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子供たち
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「これはどういう状況だ?」
ギルドマスターの声に、職員が反応して一斉に顔を向け、安堵の表情を浮かべる。
「リュゼお兄ちゃん!!」
俺が下りて来たことに気付いた子供たちが一斉に俺に走り寄って来た。そんな子供たちの後ろから、受付長が走ってやって来た。
「ギルマス!良いところに来てくださいました」
子供たちが不安そうに俺と共にいる大人たちを気にしていた。エルフの女の子は、ナルシアとアネットを見て少し嬉しそうに2人に向けて手を振り、2人も手を振り返していた。
「皆さんが上にいる間にあそこの衛兵が、親のもとに今から連れて行くと言って子供たちを連れて行こうとしたんです。すると、あのリュゼ君の従魔があのように襲い掛かりまして・・・」
受付長がギルドマスターに報告をいれながら、チラリと俺に視線を寄こした。
「今から?そんなの聞いてませんが?」
一緒にいた衛兵が眉を顰めて受付長の報告に反応し、ズィーリオスに抑え込まれている同僚に目を向ける。
『リュゼ。こいつは奴隷商の仲間だ』
『なに!?』
「あの人、僕たちを捕まえた人と話していたの、僕見たよ!」
ズィーリオスからの報告を聞いていると、俺の服の袖を引っ張った男の子が、俺を見上げながらズィーリオスに抑え込まれている衛兵を指さす。
俺とズィーリオスの会話が分からない周りの人達は、男の子に声に一切に反応してこっちに視線を向ける。いきなり大勢の大人から視線を向けられ、男の子は怯えて俺に縋りつく。
「おっさんたち、目付き鋭いから」
「す、すまない」
俺が大人たちに抗議の眼差しを向けると、自覚のある大人たちは男の子の様子を見て、気まずそうに謝りながら目を逸らした。
ズィーリオスから敵判定が出たので、俺の中では既にズィーリオスに抑え込まれている衛兵は敵だが、証拠がなければこちらが手を出したことになって面倒なことになる。
男の子の頭を撫でながら、目線を下げる。
「あの人がどんな話をしていたか分かる?」
「うん。リュゼお兄ちゃんが助けてくれた時にいた、冒険者のおじさんと会ってたよ。馬車の隙間から少しだけ外が見えたんだけど、その時にあの人がいたよ」
「そうなのか。良く覚えていたな」
「僕、記憶力良いんだ!」
俺に頭を撫でられている男の子は、満面の笑みで目を細めた。可愛い。まるで小動物だ。
「目撃者がいたのか。ならほぼ確実だが、念のためだ。本当にこれから出る予定なのか確認してきてくれ。夜になり門が閉まったというのに、門を開けてまで今すぐ出て行くつもりなのかをな」
ギルドマスターが一緒にいた衛兵に声を掛け、1人が承諾をしてギルドから走って出て行った。ギルドマスターが、受付長と残った衛兵と共にズィーリオスの所に近づく。その間にガルム達は俺に近づき、アネットが耳元で囁いた。
「闇の精霊王はなんて言ってたの?」
チラリとユヴェーレンを探すと、男の子の言っていることは事実であり、抑え込まれている衛兵の言っていることは嘘だと教えてくれた。それをこちらも小声でアネットに返す。
「やっぱりそうなのね」
「私が証言するわ」
アネットが俺から離れながら頷き、ナルシアも自分の精霊に確認を取って頷いた。そしてナルシアは、ズィーリオスに抑え込まれている衛兵を拘束しているギルドマスターたちの所へ向かう。その後を見送っていると、子供たちの中での最年長2人組が俺に近づいてきた。
「ちびっ子たちは、今から帰るわけじゃないんだよな?」
寂しそうに尻尾を垂らして獣人の男の子が尋ねて来る。折角出来た友達と離れたくないと全身から感情が溢れ出ていた。
「心配すんな。夜なんだから外に出すわけがないだろ?予定通り出発は明日の朝だ。今夜はゆっくり寝ろよ?」
子供たち全員に対して告げると、子供たちは本当に明日には帰れることに気付き、お互いを見てどこかしんみりとした空気になった。
「ん?お前たちはどうした?」
そんな子供たちの中でも、一際暗い表情をした子供たちがいた。エルフの兄弟だった。その様子に、隣に立っていた獣人の男の子も同じく暗い表情を浮かべる。
最後の夜を楽しもうと声を掛け合いだした子供たちとは対照的に映る。
「僕たちは明日、帰れない」
「え??」
ポツリと男の子の口から零れた言葉は想定外であった。一体どういうことだ?すると、少し離れた所に移動して俺たちの様子を見ていたガルム達の空気が僅かにピリつく。
「ごめんね。ちょっと良いかしら?」
アネットがやって来て、エルフの男の子の目の前にしゃがみ込む。目線を上げてアネットを見た男の子は、どこか達観した表情で無理に笑みを浮かべる。
「なんですか?」
「帰れないって、まさか・・・・親に売られたの?」
静かに、小さな声で発せられた声は、男の子の耳に届くかどうかというほどに小さかった。
「いえ、違います。売られてはいません。追い出されたんです」
「違うよ!あれは売られたんだよ!だって私見たもん!」
「こらッ!」
小さな拳を振るえるほど握りしめていた兄に、妹が否定する。その妹を慌てて叱った男の子は、気まずそうにアネットを見た。
「僕たち、ハーフエルフなんです」
もう誤魔化すことは出来ないと悟った男の子は、小さな声で告白した。そしてポツリポツリと事情を吐露しだした。
彼等兄妹の親は、母親がエルフで父親が人間。だが、母親は生まれつき体が弱い人だったようで、2年前に亡くなってしまったらしい。その後、父親と3人暮らしになったが、半年ほど前に父親が再婚し、新しい母親が出来た。その人は人間で、典型的な人間至上主義の思考を持つ人だった。そんな新しい母親に父親はぞっこんで、兄妹の味方にはなってくれなかった。居場所がなくなった兄妹は、今よりも幼いころに母親から聞いたエルフ側の家族に会いに行こうと家を飛び出したが、その日の内に奴隷商に捕まってしまったらしい。
そして妹の方が言うには、家から出て奴隷商に捕まった時に、新しい母親が奴隷商の男からお金を受け取っていたというのだ。兄妹が家から抜け出すことを知っていて、敢えて奴隷商を呼んでいたということだろう。
その話を聞いたガルムの顔が物凄いことになっており、たまたまガルムの顔を見てしまった子供が大泣きしだし、ギルド内はカオスになりだした。そのため、兄妹についての話はそこで自然に切り上げられ、年上の自覚からか、最年長の2人は小さな子たちを宥めるために走って行った。
そして、その状況を作り出したガルムはアネットに説教され、最終的に子供たちは大きくて怖いガルムが、アネットに怒られて縮こまっている姿に泣き止み、笑い出した。
多少疲れの色が見えるガルムだったが、子供たちが笑ってくれたことで安堵の表情を浮かべていた。アネットもそんな状況に溜息を吐いて、ガルムを許してやっていた。
そんなこんなしている間に、確認に走っていった衛兵が他の衛兵を引き連れて帰って来ており、ギルドマスターたちが拘束していた衛兵を拘束したまま帰って行った。どうやら、その衛兵は冒険者の一部と同じく奴隷商と繋がっており、これから更に余罪も含めて調べられることになるらしい。
因みに、その衛兵のせいで俺は夜中に襲われることになったらしく、ズィーリオスがその衛兵をボールのように転がして遊んでいた。冒険者たちは俺に恥じを掻かされたから襲ってきたのではなく、ただその宿に泊まっている子供を誘拐するようにと言われていただけだったらしい。
ズィーリオス、どうせならそのままサッカーを始めても良かったぞ。
ギルドマスターの声に、職員が反応して一斉に顔を向け、安堵の表情を浮かべる。
「リュゼお兄ちゃん!!」
俺が下りて来たことに気付いた子供たちが一斉に俺に走り寄って来た。そんな子供たちの後ろから、受付長が走ってやって来た。
「ギルマス!良いところに来てくださいました」
子供たちが不安そうに俺と共にいる大人たちを気にしていた。エルフの女の子は、ナルシアとアネットを見て少し嬉しそうに2人に向けて手を振り、2人も手を振り返していた。
「皆さんが上にいる間にあそこの衛兵が、親のもとに今から連れて行くと言って子供たちを連れて行こうとしたんです。すると、あのリュゼ君の従魔があのように襲い掛かりまして・・・」
受付長がギルドマスターに報告をいれながら、チラリと俺に視線を寄こした。
「今から?そんなの聞いてませんが?」
一緒にいた衛兵が眉を顰めて受付長の報告に反応し、ズィーリオスに抑え込まれている同僚に目を向ける。
『リュゼ。こいつは奴隷商の仲間だ』
『なに!?』
「あの人、僕たちを捕まえた人と話していたの、僕見たよ!」
ズィーリオスからの報告を聞いていると、俺の服の袖を引っ張った男の子が、俺を見上げながらズィーリオスに抑え込まれている衛兵を指さす。
俺とズィーリオスの会話が分からない周りの人達は、男の子に声に一切に反応してこっちに視線を向ける。いきなり大勢の大人から視線を向けられ、男の子は怯えて俺に縋りつく。
「おっさんたち、目付き鋭いから」
「す、すまない」
俺が大人たちに抗議の眼差しを向けると、自覚のある大人たちは男の子の様子を見て、気まずそうに謝りながら目を逸らした。
ズィーリオスから敵判定が出たので、俺の中では既にズィーリオスに抑え込まれている衛兵は敵だが、証拠がなければこちらが手を出したことになって面倒なことになる。
男の子の頭を撫でながら、目線を下げる。
「あの人がどんな話をしていたか分かる?」
「うん。リュゼお兄ちゃんが助けてくれた時にいた、冒険者のおじさんと会ってたよ。馬車の隙間から少しだけ外が見えたんだけど、その時にあの人がいたよ」
「そうなのか。良く覚えていたな」
「僕、記憶力良いんだ!」
俺に頭を撫でられている男の子は、満面の笑みで目を細めた。可愛い。まるで小動物だ。
「目撃者がいたのか。ならほぼ確実だが、念のためだ。本当にこれから出る予定なのか確認してきてくれ。夜になり門が閉まったというのに、門を開けてまで今すぐ出て行くつもりなのかをな」
ギルドマスターが一緒にいた衛兵に声を掛け、1人が承諾をしてギルドから走って出て行った。ギルドマスターが、受付長と残った衛兵と共にズィーリオスの所に近づく。その間にガルム達は俺に近づき、アネットが耳元で囁いた。
「闇の精霊王はなんて言ってたの?」
チラリとユヴェーレンを探すと、男の子の言っていることは事実であり、抑え込まれている衛兵の言っていることは嘘だと教えてくれた。それをこちらも小声でアネットに返す。
「やっぱりそうなのね」
「私が証言するわ」
アネットが俺から離れながら頷き、ナルシアも自分の精霊に確認を取って頷いた。そしてナルシアは、ズィーリオスに抑え込まれている衛兵を拘束しているギルドマスターたちの所へ向かう。その後を見送っていると、子供たちの中での最年長2人組が俺に近づいてきた。
「ちびっ子たちは、今から帰るわけじゃないんだよな?」
寂しそうに尻尾を垂らして獣人の男の子が尋ねて来る。折角出来た友達と離れたくないと全身から感情が溢れ出ていた。
「心配すんな。夜なんだから外に出すわけがないだろ?予定通り出発は明日の朝だ。今夜はゆっくり寝ろよ?」
子供たち全員に対して告げると、子供たちは本当に明日には帰れることに気付き、お互いを見てどこかしんみりとした空気になった。
「ん?お前たちはどうした?」
そんな子供たちの中でも、一際暗い表情をした子供たちがいた。エルフの兄弟だった。その様子に、隣に立っていた獣人の男の子も同じく暗い表情を浮かべる。
最後の夜を楽しもうと声を掛け合いだした子供たちとは対照的に映る。
「僕たちは明日、帰れない」
「え??」
ポツリと男の子の口から零れた言葉は想定外であった。一体どういうことだ?すると、少し離れた所に移動して俺たちの様子を見ていたガルム達の空気が僅かにピリつく。
「ごめんね。ちょっと良いかしら?」
アネットがやって来て、エルフの男の子の目の前にしゃがみ込む。目線を上げてアネットを見た男の子は、どこか達観した表情で無理に笑みを浮かべる。
「なんですか?」
「帰れないって、まさか・・・・親に売られたの?」
静かに、小さな声で発せられた声は、男の子の耳に届くかどうかというほどに小さかった。
「いえ、違います。売られてはいません。追い出されたんです」
「違うよ!あれは売られたんだよ!だって私見たもん!」
「こらッ!」
小さな拳を振るえるほど握りしめていた兄に、妹が否定する。その妹を慌てて叱った男の子は、気まずそうにアネットを見た。
「僕たち、ハーフエルフなんです」
もう誤魔化すことは出来ないと悟った男の子は、小さな声で告白した。そしてポツリポツリと事情を吐露しだした。
彼等兄妹の親は、母親がエルフで父親が人間。だが、母親は生まれつき体が弱い人だったようで、2年前に亡くなってしまったらしい。その後、父親と3人暮らしになったが、半年ほど前に父親が再婚し、新しい母親が出来た。その人は人間で、典型的な人間至上主義の思考を持つ人だった。そんな新しい母親に父親はぞっこんで、兄妹の味方にはなってくれなかった。居場所がなくなった兄妹は、今よりも幼いころに母親から聞いたエルフ側の家族に会いに行こうと家を飛び出したが、その日の内に奴隷商に捕まってしまったらしい。
そして妹の方が言うには、家から出て奴隷商に捕まった時に、新しい母親が奴隷商の男からお金を受け取っていたというのだ。兄妹が家から抜け出すことを知っていて、敢えて奴隷商を呼んでいたということだろう。
その話を聞いたガルムの顔が物凄いことになっており、たまたまガルムの顔を見てしまった子供が大泣きしだし、ギルド内はカオスになりだした。そのため、兄妹についての話はそこで自然に切り上げられ、年上の自覚からか、最年長の2人は小さな子たちを宥めるために走って行った。
そして、その状況を作り出したガルムはアネットに説教され、最終的に子供たちは大きくて怖いガルムが、アネットに怒られて縮こまっている姿に泣き止み、笑い出した。
多少疲れの色が見えるガルムだったが、子供たちが笑ってくれたことで安堵の表情を浮かべていた。アネットもそんな状況に溜息を吐いて、ガルムを許してやっていた。
そんなこんなしている間に、確認に走っていった衛兵が他の衛兵を引き連れて帰って来ており、ギルドマスターたちが拘束していた衛兵を拘束したまま帰って行った。どうやら、その衛兵は冒険者の一部と同じく奴隷商と繋がっており、これから更に余罪も含めて調べられることになるらしい。
因みに、その衛兵のせいで俺は夜中に襲われることになったらしく、ズィーリオスがその衛兵をボールのように転がして遊んでいた。冒険者たちは俺に恥じを掻かされたから襲ってきたのではなく、ただその宿に泊まっている子供を誘拐するようにと言われていただけだったらしい。
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