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戦いの後
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戦いが終わった後、ほどなくしてエルフたちが集まって来た。ユヴェーレン曰く、エルフたちがいる状況で世界樹の許に行くのは止めた方が良いとのことだった。世界樹の樹液を手に入れるということは、世界樹に傷をつける必要がある。それを、世界樹を守っているエルフたちの前で言うことも見せることも出来るわけがない。そのため、隙を見て世界樹の許に行くことにした。だが、樹液の件はついでであり、本当の目的は世界樹の様子を確認することだ。結界が壊れてしまったことで、高濃度の魔素に耐性の無い者たちが危険に晒されている。一刻も早く原因を究明する必要がある。樹液の検証は後回しでも問題ない。
「この度は我が国の危機を御救い下さり誠にありがとうございました」
エルフの王女が頭を下げて、後ろについていたエルフたちも同様に頭を下げる。
俺たちがいるのは魔物たちの被害がほとんどなかった辺りであった。だが、近くには大量の負傷者が並べられて治療を受けているところだった。重症者がかなり多く出たようで、戦いが終わったというのに怒号が響き渡っていた。そこから少し離れた距離にいるというのに、その言葉の内容が普通に聞こえる。
「人間の国からの客人たるあなた方のお力を、これほどお借りすることになってしまうとは思っていませんでした。あなた方が来てくださって非常に助かりました」
俺たちが戦場で戦っていた間も、王女は王女で忙しかったのだろう。目の下に隈が浮かび、疲弊した雰囲気が漂っていた。
「俺は殆ど何もしてないので。お礼なら俺の仲間たちに行ってくれ」
そして俺はアバドンの方を向こうとしてピタリと動きを止め、ユヴェーレンの方に顔を向けた。アバドンと王女を直接会話させてはいけない。俺も大概だが、アバドンはもっとヤバいことになりかねない。俺はユヴェーレンの契約者だからと許されているようだが、アバドンはただの人間としか思われていない。2人を会話させたら王女の付き人達が流石に黙っていないかもしれない。それはヤバいだろう。エルフたちの方が。
「そうなのですか?では、皆さまに感謝を申し上げます」
にこやかな笑顔を無理やり浮かべた王女は、全員の顔を見渡した。そしてユヴェーレンで顔を止めて真剣な表情を浮かべる。
「闇の精霊王様。実はお願いがございます」
俺の後ろで、アバドン、ズィーリオスと話し合いをしていたユヴェーレンが、王女に呼ばれたことで俺の横まで出て来る。
3人は世界樹の異変について話し合っていた。どうやら、どうやって世界樹まで近づくかの話し合いをしていたらしい。ここがエルフの国でないなら、認識されていないユヴェーレンだけでも世界樹の様子を探りに行くことは出来た。しかし、俺たちは全員がエルフたちに認識されている。ユヴェーレンなら自由に行動していても大丈夫だろうが、世界樹に近づけば近づくほど君が悪く感じるらしい。更に、魔力が抜けて行く謎の現象もあるらしく、ユヴェーレン1人では、世界樹の側に辿り着く前に体を維持出来ないらしい。莫大な魔力を有するユヴェーレンですら近づくのを躊躇するなんて異常過ぎる。
しかしそれは、精霊の核と精霊の距離が開けば精霊が発揮出来る実力の最大値が落ちるという、真正契約の影響もあるのだろう。
『何かしらぁ?』
「もうお分かりのことと存じますが、この度の戦いにて、我が国の生命線であった結界魔道具が破壊されてしまいました。世界樹の異変の原因が分からない現状、このままではニュフェの樹海を守ることはおろか、多くの同胞たちが命を落としてしまいます。ですから、私どもにお力をお貸し頂けないでしょうか?」
王女の目には焦りと苦悩の色が浮かんでいた。王女は、自由を象徴する精霊、それも契約者以外はどうでも良いと考える契約精霊に頼んだのだ。それは断られる可能性があることを理解していても、それでも頼らざるを得ない者の姿だった。
だが、もしユヴェーレンが協力すると言っても、ユヴェーレンは魔素を遮る結界を張れるのだろうか?ズィーリオスなら分からなくもないが、闇の力で魔素をどうにか出来るとは思えない。だって魔素と魔力は全くの別ものなのだから。
精霊も聖獣も悪魔も魔素を扱うことなど出来ない。この世界で魔素を扱うことが出来るのは・・・世界樹のみなのだ。
『もしかしてその魔道具はダンジョン産のものぉ?』
「はい。そうです・・・」
『なるほどねぇ。でもぉ、そんなことできるわけがないでしょうぉ?』
「・・・ええ。分かっています。ですが、我々では世界樹の異変の原因を探ることは出来ていません。原因の究明にはまだ時間が掛かるのです」
『ではぁ、私たちが世界樹の調査に行くわぁ。それぐらいしか出来ないものぉ』
その瞬間、王女の目が泳ぎ、王女の付き人達が騒めく。彼等の視線の先には俺とアバドンがいた。
「や、闇の精霊王様。世界樹の様子を確認して下さるのはありがたいのですが、他の方々もご一緒するのですか?」
『当たり前じゃなぁい。まさかぁ、私一人だけで行って来いっていうつもりぃ?』
「いっ、いいえっ!そんなつもりはありません!!」
今までの腹の内を見せない態度が嘘のようだ。疲れすぎて取り繕う気力すらも残されていないのだろう。俺たち人間と魔物が世界樹に近づいて欲しくはないが、ユヴェーレンに言われてしまえば拒否することが出来ないようだ。
この機会を逃し、すぐにでも契約をしていない王位精霊に会って頼みを聞いてもらえる保障はない。だからこそ、王女たちはここでユヴェーレンに頼むしか方法がない。流石の彼女たちも、結界がなくなったことで常に高濃度の魔素に晒される状況になり、疲労も相まって耐え切れなくなってきているようだ。
『私では結界を張ることは出来ないしぃ、そんなことよりも根本的な原因を解決する方がよっぽど効率的だわぁ。だけど原因を究明するにはぁ、実際に私が世界樹の近くまで行ってみないといけないわぁ。契約精霊が契約者からあまり離れることは出来ないことは知っているでしょうぉ?』
「はいっ・・・・」
王女が唇を噛み締めながら睫毛を伏せて肯定する。俺は真正契約のことしか聞いてないから、普通の簡易契約の仕組みを詳しくは知らない。今のユヴェーレンと王女の会話からして、どうやら簡易契約では契約精霊は契約者からあまり離れることが出来ないものらしい。ユヴェーレンと俺にはそのような縛りはないが、ユヴェーレンの力が落ちるという点が同じようなものだろう。
だが、この話し合いによって、ユヴェーレンと共に俺たちも世界樹まで行くことの許可を獲得出来たのだった。ユヴェーレンが言えばエルフたちは反対することは出来ない。それも、国民たちの存続すらもかかっているのだから、ユヴェーレンの提案を断ることが出来なかったようだ。国民よりも世界樹に人間を近づけないようにすることの方が大事だと言い出さなくて良かった。
これで、誰にも文句を言われることもなく堂々と世界樹まで進むことが出来るようになった。
「では、案内の者をお呼びしておきます。しかし皆さま、すぐにご出発はお疲れでしょうから、お休みになっていて下さい」
「いや、案内の人が来たらすぐにでも行く」
「分かりました。では、案内の方がご到着致しましたらお声がけ致しますので、お休みになっていて下さい」
王女が俺たちを休ませようと別の案内の人を付けようとしたが、俺は王女の提案を断ってすぐに世界樹の様子を見に行くことを告げた。勿論、疲れているが、休まないといけないというほどではない。疲労感はあっても、既に一刻を争う事態の時にゆっくり休んでいる場合ではないのだ。だから俺たちは直ぐにでも世界樹の許に行くことにした。
ユヴェーレンがいるため案内人は要らないが、王女に案内人だけはどうしてもと言われて案内人を待つことが決まった。
「待ってください!人間どもが行くならば私も行きます!」
案内人を呼びに行こうと王女が俺たちに背を向けた時、腕に包帯を巻いた元気なエルフが声を上げてやって来た。
「この度は我が国の危機を御救い下さり誠にありがとうございました」
エルフの王女が頭を下げて、後ろについていたエルフたちも同様に頭を下げる。
俺たちがいるのは魔物たちの被害がほとんどなかった辺りであった。だが、近くには大量の負傷者が並べられて治療を受けているところだった。重症者がかなり多く出たようで、戦いが終わったというのに怒号が響き渡っていた。そこから少し離れた距離にいるというのに、その言葉の内容が普通に聞こえる。
「人間の国からの客人たるあなた方のお力を、これほどお借りすることになってしまうとは思っていませんでした。あなた方が来てくださって非常に助かりました」
俺たちが戦場で戦っていた間も、王女は王女で忙しかったのだろう。目の下に隈が浮かび、疲弊した雰囲気が漂っていた。
「俺は殆ど何もしてないので。お礼なら俺の仲間たちに行ってくれ」
そして俺はアバドンの方を向こうとしてピタリと動きを止め、ユヴェーレンの方に顔を向けた。アバドンと王女を直接会話させてはいけない。俺も大概だが、アバドンはもっとヤバいことになりかねない。俺はユヴェーレンの契約者だからと許されているようだが、アバドンはただの人間としか思われていない。2人を会話させたら王女の付き人達が流石に黙っていないかもしれない。それはヤバいだろう。エルフたちの方が。
「そうなのですか?では、皆さまに感謝を申し上げます」
にこやかな笑顔を無理やり浮かべた王女は、全員の顔を見渡した。そしてユヴェーレンで顔を止めて真剣な表情を浮かべる。
「闇の精霊王様。実はお願いがございます」
俺の後ろで、アバドン、ズィーリオスと話し合いをしていたユヴェーレンが、王女に呼ばれたことで俺の横まで出て来る。
3人は世界樹の異変について話し合っていた。どうやら、どうやって世界樹まで近づくかの話し合いをしていたらしい。ここがエルフの国でないなら、認識されていないユヴェーレンだけでも世界樹の様子を探りに行くことは出来た。しかし、俺たちは全員がエルフたちに認識されている。ユヴェーレンなら自由に行動していても大丈夫だろうが、世界樹に近づけば近づくほど君が悪く感じるらしい。更に、魔力が抜けて行く謎の現象もあるらしく、ユヴェーレン1人では、世界樹の側に辿り着く前に体を維持出来ないらしい。莫大な魔力を有するユヴェーレンですら近づくのを躊躇するなんて異常過ぎる。
しかしそれは、精霊の核と精霊の距離が開けば精霊が発揮出来る実力の最大値が落ちるという、真正契約の影響もあるのだろう。
『何かしらぁ?』
「もうお分かりのことと存じますが、この度の戦いにて、我が国の生命線であった結界魔道具が破壊されてしまいました。世界樹の異変の原因が分からない現状、このままではニュフェの樹海を守ることはおろか、多くの同胞たちが命を落としてしまいます。ですから、私どもにお力をお貸し頂けないでしょうか?」
王女の目には焦りと苦悩の色が浮かんでいた。王女は、自由を象徴する精霊、それも契約者以外はどうでも良いと考える契約精霊に頼んだのだ。それは断られる可能性があることを理解していても、それでも頼らざるを得ない者の姿だった。
だが、もしユヴェーレンが協力すると言っても、ユヴェーレンは魔素を遮る結界を張れるのだろうか?ズィーリオスなら分からなくもないが、闇の力で魔素をどうにか出来るとは思えない。だって魔素と魔力は全くの別ものなのだから。
精霊も聖獣も悪魔も魔素を扱うことなど出来ない。この世界で魔素を扱うことが出来るのは・・・世界樹のみなのだ。
『もしかしてその魔道具はダンジョン産のものぉ?』
「はい。そうです・・・」
『なるほどねぇ。でもぉ、そんなことできるわけがないでしょうぉ?』
「・・・ええ。分かっています。ですが、我々では世界樹の異変の原因を探ることは出来ていません。原因の究明にはまだ時間が掛かるのです」
『ではぁ、私たちが世界樹の調査に行くわぁ。それぐらいしか出来ないものぉ』
その瞬間、王女の目が泳ぎ、王女の付き人達が騒めく。彼等の視線の先には俺とアバドンがいた。
「や、闇の精霊王様。世界樹の様子を確認して下さるのはありがたいのですが、他の方々もご一緒するのですか?」
『当たり前じゃなぁい。まさかぁ、私一人だけで行って来いっていうつもりぃ?』
「いっ、いいえっ!そんなつもりはありません!!」
今までの腹の内を見せない態度が嘘のようだ。疲れすぎて取り繕う気力すらも残されていないのだろう。俺たち人間と魔物が世界樹に近づいて欲しくはないが、ユヴェーレンに言われてしまえば拒否することが出来ないようだ。
この機会を逃し、すぐにでも契約をしていない王位精霊に会って頼みを聞いてもらえる保障はない。だからこそ、王女たちはここでユヴェーレンに頼むしか方法がない。流石の彼女たちも、結界がなくなったことで常に高濃度の魔素に晒される状況になり、疲労も相まって耐え切れなくなってきているようだ。
『私では結界を張ることは出来ないしぃ、そんなことよりも根本的な原因を解決する方がよっぽど効率的だわぁ。だけど原因を究明するにはぁ、実際に私が世界樹の近くまで行ってみないといけないわぁ。契約精霊が契約者からあまり離れることは出来ないことは知っているでしょうぉ?』
「はいっ・・・・」
王女が唇を噛み締めながら睫毛を伏せて肯定する。俺は真正契約のことしか聞いてないから、普通の簡易契約の仕組みを詳しくは知らない。今のユヴェーレンと王女の会話からして、どうやら簡易契約では契約精霊は契約者からあまり離れることが出来ないものらしい。ユヴェーレンと俺にはそのような縛りはないが、ユヴェーレンの力が落ちるという点が同じようなものだろう。
だが、この話し合いによって、ユヴェーレンと共に俺たちも世界樹まで行くことの許可を獲得出来たのだった。ユヴェーレンが言えばエルフたちは反対することは出来ない。それも、国民たちの存続すらもかかっているのだから、ユヴェーレンの提案を断ることが出来なかったようだ。国民よりも世界樹に人間を近づけないようにすることの方が大事だと言い出さなくて良かった。
これで、誰にも文句を言われることもなく堂々と世界樹まで進むことが出来るようになった。
「では、案内の者をお呼びしておきます。しかし皆さま、すぐにご出発はお疲れでしょうから、お休みになっていて下さい」
「いや、案内の人が来たらすぐにでも行く」
「分かりました。では、案内の方がご到着致しましたらお声がけ致しますので、お休みになっていて下さい」
王女が俺たちを休ませようと別の案内の人を付けようとしたが、俺は王女の提案を断ってすぐに世界樹の様子を見に行くことを告げた。勿論、疲れているが、休まないといけないというほどではない。疲労感はあっても、既に一刻を争う事態の時にゆっくり休んでいる場合ではないのだ。だから俺たちは直ぐにでも世界樹の許に行くことにした。
ユヴェーレンがいるため案内人は要らないが、王女に案内人だけはどうしてもと言われて案内人を待つことが決まった。
「待ってください!人間どもが行くならば私も行きます!」
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