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街に漂う違和感
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「ねえ、高ランクのあなたたちを見込んで頼みがあるのだけれど」
・・・厄介ごとの匂いがする。やっぱりさっさとこの場を抜け出す方が良かっただろうな。今からでも遅くないか?
「実は少し前から、この街では不可解な事件が続いていてね。その調査をお願いしたいのよ。今ギルドマスターたちが不在なのは、それの調査を行っているからなのだけど」
ほらやっぱり厄介ごとじゃないか。そんな面倒そうなものやらないっての。
「すまないが、我々は今、別の依頼を遂行中なんだ。ここにはただ立ち寄っただけなんだ。それに、ギルドマスターたちが動いているならそのうち解決するだろ」
ガルムが俺たちを代表して受付長の提案を断る。よし、ナイスだガルム!俺たちにはここで道草を食っている時間はないぞ!
「そう。それは残念ね」
受付長は、心底残念そうに肩を落とした。いくら残念がっても、俺たちが手を貸す理由なんて皆無だから、諦めてもらうしかないな。それに、ここのギルマスとサブマスが動いてるにも関わらず、俺たちにも手を貸してもらおうとしているなんて、ギルマス達の信頼度が低いな。ああ、でも人手不足って可能性も考えられるわけか。
受付長が名残惜しいとでも言いたげに顔を上げてガルムを見るが、ガルムの意思は硬そうだ。ただの冒険者パーティにしか見えないが、今は一応、ハーデル王国を代表した使者の任を受け持っているからな。
「分かったわ。この件は、この町の住人である私たちが解決することだものね」
溜息を吐きながら頭を振った受付長は、スッと息を吸った後、顔を上げて微笑を浮かべた。
「とりあえず、今回の件は本当にごめんなさい。あのバカたちは叱っておくから、またあなたたちに手出しを指せるようなことにはならないと思うわ。流石にバカでも、自分たちより高ランクの実力者だと分かれば手出しはしないはずよ」
「そうしてくれ」
ガルムは話はこれで終わりとばかりに席を立つ。それを見て俺も立ち上がり、続けて全員が立ち上がった。部屋を出ようとした時、不意に受付長が警告を発した。
「そこの少年。この街に滞在している間は気を付けなさい。その相棒君の側から離れてはダメよ?」
唐突過ぎる俺へのフリに、意味が解らず首を傾げる。だが、受付長の表情は真剣であった。もしかすると、俺がガルム達から離れている間に襲われるとでも思っているのか。まあ、あの酔っ払いたちの中に、1人ぐらいはギルドの注意を無視する奴が出来て来てもおかしくないか。一番襲いかかりやすい子供だしな。
「当然、離れるつもりはないぞ」
ズィーリオスを抱き締めて答えると、安心したのか頷いて微笑んだ。そして、今度こそ引き留められることなく俺たちは部屋を後にした。
「あっ!やっと解放されたんっすね!」
ギルドのロビーまで戻って来ると、そこにはジェイドとナルシアが待っていた。どうやら俺たちに何があったか既に知っているようで、特に追求されることもなく、災難だったっすねと軽口を叩いていた。
「そうそう!ここに来る途中で宿を探してたんっすけど、良い感じの所見つけたっす。ただ、テイマー自体が少ないってのもあって、テイマー向けの宿はなかったっすね」
この街にはズィーリオスも一緒に泊まれる宿はなかったのか・・・。人化してもらうか?どのタイミングで人化してもらうべきか考えていると、一度ジェイドが見つけた宿まで行ってみることになった。
宿に到着する前に人化してもらう方が良かったが、結局そのタイミングはやって来ず、そのまま宿に入った。そこでガルムが色々と宿の主と話し合いをした結果、この街に滞在する間はここで寝泊まりすることが決定した。そして、交渉してもズィーリオスは大きすぎるため一緒に寝るのはダメだと断られ、ズィーリオスだけが宿の裏の倉庫代わりの小屋で寝泊まりすることになった。
ズィーリオスだけ物置小屋に放置するのは心苦しい。そうするぐらいならば街の外で野宿すると言ったが、まさかのズィーリオスに反対されて俺は宿で寝泊まりすることになった。因みに俺の宿代は、ここに来るまでに通った宿同様にガルム持ちである。
今夜の宿も無事決まり、俺たちはそれぞれ自由時間となって解散した。夕食は宿でとることになったので、夕食の時間には再び合流することになった。それまでは街をぶらぶら散策することにしよう。
ガルム達と別れていつものメンバーで街の中を進む。ズィーリオスの背に乗り、ユヴェーレンが周辺を飛び回り、アバドンが隣で歩く。一緒に行動する人数が減り、いつものメンバーになったことでどこかホッとした。ただ、夜になるまでの時間はそれほどない。近場を見て回る方が良いだろう。
フラフラと街の中を歩き回る。途中でジェイドとナルシアの2人を見かけた時は、回れ右をしてその場を立ち去り、ガルムとアネットが八百屋の前で買い占める買い占めないの言い合いをしている場面に遭遇した時も、そっとその場を後にした。
あまり街中を見て回れなかったが、雰囲気を楽しむという面で見れば有意義な散策であった。ただ、やはりこの街で何かが起きていることは確かなようで、どことなく違和感があった。だが、何に対して違和感を感じているのかは分からない。漠然とした違和感である。街全体になんとなく違和感を感じたのだ。ガルムが言っていたように、活気がないことに違和感を感じているのだろうか。いや、違うはず。
気にしてもしょうがないものに意識を割いても無駄だ。違和感の正体を暴くことは諦め、俺たちは夕食を食べるために宿へ向かった。
宿の夕食は、特に変わったもののない一般的な食事だった。名産品や地元グルメを期待していた俺にとっては、面白みのない内容である。味は、アバドンの作る料理の方が良いのは当然の結果だろう。
食事をしながら明日以降の話し合いをし、明日の早朝には出発することになった。物資を十分に補給したため、すぐにでも行こうという結論になったのだ。なにも、全員がここの食事が味気ないと思ったからではない・・・はず。
宿部屋は2人部屋を3つ取っており、女性陣、ガルムとジェイド、俺とアバドンの分け方だ。明日の朝は早い。そのため「大地の剣」は直ぐに寝ると言って各々の部屋へと上がっていった。俺はズィーリオスを小屋に送ることが出来ず、小屋の前から帰ることが出来なかった。アバドンは既に部屋へ戻っている。
『ズィー、今なら誰も見てないから、人化して一緒に部屋で寝ようぜ?』
『何言っているんだ。それだと1人分の代金を踏み倒したことになるだろ。明日は早いんだからさっさと戻って寝なよ』
抱きついて、もふりながら懇願するも、正論によって拒否された。
『こんな暗い所で1人で寝させるなんて』
『別に1日ぐらい気にしないから』
分かっていても、なるべくズィーリオスが1人でいる時間を少なくしようと、この場に居座るために粘る。
『そんなことよりも、俺は明日の朝リュゼが起きられなくて、ガルム達に迷惑かけることの方が気になるからな?』
俺の心配はそんなこととして片付けられた。こっちは心配しているというのに!
『俺がいないと起こすのが大変なんだから。明日はアバドンとユヴェーレンには頑張ってもらわなければならないな。あと、ガルムもか』
ズィーリオスにとっては、俺を起こすことの方が難問らしい。
『だから、自力で起きれるように今日はさっさと寝て、明日の朝早く来てくれ。それなら誰にも迷惑は掛からないな』
ズィーリオスにとっての最適解が出たようだ。それは、この場においての最適解でもある。俺が早く起きてズィーリオスを迎えに来れば、1人にする時間も短くて済むのだ。
『わかった。早く起きられるように頑張る』
ズィーリオスに渋々宣言して自分の部屋に戻り、明日の朝一にズィーリオスを迎えに行くことを心に決めて、いつもよりも早い就寝についた。
・・・厄介ごとの匂いがする。やっぱりさっさとこの場を抜け出す方が良かっただろうな。今からでも遅くないか?
「実は少し前から、この街では不可解な事件が続いていてね。その調査をお願いしたいのよ。今ギルドマスターたちが不在なのは、それの調査を行っているからなのだけど」
ほらやっぱり厄介ごとじゃないか。そんな面倒そうなものやらないっての。
「すまないが、我々は今、別の依頼を遂行中なんだ。ここにはただ立ち寄っただけなんだ。それに、ギルドマスターたちが動いているならそのうち解決するだろ」
ガルムが俺たちを代表して受付長の提案を断る。よし、ナイスだガルム!俺たちにはここで道草を食っている時間はないぞ!
「そう。それは残念ね」
受付長は、心底残念そうに肩を落とした。いくら残念がっても、俺たちが手を貸す理由なんて皆無だから、諦めてもらうしかないな。それに、ここのギルマスとサブマスが動いてるにも関わらず、俺たちにも手を貸してもらおうとしているなんて、ギルマス達の信頼度が低いな。ああ、でも人手不足って可能性も考えられるわけか。
受付長が名残惜しいとでも言いたげに顔を上げてガルムを見るが、ガルムの意思は硬そうだ。ただの冒険者パーティにしか見えないが、今は一応、ハーデル王国を代表した使者の任を受け持っているからな。
「分かったわ。この件は、この町の住人である私たちが解決することだものね」
溜息を吐きながら頭を振った受付長は、スッと息を吸った後、顔を上げて微笑を浮かべた。
「とりあえず、今回の件は本当にごめんなさい。あのバカたちは叱っておくから、またあなたたちに手出しを指せるようなことにはならないと思うわ。流石にバカでも、自分たちより高ランクの実力者だと分かれば手出しはしないはずよ」
「そうしてくれ」
ガルムは話はこれで終わりとばかりに席を立つ。それを見て俺も立ち上がり、続けて全員が立ち上がった。部屋を出ようとした時、不意に受付長が警告を発した。
「そこの少年。この街に滞在している間は気を付けなさい。その相棒君の側から離れてはダメよ?」
唐突過ぎる俺へのフリに、意味が解らず首を傾げる。だが、受付長の表情は真剣であった。もしかすると、俺がガルム達から離れている間に襲われるとでも思っているのか。まあ、あの酔っ払いたちの中に、1人ぐらいはギルドの注意を無視する奴が出来て来てもおかしくないか。一番襲いかかりやすい子供だしな。
「当然、離れるつもりはないぞ」
ズィーリオスを抱き締めて答えると、安心したのか頷いて微笑んだ。そして、今度こそ引き留められることなく俺たちは部屋を後にした。
「あっ!やっと解放されたんっすね!」
ギルドのロビーまで戻って来ると、そこにはジェイドとナルシアが待っていた。どうやら俺たちに何があったか既に知っているようで、特に追求されることもなく、災難だったっすねと軽口を叩いていた。
「そうそう!ここに来る途中で宿を探してたんっすけど、良い感じの所見つけたっす。ただ、テイマー自体が少ないってのもあって、テイマー向けの宿はなかったっすね」
この街にはズィーリオスも一緒に泊まれる宿はなかったのか・・・。人化してもらうか?どのタイミングで人化してもらうべきか考えていると、一度ジェイドが見つけた宿まで行ってみることになった。
宿に到着する前に人化してもらう方が良かったが、結局そのタイミングはやって来ず、そのまま宿に入った。そこでガルムが色々と宿の主と話し合いをした結果、この街に滞在する間はここで寝泊まりすることが決定した。そして、交渉してもズィーリオスは大きすぎるため一緒に寝るのはダメだと断られ、ズィーリオスだけが宿の裏の倉庫代わりの小屋で寝泊まりすることになった。
ズィーリオスだけ物置小屋に放置するのは心苦しい。そうするぐらいならば街の外で野宿すると言ったが、まさかのズィーリオスに反対されて俺は宿で寝泊まりすることになった。因みに俺の宿代は、ここに来るまでに通った宿同様にガルム持ちである。
今夜の宿も無事決まり、俺たちはそれぞれ自由時間となって解散した。夕食は宿でとることになったので、夕食の時間には再び合流することになった。それまでは街をぶらぶら散策することにしよう。
ガルム達と別れていつものメンバーで街の中を進む。ズィーリオスの背に乗り、ユヴェーレンが周辺を飛び回り、アバドンが隣で歩く。一緒に行動する人数が減り、いつものメンバーになったことでどこかホッとした。ただ、夜になるまでの時間はそれほどない。近場を見て回る方が良いだろう。
フラフラと街の中を歩き回る。途中でジェイドとナルシアの2人を見かけた時は、回れ右をしてその場を立ち去り、ガルムとアネットが八百屋の前で買い占める買い占めないの言い合いをしている場面に遭遇した時も、そっとその場を後にした。
あまり街中を見て回れなかったが、雰囲気を楽しむという面で見れば有意義な散策であった。ただ、やはりこの街で何かが起きていることは確かなようで、どことなく違和感があった。だが、何に対して違和感を感じているのかは分からない。漠然とした違和感である。街全体になんとなく違和感を感じたのだ。ガルムが言っていたように、活気がないことに違和感を感じているのだろうか。いや、違うはず。
気にしてもしょうがないものに意識を割いても無駄だ。違和感の正体を暴くことは諦め、俺たちは夕食を食べるために宿へ向かった。
宿の夕食は、特に変わったもののない一般的な食事だった。名産品や地元グルメを期待していた俺にとっては、面白みのない内容である。味は、アバドンの作る料理の方が良いのは当然の結果だろう。
食事をしながら明日以降の話し合いをし、明日の早朝には出発することになった。物資を十分に補給したため、すぐにでも行こうという結論になったのだ。なにも、全員がここの食事が味気ないと思ったからではない・・・はず。
宿部屋は2人部屋を3つ取っており、女性陣、ガルムとジェイド、俺とアバドンの分け方だ。明日の朝は早い。そのため「大地の剣」は直ぐに寝ると言って各々の部屋へと上がっていった。俺はズィーリオスを小屋に送ることが出来ず、小屋の前から帰ることが出来なかった。アバドンは既に部屋へ戻っている。
『ズィー、今なら誰も見てないから、人化して一緒に部屋で寝ようぜ?』
『何言っているんだ。それだと1人分の代金を踏み倒したことになるだろ。明日は早いんだからさっさと戻って寝なよ』
抱きついて、もふりながら懇願するも、正論によって拒否された。
『こんな暗い所で1人で寝させるなんて』
『別に1日ぐらい気にしないから』
分かっていても、なるべくズィーリオスが1人でいる時間を少なくしようと、この場に居座るために粘る。
『そんなことよりも、俺は明日の朝リュゼが起きられなくて、ガルム達に迷惑かけることの方が気になるからな?』
俺の心配はそんなこととして片付けられた。こっちは心配しているというのに!
『俺がいないと起こすのが大変なんだから。明日はアバドンとユヴェーレンには頑張ってもらわなければならないな。あと、ガルムもか』
ズィーリオスにとっては、俺を起こすことの方が難問らしい。
『だから、自力で起きれるように今日はさっさと寝て、明日の朝早く来てくれ。それなら誰にも迷惑は掛からないな』
ズィーリオスにとっての最適解が出たようだ。それは、この場においての最適解でもある。俺が早く起きてズィーリオスを迎えに来れば、1人にする時間も短くて済むのだ。
『わかった。早く起きられるように頑張る』
ズィーリオスに渋々宣言して自分の部屋に戻り、明日の朝一にズィーリオスを迎えに行くことを心に決めて、いつもよりも早い就寝についた。
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