281 / 340
制限
しおりを挟む
マジかよ。今の殺気に誰も気づかなかったのか!?ズィーリオスやアバドンでさえ気づかない殺気って・・・。それって、完全に俺に対してのみ向けられた殺気というわけだ。殺気は全方位に放つことが普通だが、実力者になって来ると、殺気を放つ方向も決めることが出来る。それこそ、先ほどの俺に向けられた殺気のようにたった一人に向けることも。しかしそれは、簡単なことではない。近い距離にいるならば出来るかもしれないが、俺と殺気を放って来た相手との距離は目視出来ない程離れている。それなのに、殺気は確実に俺に対して突き刺さった。
だからこそ、意味が分からない。
なぜ俺なのか。俺がこの地に来たのは始めてだ。オーガたちに何かをした覚えもないのに、ここまであからさまに殺気を向けられる理由が分からない。危険性を本能的に感じて殺気を放ったのだとしても、俺意外にもオーガたちに対して危険な人物はいる。アバドンなんて分かりやすい例だ。存在が見えない、攻撃を当てることが難しいという点ではユヴェーレンだ。多種多様な属性による遠距離攻撃の強さではズィーリオス。
・・・・・。まさか、いや、分かるはずがない。
辿り着いた答えは、俺たち以外には分かるはずもない答えだった。俺が“黒の書”の所有者であるということ。右手の甲の紋章は、普段は消えているため、例え紋章が何を表すか分かる者がいたとしても認識できるはずがない。俺が黒の書を召喚した数は僅か3回。2回はロザロ山脈での試し打ちの時。そして3回目はアバドンと初めて出会った時。
あの場に俺たち以外に人はいなかった。だから他に知っている者はいないはずだ。原因が黒の書ではないとしたら・・・。
考えられる残りの可能性は、俺がこのメンバーのリーダーであるということぐらいか。全員の契約者であるということだから・・・。俺を倒せば、必然的にパーティが壊滅すると考えたとか?魔物なら統率しているボスを倒せばいいと考えている可能性もあるな・・・。
うん。これが考えられる答えの中で最も可能性が高いだろう。体の横で剣を上下に振るい、剣にこびり付いた血を飛ばす。ふぅ、やっと落ち着いてきた。ただひたすら、襲ってくるゴブリンたちを切り捨てていた俺は、思考の渦から抜け出した。
意識を別の所にやっている状態で殲滅出来るほど、目の前の騎馬兵オーガは弱くない。ゴブリンばかりだったからこそ出来た方法だ。
俺と騎馬兵オーガの間にいる2体のゴブリンに切りつけた瞬間、突如としてホーンホースが俺に目掛けて角を突き刺す勢いで突っ込んで来た。ホーンホースの上では、槍を持ったオーガが俺の目をしっかりと見返していた。
即座に斜め上に飛び上がり、木の枝の上に避難する。俺がいた場所には槍が突き刺さり、開けていた空間はいつの間にかゴブリンたちによって埋め尽くされていた。一体どこからこれほどのゴブリンが湧いてきたというのだ。削っても削っても一向に減った気がしない。
ゴブリンの攻撃なら、俺の防具と自己回復によって大したダメージにはならないので、放っておいても直接的な怪我を負うことはないだろう。だが、やっぱ邪魔になるのはわかっているので、放置しておくことも危険だ。
『マズイわぁ!展開している範囲が広すぎてぇ、何体か取りこぼしが出てしまっているわよぉ!』
それはマズイな。まともに戦えそうな奴は殆ど残っていなかったのに。
『どの魔物を取り残したかは分かるか?』
『眷属たちの話によるとぉ、ホーンホースに乗ったオーガたちらしいわぁ』
ズィーリオスの問いにユヴェーレンが答える。ゴブリンたちなら現状のエルフたちでも相手に出来ただろうが、流石に騎馬兵オーガが相手では分が悪すぎる。だからと言って、カバーのために誰かがこの場を離れたら、残された者達の負担がキツく、更に取り残しが後ろに流れて行くかもしれない。
こちらの制限が多すぎて、抑え込むことが難しい。アバドンは絶対にカバーに行かせることは出来ない。呪いの力を使っている姿を見せるわけにはいかないのだ。ここで勝手に暴れていてもらおう。
広範囲を抑え込んでいるのはズィーリオスとユヴェーレン。この2人が抜けるのはキツイ。ならばカバーに向かうべきなのは俺か。それか、敢えて・・・。
『俺の魔力を国の全域を覆うレベルで広げるか?』
エルフの国は、東大陸の国々に比べて国土は小さい。巨大な街と同じづらいの規模感だ。そのため、俺が魔力制御を頑張れば広範囲に魔力網を展開することが出来る。そうすれば、俺の魔力に釣られた魔物たちは集まって来る。国内に入りこんだ騎馬兵オーガも戻って来るのではないだろうか。
『・・・それは無謀過ぎる』
『そうねぇ。この数の魔物たちが押し寄せてきたらぁ、流石に大怪我どころじゃすまないわぁ』
この方法しかないんだがな。俺の魔力に引き寄せられてきた魔物たちは、俺意外の相手に目がいかなくなる。だからこそ、アバドンやズィーリオス、ユヴェーレンの戦闘が楽になり効率が良くなると思うが。
『この辺りの木々を切り倒してぇ、開けた場所を作ればリュゼも動きやすくなるのよねぇ。この森の木々は特殊だからぁ、簡単には切り倒せないどころかぁ、開けた所を作りだすことが難しいのよぉ』
傷つけて欲しくないというよりも、傷つけることが出来ないということだったのか。ならば多少雑に攻撃しても問題なくないか?そこまで神経を尖らせて気を付ける必要はなかっただろ。
『でもねぇ?意図して木々を傷つけることは絶対にしてはダメよぉ?傷がつくと分かっていてやる行動をねぇ?』
まるで俺の心情を読んだかのように的確な警告であった。
『この森は精霊たちの遊び場と言ったでしょうぉ?最悪ぅ、他の精霊たちに目を付けられて嫌がらせを受ける可能性があるのよぉ。闇の精霊たちは私の眷属だから統制が利くのだけれどぉ。他の王位精霊の眷属たちはぁ、私があまり関与することは出来ないのよねぇ』
クソッ。なんという制限だ。確かによくよく周りを見てみると、魔法を行使しているオーガや大剣を振り回しているオーガでも、木を避ける様に動いている。この地の利は相手方にあるようだ。
意図して傷つけなければ問題ないという話ではなかった。例えそれを知らなくとも、精霊側からすると、王位精霊たるユヴェーレンが一緒にいるのだから、木を傷つけなくて当然と思われていても不思議ではない。だからこそ、ユヴェーレンは最初に禁止令を出していたのか。
国の中の木々が傷ついていたのは、それはエルフたちの居場所だと明確に分けられているからだろう。
あまりにもあちらこちらに制限や条件があり過ぎる。この人数では無理があるだろう。助っ人が欲しいレベルでキツイ。この森の精霊たちに協力を頼みたいが、先ほどユヴェーレン自身が言っていたように、眷属以外の精霊の手を借りることは難しそうだ。
『後ろの様子は眷属たちに報告をお願いしているからぁ、今は目の前の魔物たちの数を減らすことに意識を向けましょぉ』
『分かった。ヤバそうだったら俺が向こうに行った方が良いか?』
『そうねぇ』
『その方が良いだろうな。アバドンの奴は送れないし、俺やユヴェーレンは、な?』
やっぱり俺が行った方が良いよな。今は行かなくても良いかもしれないが、後々行くことになるのは予測できる。だから俺はもっと早く動き、殲滅するスピードを上げるしかない。
枝から枝へ飛び移りつつ、オーガごとホーンホースを斬りつけていく。魔力で強化した黒剣は、たかが鉄の鎧など簡単に切り裂ける。流石ドラゴンの中でも強者であったヴァルードだ。昼間のように、エルフたちに剣の性能の異常性がバレないようにセーブする必要はない。それだけでもかなり動きやすいが、慣れない枝から枝への移動は動きずらい。だが、慣れないからと言って地面に降りると、余計に動きが制限される。だから俺は、目の前の魔物たちを殲滅するために、他のことは考えないように意識を前へと向けた。
だからこそ、意味が分からない。
なぜ俺なのか。俺がこの地に来たのは始めてだ。オーガたちに何かをした覚えもないのに、ここまであからさまに殺気を向けられる理由が分からない。危険性を本能的に感じて殺気を放ったのだとしても、俺意外にもオーガたちに対して危険な人物はいる。アバドンなんて分かりやすい例だ。存在が見えない、攻撃を当てることが難しいという点ではユヴェーレンだ。多種多様な属性による遠距離攻撃の強さではズィーリオス。
・・・・・。まさか、いや、分かるはずがない。
辿り着いた答えは、俺たち以外には分かるはずもない答えだった。俺が“黒の書”の所有者であるということ。右手の甲の紋章は、普段は消えているため、例え紋章が何を表すか分かる者がいたとしても認識できるはずがない。俺が黒の書を召喚した数は僅か3回。2回はロザロ山脈での試し打ちの時。そして3回目はアバドンと初めて出会った時。
あの場に俺たち以外に人はいなかった。だから他に知っている者はいないはずだ。原因が黒の書ではないとしたら・・・。
考えられる残りの可能性は、俺がこのメンバーのリーダーであるということぐらいか。全員の契約者であるということだから・・・。俺を倒せば、必然的にパーティが壊滅すると考えたとか?魔物なら統率しているボスを倒せばいいと考えている可能性もあるな・・・。
うん。これが考えられる答えの中で最も可能性が高いだろう。体の横で剣を上下に振るい、剣にこびり付いた血を飛ばす。ふぅ、やっと落ち着いてきた。ただひたすら、襲ってくるゴブリンたちを切り捨てていた俺は、思考の渦から抜け出した。
意識を別の所にやっている状態で殲滅出来るほど、目の前の騎馬兵オーガは弱くない。ゴブリンばかりだったからこそ出来た方法だ。
俺と騎馬兵オーガの間にいる2体のゴブリンに切りつけた瞬間、突如としてホーンホースが俺に目掛けて角を突き刺す勢いで突っ込んで来た。ホーンホースの上では、槍を持ったオーガが俺の目をしっかりと見返していた。
即座に斜め上に飛び上がり、木の枝の上に避難する。俺がいた場所には槍が突き刺さり、開けていた空間はいつの間にかゴブリンたちによって埋め尽くされていた。一体どこからこれほどのゴブリンが湧いてきたというのだ。削っても削っても一向に減った気がしない。
ゴブリンの攻撃なら、俺の防具と自己回復によって大したダメージにはならないので、放っておいても直接的な怪我を負うことはないだろう。だが、やっぱ邪魔になるのはわかっているので、放置しておくことも危険だ。
『マズイわぁ!展開している範囲が広すぎてぇ、何体か取りこぼしが出てしまっているわよぉ!』
それはマズイな。まともに戦えそうな奴は殆ど残っていなかったのに。
『どの魔物を取り残したかは分かるか?』
『眷属たちの話によるとぉ、ホーンホースに乗ったオーガたちらしいわぁ』
ズィーリオスの問いにユヴェーレンが答える。ゴブリンたちなら現状のエルフたちでも相手に出来ただろうが、流石に騎馬兵オーガが相手では分が悪すぎる。だからと言って、カバーのために誰かがこの場を離れたら、残された者達の負担がキツく、更に取り残しが後ろに流れて行くかもしれない。
こちらの制限が多すぎて、抑え込むことが難しい。アバドンは絶対にカバーに行かせることは出来ない。呪いの力を使っている姿を見せるわけにはいかないのだ。ここで勝手に暴れていてもらおう。
広範囲を抑え込んでいるのはズィーリオスとユヴェーレン。この2人が抜けるのはキツイ。ならばカバーに向かうべきなのは俺か。それか、敢えて・・・。
『俺の魔力を国の全域を覆うレベルで広げるか?』
エルフの国は、東大陸の国々に比べて国土は小さい。巨大な街と同じづらいの規模感だ。そのため、俺が魔力制御を頑張れば広範囲に魔力網を展開することが出来る。そうすれば、俺の魔力に釣られた魔物たちは集まって来る。国内に入りこんだ騎馬兵オーガも戻って来るのではないだろうか。
『・・・それは無謀過ぎる』
『そうねぇ。この数の魔物たちが押し寄せてきたらぁ、流石に大怪我どころじゃすまないわぁ』
この方法しかないんだがな。俺の魔力に引き寄せられてきた魔物たちは、俺意外の相手に目がいかなくなる。だからこそ、アバドンやズィーリオス、ユヴェーレンの戦闘が楽になり効率が良くなると思うが。
『この辺りの木々を切り倒してぇ、開けた場所を作ればリュゼも動きやすくなるのよねぇ。この森の木々は特殊だからぁ、簡単には切り倒せないどころかぁ、開けた所を作りだすことが難しいのよぉ』
傷つけて欲しくないというよりも、傷つけることが出来ないということだったのか。ならば多少雑に攻撃しても問題なくないか?そこまで神経を尖らせて気を付ける必要はなかっただろ。
『でもねぇ?意図して木々を傷つけることは絶対にしてはダメよぉ?傷がつくと分かっていてやる行動をねぇ?』
まるで俺の心情を読んだかのように的確な警告であった。
『この森は精霊たちの遊び場と言ったでしょうぉ?最悪ぅ、他の精霊たちに目を付けられて嫌がらせを受ける可能性があるのよぉ。闇の精霊たちは私の眷属だから統制が利くのだけれどぉ。他の王位精霊の眷属たちはぁ、私があまり関与することは出来ないのよねぇ』
クソッ。なんという制限だ。確かによくよく周りを見てみると、魔法を行使しているオーガや大剣を振り回しているオーガでも、木を避ける様に動いている。この地の利は相手方にあるようだ。
意図して傷つけなければ問題ないという話ではなかった。例えそれを知らなくとも、精霊側からすると、王位精霊たるユヴェーレンが一緒にいるのだから、木を傷つけなくて当然と思われていても不思議ではない。だからこそ、ユヴェーレンは最初に禁止令を出していたのか。
国の中の木々が傷ついていたのは、それはエルフたちの居場所だと明確に分けられているからだろう。
あまりにもあちらこちらに制限や条件があり過ぎる。この人数では無理があるだろう。助っ人が欲しいレベルでキツイ。この森の精霊たちに協力を頼みたいが、先ほどユヴェーレン自身が言っていたように、眷属以外の精霊の手を借りることは難しそうだ。
『後ろの様子は眷属たちに報告をお願いしているからぁ、今は目の前の魔物たちの数を減らすことに意識を向けましょぉ』
『分かった。ヤバそうだったら俺が向こうに行った方が良いか?』
『そうねぇ』
『その方が良いだろうな。アバドンの奴は送れないし、俺やユヴェーレンは、な?』
やっぱり俺が行った方が良いよな。今は行かなくても良いかもしれないが、後々行くことになるのは予測できる。だから俺はもっと早く動き、殲滅するスピードを上げるしかない。
枝から枝へ飛び移りつつ、オーガごとホーンホースを斬りつけていく。魔力で強化した黒剣は、たかが鉄の鎧など簡単に切り裂ける。流石ドラゴンの中でも強者であったヴァルードだ。昼間のように、エルフたちに剣の性能の異常性がバレないようにセーブする必要はない。それだけでもかなり動きやすいが、慣れない枝から枝への移動は動きずらい。だが、慣れないからと言って地面に降りると、余計に動きが制限される。だから俺は、目の前の魔物たちを殲滅するために、他のことは考えないように意識を前へと向けた。
11
お気に入りに追加
1,854
あなたにおすすめの小説

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。
異世界転移したよ!
八田若忠
ファンタジー
日々鉄工所で働く中年男が地球の神様が企てた事故であっけなく死亡する。
主人公の死の真相は「軟弱者が嫌いだから」と神様が明かすが、地球の神様はパンチパーマで恐ろしい顔つきだったので、あっさりと了承する主人公。
「軟弱者」と罵られた原因である魔法を自由に行使する事が出来る世界にリストラされた主人公が、ここぞとばかりに魔法を使いまくるかと思えば、そこそこ平和でお人好しばかりが住むエンガルの町に流れ着いたばかりに、温泉を掘る程度でしか活躍出来ないばかりか、腕力に物を言わせる事に長けたドワーフの三姉妹が押しかけ女房になってしまったので、益々活躍の場が無くなりさあ大変。
基本三人の奥さんが荒事を片付けている間、後ろから主人公が応援する御近所大冒険物語。
この度アルファポリス様主催の第8回ファンタジー小説大賞にて特別賞を頂き、アルファポリス様から書籍化しました。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる