが分かった。
『リュゼ・・・。やっぱりまだ、厳しいんだね・・・』
ズィーリオスが俺に寄り添い頬を舐める。いつもなら止めろと抗議をするところだったが、そのような余裕はまるでなかった。
『それはどういうことだい?』
火の精霊王が戸惑いながら俺に、いや多分ズィーリオスに尋ねる。ずっと顔を下げているので、周りの様子は分からない。しかし、俺とズィーリオスに視線が集中していることだけは感じ取っていた。視界の端に、ユヴェーレンが俺のすぐ隣に移動したのが見えた。
『リュゼ・・・良いか?』
舐めるのを止め、窺うようにそっと尋ねて来たズィーリオスは、俺の代わりに例の話をしようかということを聞いているのであろう。黙っていても埒が明かないし、彼等精霊王には話さなければいけない。そういう空気が漂っているが、ズィーリオスはそれでも俺の意思を確認してくれる。
それに・・・、彼等が誰かにこのことを喋ることはない、はずだ。無言で頷いた俺に、ズィーリオスは優しく尻尾を回して俺を包み込んだ。
『ということがあったんだ。だから、前よりは人と関わりを持つことも増えて、少しずつ改善している。けれど、まだごく少数の人だけだな』
『人はなんて残酷ことをするんダ・・・』
地の精霊王が引きつった表情でポツリと呟く。
『幼い内にそのような心の傷を負っていたのか。それならば仕方がない反応だな・・・』
雷の精霊王すらも悲痛な声を上げた。
『信じていた者達からの裏切り。それも、利用されて殺されかける。これは子供であるからこそより傷は深くなる』
雷の精霊王の声質が変わる。
『私は、君の目が覚めてからずっと君の行動を見ていたが、君が聖獣と闇の王を大事にしており、その関係はとても良好であることは窺えていた。君にとっては、人と共にいるよりも人ならざる者と共にいる方が気が楽なのであろう。先ほどは意地悪な質問をして悪かったな』
慈愛に満ちた、まるでおじいちゃんのような優し気な声音だった。その声に惹かれるように顔を上げる。声と同じく、その顔はとても柔和な表情であった。
『君にとって、人を助けることは率先してやりたいことではないだろう。だったら、結界を張ることは私たち人外を守るための行動だと思ってくれ』
精霊たちを守る・・・。
『それか、魔族たちを守るためだと思えば良い。魔族には会ったことはないだろうが、悪魔から魔族を守るためだと。彼等は人と同じような生活様式をしているらしいが、その性質は極めて温厚な者達だと言われている』
魔族、か。魔族も人と同じように簡単に他人を裏切るんじゃ・・・。そう思った疑問は、一瞬の内に消えていった。なぜかは分からない。分からないが、魔族はそういう者達ではないという確信があった。この確信が何処から湧き出て来たのか、その源流を探そうとしたが、続いて聞こえた雷の精霊王の言葉によって意識が逸れる。
『それに、君には仲間に悪魔がいると聞いた。その悪魔も、君がエンリュゼーファ神の後継者だから興味をひかれたのだろうが、今は闇の王たちと共に君の守護者をしていると聞く。ならばその強さは身に染みて理解しているはずだ。あのような者達が大勢押し寄せられては、我々は簡単に消滅するからな』
俺は周囲を見渡す。いつの間にか、俺たちの話し合いの様子を見ていることに飽きた精霊たちが、自由気ままに遊んでいた。木々の合間を飛び回って遊ぶ精霊や、池に潜って遊ぶ精霊たち。どの精霊の顔もキラキラとした笑顔に溢れていた。
もし結界がなくなってしまえば、この子たちはあっという間に消滅してしまうだろう。それに、この美しい景色も無くなってしまう。ここは居心地がいい。もっとここでのんびり眠っていたい。
そうだ。俺は、俺の身近な大事な者達のために、俺自身のために行動すればいい。俺の気持ちは決したのだった。
地の精霊王が雷の精霊王を宥めるが、雷の精霊王は地の精霊王に構わず続ける。
『聖獣の管理者も闇の王も、お前も、彼が後継者だからと甘すぎる。これは世界の命運を左右する問題なのだ。本人にしっかりとその重要性を理解してもらわねば困る。今は神々がいた時代とは違い、欲の神の影響が強く出ている時代だ。エルフやドワーフたちも欲深くなってきている姿を見ているだろ。特に、下位精霊よりも中位精霊を望む者が増えてきている。それに、ここへ来ようと自らが契約している下位精霊を脅していた者もいた。人間も同じく、いや、それ以上に欲深い。結界がなくなりここが露出することになれば、人間がここの存在を知ることになる。各々の眷属たちだけでなく、我々の生活するこの空間を守ることが出来なくなるぞ』
『それハ・・・』
俺を助けようとしてくれた地の精霊王だったが、反論することが見つからずに言葉を詰まらせる。
『今回の世界樹のことは、その影響が露骨に出た結果であろう。欲深い何者かが、世界樹の力を利用しようと画策したから起こった出来事だ。昔は、もっとエルフやドワーフたちとは良い関係を築けていた。だからこそ我々も外に出て契約者を見つける動きを頻繁にしてきた。だが、今はどうだ?分かっての通り、外に出る者はまだ外の厳しさを知らない若い精霊ばかりではないか。地の王とて、最後に契約者がいたのはいつだ?』
『・・・・』
地の精霊王が完全に黙り込む。雷の精霊王が言うことに心当たりがあるのだろう。先ほどよりも重苦しい空気が流れる。
『後継者よ』
「はい・・・」
沈黙が辺りを支配し、どんよりとした空気に雷の精霊王が切り込む。
『君はこの世界で唯一のエンリュゼーファ神の後継者だ。魂の欠片が複数あるからこそ、他にも後継者がいるかもしれないという期待は持つな。それは、これまでの聖獣たちが世界中を回って調べ、起こり得ないことが確定している。他の欠片は見つかっているのにな』
雷の精霊王が冷厳とも言える声音で告げる。それはつまり、今までエンリュゼーファ神の後継者として生まれて来た者はおらず、“本質”を示す魂の欠片が見つからなかったということだった。
『君には、とても重要な役割がその肩に乗っている。もし君が死ぬことがあれば、誰もこの世界を守ることなど出来ない。だからこそ、君を守るために聖獣と闇の王は君と契約を結んだのだ。最も近くで君を守るためにな。彼等は君の守護者ということだ。そうだろ?闇の王、管理者』
『え、えぇ。まあそうだけどぉ』
『そうだな・・・』
雷の精霊王はズィーリオスとユヴェーレンに問いかける。2人は、いきなり自分たちに振られたことに驚いたのか、戸惑いながら答える。
『だが、守護者ならずとも、我々他の精霊王も君のために出来ることならば喜んで手を貸すだろう。しかし、それは君が全力でその役割を全うしようといている場合に限る。例え世界が危険に晒されようとも、君が本気で自らの役目を全うしようとしていないのならば、少なくとも私は手を貸すことはしない。その程度の心持ちであれば、いずれにしても世界は崩壊することだろう』
重い。秘密を知ってしまったら自由はなくなるとは聞いていた。だから覚悟はしていた。覚悟をしているはずだった。しかし、ここまで重いとは思いもしなかったのだ。知ってしまったら逃げることは出来ない。俺の行動には、世界の存続が掛かっているのだ。
『結界の張り方が分からないのは事実だが、それは、他の欠片を集めて行くことで方法が分かるようになるはずだ。ここまで予想して対策を講じていたエンリュゼーファ神が、結界を張ることが出来ないなどという状況にするわけがないだろう』
結界は・・・まあ足りない欠片を集めることでどうにかなる、というのは同感だ。確かにどうにかなるかもしれないが・・・。
『・・・君にあまりやる気がないのは、単に結界の張り方が分からないってことだけではないな?』
心臓が跳ねる。威圧に似た視線が俺に突き刺さっていた。
『後継者よ。人は好きか?』
後継者、か。なんでここでそう呼ぶんだよ・・?なぜか胸が苦しくなる。人が好きか?そんな質問でこれほど心臓が痛くなることなんて今までなかった。自問自答だからというわけではないだろう。なのに、なぜ?
すぐには答えられない俺を見た雷の精霊王は、合点がいったと鷹揚に頷き、ユヴェーレン以外の周りの精霊王たちが驚愕を露わに息を呑んだことが分かった。
『リュゼ・・・。やっぱりまだ、厳しいんだね・・・』
ズィーリオスが俺に寄り添い頬を舐める。いつもなら止めろと抗議をするところだったが、そのような余裕はまるでなかった。
『それはどういうことだい?』
火の精霊王が戸惑いながら俺に、いや多分ズィーリオスに尋ねる。ずっと顔を下げているので、周りの様子は分からない。しかし、俺とズィーリオスに視線が集中していることだけは感じ取っていた。視界の端に、ユヴェーレンが俺のすぐ隣に移動したのが見えた。
『リュゼ・・・良いか?』
舐めるのを止め、窺うようにそっと尋ねて来たズィーリオスは、俺の代わりに例の話をしようかということを聞いているのであろう。黙っていても埒が明かないし、彼等精霊王には話さなければいけない。そういう空気が漂っているが、ズィーリオスはそれでも俺の意思を確認してくれる。
それに・・・、彼等が誰かにこのことを喋ることはない、はずだ。無言で頷いた俺に、ズィーリオスは優しく尻尾を回して俺を包み込んだ。
『ということがあったんだ。だから、前よりは人と関わりを持つことも増えて、少しずつ改善している。けれど、まだごく少数の人だけだな』
『人はなんて残酷ことをするんダ・・・』
地の精霊王が引きつった表情でポツリと呟く。
『幼い内にそのような心の傷を負っていたのか。それならば仕方がない反応だな・・・』
雷の精霊王すらも悲痛な声を上げた。
『信じていた者達からの裏切り。それも、利用されて殺されかける。これは子供であるからこそより傷は深くなる』
雷の精霊王の声質が変わる。
『私は、君の目が覚めてからずっと君の行動を見ていたが、君が聖獣と闇の王を大事にしており、その関係はとても良好であることは窺えていた。君にとっては、人と共にいるよりも人ならざる者と共にいる方が気が楽なのであろう。先ほどは意地悪な質問をして悪かったな』
慈愛に満ちた、まるでおじいちゃんのような優し気な声音だった。その声に惹かれるように顔を上げる。声と同じく、その顔はとても柔和な表情であった。
『君にとって、人を助けることは率先してやりたいことではないだろう。だったら、結界を張ることは私たち人外を守るための行動だと思ってくれ』
精霊たちを守る・・・。
『それか、魔族たちを守るためだと思えば良い。魔族には会ったことはないだろうが、悪魔から魔族を守るためだと。彼等は人と同じような生活様式をしているらしいが、その性質は極めて温厚な者達だと言われている』
魔族、か。魔族も人と同じように簡単に他人を裏切るんじゃ・・・。そう思った疑問は、一瞬の内に消えていった。なぜかは分からない。分からないが、魔族はそういう者達ではないという確信があった。この確信が何処から湧き出て来たのか、その源流を探そうとしたが、続いて聞こえた雷の精霊王の言葉によって意識が逸れる。
『それに、君には仲間に悪魔がいると聞いた。その悪魔も、君がエンリュゼーファ神の後継者だから興味をひかれたのだろうが、今は闇の王たちと共に君の守護者をしていると聞く。ならばその強さは身に染みて理解しているはずだ。あのような者達が大勢押し寄せられては、我々は簡単に消滅するからな』
俺は周囲を見渡す。いつの間にか、俺たちの話し合いの様子を見ていることに飽きた精霊たちが、自由気ままに遊んでいた。木々の合間を飛び回って遊ぶ精霊や、池に潜って遊ぶ精霊たち。どの精霊の顔もキラキラとした笑顔に溢れていた。
もし結界がなくなってしまえば、この子たちはあっという間に消滅してしまうだろう。それに、この美しい景色も無くなってしまう。ここは居心地がいい。もっとここでのんびり眠っていたい。
そうだ。俺は、俺の身近な大事な者達のために、俺自身のために行動すればいい。俺の気持ちは決したのだった。
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