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本隊との激突
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「おいおいおい。あの数の魔物・・・・・。今までどこに隠れていたんだよ!この近辺で、あれだけの数の魔物がいれば、昼間の索敵時に見つけているだろ」
『索敵の範囲外にいたのだろうな』
魔物が押し寄せて来る方角に向かっていた俺たちは、各々索敵を行いながら進んでいたが、視界に映った大群を前に唖然と立ち止まってしまっていた。場所は門を出たばかりの位置である。そこから見えるのは、森の奥からやって来る無数の魔物たちの姿。東側ではないので、確かに索敵の範囲外だった可能性もある。だが、これほどの魔物がいたのなら、なぜ俺たちがやって来たタイミングで一斉に襲い掛かって来たのかが分からない。もしエルフの国を襲うつもりだったのなら、俺たちがいない時に襲う方がよっぽど楽に蹂躙出来るだろう。魔素で弱って来ている今だと思ったのだろうか。それだとしたら魔物側はご愁傷さまだな。
『うーん。これはめんどくさい相手ねぇ。分散されるとキツイわよぉ』
「そうなんだよな」
先ほどまでのオーガが斥候部隊とした場合、これが本隊となるが、斥候部隊が潰されたというのになぜ進行してきたのだろう。斥候の意味がないのではないだろうか?もしや、俺たちが辿り着くまでに逃げた個体がいたのだろうか?そして情報を持ち帰り、本隊であるこの数がやって来たとか?だとすると、一体何が目的なのだろうか。
敵の本隊は、圧倒的な数だけではなかった。オーガだけではない混合部隊。100を超えるだろうゴブリンの群れ。その背後には、ホーンホースと呼ばれるユニコーンのような角が1つ生えた馬がいる。その馬に鎧を装備したオーガたちが乗馬していた。
ホーンホースは真っ白い毛をした個体が生まれて来ることはないと言われている。そのため、ユニコーンだと勘違いしていた時期が昔あった。だが、イラストを見た時に、ユニコーンとは完全に別物である魔物だということを理解させられた。
充血した目玉が半分ほど突き出し、歯をむき出しにして涎を垂らしている形相をしているのだ。馬の可愛さなど欠片もない。別にキレているわけでもなく、この形相が通常の魔物なのだ。
そんなホーンホースだが、突進の威力が高く、額の角で攻撃して来る魔物だ。面倒なのが、風属性を平常装備しているため機動力が高い点である。そのため、ホーンホースに跨っているオーガの機動力は、先ほどのオーガたちとは比べ物にならない。知能があり、2体1組となった魔物の相手は初めてである。
身体能力を底上げした状態の俺でも、ホーンホースの機動力を持ったオーガを相手にするのは、簡単ではないだろう。ふざけた面をしている割に足は速いのだ。今は先頭をゴブリンが走っているため動きはゆっくりだが、ゴブリンを殲滅すると枷が外れて駆け回るだろう。だからといって、ゴブリンを殲滅しないのも面倒なことになる。邪魔が入って一瞬の間に隙が出来ては困る。
「魔法で一気に殲滅したいな・・・」
「はぁ!?そんなことしたら俺様の分がなくなるだろうが!」
独り言のつもりがアバドンに聞こえていたようだ。いや、この場に居る者たちなら全員聞こえているか。それにしても、アバドンの前で魔法を使ったことはないのに、アバドンの分の獲物がいなくなるかもという心配は何故できるのだろうか。魔力量から攻撃力の高い魔法が使えることは察せられても、規模までは分からないはずだ。
一般的な攻撃魔法にも、攻撃力が高い規模の大きな魔法は存在する。だが、俺の魔法とは比べ物にならない。アバドンは、俺が攻撃力が高く規模の大きい普通の魔法を連発するとでも思っているのだろうか。
いや、そんなことはないか。あいつは初対面の時、俺が手にしていた黒の書を見て血相を変えていた。だが、やっぱりそれでも、俺の魔法を見たことはないのは変わりない。ユヴェーレンから聞いているのか、それとも黒の書について知っているのか?
アバドンの知っている俺の情報量に疑問が生じて来た。情報に飢えていると言っても、ここまで知っているものなのか?アバドンは、黒の書について知っている・・・?
『あのな。気にするのはそこじゃないだろ?森ごと吹っ飛ばすつもりか?』
ズィーリオスの念話に我に返る。そうだ。今はアバドンのことを気にしている場合ではない。オーガたちを倒した後に聞けば良い。
『それは困るわねぇ。この森はぁ、低位精霊たちの遊び場でもあるからぁ』
『そういうことだからリュゼ、魔法は禁止だ。魔法なら俺がやるから』
全員から魔法の使用を禁止されれば、使うことは出来ないな。折角魔法を使える様になったのに、全く魔法を使える場面が出て来ない。中央砂漠なら、使っても問題ない場所だっただろうにな。状況がそれを許さなかった。
「流石の俺様も、素手であの数を処理しきることは出来ないぞ?」
アバドンが少しホッとした声音でユヴェーレンに視線を向ける。これは、呪いを使うという宣言だな。
『魔物以外に被害を出さないなら良いわよぉ?』
「ゲッ。めんどくせェ」
顔を顰めたアバドンがユヴェーレンから顔を逸らした。
「奴らが来るまでここで待っているわけにはいかないだろう。会話は念話でやればいい。取り敢えず前に出るぞ」
声を掛けると、皆一斉に動い出した。ズィーリオスの背から飛び降りた俺も敵に向かって駆ける。
『問題は、森に被害を出さずに魔法を行使することなんだよな』
そう言いながら、ズィーリオスは4体ほどのゴブリンを水の玉の中に閉じ込めた。水の中から抜け出せないゴブリンたちが溺死していくが、時間が掛かっており効率が悪い。
森の中で火を使うことは出来ず、水で押し流すことも出来ない。雷は下手すると火が付いてしまうかもしれないので、使用は出来ない。広範囲のかまいたちは木を切ってしまう可能性がある。使えるのは、植物と光と闇か。
『植物と光と闇ぐらいしかないんじゃないか?』
『だよな?』
暗い森の中に光が生まれる。ズィーリオスは無数の光の矢を生み出し、ゴブリンたちに攻撃を仕掛けた。一方で、ユヴェーレンは夜の闇を十分に生かし、闇の中で屠っていた。俺という魔力タンクがいるので、存分に攻撃を行っていた。ホーンホースの足を止めてオーガごと屠るさまは、なんとも心強い。
アバドンは、両腕を広げながら敵の中を優雅に歩いていた。飛んでくる魔法は虫を払うように腕を振るっただけで消滅している。そして、アバドンに触れた魔物は直ぐに腐敗し消えていく。勝手に道が出来上がっている。どうやらアバドンは、ゴブリンたちの奥にいる騎馬兵オーガたちを中心に相手をするつもりのようだ。
そして一番効率が悪いのは俺だった。剣に魔力を乗せて振るっているが、前に倉庫を斬った時のように、魔力の刃を飛ばして一気に殲滅することが出来ない。魔物の上下を真っ二つになるように斬ると、必然的に周囲の木々も切り倒してしまう。唯一使える魔法以外の範囲攻撃が封じられていた。ちまちまと1体ずつ倒すしかない。
ゴブリンを倒しながら奥の騎馬兵オーガの動きを観察する。一体どこからやって来たんだ?木々に遮られて一番奥が見えない。あの奥に、索敵で感じた2体のヤバい魔物がいるはずだ。きっとその2体がこの軍団のボスだろう。
「ッ!?」
突如、物凄い殺気を感じ、その方向に視線を向ける。魔物たちの奥の奥から感じた。今まさに警戒していたボスの殺気だろう。それ以外に考えられない。
『これは・・・。今の殺気だけでも、奥にいる奴はヤバイことが確定したな』
『殺気?』
だが、今の殺気はズィーリオス達には向けられていなかったらしい。まさかの誰も気づいていなかった。
『索敵の範囲外にいたのだろうな』
魔物が押し寄せて来る方角に向かっていた俺たちは、各々索敵を行いながら進んでいたが、視界に映った大群を前に唖然と立ち止まってしまっていた。場所は門を出たばかりの位置である。そこから見えるのは、森の奥からやって来る無数の魔物たちの姿。東側ではないので、確かに索敵の範囲外だった可能性もある。だが、これほどの魔物がいたのなら、なぜ俺たちがやって来たタイミングで一斉に襲い掛かって来たのかが分からない。もしエルフの国を襲うつもりだったのなら、俺たちがいない時に襲う方がよっぽど楽に蹂躙出来るだろう。魔素で弱って来ている今だと思ったのだろうか。それだとしたら魔物側はご愁傷さまだな。
『うーん。これはめんどくさい相手ねぇ。分散されるとキツイわよぉ』
「そうなんだよな」
先ほどまでのオーガが斥候部隊とした場合、これが本隊となるが、斥候部隊が潰されたというのになぜ進行してきたのだろう。斥候の意味がないのではないだろうか?もしや、俺たちが辿り着くまでに逃げた個体がいたのだろうか?そして情報を持ち帰り、本隊であるこの数がやって来たとか?だとすると、一体何が目的なのだろうか。
敵の本隊は、圧倒的な数だけではなかった。オーガだけではない混合部隊。100を超えるだろうゴブリンの群れ。その背後には、ホーンホースと呼ばれるユニコーンのような角が1つ生えた馬がいる。その馬に鎧を装備したオーガたちが乗馬していた。
ホーンホースは真っ白い毛をした個体が生まれて来ることはないと言われている。そのため、ユニコーンだと勘違いしていた時期が昔あった。だが、イラストを見た時に、ユニコーンとは完全に別物である魔物だということを理解させられた。
充血した目玉が半分ほど突き出し、歯をむき出しにして涎を垂らしている形相をしているのだ。馬の可愛さなど欠片もない。別にキレているわけでもなく、この形相が通常の魔物なのだ。
そんなホーンホースだが、突進の威力が高く、額の角で攻撃して来る魔物だ。面倒なのが、風属性を平常装備しているため機動力が高い点である。そのため、ホーンホースに跨っているオーガの機動力は、先ほどのオーガたちとは比べ物にならない。知能があり、2体1組となった魔物の相手は初めてである。
身体能力を底上げした状態の俺でも、ホーンホースの機動力を持ったオーガを相手にするのは、簡単ではないだろう。ふざけた面をしている割に足は速いのだ。今は先頭をゴブリンが走っているため動きはゆっくりだが、ゴブリンを殲滅すると枷が外れて駆け回るだろう。だからといって、ゴブリンを殲滅しないのも面倒なことになる。邪魔が入って一瞬の間に隙が出来ては困る。
「魔法で一気に殲滅したいな・・・」
「はぁ!?そんなことしたら俺様の分がなくなるだろうが!」
独り言のつもりがアバドンに聞こえていたようだ。いや、この場に居る者たちなら全員聞こえているか。それにしても、アバドンの前で魔法を使ったことはないのに、アバドンの分の獲物がいなくなるかもという心配は何故できるのだろうか。魔力量から攻撃力の高い魔法が使えることは察せられても、規模までは分からないはずだ。
一般的な攻撃魔法にも、攻撃力が高い規模の大きな魔法は存在する。だが、俺の魔法とは比べ物にならない。アバドンは、俺が攻撃力が高く規模の大きい普通の魔法を連発するとでも思っているのだろうか。
いや、そんなことはないか。あいつは初対面の時、俺が手にしていた黒の書を見て血相を変えていた。だが、やっぱりそれでも、俺の魔法を見たことはないのは変わりない。ユヴェーレンから聞いているのか、それとも黒の書について知っているのか?
アバドンの知っている俺の情報量に疑問が生じて来た。情報に飢えていると言っても、ここまで知っているものなのか?アバドンは、黒の書について知っている・・・?
『あのな。気にするのはそこじゃないだろ?森ごと吹っ飛ばすつもりか?』
ズィーリオスの念話に我に返る。そうだ。今はアバドンのことを気にしている場合ではない。オーガたちを倒した後に聞けば良い。
『それは困るわねぇ。この森はぁ、低位精霊たちの遊び場でもあるからぁ』
『そういうことだからリュゼ、魔法は禁止だ。魔法なら俺がやるから』
全員から魔法の使用を禁止されれば、使うことは出来ないな。折角魔法を使える様になったのに、全く魔法を使える場面が出て来ない。中央砂漠なら、使っても問題ない場所だっただろうにな。状況がそれを許さなかった。
「流石の俺様も、素手であの数を処理しきることは出来ないぞ?」
アバドンが少しホッとした声音でユヴェーレンに視線を向ける。これは、呪いを使うという宣言だな。
『魔物以外に被害を出さないなら良いわよぉ?』
「ゲッ。めんどくせェ」
顔を顰めたアバドンがユヴェーレンから顔を逸らした。
「奴らが来るまでここで待っているわけにはいかないだろう。会話は念話でやればいい。取り敢えず前に出るぞ」
声を掛けると、皆一斉に動い出した。ズィーリオスの背から飛び降りた俺も敵に向かって駆ける。
『問題は、森に被害を出さずに魔法を行使することなんだよな』
そう言いながら、ズィーリオスは4体ほどのゴブリンを水の玉の中に閉じ込めた。水の中から抜け出せないゴブリンたちが溺死していくが、時間が掛かっており効率が悪い。
森の中で火を使うことは出来ず、水で押し流すことも出来ない。雷は下手すると火が付いてしまうかもしれないので、使用は出来ない。広範囲のかまいたちは木を切ってしまう可能性がある。使えるのは、植物と光と闇か。
『植物と光と闇ぐらいしかないんじゃないか?』
『だよな?』
暗い森の中に光が生まれる。ズィーリオスは無数の光の矢を生み出し、ゴブリンたちに攻撃を仕掛けた。一方で、ユヴェーレンは夜の闇を十分に生かし、闇の中で屠っていた。俺という魔力タンクがいるので、存分に攻撃を行っていた。ホーンホースの足を止めてオーガごと屠るさまは、なんとも心強い。
アバドンは、両腕を広げながら敵の中を優雅に歩いていた。飛んでくる魔法は虫を払うように腕を振るっただけで消滅している。そして、アバドンに触れた魔物は直ぐに腐敗し消えていく。勝手に道が出来上がっている。どうやらアバドンは、ゴブリンたちの奥にいる騎馬兵オーガたちを中心に相手をするつもりのようだ。
そして一番効率が悪いのは俺だった。剣に魔力を乗せて振るっているが、前に倉庫を斬った時のように、魔力の刃を飛ばして一気に殲滅することが出来ない。魔物の上下を真っ二つになるように斬ると、必然的に周囲の木々も切り倒してしまう。唯一使える魔法以外の範囲攻撃が封じられていた。ちまちまと1体ずつ倒すしかない。
ゴブリンを倒しながら奥の騎馬兵オーガの動きを観察する。一体どこからやって来たんだ?木々に遮られて一番奥が見えない。あの奥に、索敵で感じた2体のヤバい魔物がいるはずだ。きっとその2体がこの軍団のボスだろう。
「ッ!?」
突如、物凄い殺気を感じ、その方向に視線を向ける。魔物たちの奥の奥から感じた。今まさに警戒していたボスの殺気だろう。それ以外に考えられない。
『これは・・・。今の殺気だけでも、奥にいる奴はヤバイことが確定したな』
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