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迷い
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最悪の想定に血の気が引く。ガルムにアネット、ジェイド、ナルシアはもう・・・?ナルシアはまだまだしも、ガルムとジェイド、アネットは厳しいだろう。いくらAランクとBランクの冒険者と言えども、これほどの魔素濃度は耐えきれるものではない。実力のある冒険者は、ある程度魔素濃度が濃くても動ける。魔素濃度が濃い場所ほど強い魔物が出るからだ。けれど、ニュフェの樹海に広がる魔素は異常なほど濃い。多分、ヴァルードのいた洞窟よりも。
俺はあそこにいる間に魔素にはかなり慣れたし、黒の書を使用したことによる魔力消費によって、魔力総量が増えている。そのため、魔素濃度の耐性はかなり高い。けれど、それは普通じゃないのだ。
この場所には、魔素の影響は微塵もない。穏やかで静かで、平和で快適な場所だ。というのも、ここ精霊の園は、結界によって外から守られている場所ではなく、空間自体が隔離された地であるかららしい。そのため、精霊の園はニュフェの樹海にあるわけではなく、ニュフェの樹海に精霊の園の入口があるというだけだなのだ。
だから一切、魔素の影響は受けない。
だから気付かない。
だから外のことなどどうでも良い。
精霊にとって、外がどうなろうと構わないのだ。本来なら、この地でずっと生きていけるのだから。そして、長い年月を生きるためにこの地に飽きた精霊が、娯楽を求めて外に出る。その時に契約者を見つけ、契約者の見る世界を共に見るのだ。
安直に言うと、この場に居る精霊には契約者はいない。そして、外に出て契約者を見つけるつもりもない。外のことなど興味がない。
だからこそ、この地はとても穏やかだった。
外で大量に人が死んでいるとしても、彼等には関係のない話なのだから。
植物の精霊王も、外にいた眷属が世界樹の様子がおかしいと連絡をしたから、その異変に気付いたという。そして、世界樹の根本で俺たちの前に立っていた植物の精霊王は、世界樹の事だけを気にしていた。そして俺が意識を失った後に、ユヴェーレンに他にやることがあるからと代行を頼んだのは、森の木々の様子を見るためだった。
精霊とエルフは親密な関係を築いているというイメージはイメージに過ぎず、ただの偏見なのだ。いや、一部の精霊と、と訂正するべきか。
だから、もしまだガルムたちが無事なのならば、俺が動かなければならない。もう厳しいかもしれないが、もしかしたら今動けば間に合うかもしれない。行ってみなければ分からない。
俺が・・・助けなければ・・・・!!
なんで?
え?そりゃあ、俺しか助けられる人はいな・・・い・・・・。あれ?確かに、なんで俺が助ける必要があるんだ?
自分の中で一つの疑問が生じた。それは、投げ込まれた“いし”となって波紋を広げる。
いつからだ?俺は、いつからこんなに人を助けるのが当たり前になっていたんだ?他人のことなどどうでも良かったじゃないか。人と関わることすら避けていたじゃないか。
人なんて碌でもない生きものだ。平気で他人を貶め、見下し、差別する。例え身内であっても裏切り、利用し、殺す。殺し合う。
そんなことをするのは人間だけ?いや、そんなことはない。人間だから亜人だからとか、種族など関係ない。皆、人なのだから同じだ。それに、エルフの国に来た理由だってそれが原因なのだから。
ズィーリオスのもふもふした毛に埋めていた顔を横向きにずらす。顔を右に向けて、俺は自分の右手の掌を見る。
俺がわざわざ助ける必要はないだろ?だってガルムは馬車の中で言っていたじゃないか。最悪は、メンバーを連れて逃げると。仕事よりもメンバーの命が優先だと。
なら、自分で判断して逃げているだろう。ベテラン冒険者のガルム達が、引き際を間違えることなどないだろう。引き際を間違えなかったからこそ、今まで生き残って来れただろうから。それに、あのガルム達の事だ。エルフの兄妹も一緒に連れて逃げているだろう。
うん、そうだよ。ガルム達はいないはず。もうニュフェの樹海から逃げている・・・はず。
右手をそっと握りしめる。だから俺は、ここでのんびり気力と体力を回復させればいい。十分眠ったから体力は回復しているが、こんな心地よい場所、すぐに帰るなんて勿体ない。のんびりして行こう。俺たちは頑張ったよ。国を壊滅させる規模の魔物の軍勢を相手取ったのだ。本来ならば国が対処することを、その日到着した部外者である俺たちが対処した。ならば、後は自分たちの国の事は自分たちで解決してもらおう。全て俺たちがやる必要はない。
アバドンには申し訳ないが、まあ大丈夫だろう。
拳を下ろして再びズィーリオスの毛に顔を埋める。眠ろう。眠ってしまえば、勝手に時間は過ぎていく。何も考えなくて良い。目を瞑り、早く眠れと自分に良い聞かす。けれど、眠ろうと意識すればするほど思考は研ぎ澄まされ、脳は勝手に外の有様について予測を立てだす。その思考から逃げたくてズィーリオスの毛に意識を集中させるも、気付いたら再び外の様子について考えていた。
なぜだ。前までは、どうでも良いと思ったらそのまま思考を変えることが出来たのに。なんで今日はそれが出来ないんだ!もう十分寝たからか?なんで・・・・・・。
『リュゼ』
「ッ!?」
突如、優しい声のズィーリオスに名前を呼ばれ体が硬直する。そして気付いた。いつの間にか周囲は静まり返っており、ユヴェーレンと精霊王たちの言い争いは終わっていることを。だが、それだけではない。精霊王たちの視線が俺に向けられていた。その視線は、それぞれどこか温かみを感じるもので。顔が熱くなり、ズィーリオスの毛に埋めていた顔を更にズィーリオスに押し付ける。鼻が曲がっているが、今はそれどころではない。
『ここと外の時間の流れは違うらしいぞ』
『・・・・』
いきなり何を言い出すんだ?ズィーリオスの声は先ほどと変わらず柔らかい。
『ここで過ごす時間は、外での一瞬ってことだよ』
今のこの時間は、外では一瞬?なら、俺が今必死に眠ろうとしていたのは意味がない?
『そう、一瞬。この意味が分かる?』
分かるよ。だから、俺が逃げようとしても意味がないって言いたいんだろ?今まさに、ガルム達が息を引き取る際中かもしれないって。
『いいの?』
『・・・・何が?』
何が言いたいんだよ!何かを俺に伝えたいようだが、はっきりと物を言わないズィーリオスに少しイラつく。
『まだ間に合うかもしれないよ?リュゼはここで丸一日寝ていたけど、外では・・・・ね?』
『・・・・ッ!?』
ズィーリオスの言っていることがすぐには分からなかったが、咀嚼してその意味に気付く。外では丸一日も過ぎていない。まだ、植物の精霊王と会った日のままということ。そして、時間があまり過ぎていないということは、ガルム達が生きている可能性が上がったということで・・・。
だが、俺は拳を握ったまま顔を上げずに動かない。俺の助けなど要らないだろう。俺が助ける必要もないだろう。
・・・・・・でもガルム達は俺のために助けに来てくれた。反逆罪に問われるかもしれない危険を冒してまで、俺のことを無条件に助けてくれた。ただ、子供なのにガルムの事を怯えていなかった赤の他人を。ただ、少しの間、冒険者の心得を教えた相手を。ただ、少しだけ共闘した相手を。
依頼でもないのに、ベテラン冒険者としての人生を剥奪される可能性を冒してまで、俺を助けるに値する関係性を築いたとは思えない。それでも無条件で助けてくれた。手を貸してくれた。助けてくれた後も、何かを要求して来ることもなかった。
ガルム達は・・・他の人とは違う。それに・・・、要求もされていないからこそ、あの時助けてもらった借りがある。俺はまだその仮を返していない。
目を瞑って深く息を吐く。目の前のフワフワの毛が揺れて俺の鼻筋を擽る。
『ズィーリオス』
『なに?』
ズィーリオスの声が笑っている気がした。
『採決の結果を聞いてなかったよな?どうなったんだ?』
『それは・・・』
もったいぶったズィーリオスが突然立ち上がった。慌てて俺は上体を起こしてしがみつき、バランスを取る。
『今この瞬間を以て、全会一致で可決した』
俺はあそこにいる間に魔素にはかなり慣れたし、黒の書を使用したことによる魔力消費によって、魔力総量が増えている。そのため、魔素濃度の耐性はかなり高い。けれど、それは普通じゃないのだ。
この場所には、魔素の影響は微塵もない。穏やかで静かで、平和で快適な場所だ。というのも、ここ精霊の園は、結界によって外から守られている場所ではなく、空間自体が隔離された地であるかららしい。そのため、精霊の園はニュフェの樹海にあるわけではなく、ニュフェの樹海に精霊の園の入口があるというだけだなのだ。
だから一切、魔素の影響は受けない。
だから気付かない。
だから外のことなどどうでも良い。
精霊にとって、外がどうなろうと構わないのだ。本来なら、この地でずっと生きていけるのだから。そして、長い年月を生きるためにこの地に飽きた精霊が、娯楽を求めて外に出る。その時に契約者を見つけ、契約者の見る世界を共に見るのだ。
安直に言うと、この場に居る精霊には契約者はいない。そして、外に出て契約者を見つけるつもりもない。外のことなど興味がない。
だからこそ、この地はとても穏やかだった。
外で大量に人が死んでいるとしても、彼等には関係のない話なのだから。
植物の精霊王も、外にいた眷属が世界樹の様子がおかしいと連絡をしたから、その異変に気付いたという。そして、世界樹の根本で俺たちの前に立っていた植物の精霊王は、世界樹の事だけを気にしていた。そして俺が意識を失った後に、ユヴェーレンに他にやることがあるからと代行を頼んだのは、森の木々の様子を見るためだった。
精霊とエルフは親密な関係を築いているというイメージはイメージに過ぎず、ただの偏見なのだ。いや、一部の精霊と、と訂正するべきか。
だから、もしまだガルムたちが無事なのならば、俺が動かなければならない。もう厳しいかもしれないが、もしかしたら今動けば間に合うかもしれない。行ってみなければ分からない。
俺が・・・助けなければ・・・・!!
なんで?
え?そりゃあ、俺しか助けられる人はいな・・・い・・・・。あれ?確かに、なんで俺が助ける必要があるんだ?
自分の中で一つの疑問が生じた。それは、投げ込まれた“いし”となって波紋を広げる。
いつからだ?俺は、いつからこんなに人を助けるのが当たり前になっていたんだ?他人のことなどどうでも良かったじゃないか。人と関わることすら避けていたじゃないか。
人なんて碌でもない生きものだ。平気で他人を貶め、見下し、差別する。例え身内であっても裏切り、利用し、殺す。殺し合う。
そんなことをするのは人間だけ?いや、そんなことはない。人間だから亜人だからとか、種族など関係ない。皆、人なのだから同じだ。それに、エルフの国に来た理由だってそれが原因なのだから。
ズィーリオスのもふもふした毛に埋めていた顔を横向きにずらす。顔を右に向けて、俺は自分の右手の掌を見る。
俺がわざわざ助ける必要はないだろ?だってガルムは馬車の中で言っていたじゃないか。最悪は、メンバーを連れて逃げると。仕事よりもメンバーの命が優先だと。
なら、自分で判断して逃げているだろう。ベテラン冒険者のガルム達が、引き際を間違えることなどないだろう。引き際を間違えなかったからこそ、今まで生き残って来れただろうから。それに、あのガルム達の事だ。エルフの兄妹も一緒に連れて逃げているだろう。
うん、そうだよ。ガルム達はいないはず。もうニュフェの樹海から逃げている・・・はず。
右手をそっと握りしめる。だから俺は、ここでのんびり気力と体力を回復させればいい。十分眠ったから体力は回復しているが、こんな心地よい場所、すぐに帰るなんて勿体ない。のんびりして行こう。俺たちは頑張ったよ。国を壊滅させる規模の魔物の軍勢を相手取ったのだ。本来ならば国が対処することを、その日到着した部外者である俺たちが対処した。ならば、後は自分たちの国の事は自分たちで解決してもらおう。全て俺たちがやる必要はない。
アバドンには申し訳ないが、まあ大丈夫だろう。
拳を下ろして再びズィーリオスの毛に顔を埋める。眠ろう。眠ってしまえば、勝手に時間は過ぎていく。何も考えなくて良い。目を瞑り、早く眠れと自分に良い聞かす。けれど、眠ろうと意識すればするほど思考は研ぎ澄まされ、脳は勝手に外の有様について予測を立てだす。その思考から逃げたくてズィーリオスの毛に意識を集中させるも、気付いたら再び外の様子について考えていた。
なぜだ。前までは、どうでも良いと思ったらそのまま思考を変えることが出来たのに。なんで今日はそれが出来ないんだ!もう十分寝たからか?なんで・・・・・・。
『リュゼ』
「ッ!?」
突如、優しい声のズィーリオスに名前を呼ばれ体が硬直する。そして気付いた。いつの間にか周囲は静まり返っており、ユヴェーレンと精霊王たちの言い争いは終わっていることを。だが、それだけではない。精霊王たちの視線が俺に向けられていた。その視線は、それぞれどこか温かみを感じるもので。顔が熱くなり、ズィーリオスの毛に埋めていた顔を更にズィーリオスに押し付ける。鼻が曲がっているが、今はそれどころではない。
『ここと外の時間の流れは違うらしいぞ』
『・・・・』
いきなり何を言い出すんだ?ズィーリオスの声は先ほどと変わらず柔らかい。
『ここで過ごす時間は、外での一瞬ってことだよ』
今のこの時間は、外では一瞬?なら、俺が今必死に眠ろうとしていたのは意味がない?
『そう、一瞬。この意味が分かる?』
分かるよ。だから、俺が逃げようとしても意味がないって言いたいんだろ?今まさに、ガルム達が息を引き取る際中かもしれないって。
『いいの?』
『・・・・何が?』
何が言いたいんだよ!何かを俺に伝えたいようだが、はっきりと物を言わないズィーリオスに少しイラつく。
『まだ間に合うかもしれないよ?リュゼはここで丸一日寝ていたけど、外では・・・・ね?』
『・・・・ッ!?』
ズィーリオスの言っていることがすぐには分からなかったが、咀嚼してその意味に気付く。外では丸一日も過ぎていない。まだ、植物の精霊王と会った日のままということ。そして、時間があまり過ぎていないということは、ガルム達が生きている可能性が上がったということで・・・。
だが、俺は拳を握ったまま顔を上げずに動かない。俺の助けなど要らないだろう。俺が助ける必要もないだろう。
・・・・・・でもガルム達は俺のために助けに来てくれた。反逆罪に問われるかもしれない危険を冒してまで、俺のことを無条件に助けてくれた。ただ、子供なのにガルムの事を怯えていなかった赤の他人を。ただ、少しの間、冒険者の心得を教えた相手を。ただ、少しだけ共闘した相手を。
依頼でもないのに、ベテラン冒険者としての人生を剥奪される可能性を冒してまで、俺を助けるに値する関係性を築いたとは思えない。それでも無条件で助けてくれた。手を貸してくれた。助けてくれた後も、何かを要求して来ることもなかった。
ガルム達は・・・他の人とは違う。それに・・・、要求もされていないからこそ、あの時助けてもらった借りがある。俺はまだその仮を返していない。
目を瞑って深く息を吐く。目の前のフワフワの毛が揺れて俺の鼻筋を擽る。
『ズィーリオス』
『なに?』
ズィーリオスの声が笑っている気がした。
『採決の結果を聞いてなかったよな?どうなったんだ?』
『それは・・・』
もったいぶったズィーリオスが突然立ち上がった。慌てて俺は上体を起こしてしがみつき、バランスを取る。
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