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入国
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「生意気な小僧だ」
エルフの1人が舌打ちをした。今は俺たちが言い争いをしている場合ではない。グッと言葉を堪えて、言い返さずにアバドンに向き直る。
『アバドン、念のために呪いは使うなよ!』
『やっぱダメかー。まあいい、なしでも十分だろ!』
俺の警戒を呼び掛ける声が聞こえてしまっていたのだろう。オーガたちの動きが速くなり、一気に距離を詰めだしてきた。それを確認した俺は、アバドンと揃ってオーガに向けて突撃を行う。
数は全部で5体。多くはないが、面倒なのは全員がフル装備をしていることであった。全身アーマーで覆っているオーガなど、一体どこからやって来たというのだ?巨大なハンマー持ちが1体。大剣持ちが1体。魔法使いっぽい個体が2体。弓使いが1体。まあ、敵ながらバランスは悪くない。
だがそれは、相手にそれだけの知能があることを意味していた。アバドンがハンマー持ちと、俺が大剣持ちと衝突した。その間に、後衛の3体が攻撃準備を開始しだす。
そうしてやっとオーガの姿をエルフたちが認識できた頃には、明らかに馬車がオーガと接敵する前に辿り付かない状況であることが全員の認識となった。監視役だったエルフたちがオーガとの闘いに参戦しだす。
そして自然と、前衛は俺とアバドン、後衛はエルフたちで対応する形となった。オーガとの素の力の差が圧倒的過ぎるので、まともに剣を打ち合うことは出来ない。躱し、流しながら攻撃を防いでいく。その間にも、俺たちを挿んだ後方と前方ではお互いの魔法攻撃による爆発音が発生していた。
アバドンが一殴りするだけで、鎧が凹む音が隣から聞こえてくる。楽しそうなアバドンの声に対して、相手のハンマー持ちのオーガの声は苛立たし気だ。この様子ならアバドンの方は大丈夫だろう。
俺も目の前の敵に集中することにしよう。横に薙ぎ払うように振られた剣をジャンプして上に避ける。オークとの闘いとは比べ物にならない程の剣の威力だ。地面が抉られ、土煙が辺りを舞っている。オーガが大剣振るうごとに土煙が切り裂かれ、揺れ動いていた。
毎度毎度大剣持ちが多いな。魔物に大剣を取られ過ぎではないか?大剣使いの奴がそれだけ身の丈に合わない武器を使っているということなのか?分からんが、とりあえず倒すか。
オーガよりも身軽で小柄な点を生かして、高速で立ち回りながら、防御力が最も弱い首元へ剣を突き刺した。薄い防具を剣が貫通し、中身に突き刺さる感触が手に伝わる。そして剣を引き抜きながら距離を取ると、苦悶の叫び声を上げつつ首元を抑えながら膝から崩れ落ちた。
「アハハ!よえーな!」
丁度タイミングを同じくして、アバドンが振るった拳が直撃し、アバドンが相手をしていたオーガの頭部が爆散した。防具とは一体何なのか・・・。
アバドンから目を逸らして俺が戦った相手を見ると、痙攣しつつ息を引き取っていった。あとどれぐらい残っているのだろうか。オーガの後衛組の様子を見ようと目を向けた瞬間、オーガたちが短く悲鳴を上げて逃げ出した。3体のオーガが森の奥の方に向かって走り去っていく。
「なんだよ、逃げんのかよ。つまんねぇー」
戦いたくてウズウズしていたアバドンが溜息を吐きながら肩を落とした。追いかけに行かないだけだいぶマシだ。
「逃げた奴は仕方ない。戻るぞ」
「ああ・・・」
あっけなく終わった戦いに終わりを告げて、魔石を回収した後、俺たちは馬車がある所まで戻る。いつの間にか馬車は止まっており、馬車の周りには怪我人のエルフが数人横たわっていた。攻撃が被弾してしまったらしい。
そんなエルフたちが、無傷で帰って来た俺たちを見て目を見開く。怪我して帰ってきて欲しかったとでも言いたげな顔だな。声を掛けられる前にさっさと馬車の中に乗り込み避難した。おかげでエルフから声を掛けられる心配もなく、再び馬車が動き出すまでガルム達に情報を共有して過ごすのだった。
馬車が動いて5分から10分ほどが経過した時、やっとクルーレ王国に到達したと報告が入った。だがその頃には、魔素濃度に耐性のない面々の顔色がかなり悪い状況になっていた。報告と同時に顔を見せたジェイドも物凄い顔色になっている。これはかなり急を要する事態だ。今直ぐこの国を出て魔素濃度が低い地域に戻らないと。
馬車を飛び出て外に降り立つと、辺りは先ほどの森よりは僅かに魔素濃度が低い環境であった。しかし、魔素濃度が高いことに変わりはない、何かしらの方法を使って魔素濃度を抑えているのだろうが、ガルム達にはキツイ濃度だ。
幹が太い木々の上にツリーハウスのような家屋が点在していた。木と木の間には木材で出来た橋がかけられ、それぞれの行き来が容易になっている。木の上に上がるための階段もあちらこちらに見え、それらは木の幹に沿うように螺旋状であった。自然と一体となった暮らし方に一瞬呆けて見ていたが、あまりにも人気がなさすぎることに気付いて我に返る。すると、馬車に隠れていた方向から6人の人を引き連れたエルフの女が現れた。
「ようこそお越しくださいました。ハーデル王国の使者の皆さま。こちらに来る前にオーガに襲われたとお聞きしました。ご無事なようで何よりでございます」
優雅に一礼するその姿には、高貴な身分の人物であることがありありと示されていた。ガルムが動けない状態であり、相手が俺に目を向けているので、この場は俺が対応しなければいけないだろう。
「お招きいただき感謝します」
こちらも軽く一礼を行う。その時、馬車の中でナルシアが外に出ようとしている気配を感じた。他のメンバーよりは動けているが、やはり体調が悪そうであることは否めない。
「失礼ながら、お尋ね致したいことがございます」
「あら。何ごとでしょうか」
「僭越ながら、使者の者達が魔素酔いの状態であり、すぐにでも場所を移さなければなりません。来て早々で申し訳ないのですが・・・」
「ああ。やはり・・・」
困ったように眉を顰める女性は、チラリと馬車へ目を向ける。その時、ふらついたナルシアが外に出て来た。
「なんで出てきて・・・」
俺の文句はナルシアの言葉によってかき消される。
「私が、この度の使者の、代表であります、ナルシアと申します」
同じエルフのふらついた様子に、女性が眉尻を下げて、何かを思考しだした。ナルシアは代表の意地として出て来てきたのだろう。
「他の方たちも体調が悪いのですよね?」
「はい。すみません」
「いえ。仕方のないことですわ。私たちでもキツイのですから、外で生きている皆さまにはもっとキツイ環境でしょう」
チラリと一瞬俺を見た女性は、後ろについているエルフたちに何かを伝えた。すると、付いて来ていた他のエルフたちが機敏に動き出した。女性から離れて行くもの達が4人。2人だけを残して散っていく。
「国民にの間にも同じ状態の者達がおります。折角いらしたのに、追い返すことは出来ません。そこで、こちらで用意している避難場所がありますので、そちらをご使用下さい。一部地域のみ結界を張り、魔素濃度を通常の状態まで下げることが出来ています。今からネアの森まで移動するには、かなり時間が掛かってしまうでしょうから如何です?」
魔素を省く結界が張られているのか。
「そのようなところがあるならば、俺は利用させてもらう方が良いと思う。どうする?」
ナルシアに尋ねると、ナルシアはコクリと頷いた。
「よろしくお願い致します」
ナルシアが頭を下げ、俺たちはその結界内まで向かうことになった。そして、先ほど散って行ったエルフの1人が御者席に座っており、ジェイドが手綱を握る必要はなくなった。他のエルフは、結界内に連れて行くことへの連絡などを担っているのかもしれないな。そして俺とナルシアも馬車の中に乗り込み、このエルフの女性とは後で再び会うことになったのだった。
エルフの1人が舌打ちをした。今は俺たちが言い争いをしている場合ではない。グッと言葉を堪えて、言い返さずにアバドンに向き直る。
『アバドン、念のために呪いは使うなよ!』
『やっぱダメかー。まあいい、なしでも十分だろ!』
俺の警戒を呼び掛ける声が聞こえてしまっていたのだろう。オーガたちの動きが速くなり、一気に距離を詰めだしてきた。それを確認した俺は、アバドンと揃ってオーガに向けて突撃を行う。
数は全部で5体。多くはないが、面倒なのは全員がフル装備をしていることであった。全身アーマーで覆っているオーガなど、一体どこからやって来たというのだ?巨大なハンマー持ちが1体。大剣持ちが1体。魔法使いっぽい個体が2体。弓使いが1体。まあ、敵ながらバランスは悪くない。
だがそれは、相手にそれだけの知能があることを意味していた。アバドンがハンマー持ちと、俺が大剣持ちと衝突した。その間に、後衛の3体が攻撃準備を開始しだす。
そうしてやっとオーガの姿をエルフたちが認識できた頃には、明らかに馬車がオーガと接敵する前に辿り付かない状況であることが全員の認識となった。監視役だったエルフたちがオーガとの闘いに参戦しだす。
そして自然と、前衛は俺とアバドン、後衛はエルフたちで対応する形となった。オーガとの素の力の差が圧倒的過ぎるので、まともに剣を打ち合うことは出来ない。躱し、流しながら攻撃を防いでいく。その間にも、俺たちを挿んだ後方と前方ではお互いの魔法攻撃による爆発音が発生していた。
アバドンが一殴りするだけで、鎧が凹む音が隣から聞こえてくる。楽しそうなアバドンの声に対して、相手のハンマー持ちのオーガの声は苛立たし気だ。この様子ならアバドンの方は大丈夫だろう。
俺も目の前の敵に集中することにしよう。横に薙ぎ払うように振られた剣をジャンプして上に避ける。オークとの闘いとは比べ物にならない程の剣の威力だ。地面が抉られ、土煙が辺りを舞っている。オーガが大剣振るうごとに土煙が切り裂かれ、揺れ動いていた。
毎度毎度大剣持ちが多いな。魔物に大剣を取られ過ぎではないか?大剣使いの奴がそれだけ身の丈に合わない武器を使っているということなのか?分からんが、とりあえず倒すか。
オーガよりも身軽で小柄な点を生かして、高速で立ち回りながら、防御力が最も弱い首元へ剣を突き刺した。薄い防具を剣が貫通し、中身に突き刺さる感触が手に伝わる。そして剣を引き抜きながら距離を取ると、苦悶の叫び声を上げつつ首元を抑えながら膝から崩れ落ちた。
「アハハ!よえーな!」
丁度タイミングを同じくして、アバドンが振るった拳が直撃し、アバドンが相手をしていたオーガの頭部が爆散した。防具とは一体何なのか・・・。
アバドンから目を逸らして俺が戦った相手を見ると、痙攣しつつ息を引き取っていった。あとどれぐらい残っているのだろうか。オーガの後衛組の様子を見ようと目を向けた瞬間、オーガたちが短く悲鳴を上げて逃げ出した。3体のオーガが森の奥の方に向かって走り去っていく。
「なんだよ、逃げんのかよ。つまんねぇー」
戦いたくてウズウズしていたアバドンが溜息を吐きながら肩を落とした。追いかけに行かないだけだいぶマシだ。
「逃げた奴は仕方ない。戻るぞ」
「ああ・・・」
あっけなく終わった戦いに終わりを告げて、魔石を回収した後、俺たちは馬車がある所まで戻る。いつの間にか馬車は止まっており、馬車の周りには怪我人のエルフが数人横たわっていた。攻撃が被弾してしまったらしい。
そんなエルフたちが、無傷で帰って来た俺たちを見て目を見開く。怪我して帰ってきて欲しかったとでも言いたげな顔だな。声を掛けられる前にさっさと馬車の中に乗り込み避難した。おかげでエルフから声を掛けられる心配もなく、再び馬車が動き出すまでガルム達に情報を共有して過ごすのだった。
馬車が動いて5分から10分ほどが経過した時、やっとクルーレ王国に到達したと報告が入った。だがその頃には、魔素濃度に耐性のない面々の顔色がかなり悪い状況になっていた。報告と同時に顔を見せたジェイドも物凄い顔色になっている。これはかなり急を要する事態だ。今直ぐこの国を出て魔素濃度が低い地域に戻らないと。
馬車を飛び出て外に降り立つと、辺りは先ほどの森よりは僅かに魔素濃度が低い環境であった。しかし、魔素濃度が高いことに変わりはない、何かしらの方法を使って魔素濃度を抑えているのだろうが、ガルム達にはキツイ濃度だ。
幹が太い木々の上にツリーハウスのような家屋が点在していた。木と木の間には木材で出来た橋がかけられ、それぞれの行き来が容易になっている。木の上に上がるための階段もあちらこちらに見え、それらは木の幹に沿うように螺旋状であった。自然と一体となった暮らし方に一瞬呆けて見ていたが、あまりにも人気がなさすぎることに気付いて我に返る。すると、馬車に隠れていた方向から6人の人を引き連れたエルフの女が現れた。
「ようこそお越しくださいました。ハーデル王国の使者の皆さま。こちらに来る前にオーガに襲われたとお聞きしました。ご無事なようで何よりでございます」
優雅に一礼するその姿には、高貴な身分の人物であることがありありと示されていた。ガルムが動けない状態であり、相手が俺に目を向けているので、この場は俺が対応しなければいけないだろう。
「お招きいただき感謝します」
こちらも軽く一礼を行う。その時、馬車の中でナルシアが外に出ようとしている気配を感じた。他のメンバーよりは動けているが、やはり体調が悪そうであることは否めない。
「失礼ながら、お尋ね致したいことがございます」
「あら。何ごとでしょうか」
「僭越ながら、使者の者達が魔素酔いの状態であり、すぐにでも場所を移さなければなりません。来て早々で申し訳ないのですが・・・」
「ああ。やはり・・・」
困ったように眉を顰める女性は、チラリと馬車へ目を向ける。その時、ふらついたナルシアが外に出て来た。
「なんで出てきて・・・」
俺の文句はナルシアの言葉によってかき消される。
「私が、この度の使者の、代表であります、ナルシアと申します」
同じエルフのふらついた様子に、女性が眉尻を下げて、何かを思考しだした。ナルシアは代表の意地として出て来てきたのだろう。
「他の方たちも体調が悪いのですよね?」
「はい。すみません」
「いえ。仕方のないことですわ。私たちでもキツイのですから、外で生きている皆さまにはもっとキツイ環境でしょう」
チラリと一瞬俺を見た女性は、後ろについているエルフたちに何かを伝えた。すると、付いて来ていた他のエルフたちが機敏に動き出した。女性から離れて行くもの達が4人。2人だけを残して散っていく。
「国民にの間にも同じ状態の者達がおります。折角いらしたのに、追い返すことは出来ません。そこで、こちらで用意している避難場所がありますので、そちらをご使用下さい。一部地域のみ結界を張り、魔素濃度を通常の状態まで下げることが出来ています。今からネアの森まで移動するには、かなり時間が掛かってしまうでしょうから如何です?」
魔素を省く結界が張られているのか。
「そのようなところがあるならば、俺は利用させてもらう方が良いと思う。どうする?」
ナルシアに尋ねると、ナルシアはコクリと頷いた。
「よろしくお願い致します」
ナルシアが頭を下げ、俺たちはその結界内まで向かうことになった。そして、先ほど散って行ったエルフの1人が御者席に座っており、ジェイドが手綱を握る必要はなくなった。他のエルフは、結界内に連れて行くことへの連絡などを担っているのかもしれないな。そして俺とナルシアも馬車の中に乗り込み、このエルフの女性とは後で再び会うことになったのだった。
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