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世界樹の案内人
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「何を言っているのですか!貴方は怪我をしているじゃない!」
俺たちに近づいてきたのは、エルフたちの中でも最も元気そうな王子の姿であった。ユヴェーレンにだけ目礼した後、俺たちを苦虫を噛み潰したような顔で一瞬睨みつけてきたが、王女の目の前までやって来て止まった。俺たちのことは無視することにしたのか、俺たちがいないかのように振舞い出した。
「腕を痛めただけです!」
「ダメです。先ほどまで魔力欠乏で動くことすら出来なかったじゃない。少し回復したからといって、貴方が彼等に同行するには足手纏いになります」
またも姉弟喧嘩が勃発した。俺が最後に見た王子は、魔力欠乏でフラフラの状態だったが、喧嘩するほど元気に回復しているようだ。しかし、王子は俺たちのことが嫌いだろうについて来ると言うのか。それほど人間である俺たちが世界樹に何かをすると思っているのだろうか。・・・・まあ、樹液の件を考えるとそうなのだけれど。勘が鋭い男だ。
「あのエルフ煩いな。ボコればついて来ないだろ」
「ちょっと待て!落ち着け!」
アバドンが王子へ足を踏み出しながら、ボソリと呟いた言葉を拾って慌てて引き留める。こんな衆人環視の状況で行って良いことではない。人の目がなくても精霊の目があるためダメだが・・・・ってそういうことではない!
『アバドン!あいつは曲がりなりにもここの王族なんだ。手をかけたら国全体が敵にまわるんだぞ!?』
『え?良いじゃん!それは面白そうだ!』
『いやいやいや!?待てって!!』
そうじゃない!そうじゃないだろ!?最わりと大人しいアバドンを見ていたせいか、アバドンが好戦的な思考をしていたことを忘れていた。俺は国が敵にまわるのはめんどくさいということを伝えたかったのに、アバドンには朗報になってしまった。若干パニックになりながら、アバドンを物理的に腕を掴むことで引き留めていると、ズィーリオスが俺の代わりにアバドンに問いかけてきた。
『へー?こんな弱っている状態のエルフたちを相手にして勝って満足なんだ?』
『は?』
アバドンの足が止まる。俺はアバドンから腕を離して無言で距離を取る。アバドンが振り向いてズィーリオスとの距離を詰めて来た。
『この俺様がそんな卑怯な事をするわけがないだろ!?』
アバドンが王女たちのところへ行くことを止め、近くの木に背中を預けて目を閉じたまま動かなくなった。ズィーリオスのアバドンの扱いが素晴らしい。アバドンの性格を良く分かっている人物の誘導の仕方だ。まあ、アバドンは分かりやすい単純な性格をしているからな。
王子と王女の言い争いはその間も続いていた。ユヴェーレンは彼等の言い争いに口を挿む気はないらしく、興味なさそうに俺の周りを浮かんでいた。目的の場所である世界樹に行くことが決定しただけで良かったようだ。そこに、追加で誰が来ようともどうでも良いことらしい。
樹液の問題を調べるには重要な問題だと思うんだが。俺は疲れと眠気で欠伸を放った後、ズィーリオスを呼んでアバドンのいる木のところに移動する。離れたところに移動したのだが、ここまで聞こえる姉弟喧嘩は煩い。首を横に振って溜息を吐く。後のことは放置しよう。取り敢えず、俺は眠いから案内人が来るまで寝てよう。木の下で横になったズィーリオスに凭れかかって俺は目を瞑った。
『おい。そろそろ起きろ』
「・・・ん?」
なぜ揺れているのだろうか。眠る前の記憶を思い出しながら重たい瞼を擦る。ゆっくりと目を開けると、いつの間にか俺はズィーリオスの背の上で眠っていた。どうやら場所を移動している途中であるらしい。
「お目覚めですか」
「こんな状況で良く呑気に眠っていられるものだ」
聞いたことない声と相変わらず嫌味たっぷりな声が前方から聞こえて来た。顔を上げて視線を前に向けると、こちらを見つめ返すほんわかした雰囲気のエルフの女性がいた。王子も若く見えるがそれよりも若く見える。高校生ぐらいの年齢の見た目をした女性であった。爽やかな黄緑色をした髪と目。彼女が案内人か。そして、王子は結局ついて来ることになったようだ。
「初めまして。私は、世界樹までの案内を致します、エナーシア・カルロージャと申します。宜しくお願いしますね」
「ふん。人間によろしくする必要はない」
「えっ。ちょっと!」
雰囲気同様に女性は優し気に微笑みながら、わざわざ足を止めて俺に挨拶をしてくれた。全員の歩が止まったことで、王子が女性に文句を言いながら腕を引いて先に進みだす。女性は引っ張られながら、俺と王子を交互に見た後、目礼をしてきた。
「俺はリュゼという。気にしないで良い」
取り敢えず軽く自己紹介だけをして、俺を気にしないで前を向くように伝えた。後ろを向いたままだと今にも転びそうな足取りだったのだ。
軽く寝たことで少し疲労は回復した気がするが、眠気は晴れないどころか増している。今直ぐ二度寝したいが、目の前の光景がその気を損なわせていた。
俺たちの目の前には、巨大な大木が空へと続いている景色が広がっていた。他の木々から突き出した世界樹は、圧倒的な存在感を放ってそこにあった。だが、世界樹に近づくにつれて、女性の精霊と王子の精霊たちの顔色が悪くなっていっていた。ユヴェーレンが言っていた魔力が抜けていく感覚とやらが強くなっているようだ。ユヴェーレンの方は、魔力が抜けていく端から俺から魔力提供を受けているので何の問題もなく平気らしい。そして俺は、高濃度の魔素が広がる空間では、魔素を魔力に変換して補充しやすいので、魔力の回復が尽きることはない。
・・・・俺は魔力生成装置かなんかだろうか。
『リュゼ。気付い・・・てないね』
無言で歩き始めてすぐ、ズィーリオスが俺に何かを訊ねてきた。しかし、周囲には魔物の気配は全くなく、変な視線を感じるなどということもない。雰囲気から、オーガのような強力な魔物がいるという雰囲気でもないため、俺の索敵から抜けた魔物がいるということでもなさそうだ。一体何に俺が気付いていないと言っているのだ?
『自己紹介してもらったでしょ。名前って・・・・、そもそも憶えているわけがないかぁー』
溜息交じりに1人でズィーリオスは何かに納得した。名前?女性の名前に変なところはなかったはずだぞ?
確か名前は・・・・・。忘れた。
『名前、何だった?』
『・・・まさかのそこからだったか』
待てよ。そこからってなんだよ。ズィーリオスの後頭部をガン見する。
『エナーシア・カルロージャ。気付くことはない?』
気付くこと?・・・・・・ないな。
『ない』
『はあ。カルロージャ。これは、エリムランデルトと同じ苗字なんだよ』
『えっ!?』
勢い良く女性の後ろ姿に目をやる。似て・・・いたか?あの白衣を着た眼鏡のエルフの血筋?ってことは・・・。
『案内人って、世界樹の巫女の家系の人ってこと?』
『そう、というか今代の巫女本人らしいぞ。ユヴェーレン曰く』
『マジか・・・』
エリムの血縁者だったとは。ここに来ることになった時に、もしかしたらエリムの家族に会うことになるかもとは思っていたが、まさか巫女本人に会うことになるとは思ってなかった。それも世界樹への案内人として。
口から飛び出しかけた言葉を住んでのところで飲み込む。エリムが言っていたが、本来ならば世界樹の巫女の存在は秘匿されている情報だ。容易く口にしてしまっては、誰からの情報だと王子に詰め寄られそうだ。何も知らないフリをしないと。
「うっ」
「そろそろ、きつく、なってきた、わね」
「くっ。ま、まだ俺は、大丈夫、だ!」
「ダメよ!無理を、しては、いけないわ・・・」
俺がボロを出さないようにしようと意思を固めた瞬間、王子が胸元を抑えて片膝を付いて止まる。そのすぐそばに、女性も荒い息を上げながら、額に大きな汗を浮かべて王子の様子を覗き込んでいた。そして、女性が苦しそうな表情の中に驚きの色を目に浮かべて、俺たちの方に顔を向けた。
俺たちに近づいてきたのは、エルフたちの中でも最も元気そうな王子の姿であった。ユヴェーレンにだけ目礼した後、俺たちを苦虫を噛み潰したような顔で一瞬睨みつけてきたが、王女の目の前までやって来て止まった。俺たちのことは無視することにしたのか、俺たちがいないかのように振舞い出した。
「腕を痛めただけです!」
「ダメです。先ほどまで魔力欠乏で動くことすら出来なかったじゃない。少し回復したからといって、貴方が彼等に同行するには足手纏いになります」
またも姉弟喧嘩が勃発した。俺が最後に見た王子は、魔力欠乏でフラフラの状態だったが、喧嘩するほど元気に回復しているようだ。しかし、王子は俺たちのことが嫌いだろうについて来ると言うのか。それほど人間である俺たちが世界樹に何かをすると思っているのだろうか。・・・・まあ、樹液の件を考えるとそうなのだけれど。勘が鋭い男だ。
「あのエルフ煩いな。ボコればついて来ないだろ」
「ちょっと待て!落ち着け!」
アバドンが王子へ足を踏み出しながら、ボソリと呟いた言葉を拾って慌てて引き留める。こんな衆人環視の状況で行って良いことではない。人の目がなくても精霊の目があるためダメだが・・・・ってそういうことではない!
『アバドン!あいつは曲がりなりにもここの王族なんだ。手をかけたら国全体が敵にまわるんだぞ!?』
『え?良いじゃん!それは面白そうだ!』
『いやいやいや!?待てって!!』
そうじゃない!そうじゃないだろ!?最わりと大人しいアバドンを見ていたせいか、アバドンが好戦的な思考をしていたことを忘れていた。俺は国が敵にまわるのはめんどくさいということを伝えたかったのに、アバドンには朗報になってしまった。若干パニックになりながら、アバドンを物理的に腕を掴むことで引き留めていると、ズィーリオスが俺の代わりにアバドンに問いかけてきた。
『へー?こんな弱っている状態のエルフたちを相手にして勝って満足なんだ?』
『は?』
アバドンの足が止まる。俺はアバドンから腕を離して無言で距離を取る。アバドンが振り向いてズィーリオスとの距離を詰めて来た。
『この俺様がそんな卑怯な事をするわけがないだろ!?』
アバドンが王女たちのところへ行くことを止め、近くの木に背中を預けて目を閉じたまま動かなくなった。ズィーリオスのアバドンの扱いが素晴らしい。アバドンの性格を良く分かっている人物の誘導の仕方だ。まあ、アバドンは分かりやすい単純な性格をしているからな。
王子と王女の言い争いはその間も続いていた。ユヴェーレンは彼等の言い争いに口を挿む気はないらしく、興味なさそうに俺の周りを浮かんでいた。目的の場所である世界樹に行くことが決定しただけで良かったようだ。そこに、追加で誰が来ようともどうでも良いことらしい。
樹液の問題を調べるには重要な問題だと思うんだが。俺は疲れと眠気で欠伸を放った後、ズィーリオスを呼んでアバドンのいる木のところに移動する。離れたところに移動したのだが、ここまで聞こえる姉弟喧嘩は煩い。首を横に振って溜息を吐く。後のことは放置しよう。取り敢えず、俺は眠いから案内人が来るまで寝てよう。木の下で横になったズィーリオスに凭れかかって俺は目を瞑った。
『おい。そろそろ起きろ』
「・・・ん?」
なぜ揺れているのだろうか。眠る前の記憶を思い出しながら重たい瞼を擦る。ゆっくりと目を開けると、いつの間にか俺はズィーリオスの背の上で眠っていた。どうやら場所を移動している途中であるらしい。
「お目覚めですか」
「こんな状況で良く呑気に眠っていられるものだ」
聞いたことない声と相変わらず嫌味たっぷりな声が前方から聞こえて来た。顔を上げて視線を前に向けると、こちらを見つめ返すほんわかした雰囲気のエルフの女性がいた。王子も若く見えるがそれよりも若く見える。高校生ぐらいの年齢の見た目をした女性であった。爽やかな黄緑色をした髪と目。彼女が案内人か。そして、王子は結局ついて来ることになったようだ。
「初めまして。私は、世界樹までの案内を致します、エナーシア・カルロージャと申します。宜しくお願いしますね」
「ふん。人間によろしくする必要はない」
「えっ。ちょっと!」
雰囲気同様に女性は優し気に微笑みながら、わざわざ足を止めて俺に挨拶をしてくれた。全員の歩が止まったことで、王子が女性に文句を言いながら腕を引いて先に進みだす。女性は引っ張られながら、俺と王子を交互に見た後、目礼をしてきた。
「俺はリュゼという。気にしないで良い」
取り敢えず軽く自己紹介だけをして、俺を気にしないで前を向くように伝えた。後ろを向いたままだと今にも転びそうな足取りだったのだ。
軽く寝たことで少し疲労は回復した気がするが、眠気は晴れないどころか増している。今直ぐ二度寝したいが、目の前の光景がその気を損なわせていた。
俺たちの目の前には、巨大な大木が空へと続いている景色が広がっていた。他の木々から突き出した世界樹は、圧倒的な存在感を放ってそこにあった。だが、世界樹に近づくにつれて、女性の精霊と王子の精霊たちの顔色が悪くなっていっていた。ユヴェーレンが言っていた魔力が抜けていく感覚とやらが強くなっているようだ。ユヴェーレンの方は、魔力が抜けていく端から俺から魔力提供を受けているので何の問題もなく平気らしい。そして俺は、高濃度の魔素が広がる空間では、魔素を魔力に変換して補充しやすいので、魔力の回復が尽きることはない。
・・・・俺は魔力生成装置かなんかだろうか。
『リュゼ。気付い・・・てないね』
無言で歩き始めてすぐ、ズィーリオスが俺に何かを訊ねてきた。しかし、周囲には魔物の気配は全くなく、変な視線を感じるなどということもない。雰囲気から、オーガのような強力な魔物がいるという雰囲気でもないため、俺の索敵から抜けた魔物がいるということでもなさそうだ。一体何に俺が気付いていないと言っているのだ?
『自己紹介してもらったでしょ。名前って・・・・、そもそも憶えているわけがないかぁー』
溜息交じりに1人でズィーリオスは何かに納得した。名前?女性の名前に変なところはなかったはずだぞ?
確か名前は・・・・・。忘れた。
『名前、何だった?』
『・・・まさかのそこからだったか』
待てよ。そこからってなんだよ。ズィーリオスの後頭部をガン見する。
『エナーシア・カルロージャ。気付くことはない?』
気付くこと?・・・・・・ないな。
『ない』
『はあ。カルロージャ。これは、エリムランデルトと同じ苗字なんだよ』
『えっ!?』
勢い良く女性の後ろ姿に目をやる。似て・・・いたか?あの白衣を着た眼鏡のエルフの血筋?ってことは・・・。
『案内人って、世界樹の巫女の家系の人ってこと?』
『そう、というか今代の巫女本人らしいぞ。ユヴェーレン曰く』
『マジか・・・』
エリムの血縁者だったとは。ここに来ることになった時に、もしかしたらエリムの家族に会うことになるかもとは思っていたが、まさか巫女本人に会うことになるとは思ってなかった。それも世界樹への案内人として。
口から飛び出しかけた言葉を住んでのところで飲み込む。エリムが言っていたが、本来ならば世界樹の巫女の存在は秘匿されている情報だ。容易く口にしてしまっては、誰からの情報だと王子に詰め寄られそうだ。何も知らないフリをしないと。
「うっ」
「そろそろ、きつく、なってきた、わね」
「くっ。ま、まだ俺は、大丈夫、だ!」
「ダメよ!無理を、しては、いけないわ・・・」
俺がボロを出さないようにしようと意思を固めた瞬間、王子が胸元を抑えて片膝を付いて止まる。そのすぐそばに、女性も荒い息を上げながら、額に大きな汗を浮かべて王子の様子を覗き込んでいた。そして、女性が苦しそうな表情の中に驚きの色を目に浮かべて、俺たちの方に顔を向けた。
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