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砂漠の先
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「あそこはネアの森の自然な防壁みたいなものね。だから東から北に掛けてからは入れないの。南からって言った方が良いのだけど、地図で見れば僅かに東側とも言えるのだけどね」
御者席に座っているナルシアが、右前方から右側に立ちふさがっている山脈を指差して教えてくれる。俺は今、馬車の上に乗ってナルシアの後方の上から周りを眺めていた。ナルシアから聞いた話をまとめると、ネアの森の周辺の地形がどのようになっているかが良く分かる。
ネアの森に入る方向はほぼ一方向しかない。ネアの森の南東方向だ。というのも、ネアの森の南東辺りから、右上の北東方面に山脈が伸びているのだ。その山脈は、ガルバルド検山という名であるらしく、ロザロ山脈よりも高く険しい山岳地帯らしい。
だから、ガルバルド検山を越えてネアの森に入るのはかなりキツイので、ガルバルド剣山を避けるために、南側に迂回しなければならないのだ。そしてネアの森の南側は沼地帯が広がっている。馬車では突破することは出来ないので、必然的にネアの森に入るルートは一方向になるのだ。ベッツェに行ったときの俺たちみたいな方法を使う者がいない限り。
ロザロ山脈はまだしも、ガルバルド剣山は本当にヤバい環境らしいので、普通の人はそこからやって来ることはないと考えて良い。逆に、ガルバルド剣山を超えてやって来る者がいたら、それこそ危険人物と認定して良いらしい。
次に来る機会があれば、ガルバルド剣山を超えて来ることはないように注意が必要だ。事前情報は重要である。指名手配犯にはなりたくない。
「だいぶ暑さも和らいで来たわね」
確かに言われてみればそうかもしれない。普段もそれほど暑さは感じないが、どことなく快適さを感じる。やっぱり、砂漠の終わりに近づくと暑さも和らぐのだな。
視界のかなり先に砂漠の終わりが見えていた。砂漠の先には、少しずつ草が生え始めており、先に行くに連れてどんどん草の量が増えて行っている。そしてその先に薄っすらと木々が見える。あそこがネアの森の入口だろう。
「緑だ・・・・っ!」
久しぶりに目にする優しい色に頬が綻ぶ。見慣れた優しい色に懐かしさを覚え、感極まっていた。
「そうね!」
ナルシアも緑が見えて声がワントーン上がる。エルフだから緑が好きということもあるのだろうが、砂漠の長旅に疲れているのだろう。俺だけでなく、他のメンバーだって砂漠の旅に疲れが見えている。皆もこの光景を見たら元気が出るだろう。
「森が見えて来たって皆に言う?」
「良いわよ」
教えても良いなら教えてあげよう。馬車の天井をノックして皆に声を掛ける。
「森が見えて来たぞー!もう少しだ」
その一言に馬車の中の気配がざわついた。外に出て確認したいが、馬車が動いているため外に出ることが出来ず、そわそわしていた。ナルシアの様子を見てみる。ここで止まる様子はなさそうなので、馬車の中の彼等は暫くそわそわしておいてもらおう。
それから暫くして、馬車が停止した。そこは森の手前の草木が生えている草原のような場所であった。そして停車すぐ、馬車から一斉にガルム達とエルフの兄妹が降りて来た。出て来た瞬間、開口一番にガルムが吠えた。
「地面が!硬い!色が瑞々しい!」
足場がしっかりしている地面を久しぶりに踏み、かなりはしゃいでいる。エルラテが軽く走り出し、アニーナが飛び跳ねながら駆けまわる。大きい子供が1人紛れ込んでいるようだ。
他のメンバーも各々喜びを表していた。だが、大人としての表現であり、どっかの誰かさんとは違っていた。
馬車から遅れて出て来る気配を感じて目を向ける。馬車から出て来たのは、ダルそうなアバドンであった。
「ん?砂漠を超えたのか」
「超えたぞ」
「ふーん。なら、そろそろエルフどもの国に着くのか」
「そういうことだ。だが、アバドン。前にも言ったが・・・」
アバドンらしい反応に一抹の不安を覚えて、念話に切り替える。
『悪魔だということはバレてはいけないんだからな?』
『わーってるって』
『だから、注目させるような発言はしてはいけないんだ。変な事は喋るなよ?』
『大丈夫だって』
不安過ぎる・・・・。本当に分かっているのだろうか。
『分かっていると思うか?』
馬車から出て来たズィーリオスに聞いてみる。
『まあ分かっているとは思うが・・・。相手の態度次第では・・・・な?』
やっぱり安心できない。ここはもうユヴェーレンに頼むしかないだろう。
『ユヴェーレン。あいつの監視はよろしくな』
『勿論いいわよぉー!変なことを仕出かそうとしていたらきっちり罰をあげるわぁ』
これで安心してこの先に進める。ボコボコにされる可能性がある人物が若干一名いるが、まあ平和な旅路になりそうだ。
そして暫く休憩した後、俺たちはネアの森へ向けて再び馬車で進んだ。
「なあ、めっちゃ視線を感じないか?」
「そうか?」
馬車の中でズィーリオスに凭れてだらけていると、俺というよりも馬車に対しての視線を感じた。なんとなく、様子を探られている気配がしたのだ。
だが、どうやらガルム達には感じられないらしい。他のメンバーもクビを横に振っていた。
『エルフたちのようねぇ』
『そのようだな』
ユヴェーレンとズィーリオスが俺の疑問に答えてくれた。やっぱり、誰かに見られているという感覚は間違っていなかったようだ。俺自身を直接見られているわけではないのであまり自信がなかったが、当たっていてくれて良かった。気配を探る技術もかなり向上しているな!
「ウザイな」
アバドンがボソリと呟く。ヤバい。早速ヤバそうなんだけど。
「アバドン?」
「ふんっ!分かっているって」
少しイラついているようだが、きちんと気持ちを抑え込んでいる。偉い。状況はちゃんとわかっているらしい。
現在、エルフたちに極力警戒させないように、御者席には引き続きナルシアが座っていた。同じ同胞であるナルシアであるからこそ、今は手を出されていないのかもしれない。もしかしたら、もう襲われていた可能性もある。
いや、流石にそれは俺の方が警戒しすぎだろうか。いくらエルフ以外の種族を軽視していると言っても、どんな奴か確認する前に襲ってくることはないか。だが、警戒しておいて損はないだろう。
その後も暫く周囲の気配を探りながら進んでいると、複数人の気配が近づいてくるのが分かった。そして、こちらの周辺の木の上に到着したとき、外からナルシアに向けて声が掛けられた。
「お前外に行っていた奴だな。里帰りか?」
「ええ、そうよ。でも里帰りついでに仕事でもあるわ」
「仕事だと?」
「里帰りはついでね。私たちはハーデル王国の使者としてやって来たの」
「私たち、だと?」
割と穏やかな雰囲気だった外が僅かに緊張感に包まれる。
「まさかその馬車の中に人間がいるわけではないだろうな」
「いるわ」
「なんだとっ!」
案の定、エルフと思われる複数の気配が殺気を露わにしだした。アバドンの顔付きがどことなく危険だ。喜んで制圧しに行きそうな雰囲気がある。エルフに襲われるよりも、エルフたちをアバドンが制圧する方が怖いのだが。
「話は既に聞いているんじゃないかしら?シェルザライド・ル・クルーレ殿下について話をするために来たのだけれど?国王陛下が私たちを呼んだのに、貴方の一存で追い払うつもり?」
ナルシアの冷たい声が聞こえて来た。どうやら、ナルシアと対話している人物は人間嫌いの可能性が高そうだ。ナルシアの話し相手が舌打ちをした音が聞こえた後、付いて来るようにという言葉が聞こえた。
御者席に座っているナルシアが、右前方から右側に立ちふさがっている山脈を指差して教えてくれる。俺は今、馬車の上に乗ってナルシアの後方の上から周りを眺めていた。ナルシアから聞いた話をまとめると、ネアの森の周辺の地形がどのようになっているかが良く分かる。
ネアの森に入る方向はほぼ一方向しかない。ネアの森の南東方向だ。というのも、ネアの森の南東辺りから、右上の北東方面に山脈が伸びているのだ。その山脈は、ガルバルド検山という名であるらしく、ロザロ山脈よりも高く険しい山岳地帯らしい。
だから、ガルバルド検山を越えてネアの森に入るのはかなりキツイので、ガルバルド剣山を避けるために、南側に迂回しなければならないのだ。そしてネアの森の南側は沼地帯が広がっている。馬車では突破することは出来ないので、必然的にネアの森に入るルートは一方向になるのだ。ベッツェに行ったときの俺たちみたいな方法を使う者がいない限り。
ロザロ山脈はまだしも、ガルバルド剣山は本当にヤバい環境らしいので、普通の人はそこからやって来ることはないと考えて良い。逆に、ガルバルド剣山を超えてやって来る者がいたら、それこそ危険人物と認定して良いらしい。
次に来る機会があれば、ガルバルド剣山を超えて来ることはないように注意が必要だ。事前情報は重要である。指名手配犯にはなりたくない。
「だいぶ暑さも和らいで来たわね」
確かに言われてみればそうかもしれない。普段もそれほど暑さは感じないが、どことなく快適さを感じる。やっぱり、砂漠の終わりに近づくと暑さも和らぐのだな。
視界のかなり先に砂漠の終わりが見えていた。砂漠の先には、少しずつ草が生え始めており、先に行くに連れてどんどん草の量が増えて行っている。そしてその先に薄っすらと木々が見える。あそこがネアの森の入口だろう。
「緑だ・・・・っ!」
久しぶりに目にする優しい色に頬が綻ぶ。見慣れた優しい色に懐かしさを覚え、感極まっていた。
「そうね!」
ナルシアも緑が見えて声がワントーン上がる。エルフだから緑が好きということもあるのだろうが、砂漠の長旅に疲れているのだろう。俺だけでなく、他のメンバーだって砂漠の旅に疲れが見えている。皆もこの光景を見たら元気が出るだろう。
「森が見えて来たって皆に言う?」
「良いわよ」
教えても良いなら教えてあげよう。馬車の天井をノックして皆に声を掛ける。
「森が見えて来たぞー!もう少しだ」
その一言に馬車の中の気配がざわついた。外に出て確認したいが、馬車が動いているため外に出ることが出来ず、そわそわしていた。ナルシアの様子を見てみる。ここで止まる様子はなさそうなので、馬車の中の彼等は暫くそわそわしておいてもらおう。
それから暫くして、馬車が停止した。そこは森の手前の草木が生えている草原のような場所であった。そして停車すぐ、馬車から一斉にガルム達とエルフの兄妹が降りて来た。出て来た瞬間、開口一番にガルムが吠えた。
「地面が!硬い!色が瑞々しい!」
足場がしっかりしている地面を久しぶりに踏み、かなりはしゃいでいる。エルラテが軽く走り出し、アニーナが飛び跳ねながら駆けまわる。大きい子供が1人紛れ込んでいるようだ。
他のメンバーも各々喜びを表していた。だが、大人としての表現であり、どっかの誰かさんとは違っていた。
馬車から遅れて出て来る気配を感じて目を向ける。馬車から出て来たのは、ダルそうなアバドンであった。
「ん?砂漠を超えたのか」
「超えたぞ」
「ふーん。なら、そろそろエルフどもの国に着くのか」
「そういうことだ。だが、アバドン。前にも言ったが・・・」
アバドンらしい反応に一抹の不安を覚えて、念話に切り替える。
『悪魔だということはバレてはいけないんだからな?』
『わーってるって』
『だから、注目させるような発言はしてはいけないんだ。変な事は喋るなよ?』
『大丈夫だって』
不安過ぎる・・・・。本当に分かっているのだろうか。
『分かっていると思うか?』
馬車から出て来たズィーリオスに聞いてみる。
『まあ分かっているとは思うが・・・。相手の態度次第では・・・・な?』
やっぱり安心できない。ここはもうユヴェーレンに頼むしかないだろう。
『ユヴェーレン。あいつの監視はよろしくな』
『勿論いいわよぉー!変なことを仕出かそうとしていたらきっちり罰をあげるわぁ』
これで安心してこの先に進める。ボコボコにされる可能性がある人物が若干一名いるが、まあ平和な旅路になりそうだ。
そして暫く休憩した後、俺たちはネアの森へ向けて再び馬車で進んだ。
「なあ、めっちゃ視線を感じないか?」
「そうか?」
馬車の中でズィーリオスに凭れてだらけていると、俺というよりも馬車に対しての視線を感じた。なんとなく、様子を探られている気配がしたのだ。
だが、どうやらガルム達には感じられないらしい。他のメンバーもクビを横に振っていた。
『エルフたちのようねぇ』
『そのようだな』
ユヴェーレンとズィーリオスが俺の疑問に答えてくれた。やっぱり、誰かに見られているという感覚は間違っていなかったようだ。俺自身を直接見られているわけではないのであまり自信がなかったが、当たっていてくれて良かった。気配を探る技術もかなり向上しているな!
「ウザイな」
アバドンがボソリと呟く。ヤバい。早速ヤバそうなんだけど。
「アバドン?」
「ふんっ!分かっているって」
少しイラついているようだが、きちんと気持ちを抑え込んでいる。偉い。状況はちゃんとわかっているらしい。
現在、エルフたちに極力警戒させないように、御者席には引き続きナルシアが座っていた。同じ同胞であるナルシアであるからこそ、今は手を出されていないのかもしれない。もしかしたら、もう襲われていた可能性もある。
いや、流石にそれは俺の方が警戒しすぎだろうか。いくらエルフ以外の種族を軽視していると言っても、どんな奴か確認する前に襲ってくることはないか。だが、警戒しておいて損はないだろう。
その後も暫く周囲の気配を探りながら進んでいると、複数人の気配が近づいてくるのが分かった。そして、こちらの周辺の木の上に到着したとき、外からナルシアに向けて声が掛けられた。
「お前外に行っていた奴だな。里帰りか?」
「ええ、そうよ。でも里帰りついでに仕事でもあるわ」
「仕事だと?」
「里帰りはついでね。私たちはハーデル王国の使者としてやって来たの」
「私たち、だと?」
割と穏やかな雰囲気だった外が僅かに緊張感に包まれる。
「まさかその馬車の中に人間がいるわけではないだろうな」
「いるわ」
「なんだとっ!」
案の定、エルフと思われる複数の気配が殺気を露わにしだした。アバドンの顔付きがどことなく危険だ。喜んで制圧しに行きそうな雰囲気がある。エルフに襲われるよりも、エルフたちをアバドンが制圧する方が怖いのだが。
「話は既に聞いているんじゃないかしら?シェルザライド・ル・クルーレ殿下について話をするために来たのだけれど?国王陛下が私たちを呼んだのに、貴方の一存で追い払うつもり?」
ナルシアの冷たい声が聞こえて来た。どうやら、ナルシアと対話している人物は人間嫌いの可能性が高そうだ。ナルシアの話し相手が舌打ちをした音が聞こえた後、付いて来るようにという言葉が聞こえた。
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