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世界樹への道
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「え?あ、貴方達は、平気、なの?」
俺とアバドンを交互に見る女性に、王子は吐き捨てる様に告げる。
「あの人間どもは、イカレてるんだ・・・・」
あ。今気付いたが、言葉遣いが崩れている。これが王子の素の話し方なら、話している様子を見ている感じでは、両者は昔からの友人っぽい。王家と巫女の家系ということで、お互いに対等な関係を築いているのだろう。そして、俺に対抗してか、王子が膝に手を当てて立ち上がろうとしているが、足が震えていた。2人とも呼吸が荒いままなので、王子はかなり無理をしていることが窺える。
「いかれ?ている、かはわからない、けれど、普通じゃない、ことは、分かるわね」
女性が戸惑って一度こちらをチラリと見る。・・・うん、そろそろ2人とはお喋りしてないで黙った方が良いと思うんだが。絶対に魔素濃度の影響を受けてキツイだろ。
「世界樹見えてるし、後は自分たちで向かうから、2人はもう戻っていていいぞ?」
その瞬間、女性は困ったように眉根を寄せ、王子は苦しみか怒りか、どんな感情かは分からないが物凄い表情で俺を睨み付けてきた。
「いや、だって2人ともキツそうじゃん・・・」
なんで俺が言い訳しないといけないんだ?
「無理ですよ。世界樹、までの道は、私がいなければ、道が、閉ざされてしまう、ので」
『そう言えばぁ、そんなことがあったわねぇ』
女性の言葉にユヴェーレンが思い出した風に声を上げた。そして俺の目の前にやって来て、俺と向き合いながら説明を始める。
『この森は普通のところとは違うって話は覚えてるぅ?』
首を傾げて尋ねて来たユヴェーレンに頷く。
『一番の特徴がねぇ、世界樹までの道のりはぁ、世界樹の巫女にしか開くことが出来ないことなのよぉ。巫女の家系でもダメなのぉ。だからこそぉ、今代の巫女が誰なのかすぐ分かるのだけれどねぇ』
『なるほどな』
それで道が閉ざされるって言っていたのか。巫女に視線を向けると、どうやら先ほどの念話は俺たちにだけ向けていたらしい。俺がユヴェーレンに対して頷いた行動が、巫女の言葉に疑問も質問も返さずに納得したと思われていた。そのため、巫女だけでなく王子まで一驚したようであった。だが、俺が視線を向けたことで、すぐに表情を元に戻して取り繕っていた。
「えーっと。はぁっ、はぁっ。説明は、出来ないのでっ、ありがたいのですが、はぁっ、はぁっ、疑問にはっ、思わないのですか?」
いやいや、俺の疑問云々を言っている場合か?2人の契約精霊も、心配しながらも少し慌てだしている。
「変わった森ってことは聞いてるし、世界樹がある森なんだからそんなことも起こり得るだろ。ってことで、俺らのことは良いからさっさと帰れ。なあ2人の精霊たち、2人を連れて帰ってくれ。流石にこのまま進むのはマズイだろ」
「ですからそれはっ!え?皆、なんで?」
俺に言い募ろうとした女性であったが、彼女と王子の精霊たちが今だけは俺の味方をしてくれた。かなり珍しいことだが、流石に精霊たちも契約者が危険な状況では、契約者の命を優先するようだ。王子の高位精霊を中心として、2人を連れて離れだした。
そして、女性の方が先に折れて大人しく自分の足で戻る道を歩き始めた。だが、未だに文句を言いながら諦めていない王子を、女性が精霊たちと共に無理やり帰路へと連れて行った。その後ろ姿を見ていると、一行から抜け出した1人の精霊がこちらにやって来る。その精霊は、以前少しユヴェーレンと会話をしていた、王子と契約している水の高位精霊であった。
『彼の無茶を止めて下さりありがとうございます』
あれ?精霊が来たのはユヴェーレンの前ではなく、なぜか俺の前であった。そして、水の精霊は俺にペコリと頭を下げる。
『いや、別に・・・』
特に感謝されることをしたつもりはない。ただでさえ、戦闘後の疲れの溜まっている怪我人が同行していたのだ。魔素の影響のせいとはとは言え、俺たちは一刻も早く世界樹の許まで辿り付きたいのだ。案内人はまだしも、勝手に付いてきた足手纏いは要らない。
それなのに、水の精霊はニコリと柔らかい笑みを向けて来た。
『これほどの魔素濃度の環境で立っていられるとは、流石闇の精霊王様に認められた方なだけあります』
そして、笑みを引っ込めて真剣な表情を向ける。
『ここから先は道が閉ざされます。我々精霊には関係ないですが、人間である貴方達はかなり大変な道のりへと変わります。お気を付けてお進みください』
俺とアバドンを交互に見た後忠告を残した水の精霊は、最後にユヴェーレンへ向き直り、会釈して王子たちの許へと戻って行った。
「・・・・行ったな」
「やっと静かになったぜ!」
ポツリと無意識に零れた俺であったが、アバドンはその俺の言葉が合図だったとでも言うように、大きく伸びをして声を上げた。
風に木々が揺れる音のみが広がる。辺りはまさに生き物の気配のない異様な空気が漂っていた。俺だけが疲労と眠気に襲われている状態で、他の皆は魔素濃度関係なく元気である。
進行方向に顔を向けると、先ほどまでとは違った景色に変わっていた。進みやすい道がなくなり、木々が上空を隠しており世界樹の姿が見えない。更に、進む先どころか、全方位の見通しが悪くなっていた。
これは・・・。案内がなければ迷子になるのは避けられなさそうだ。
「なあ、この後どうする?」
周囲を見渡してしまったせいで、俺は進行方向が何処か分からなくなってしまっていた。どこもかしこも同じ景色が続いており、方向感覚を失う。生い茂る木々に隠され月の光も差し込まない。何処までも薄暗い森が広がっている。・・・世界樹に辿り着くどころか、そもそも俺たちは帰ることすら出来ないのではないか?
『そうねぇ。まあ、方向は分かるからついて来てぇ』
『そうだな。魔素が濃い方向に進めば良いからな』
ユヴェーレンが先頭を進みだし、ズィーリオスが頷いた後、ユヴェーレンに続く。
「置いてくなって!」
先に進んだ俺たちからワンテンポ遅れたアバドンが、少し声を張りながら慌ててやって来た。
「合ってんのか?」
『合ってるわよぉ』
あまりにも進みにくい道を歩きだし、俺は思わずユヴェーレンに確認を取った。俺はズィーリオスの背に乗って揺られているだけだが、見るからに歩きずらそうな道が続いているのだ。道を塞ぐほど大きな根を乗り越え、小さな根に足を取られないように気を付けながら進む。ズィーリオスが翼を広げられるほど木々の間隔は広くない。それに、木の上に飛んで出られそうな隙間は一切見当たらない。魔物の姿は見えないため、魔物に邪魔をされないという点だけは救いものだ。しかし残念ながら、一歩ずつ歩くしかないのだ。ズィーリオスが。
『でもぉ、これはいよいよマズイことになっているわねぇ』
ユヴェーレンが辺りを見渡して溜息を吐く。
『先ほどから所々に世界樹の根が地面から飛び出ている時があったのだけれどぉ、私が世界樹に声を掛けても全く反応がないのよぉ』
「深海の世界樹の時に何か話をしていたようだが、その時のような感じか?」
『ええ、そうよぉ。あの時みたいに会話をしようとしたのだけどぉ、返答がないのよねぇー』
首を傾げながら、ユヴェーレンは目の前に現れた見上げる程大きな木の根の上に移動する。軽快にズィーリオスがジャンプして飛び乗り、同じくアバドンも飛び越える。
「うおっ!?」
『バカねぇ。なんで私が根の上で止まっていたと思ってたわけぇ?』
「うっぜぇー!!」
巨大な根の向こう側には、まるで泥のような黒い沼のようなものが広がっており、そこにアバドンは綺麗に落っこちたのだった。
俺とアバドンを交互に見る女性に、王子は吐き捨てる様に告げる。
「あの人間どもは、イカレてるんだ・・・・」
あ。今気付いたが、言葉遣いが崩れている。これが王子の素の話し方なら、話している様子を見ている感じでは、両者は昔からの友人っぽい。王家と巫女の家系ということで、お互いに対等な関係を築いているのだろう。そして、俺に対抗してか、王子が膝に手を当てて立ち上がろうとしているが、足が震えていた。2人とも呼吸が荒いままなので、王子はかなり無理をしていることが窺える。
「いかれ?ている、かはわからない、けれど、普通じゃない、ことは、分かるわね」
女性が戸惑って一度こちらをチラリと見る。・・・うん、そろそろ2人とはお喋りしてないで黙った方が良いと思うんだが。絶対に魔素濃度の影響を受けてキツイだろ。
「世界樹見えてるし、後は自分たちで向かうから、2人はもう戻っていていいぞ?」
その瞬間、女性は困ったように眉根を寄せ、王子は苦しみか怒りか、どんな感情かは分からないが物凄い表情で俺を睨み付けてきた。
「いや、だって2人ともキツそうじゃん・・・」
なんで俺が言い訳しないといけないんだ?
「無理ですよ。世界樹、までの道は、私がいなければ、道が、閉ざされてしまう、ので」
『そう言えばぁ、そんなことがあったわねぇ』
女性の言葉にユヴェーレンが思い出した風に声を上げた。そして俺の目の前にやって来て、俺と向き合いながら説明を始める。
『この森は普通のところとは違うって話は覚えてるぅ?』
首を傾げて尋ねて来たユヴェーレンに頷く。
『一番の特徴がねぇ、世界樹までの道のりはぁ、世界樹の巫女にしか開くことが出来ないことなのよぉ。巫女の家系でもダメなのぉ。だからこそぉ、今代の巫女が誰なのかすぐ分かるのだけれどねぇ』
『なるほどな』
それで道が閉ざされるって言っていたのか。巫女に視線を向けると、どうやら先ほどの念話は俺たちにだけ向けていたらしい。俺がユヴェーレンに対して頷いた行動が、巫女の言葉に疑問も質問も返さずに納得したと思われていた。そのため、巫女だけでなく王子まで一驚したようであった。だが、俺が視線を向けたことで、すぐに表情を元に戻して取り繕っていた。
「えーっと。はぁっ、はぁっ。説明は、出来ないのでっ、ありがたいのですが、はぁっ、はぁっ、疑問にはっ、思わないのですか?」
いやいや、俺の疑問云々を言っている場合か?2人の契約精霊も、心配しながらも少し慌てだしている。
「変わった森ってことは聞いてるし、世界樹がある森なんだからそんなことも起こり得るだろ。ってことで、俺らのことは良いからさっさと帰れ。なあ2人の精霊たち、2人を連れて帰ってくれ。流石にこのまま進むのはマズイだろ」
「ですからそれはっ!え?皆、なんで?」
俺に言い募ろうとした女性であったが、彼女と王子の精霊たちが今だけは俺の味方をしてくれた。かなり珍しいことだが、流石に精霊たちも契約者が危険な状況では、契約者の命を優先するようだ。王子の高位精霊を中心として、2人を連れて離れだした。
そして、女性の方が先に折れて大人しく自分の足で戻る道を歩き始めた。だが、未だに文句を言いながら諦めていない王子を、女性が精霊たちと共に無理やり帰路へと連れて行った。その後ろ姿を見ていると、一行から抜け出した1人の精霊がこちらにやって来る。その精霊は、以前少しユヴェーレンと会話をしていた、王子と契約している水の高位精霊であった。
『彼の無茶を止めて下さりありがとうございます』
あれ?精霊が来たのはユヴェーレンの前ではなく、なぜか俺の前であった。そして、水の精霊は俺にペコリと頭を下げる。
『いや、別に・・・』
特に感謝されることをしたつもりはない。ただでさえ、戦闘後の疲れの溜まっている怪我人が同行していたのだ。魔素の影響のせいとはとは言え、俺たちは一刻も早く世界樹の許まで辿り付きたいのだ。案内人はまだしも、勝手に付いてきた足手纏いは要らない。
それなのに、水の精霊はニコリと柔らかい笑みを向けて来た。
『これほどの魔素濃度の環境で立っていられるとは、流石闇の精霊王様に認められた方なだけあります』
そして、笑みを引っ込めて真剣な表情を向ける。
『ここから先は道が閉ざされます。我々精霊には関係ないですが、人間である貴方達はかなり大変な道のりへと変わります。お気を付けてお進みください』
俺とアバドンを交互に見た後忠告を残した水の精霊は、最後にユヴェーレンへ向き直り、会釈して王子たちの許へと戻って行った。
「・・・・行ったな」
「やっと静かになったぜ!」
ポツリと無意識に零れた俺であったが、アバドンはその俺の言葉が合図だったとでも言うように、大きく伸びをして声を上げた。
風に木々が揺れる音のみが広がる。辺りはまさに生き物の気配のない異様な空気が漂っていた。俺だけが疲労と眠気に襲われている状態で、他の皆は魔素濃度関係なく元気である。
進行方向に顔を向けると、先ほどまでとは違った景色に変わっていた。進みやすい道がなくなり、木々が上空を隠しており世界樹の姿が見えない。更に、進む先どころか、全方位の見通しが悪くなっていた。
これは・・・。案内がなければ迷子になるのは避けられなさそうだ。
「なあ、この後どうする?」
周囲を見渡してしまったせいで、俺は進行方向が何処か分からなくなってしまっていた。どこもかしこも同じ景色が続いており、方向感覚を失う。生い茂る木々に隠され月の光も差し込まない。何処までも薄暗い森が広がっている。・・・世界樹に辿り着くどころか、そもそも俺たちは帰ることすら出来ないのではないか?
『そうねぇ。まあ、方向は分かるからついて来てぇ』
『そうだな。魔素が濃い方向に進めば良いからな』
ユヴェーレンが先頭を進みだし、ズィーリオスが頷いた後、ユヴェーレンに続く。
「置いてくなって!」
先に進んだ俺たちからワンテンポ遅れたアバドンが、少し声を張りながら慌ててやって来た。
「合ってんのか?」
『合ってるわよぉ』
あまりにも進みにくい道を歩きだし、俺は思わずユヴェーレンに確認を取った。俺はズィーリオスの背に乗って揺られているだけだが、見るからに歩きずらそうな道が続いているのだ。道を塞ぐほど大きな根を乗り越え、小さな根に足を取られないように気を付けながら進む。ズィーリオスが翼を広げられるほど木々の間隔は広くない。それに、木の上に飛んで出られそうな隙間は一切見当たらない。魔物の姿は見えないため、魔物に邪魔をされないという点だけは救いものだ。しかし残念ながら、一歩ずつ歩くしかないのだ。ズィーリオスが。
『でもぉ、これはいよいよマズイことになっているわねぇ』
ユヴェーレンが辺りを見渡して溜息を吐く。
『先ほどから所々に世界樹の根が地面から飛び出ている時があったのだけれどぉ、私が世界樹に声を掛けても全く反応がないのよぉ』
「深海の世界樹の時に何か話をしていたようだが、その時のような感じか?」
『ええ、そうよぉ。あの時みたいに会話をしようとしたのだけどぉ、返答がないのよねぇー』
首を傾げながら、ユヴェーレンは目の前に現れた見上げる程大きな木の根の上に移動する。軽快にズィーリオスがジャンプして飛び乗り、同じくアバドンも飛び越える。
「うおっ!?」
『バカねぇ。なんで私が根の上で止まっていたと思ってたわけぇ?』
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