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結界内へ
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魔道具を使用した馬車は、普通の馬車よりも揺れない作りになっている。そのため、乗車している者達は快適に馬車の旅を過ごすことが出来る様になっていた。しかし現状は、そんな魔道具の効果など全く感じさせない程、どんよりとした雰囲気が馬車の中に広がっていた。
「まだ・・・か?」
「もう少しで着くはずだからあとちょっと耐えてくれ」
大地の剣とエルフ兄妹の顔色が土気色になりだしていた。俺が魔力を消費すればこの辺り一帯の魔素を一気に吸い込むことが出来るが、そもそも俺自身が簡単に魔力を消費することが出来ない。魔力を発散して周囲の様子を探ってはいるため、俺の周囲の魔素濃度は馬車の外よりは低いだろう。魔力回復の行程を利用して魔素濃度を下げようとしても、俺の魔力量が周囲の索敵だけでは大して減りはしない。そのため、馬車内の魔素濃度は、ガルム達にとっては外よりはマシだろうが、その違いをはっきりと感じられないほどあまり変わらないのだった。
馬車の中に、エルフの女性が言っていたような結界をズィーリオスに張ってもらう手もある。しかし、それは出来なかった。
魔素を省く結界は普通の魔法ではない。精霊魔法でもない。そのため、ズィーリオスに同じような結界を張ってもらうことは出来なかった。ユヴェーレンにも張ってもらうことは出来なかった。考えられるものは、ただ一つ。魔道具の効果。
エルフの女性が言っていた結界は、魔道具による効果である可能性が非常に高いのだ。だからこそ、クルーレ王国内全域に結界を張ることが出来ず、一部地域のみに結界を展開していると思われる。国全体を覆うほどの魔道具は、それこそ上級ダンジョンレベルでしか考えられない。
しかし、今まで上級ダンジョンが新しく誕生したという話は聞いたことがない。それは、完全攻略者は出ていないということだ。上級ダンジョンの攻略に挑んだ者はそれなりの数いるはずなので、その中の誰かが魔道具を持って帰って来た可能性は考えられる。そしてそれは、上級ダンジョンに入ることが可能なほどの実力者がいるということだ。もしその相手が敵対して来る人物だった場合、色々とマズイことになるだろう。可能性として考えられる相手は、第一王子が怪しいだろう。戦力に関して聞いただけでも、最も可能性のある相手だ。
第一王子に出会うことは極力避けようと心に決めた瞬間、唐突に空気が変わる。これは・・・!?
「着いたみたいだな」
「ああ」
アバドンが顔を上げて呟いた言葉を同意する。空気中の魔素濃度が一気に減少した。重かった空気が軽くなったような爽快感が広がる。
「皆、着いたみたいだぞ」
もう満身創痍といった面々は、僅かに笑みを浮かべて息を吐いた。良かった。最悪の状態にはなっていないようだが、急な魔素濃度の低下によって身体機能がバグってしまうこともある。まだまだ油断は禁物だ。
『一先ず、今日は体調の回復に努めさせた方が良さそうだな』
『ああ。いくら魔素濃度が低下したとは言え、今までの環境よりはまだ高いからな』
『ん?そうなのか?』
『ああ、そうだぞ?』
今までの濃度がおかしかったせいか、感覚が僅かにずれているのだろうか。ネアの森辺りと同じ魔素濃度に下がったものだと思い込んでいた。だが、低すぎないと考えれば逆にこれぐらいで問題はないだろう。
『リュゼ。外に人が来ているみたいだけど』
『あー』
ズィーリオスから掛けられた声を受けて、一度扉に目を向けた後、馬車の中を一瞥する。
『・・・。行かないといけないよな?』
『だな。リュゼしかいないし』
「はぁー」
ナルシアもギブアップしてしまっている現状では、俺が外に来ている人物の対応をしなければならなさそうだ。重い腰を上げて扉を開く。するとそこにいたのは、先ほども会ったエルフの女性であった。
「お疲れ様でした。皆さまのご様子はいかがでしょうか?」
馬車から降りて来た俺に女性は和やかに笑顔を向けて来た。俺の後ろからはアバドンが降りてきて、大きく伸びをしているが触れないのはありがたい。更にズィーリオスも下りて来たことで、女性の背後にいたエルフたちが警戒態勢に入りかけるが、女性が手で制したことによって渋々警戒態勢を解いた。
「今日一日は無理そうですが、全員最悪の状態は免れています。結界内に入れて下さりありがとうございました」
「いえいえ。間に合ったのならば良かったです」
まあまあ良い感じにやり取りすることが出来ているのではないだろうか。
『成長したな・・・』
感慨深げに呟いたズィーリオスが俺の側にやって来る。一時的とは言え、ルーデリオ・バルネリアとして活動した時期があったからこその対応だろう。
だが、ズィーリオスに褒められるのは素直に嬉しい。昔は誰にも敬語など使うものかと思っていたが、知り合いに迷惑が掛かるぐらいならばたまに使うのもありだろう。たまーにだけど。
「なんでここに人間どもを連れて来てるんですか!」
どこか聞いたことがあるような声が聞こえて来た。声の先に顔を向けると、そこにいたのは到着前に会った第一王子であった。
「なぜって、国の現状を考えたら、外からのお客様を結界の外で過ごさせるわけにはいかないでしょう」
「こんなに元気な奴らもいるのにですか?」
「ハルザーク!お客様に失礼ですよ!!」
女性の側までやって来た第一王子は、女性と言い争いを初めだした。第一王子と言い争いをしているのに、周りにいる人達は誰も止める気配がない。まさか、この女性もかなりの地位の人物なのだろうか。
『なあ、ズィーリオス。今から人化して対応を変わってくれない?俺たちの外交担当だろ?』
『無理に決まっているよな』
『いやいや。馬車の中で人化すればバレないだろ』
『なら、この状態の俺はどこに行ったと説明するんだ?馬車の中に消えていく姿を見ている人物は必ずいるぞ?』
『それは・・・』
何も言い返せない。でもズィーリオスは俺たちの外交担当だろ?タイミングを計り間違えてしまった。いや、でもまさか、こんな異常事態が起こっているなんて知らなかったし・・・。
俺は押し黙っていると、ハッとした女性のエルフが俺に向き直る。
「お恥ずかしい所をお見せしてしまいました。申し訳ありません」
「あ、いえ。気にしてません・・・ので」
こちらを睨み付けて来る第一王子だが、女性との会話には割り込んでは来ないようだ。
「先ほどはご挨拶が出来ませんでしたので、改めまして。私はクルーレ王国第一王女、アリシェラ・ル・クルーレと申します。そしてこちらが、私の弟のハルザーク・ル・クルーレです。先ほどは弟が失礼を致しました」
「・・・初めまして」
第一王子とは初めましてではないが、挨拶自体はされていないので初めましてでいいだろう。そして、第一王子と言い合いが出来ている時点でまさかとは思ったが、やはり王族だったようだ。それも王太子である第一王女。
「ふん、使者の代表は同胞なんだから、他の人間や獣人は森の中に放置しておけば良いものを。ただ話を聞くためだけに呼んだのでしょ?」
「ハルザークッ・・・何てことを!貴方たち!ハルザークを連れて帰りなさい」
「なっ!」
話に割って・・入って来たな。第一王女が、第一王子の従者らしきものたちに命じて第一王子をこの場から下げさせようとしたが、第一王子は精霊魔法を行使して拘束を抜け出した。第一王女と第一王子が睨み合う。
兄妹喧嘩は俺たちがいなくなってからやって欲しいのだが・・・。俺はどうしたら良いのだろう。
『なあ、どうしたら良いと思う?』
『そろそろ私の出番ということかしらねぇ?』
『へ?』
ズィーリオスに聞いたつもりの答えがユヴェーレンから返って来て、俺は思わず間の抜けた声を上げてしまう。
『ちょっとぉー。なんで私の契約者がここにいたらダメなのかしらぁ?』
顕在化はしていないが、姿を現したユヴェーレンが第一王女と第一王子の側に現れ、一瞬にして辺りが静まり返った。
「まだ・・・か?」
「もう少しで着くはずだからあとちょっと耐えてくれ」
大地の剣とエルフ兄妹の顔色が土気色になりだしていた。俺が魔力を消費すればこの辺り一帯の魔素を一気に吸い込むことが出来るが、そもそも俺自身が簡単に魔力を消費することが出来ない。魔力を発散して周囲の様子を探ってはいるため、俺の周囲の魔素濃度は馬車の外よりは低いだろう。魔力回復の行程を利用して魔素濃度を下げようとしても、俺の魔力量が周囲の索敵だけでは大して減りはしない。そのため、馬車内の魔素濃度は、ガルム達にとっては外よりはマシだろうが、その違いをはっきりと感じられないほどあまり変わらないのだった。
馬車の中に、エルフの女性が言っていたような結界をズィーリオスに張ってもらう手もある。しかし、それは出来なかった。
魔素を省く結界は普通の魔法ではない。精霊魔法でもない。そのため、ズィーリオスに同じような結界を張ってもらうことは出来なかった。ユヴェーレンにも張ってもらうことは出来なかった。考えられるものは、ただ一つ。魔道具の効果。
エルフの女性が言っていた結界は、魔道具による効果である可能性が非常に高いのだ。だからこそ、クルーレ王国内全域に結界を張ることが出来ず、一部地域のみに結界を展開していると思われる。国全体を覆うほどの魔道具は、それこそ上級ダンジョンレベルでしか考えられない。
しかし、今まで上級ダンジョンが新しく誕生したという話は聞いたことがない。それは、完全攻略者は出ていないということだ。上級ダンジョンの攻略に挑んだ者はそれなりの数いるはずなので、その中の誰かが魔道具を持って帰って来た可能性は考えられる。そしてそれは、上級ダンジョンに入ることが可能なほどの実力者がいるということだ。もしその相手が敵対して来る人物だった場合、色々とマズイことになるだろう。可能性として考えられる相手は、第一王子が怪しいだろう。戦力に関して聞いただけでも、最も可能性のある相手だ。
第一王子に出会うことは極力避けようと心に決めた瞬間、唐突に空気が変わる。これは・・・!?
「着いたみたいだな」
「ああ」
アバドンが顔を上げて呟いた言葉を同意する。空気中の魔素濃度が一気に減少した。重かった空気が軽くなったような爽快感が広がる。
「皆、着いたみたいだぞ」
もう満身創痍といった面々は、僅かに笑みを浮かべて息を吐いた。良かった。最悪の状態にはなっていないようだが、急な魔素濃度の低下によって身体機能がバグってしまうこともある。まだまだ油断は禁物だ。
『一先ず、今日は体調の回復に努めさせた方が良さそうだな』
『ああ。いくら魔素濃度が低下したとは言え、今までの環境よりはまだ高いからな』
『ん?そうなのか?』
『ああ、そうだぞ?』
今までの濃度がおかしかったせいか、感覚が僅かにずれているのだろうか。ネアの森辺りと同じ魔素濃度に下がったものだと思い込んでいた。だが、低すぎないと考えれば逆にこれぐらいで問題はないだろう。
『リュゼ。外に人が来ているみたいだけど』
『あー』
ズィーリオスから掛けられた声を受けて、一度扉に目を向けた後、馬車の中を一瞥する。
『・・・。行かないといけないよな?』
『だな。リュゼしかいないし』
「はぁー」
ナルシアもギブアップしてしまっている現状では、俺が外に来ている人物の対応をしなければならなさそうだ。重い腰を上げて扉を開く。するとそこにいたのは、先ほども会ったエルフの女性であった。
「お疲れ様でした。皆さまのご様子はいかがでしょうか?」
馬車から降りて来た俺に女性は和やかに笑顔を向けて来た。俺の後ろからはアバドンが降りてきて、大きく伸びをしているが触れないのはありがたい。更にズィーリオスも下りて来たことで、女性の背後にいたエルフたちが警戒態勢に入りかけるが、女性が手で制したことによって渋々警戒態勢を解いた。
「今日一日は無理そうですが、全員最悪の状態は免れています。結界内に入れて下さりありがとうございました」
「いえいえ。間に合ったのならば良かったです」
まあまあ良い感じにやり取りすることが出来ているのではないだろうか。
『成長したな・・・』
感慨深げに呟いたズィーリオスが俺の側にやって来る。一時的とは言え、ルーデリオ・バルネリアとして活動した時期があったからこその対応だろう。
だが、ズィーリオスに褒められるのは素直に嬉しい。昔は誰にも敬語など使うものかと思っていたが、知り合いに迷惑が掛かるぐらいならばたまに使うのもありだろう。たまーにだけど。
「なんでここに人間どもを連れて来てるんですか!」
どこか聞いたことがあるような声が聞こえて来た。声の先に顔を向けると、そこにいたのは到着前に会った第一王子であった。
「なぜって、国の現状を考えたら、外からのお客様を結界の外で過ごさせるわけにはいかないでしょう」
「こんなに元気な奴らもいるのにですか?」
「ハルザーク!お客様に失礼ですよ!!」
女性の側までやって来た第一王子は、女性と言い争いを初めだした。第一王子と言い争いをしているのに、周りにいる人達は誰も止める気配がない。まさか、この女性もかなりの地位の人物なのだろうか。
『なあ、ズィーリオス。今から人化して対応を変わってくれない?俺たちの外交担当だろ?』
『無理に決まっているよな』
『いやいや。馬車の中で人化すればバレないだろ』
『なら、この状態の俺はどこに行ったと説明するんだ?馬車の中に消えていく姿を見ている人物は必ずいるぞ?』
『それは・・・』
何も言い返せない。でもズィーリオスは俺たちの外交担当だろ?タイミングを計り間違えてしまった。いや、でもまさか、こんな異常事態が起こっているなんて知らなかったし・・・。
俺は押し黙っていると、ハッとした女性のエルフが俺に向き直る。
「お恥ずかしい所をお見せしてしまいました。申し訳ありません」
「あ、いえ。気にしてません・・・ので」
こちらを睨み付けて来る第一王子だが、女性との会話には割り込んでは来ないようだ。
「先ほどはご挨拶が出来ませんでしたので、改めまして。私はクルーレ王国第一王女、アリシェラ・ル・クルーレと申します。そしてこちらが、私の弟のハルザーク・ル・クルーレです。先ほどは弟が失礼を致しました」
「・・・初めまして」
第一王子とは初めましてではないが、挨拶自体はされていないので初めましてでいいだろう。そして、第一王子と言い合いが出来ている時点でまさかとは思ったが、やはり王族だったようだ。それも王太子である第一王女。
「ふん、使者の代表は同胞なんだから、他の人間や獣人は森の中に放置しておけば良いものを。ただ話を聞くためだけに呼んだのでしょ?」
「ハルザークッ・・・何てことを!貴方たち!ハルザークを連れて帰りなさい」
「なっ!」
話に割って・・入って来たな。第一王女が、第一王子の従者らしきものたちに命じて第一王子をこの場から下げさせようとしたが、第一王子は精霊魔法を行使して拘束を抜け出した。第一王女と第一王子が睨み合う。
兄妹喧嘩は俺たちがいなくなってからやって欲しいのだが・・・。俺はどうしたら良いのだろう。
『なあ、どうしたら良いと思う?』
『そろそろ私の出番ということかしらねぇ?』
『へ?』
ズィーリオスに聞いたつもりの答えがユヴェーレンから返って来て、俺は思わず間の抜けた声を上げてしまう。
『ちょっとぉー。なんで私の契約者がここにいたらダメなのかしらぁ?』
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