276 / 340
食事会
しおりを挟む
体調不良の者達をそれぞれの部屋に放りこんだ後、俺たちは王女に夕食に誘われていた。到着したばかりであり使者の代表でもないので、簡易的な食事会のようだ。エルフ側としては、使者よりも精霊王の契約者の方が重要人物らしく、俺がズィーリオスと共にアバドンの部屋にいる所に呼びに来たのだ。
俺と契約したことで、ユヴェーレンの監視も以前よりは緩和されており、アバドンが別の部屋に一人になることも許可が出ていた。そのため、アバドンが1人部屋になっているのだが、ユヴェーレンが何かしらの方法で監視していそうだ。だからこそ、あのユヴェーレンが一番最初に許可を出したのだろう。
少し前のことを回想することで現実から逃れていたが、そう長くは回避できない。いつかは現実を見なければならないのだ。
『なあ・・・・』
『・・・なんだァ?』
簡易的な食事会ということもあり、王女と俺たちだけで夕食を食べているのだが、あまりのことにただひたすら無言であり、念話でさえも会話をすることが出来ておらず、何度も言葉を詰まらせていた。
『・・・あとでお前のところ行く・・・』
『・・・・だな。俺のじゃねぇと、お前らの腹は膨れないし』
目の前の草・・・じゃなかった、野菜をフォークでちょんちょんとつつきながら、鼻で溜息を吐く。目の前にあるのはサラダの山であった。それもドレッシングなど全くかかっていない素のままの。国の状況が状況なので、食べ物に贅沢を言えるわけがないことは解っているが、それでもこれはないんじゃないだろうか。
前菜、スープ、などが野菜なのはまだ分かる。サラダもそのままサラダだろう。だが、メインもサラダとは一体どういうことだろうか。メイン料理の肉がたった一口分で、備え付けられているサラダの方が多いとは・・・。これはどう見てもサラダがメインだろう。一口分など、フレンチの一番初めに来るアミューズと大して変わらんぞ?
日頃肉ばっかり食べていたから、ここで野菜のツケが回って来たのだろうか。アバドンが料理を担当するようになって、割と野菜系も食べていたんだけど?
「すみません。お口に合わないようですね・・・」
「あっ・・・」
王女が眉を寄せて申し訳なさそうにこちらの様子を窺っていた。かく言う王女の目の前にも、山のようなサラダが鎮座していた。先ほどから減っているような気がしない。・・・きっと王女は毎日この食事内容で飽きているのだろう。
お互いに目の前のサラダに目を向けて押し黙る。エルフだから野菜ばかりの生活ってわけではなさそうだ。ナルシアが野菜だけを食べていた様子は見たことがない。だから、エルフも普通に肉を食すのだろう。別に、この国のエルフたちは肉を食べないということはなさそうだ。だが・・・、圧倒的に肉がない。サラダではなく他に調理法はないのか。どれだけサラダが好きなんだよ、ここの料理長は。
「大丈夫ですよ。流石にこれは・・・仕方ないです」
「・・・野菜は自給自足してるとか?」
「精霊たちの力を借りているので、野菜は沢山取れます」
・・・なるほど。だからサラダが盛りだくさんなのか。精霊の力を借りて育てている野菜だから、なるべく手を加えたくなくてサラダなのかもしれないな。・・・だったらせめてドレッシングでも作ってくれよ!!
アバドンに即席でドレッシングを作ってもらえないだろうか。ドレッシング無しで山盛りのサラダを食べきるのはキツイんだが。一応聞くだけ聞いてみるか。
『アバドン。即席でドレッシングを』
バンッ!!
「王太子殿下!!」
突如、食事会場の扉が勢いよく開かれ、息を切らせたエルフの兵士が転がり込んで来た。
『リュゼ“どれしんぐ”とはなんだ?』
『ドレッシング、な?』
『そうそれだ』
『あー、とりあえずその話は一旦ストップな』
エルフの兵士が何とか呼吸を整え、片膝を付いて王女に報告を行った。
「森からオーガの群れが侵攻中!数は凡そ20!しかし、まだまだ控えている可能性があります!」
「オーガの群れだと!?」
王女がイスから立ち上がってテーブルに手をついて身を乗り出す。その衝撃で、サラダが少し零れてテーブルクロスの上に落ちた。
「不味いですね。今我が国には、オーガを殲滅できる戦力はありません。結界の外に出て活動できる兵士は少ないですし。陛下に報告は致しましたか?」
手を唇に添えて考え込みながら、王女は独り言を呟き、ふと顔を上げて兵士に訊ねた。
「はっ!陛下には連絡済みです!殿下に全てお任せするとのことです!」
「分かりました。現在の状況はどうなっていますか?」
「ハルザーク殿下が指揮を執り、結界外に出れる者達と共に戦闘中です」
「あの子が出ているならば一先ずは大丈夫でしょう。いくらオーガと言えども、20体ならばなんとか相手できるはずです。ですが、もしものために兵たちを待機させておいてください」
「畏まりました」
兵士が一礼して立ち去って行った。王女は、兵士に接していた時とは違い、にこやかな笑顔で俺たちに向き直る。
「お二方、申し訳ありません。そういう訳なので、自室にて待機しておいてください」
「待機?そんなの面白くねぇ。俺らも参加しようーぜ!」
にこやかな笑みを浮かべる王女に対して、戦いがあることを知ってしまったアバドンがニヤリとした笑みを浮かべて俺に振り向いた。
俺?嫌だけど?めんどくさいじゃないか。それに王子がいる場所だろ?会わないようにするって決めたのに、何でわざわざ自分から会いに行こうとするんだ。
「お気持ちはありがたいですが、お客人の手は借りませんよ。我々だけで大丈夫ですから」
「俺は行かないぞ」
アバドンの行動は拒否され、俺が行かないと明言したことでアバドンが戦いに行くことは完全に却下された。俺が行くと言えばアバドンもいけるのだ。だから俺を巻き込んだのだろうが、もう俺は疲れたから眠りたい。それに、今日は既にオーガと戦闘を行ったのだからこれ以上は良いだろう。それに・・・。
「じゃあ、俺たちは大人しく部屋で休んでいようか」
席を立ち、不満たらたらなアバドンを引きずって会食場を出て行った。これでサラダとはおさらばだ!
腹はまだ満腹には程遠い状態だが、サラダをひたすら食べ続ける状態から脱却でき、俺の心は軽くなっていた。
「さて、今起きている現状に関してだが・・・」
今、俺たちはアバドンの部屋に集合していた。アバドンを引き連れたまま、アバドンの部屋で話し合うことにしたのだ。人払いは済ませてあるため、アバドンが俺たちの分の食事を作ってくれている最中であったりする。
「やっぱり昼の奴らは斥候部隊だったってところか?」
『そうだろうな』
ズィーリオスが後ろ足で耳の後ろを掻きながら答えた。よし、毛繕いでもしてあげよう。ズィーリオスが足を戻したのを見計らってブラッシングを行う。
「かなりの被害を出してギリギリだろうな。まあ、昼に見た奴らと同じ戦力ならば、だが・・・」
アバドンが火を止めて皿に盛りつけながら話に参加する。ズィーリオスは直接見てはいないが、気配だけでどれぐらいの相手か把握することが出来る。そのため、アバドンの言葉に同意を示した。
『けれどぉ、今来ているのが本隊だった場合ぃ、斥候すら削れなかったエルフたちではギリギリの戦いどころかぁ、壊滅するんじゃなぁい?』
「王子がいるのにか?」
ユヴェーレンの考察に質問を投げ掛ける。王子はエルフの中でもかなりの戦力を有する強者だ。昼間はいなかったその人物がいるのに、そこまで酷い結果になるのだろうか?
『逆にぃ、戦える者がそのエルフしかいないことが問題なのよぉ。あの王子1人で20体のオーガを相手取るのはキツイと思うわよぉ』
「そう言われてみれば確かにそうだな」
オーガを倒せる人物が王子1人だとして、兵士たちが王子の戦闘中に別のオーガを完璧に抑えるしかないということだ。結界の無い高濃度の魔素の中で、一体どれだけ普通の兵士たちが抑え込めるのか。これは、最悪の事態を想定して動いた方が良いかもしれない。
皆で真剣な顔を突き合わせて頷く。よし、じゃあまずは・・いただきますっと!
俺と契約したことで、ユヴェーレンの監視も以前よりは緩和されており、アバドンが別の部屋に一人になることも許可が出ていた。そのため、アバドンが1人部屋になっているのだが、ユヴェーレンが何かしらの方法で監視していそうだ。だからこそ、あのユヴェーレンが一番最初に許可を出したのだろう。
少し前のことを回想することで現実から逃れていたが、そう長くは回避できない。いつかは現実を見なければならないのだ。
『なあ・・・・』
『・・・なんだァ?』
簡易的な食事会ということもあり、王女と俺たちだけで夕食を食べているのだが、あまりのことにただひたすら無言であり、念話でさえも会話をすることが出来ておらず、何度も言葉を詰まらせていた。
『・・・あとでお前のところ行く・・・』
『・・・・だな。俺のじゃねぇと、お前らの腹は膨れないし』
目の前の草・・・じゃなかった、野菜をフォークでちょんちょんとつつきながら、鼻で溜息を吐く。目の前にあるのはサラダの山であった。それもドレッシングなど全くかかっていない素のままの。国の状況が状況なので、食べ物に贅沢を言えるわけがないことは解っているが、それでもこれはないんじゃないだろうか。
前菜、スープ、などが野菜なのはまだ分かる。サラダもそのままサラダだろう。だが、メインもサラダとは一体どういうことだろうか。メイン料理の肉がたった一口分で、備え付けられているサラダの方が多いとは・・・。これはどう見てもサラダがメインだろう。一口分など、フレンチの一番初めに来るアミューズと大して変わらんぞ?
日頃肉ばっかり食べていたから、ここで野菜のツケが回って来たのだろうか。アバドンが料理を担当するようになって、割と野菜系も食べていたんだけど?
「すみません。お口に合わないようですね・・・」
「あっ・・・」
王女が眉を寄せて申し訳なさそうにこちらの様子を窺っていた。かく言う王女の目の前にも、山のようなサラダが鎮座していた。先ほどから減っているような気がしない。・・・きっと王女は毎日この食事内容で飽きているのだろう。
お互いに目の前のサラダに目を向けて押し黙る。エルフだから野菜ばかりの生活ってわけではなさそうだ。ナルシアが野菜だけを食べていた様子は見たことがない。だから、エルフも普通に肉を食すのだろう。別に、この国のエルフたちは肉を食べないということはなさそうだ。だが・・・、圧倒的に肉がない。サラダではなく他に調理法はないのか。どれだけサラダが好きなんだよ、ここの料理長は。
「大丈夫ですよ。流石にこれは・・・仕方ないです」
「・・・野菜は自給自足してるとか?」
「精霊たちの力を借りているので、野菜は沢山取れます」
・・・なるほど。だからサラダが盛りだくさんなのか。精霊の力を借りて育てている野菜だから、なるべく手を加えたくなくてサラダなのかもしれないな。・・・だったらせめてドレッシングでも作ってくれよ!!
アバドンに即席でドレッシングを作ってもらえないだろうか。ドレッシング無しで山盛りのサラダを食べきるのはキツイんだが。一応聞くだけ聞いてみるか。
『アバドン。即席でドレッシングを』
バンッ!!
「王太子殿下!!」
突如、食事会場の扉が勢いよく開かれ、息を切らせたエルフの兵士が転がり込んで来た。
『リュゼ“どれしんぐ”とはなんだ?』
『ドレッシング、な?』
『そうそれだ』
『あー、とりあえずその話は一旦ストップな』
エルフの兵士が何とか呼吸を整え、片膝を付いて王女に報告を行った。
「森からオーガの群れが侵攻中!数は凡そ20!しかし、まだまだ控えている可能性があります!」
「オーガの群れだと!?」
王女がイスから立ち上がってテーブルに手をついて身を乗り出す。その衝撃で、サラダが少し零れてテーブルクロスの上に落ちた。
「不味いですね。今我が国には、オーガを殲滅できる戦力はありません。結界の外に出て活動できる兵士は少ないですし。陛下に報告は致しましたか?」
手を唇に添えて考え込みながら、王女は独り言を呟き、ふと顔を上げて兵士に訊ねた。
「はっ!陛下には連絡済みです!殿下に全てお任せするとのことです!」
「分かりました。現在の状況はどうなっていますか?」
「ハルザーク殿下が指揮を執り、結界外に出れる者達と共に戦闘中です」
「あの子が出ているならば一先ずは大丈夫でしょう。いくらオーガと言えども、20体ならばなんとか相手できるはずです。ですが、もしものために兵たちを待機させておいてください」
「畏まりました」
兵士が一礼して立ち去って行った。王女は、兵士に接していた時とは違い、にこやかな笑顔で俺たちに向き直る。
「お二方、申し訳ありません。そういう訳なので、自室にて待機しておいてください」
「待機?そんなの面白くねぇ。俺らも参加しようーぜ!」
にこやかな笑みを浮かべる王女に対して、戦いがあることを知ってしまったアバドンがニヤリとした笑みを浮かべて俺に振り向いた。
俺?嫌だけど?めんどくさいじゃないか。それに王子がいる場所だろ?会わないようにするって決めたのに、何でわざわざ自分から会いに行こうとするんだ。
「お気持ちはありがたいですが、お客人の手は借りませんよ。我々だけで大丈夫ですから」
「俺は行かないぞ」
アバドンの行動は拒否され、俺が行かないと明言したことでアバドンが戦いに行くことは完全に却下された。俺が行くと言えばアバドンもいけるのだ。だから俺を巻き込んだのだろうが、もう俺は疲れたから眠りたい。それに、今日は既にオーガと戦闘を行ったのだからこれ以上は良いだろう。それに・・・。
「じゃあ、俺たちは大人しく部屋で休んでいようか」
席を立ち、不満たらたらなアバドンを引きずって会食場を出て行った。これでサラダとはおさらばだ!
腹はまだ満腹には程遠い状態だが、サラダをひたすら食べ続ける状態から脱却でき、俺の心は軽くなっていた。
「さて、今起きている現状に関してだが・・・」
今、俺たちはアバドンの部屋に集合していた。アバドンを引き連れたまま、アバドンの部屋で話し合うことにしたのだ。人払いは済ませてあるため、アバドンが俺たちの分の食事を作ってくれている最中であったりする。
「やっぱり昼の奴らは斥候部隊だったってところか?」
『そうだろうな』
ズィーリオスが後ろ足で耳の後ろを掻きながら答えた。よし、毛繕いでもしてあげよう。ズィーリオスが足を戻したのを見計らってブラッシングを行う。
「かなりの被害を出してギリギリだろうな。まあ、昼に見た奴らと同じ戦力ならば、だが・・・」
アバドンが火を止めて皿に盛りつけながら話に参加する。ズィーリオスは直接見てはいないが、気配だけでどれぐらいの相手か把握することが出来る。そのため、アバドンの言葉に同意を示した。
『けれどぉ、今来ているのが本隊だった場合ぃ、斥候すら削れなかったエルフたちではギリギリの戦いどころかぁ、壊滅するんじゃなぁい?』
「王子がいるのにか?」
ユヴェーレンの考察に質問を投げ掛ける。王子はエルフの中でもかなりの戦力を有する強者だ。昼間はいなかったその人物がいるのに、そこまで酷い結果になるのだろうか?
『逆にぃ、戦える者がそのエルフしかいないことが問題なのよぉ。あの王子1人で20体のオーガを相手取るのはキツイと思うわよぉ』
「そう言われてみれば確かにそうだな」
オーガを倒せる人物が王子1人だとして、兵士たちが王子の戦闘中に別のオーガを完璧に抑えるしかないということだ。結界の無い高濃度の魔素の中で、一体どれだけ普通の兵士たちが抑え込めるのか。これは、最悪の事態を想定して動いた方が良いかもしれない。
皆で真剣な顔を突き合わせて頷く。よし、じゃあまずは・・いただきますっと!
11
お気に入りに追加
1,854
あなたにおすすめの小説

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
鋼なるドラーガ・ノート ~S級パーティーから超絶無能の烙印を押されて追放される賢者、今更やめてくれと言われてももう遅い~
月江堂
ファンタジー
― 後から俺の実力に気付いたところでもう遅い。絶対に辞めないからな ―
“賢者”ドラーガ・ノート。鋼の二つ名で知られる彼がSランク冒険者パーティー、メッツァトルに加入した時、誰もが彼の活躍を期待していた。
だが蓋を開けてみれば彼は無能の極致。強い魔法は使えず、運動神経は鈍くて小動物にすら勝てない。無能なだけならばまだしも味方の足を引っ張って仲間を危機に陥れる始末。
当然パーティーのリーダー“勇者”アルグスは彼に「無能」の烙印を押し、パーティーから追放する非情な決断をするのだが、しかしそこには彼を追い出すことのできない如何ともしがたい事情が存在するのだった。
ドラーガを追放できない理由とは一体何なのか!?
そしてこの賢者はなぜこんなにも無能なのに常に偉そうなのか!?
彼の秘められた実力とは一体何なのか? そもそもそんなもの実在するのか!?
力こそが全てであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配する世界。ムカフ島と呼ばれる火山のダンジョンの攻略を通して彼らはやがて大きな陰謀に巻き込まれてゆく。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる