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取り零し
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ものスッゴイ動きずらい。枝から枝へ飛び移る立体的な動きは、たった十数分で習得出来るものではなかった。そりゃあ、簡単には慣れないことは分かっているんだけどな?枝の上で安定的に体幹を維持し、そのまま別の枝に飛び移り、方向を一気に変えてオーガに斬りかかる。森での戦闘に慣れているとは言え、ここまで立体的な動きをしたことない。普通の木の枝なら簡単に折れているからな。
『ちょっとリュゼ!ホーンホースもちゃんと処理しろって!』
『ごめんごめん!タイミングが合わなかった!』
あー。仕留め損ねた奴がズィーリオスの所に行ったのか。チラッとズィーリオスの様子を見てみると、植物に巻き付かれたホーンホースが身動きを封じられていた。そして、俺のところからズィーリオスの所までの間には、慌てて避けて転げてしまったのだろうゴブリンたちの姿があった。
『あー、それでさっきからたまに、オーガのいない奴が紛れ込んでいたのかー』
『ごめん』
『別に他と変わらないから良いけど』
ヒットアンドアウェイ戦法で戦っている状態の俺は、オーガの下にいるホーンホースまで刃が届いていないことが何回かあったのだ。今の今まで何も言われることがなかったので大丈夫だと思っていたのだが、どうやら先ほどのズィーリオスに流れた分以外のホーンホースは、アバドンのところに流れていたようだ。アバドンにとっては他の魔物と大した違いはない。そのため、全く気にすることはなかったようだ。もういっそのこと、アバドンに・・・・あっ!
『アバドン!この軍団の中を走り回って全部腐敗させるってのはどうよっ!』
『は?』
え・・・・?思っていた反応と違うんだけど・・。なんか不機嫌そうな声音のアバドンに、俺は思わず動きを止めて枝の上で固まる。すかさず魔法攻撃が飛んでくるが、黒剣と魔力鎧によって負傷することはなかった。だが、そんなことよりも、アバドンの反応の方が気になる。アバドンのことだから乗ってくれると思っていたんだが・・・。
『えっと、嫌?』
『当たり前だろ』
当たり前なのか・・・。
『なんで俺様がそんな間抜けなことをしないといけないんだ』
あっ、なるほど。両腕を広げたままだったらそりゃあ間抜けだな。両腕を広げて走り回らなければ良いのに。俺がそういったからだろうか、スッと広げていた両腕を下げた。そんなアバドンの姿を見た近くにいたオーガが、チャンスとばかりに槍をアバドンに向かって突き刺した。
でもまあ、結果は分かり切っていることだ。鏃がアバドンの額に触れた瞬間に呪いによって形を失くしていく。オーガは、想像していた手ごたえがなかったのを不思議に思ったようだ。駆け抜けていくホーンホースの上で、オーガは槍を掴んだままアバドンに視線を向けていた。その選択が間違いだった。
槍を侵食していた呪いは、オーガの手に触れた。そしてそのまま呪いはオーガを腐敗させて、その下にいたホーンホースをも腐蝕させた。地面に生えている草は腐敗していないのはどうなっているんだろうか?
腐敗して屑肉となり、更に分解されていくオーガの様子を見た他のオーガたちの様子が変わった。いや、オーガたちだけではない。近くにいた魔物たちが今までは見せなかった動きをしたのだ。オーガだけでなく、ホーンホースやゴブリンもアバドンを恐れだした。まるで、アバドンの力は両腕だけ、または腕を広げているからこそ発揮する力だとでも思っていたかのように。アバドンに触れるだけで力が発動すると気付いた魔物たちは、アバドンから逃げようとし出し、統率を失って四方八方に散らばっていった。
「あ゛ぁ?どうしたんだこいつら?」
目の前から逃げ出した魔物たちを見て、アバドンは俺の質問から意識が逸れたようだった。なぜ逃げるんだと眉を顰め、逃げる魔物たちに一瞬で近づいて腐敗させていく。
『おい!アバドンの奴何をしてくれてんだ!』
魔物たちの動きが代わり、今まで以上に取りこぼしが出て来たことでズィーリオスがアバドンに文句を言った。これは確かにヤバい。だが、統率を失った群れは脅威ではない。枝から飛び降り、地上を黒剣を振るって走り回る。俺の殲滅速度は、先ほどよりも明らかに上昇していた。
『はぁ!?んなこと俺様が知るかよッ!』
ズィーリオスの文句にアバドンが反論しながら、アバドンは意図せずにして走り回りながら殲滅を行っていた。全員の処理速度が上がり、見える範囲の動いている魔物の数が減っていく。そして、森の中に無数の魔物の死体が積み重なっていく。
だが、逃げ出した魔物の数も多いため、この場に居る魔物の数が減ったと感じることは、この場の全員が認識していることだった。
俺の方向に逃げて来た騎馬兵オーガを、下からの切り上げでホーンホースとオーガをまとめて斬り捨てる。そして同時進行で俺の魔力をまき散らし、逃げだした魔物を呼び戻す。呼び戻すだけではなく、索敵も同時に行い、どれだけの範囲に魔物たちが散らばって行ったのかを確認する。すると、有り得ないことに気付いてしまい、一瞬動きを止めてしまった。
『リュゼぇ、もしかして気付いたのかしらぁ?今言おうと思っていたのだけれどぉ』
俺に近づいて来ていた騎馬兵オーガを一瞬で串刺しにしながら、ユヴェーレンが俺の側に現れた。
『ボスにって事で合っているか?』
『ええ、そうよぉ。他の皆も気付いたようねぇ?』
『おい、リュゼ!』
『リュゼ!やばいぞ!』
ユヴェーレンが呟いた直後にアバドンとズィーリオスからも連絡が入る。
『ああっ!分かってる!お前たちは逃げ出した魔物たちを追ってくれ!俺が行く!』
『分かった!』
『良いわよぉ』
『えー。俺様が行きた『あらぁ?』・・・なんでもない』
即座に踵を返して方向を変えて、俺は森の中を走り出した。道中に転がる魔物の死体は飛び越えて移動し、足に部位強化を掛けて全力で駆け抜ける。逃げて行る魔物を通り抜けざまに斬り殺していく。
索敵を行った俺たちは、魔物たちのボスが後衛にいないことに気付いたのだ。当然、ずっと動向には気を付けていた。だが、気付いた時には、既にボスが俺たちの後方側に流れていた。誰もが気付かなかったほど動きが早かったわけではない。魔物たちの散開に乗じて移動を開始していたのだ。
そして、ボスが向かっている先にあるのは、エルフの国。アバドンに恐れてボスも逃げたのか?それがたまたま進攻方向のエルフの国だったりするものだろうか?
あり得ない。逃げるなら、自分たちがやって来た方向へ逃げるはずだ。わざわざ俺たちがいる方向へ抜けることはないだろう。どう考えても意図的な行動であると言わざるを得ない。
索敵を行いながらボスの位置を確認していると、ボスが国内に入ったことが分かった。もっと早く、もっと早く走らないと!横の木の陰から飛び出してきた、主のいないホーンホースを斬り捨てようとした瞬間、物凄い咆哮が森に響き渡った。あまりの騒音に顔を顰めて足を止め、両耳を抑える。聞こえて来た方向から考えると、これはボスの咆哮であろう。
咆哮が止み、不快な感覚が残る頭を左手で抑えながら、取り落としてしまった黒剣を拾い上げる。そして、ホーンホースを処理しようと顔を向けた時、思わず目を見開いた。
先ほどまで恐怖を目に浮かべていたホーンホースだったが、今では虚ろな表情でエルフ国の方角を眺めていた。
虚ろだがなんだか関係ないと振るった俺の剣は空を斬った。なぜならば、ホーンホースは逃げて来たはずの後方に向かって駆け戻っていたのだから。咄嗟に周囲の索敵を行う。すると、他の逃げていた魔物たちも、ズィーリオス達の方向へ舞い戻っていた。そんな中、舞い戻る動きがなかったのがボスたちだけであった。
『ちょっとリュゼ!ホーンホースもちゃんと処理しろって!』
『ごめんごめん!タイミングが合わなかった!』
あー。仕留め損ねた奴がズィーリオスの所に行ったのか。チラッとズィーリオスの様子を見てみると、植物に巻き付かれたホーンホースが身動きを封じられていた。そして、俺のところからズィーリオスの所までの間には、慌てて避けて転げてしまったのだろうゴブリンたちの姿があった。
『あー、それでさっきからたまに、オーガのいない奴が紛れ込んでいたのかー』
『ごめん』
『別に他と変わらないから良いけど』
ヒットアンドアウェイ戦法で戦っている状態の俺は、オーガの下にいるホーンホースまで刃が届いていないことが何回かあったのだ。今の今まで何も言われることがなかったので大丈夫だと思っていたのだが、どうやら先ほどのズィーリオスに流れた分以外のホーンホースは、アバドンのところに流れていたようだ。アバドンにとっては他の魔物と大した違いはない。そのため、全く気にすることはなかったようだ。もういっそのこと、アバドンに・・・・あっ!
『アバドン!この軍団の中を走り回って全部腐敗させるってのはどうよっ!』
『は?』
え・・・・?思っていた反応と違うんだけど・・。なんか不機嫌そうな声音のアバドンに、俺は思わず動きを止めて枝の上で固まる。すかさず魔法攻撃が飛んでくるが、黒剣と魔力鎧によって負傷することはなかった。だが、そんなことよりも、アバドンの反応の方が気になる。アバドンのことだから乗ってくれると思っていたんだが・・・。
『えっと、嫌?』
『当たり前だろ』
当たり前なのか・・・。
『なんで俺様がそんな間抜けなことをしないといけないんだ』
あっ、なるほど。両腕を広げたままだったらそりゃあ間抜けだな。両腕を広げて走り回らなければ良いのに。俺がそういったからだろうか、スッと広げていた両腕を下げた。そんなアバドンの姿を見た近くにいたオーガが、チャンスとばかりに槍をアバドンに向かって突き刺した。
でもまあ、結果は分かり切っていることだ。鏃がアバドンの額に触れた瞬間に呪いによって形を失くしていく。オーガは、想像していた手ごたえがなかったのを不思議に思ったようだ。駆け抜けていくホーンホースの上で、オーガは槍を掴んだままアバドンに視線を向けていた。その選択が間違いだった。
槍を侵食していた呪いは、オーガの手に触れた。そしてそのまま呪いはオーガを腐敗させて、その下にいたホーンホースをも腐蝕させた。地面に生えている草は腐敗していないのはどうなっているんだろうか?
腐敗して屑肉となり、更に分解されていくオーガの様子を見た他のオーガたちの様子が変わった。いや、オーガたちだけではない。近くにいた魔物たちが今までは見せなかった動きをしたのだ。オーガだけでなく、ホーンホースやゴブリンもアバドンを恐れだした。まるで、アバドンの力は両腕だけ、または腕を広げているからこそ発揮する力だとでも思っていたかのように。アバドンに触れるだけで力が発動すると気付いた魔物たちは、アバドンから逃げようとし出し、統率を失って四方八方に散らばっていった。
「あ゛ぁ?どうしたんだこいつら?」
目の前から逃げ出した魔物たちを見て、アバドンは俺の質問から意識が逸れたようだった。なぜ逃げるんだと眉を顰め、逃げる魔物たちに一瞬で近づいて腐敗させていく。
『おい!アバドンの奴何をしてくれてんだ!』
魔物たちの動きが代わり、今まで以上に取りこぼしが出て来たことでズィーリオスがアバドンに文句を言った。これは確かにヤバい。だが、統率を失った群れは脅威ではない。枝から飛び降り、地上を黒剣を振るって走り回る。俺の殲滅速度は、先ほどよりも明らかに上昇していた。
『はぁ!?んなこと俺様が知るかよッ!』
ズィーリオスの文句にアバドンが反論しながら、アバドンは意図せずにして走り回りながら殲滅を行っていた。全員の処理速度が上がり、見える範囲の動いている魔物の数が減っていく。そして、森の中に無数の魔物の死体が積み重なっていく。
だが、逃げ出した魔物の数も多いため、この場に居る魔物の数が減ったと感じることは、この場の全員が認識していることだった。
俺の方向に逃げて来た騎馬兵オーガを、下からの切り上げでホーンホースとオーガをまとめて斬り捨てる。そして同時進行で俺の魔力をまき散らし、逃げだした魔物を呼び戻す。呼び戻すだけではなく、索敵も同時に行い、どれだけの範囲に魔物たちが散らばって行ったのかを確認する。すると、有り得ないことに気付いてしまい、一瞬動きを止めてしまった。
『リュゼぇ、もしかして気付いたのかしらぁ?今言おうと思っていたのだけれどぉ』
俺に近づいて来ていた騎馬兵オーガを一瞬で串刺しにしながら、ユヴェーレンが俺の側に現れた。
『ボスにって事で合っているか?』
『ええ、そうよぉ。他の皆も気付いたようねぇ?』
『おい、リュゼ!』
『リュゼ!やばいぞ!』
ユヴェーレンが呟いた直後にアバドンとズィーリオスからも連絡が入る。
『ああっ!分かってる!お前たちは逃げ出した魔物たちを追ってくれ!俺が行く!』
『分かった!』
『良いわよぉ』
『えー。俺様が行きた『あらぁ?』・・・なんでもない』
即座に踵を返して方向を変えて、俺は森の中を走り出した。道中に転がる魔物の死体は飛び越えて移動し、足に部位強化を掛けて全力で駆け抜ける。逃げて行る魔物を通り抜けざまに斬り殺していく。
索敵を行った俺たちは、魔物たちのボスが後衛にいないことに気付いたのだ。当然、ずっと動向には気を付けていた。だが、気付いた時には、既にボスが俺たちの後方側に流れていた。誰もが気付かなかったほど動きが早かったわけではない。魔物たちの散開に乗じて移動を開始していたのだ。
そして、ボスが向かっている先にあるのは、エルフの国。アバドンに恐れてボスも逃げたのか?それがたまたま進攻方向のエルフの国だったりするものだろうか?
あり得ない。逃げるなら、自分たちがやって来た方向へ逃げるはずだ。わざわざ俺たちがいる方向へ抜けることはないだろう。どう考えても意図的な行動であると言わざるを得ない。
索敵を行いながらボスの位置を確認していると、ボスが国内に入ったことが分かった。もっと早く、もっと早く走らないと!横の木の陰から飛び出してきた、主のいないホーンホースを斬り捨てようとした瞬間、物凄い咆哮が森に響き渡った。あまりの騒音に顔を顰めて足を止め、両耳を抑える。聞こえて来た方向から考えると、これはボスの咆哮であろう。
咆哮が止み、不快な感覚が残る頭を左手で抑えながら、取り落としてしまった黒剣を拾い上げる。そして、ホーンホースを処理しようと顔を向けた時、思わず目を見開いた。
先ほどまで恐怖を目に浮かべていたホーンホースだったが、今では虚ろな表情でエルフ国の方角を眺めていた。
虚ろだがなんだか関係ないと振るった俺の剣は空を斬った。なぜならば、ホーンホースは逃げて来たはずの後方に向かって駆け戻っていたのだから。咄嗟に周囲の索敵を行う。すると、他の逃げていた魔物たちも、ズィーリオス達の方向へ舞い戻っていた。そんな中、舞い戻る動きがなかったのがボスたちだけであった。
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