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旅路の確認
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澄み渡った快晴の空に、白く大きな入道雲がゆっくりと流れる。魔物の出ない穏やかな道のりは、安気に馬車の揺れに合わせて揺られるのが、搭乗者の嗜みであろう。
その辺の安い馬車とは違った、騎士団や冒険者向けの遠征用の馬車。座席はないが広い空間が確保されており、最大乗客数は10人と言われる大型車である。だが、極めつけは魔道具を4つも贅沢に使用した、その快適さだ。
一般的な馬車はスプリングが付いていないため、馬車の揺れが凄い。特に酷道での悪走行ともなれば、前後左右に揺さぶられるだけでなく、直に体へ衝撃が襲う。酷いという一言では片付けられない。
だが、この馬車はスプリングの代わりに、車輪から車体へ伝わる衝撃を魔道具で緩和しているのだ。車輪1つ1つに取り付けられているため、その効果は目を見張るものがある。それだけ、乗った時の快適さが違うのだ。
というのも、この魔道具は貴族用の馬車にも使用される代物だ。見た目はただの大きな荷馬車だが、性能は実用的で、機能的だ。騎士団や冒険者向けということもあり、普通の馬車よりも頑丈に作られている。車輪周りも丈夫に作られているので遠征に向いており、物資や素材を詰めるだけの大きさを兼ね備えているのだ。まさに、今回の西大陸行きの馬車に相応しい。
国からの依頼ということで、ガルム達はギルドからこの馬車を貸し出されていた。
「さて、今回の西大陸行きの旅路について説明するわね」
広い空間のある馬車の中央で、大きな大陸の地図を広げたアネットが俺たちに声を掛ける。ズィーリオスに凭れかかって、カストレア家の使用人から貰っていたおやつのクッキーを食べていた俺は、ズィーリオスがアネットの方に顔を向けたことで体勢が崩れる。手に持っていた一欠けらを口の中に放り込むと、チラリと俺の方を見たズィーリオスが俺にクリーンを掛けてくれたので、クッキーの袋を片付けた。
そして、地図を覗き込むためにズィーリオスによじ登り、ズィーリオスの頭の上に顎を乗せて地図を覗き込む。角度的に見づらいな。頭を動かそうとしたが、俺が見づらいことを察してくれたズィーリオスが、頭を下げることでだいぶ見やすくなった。ありがたい。感謝の気持ちを込めてギュッと抱き締める。
地図の周りには、他にガルムとアバドンもいた。ジェイドとナルシアは御者席に座っているためここにはいない。
「まずは目的地の確認と現在位置の確認からするわね。まずはここ。ここが私たちがいたハーデル王国の王都」
そう言ってアネットは地図上の一点を指さした。地図上中央に巨大な砂漠地帯が広がる大陸の東側。文明国家と呼ばれる国家が記されている内の一か国。
その指をスーッと西側まで滑らし、西大陸のとある地域を円で囲む。
「私たちの目的地であるクルーレ王国はこの辺りね。詳しい場所は分からないのだけれど、そこはナルシアが案内してくれるわ。取り敢えずこの辺ってことね」
そして、再び指を東大陸側に持って来たアネットが指し示すのは、ハーデル王国の王都を指していた位置より僅かに左下であった。
「現在地が大体この辺りね。そして今向かっているのは」
指を更に西の方に移動させるがすぐに止まった。
「ここ。中央砂漠とハーデル王国との間にあるルガーディン帝国ね。人間最大の軍事国家で、東大陸でもっとも広大な国土を持つ国よ」
「へぇ?」
ピクリとアバドンの眉が上がり、声が上擦る。
「そいつら強ぇーんだ?」
目を光らせたアバドンに、アネットが戸惑いながら首肯する。
「戦ってみてぇなッ!面白そう!」
やっぱりそういう反応になったか。予想出来ていたアバドンの反応であったが、アバドンのことを良く知らないガルムとアネットは、引きつった笑みを浮かべて俺に視線を寄こした。どうにかしろという目線だ。
仕方ない。帝国に喧嘩を売って、面倒事になるのは勘弁願いたい。行き摩りの帝国を滅ぼしちゃったら、絶対に面倒になる。それだけは嫌だ。
「アバドン。帝国を相手にしている暇はないぞ」
「急いでいるのか?」
「まあ、情報の伝達だから急いでいるな」
「そっか。なら仕方ない」
アバドンが俺の説得に応じ、つまらなさそうに帝国の興味を失くした。頬が引きつったままのアネットに呼びかける。
「あ、ああ。うん、ありがとう」
ギクシャクとした返答であったが、ガルムに肩を叩かれてアネットは咳払いをして話を戻した。
「えーっとどこまで話たっけ。あっ、そうそう、帝国に向かっているってことね。私たちが向かっているのは、帝国の南側の地域。アジェント地区って呼ばれている所よ。元々アジェントって名前の王国が存在した地域のことをアジェント地区って呼んでいるの。その元アジェント王国の王都だった場所に行く予定よ」
縦長の国土を有する帝国の、真ん中の下よりの地域である。
「因みに帝国の帝都はここね」
アネットの指が北に動く。アジェント地区からはかなり離れているようだ。
「元々帝国は北方に領土を持つ国だったのだけど、西の中央砂漠に北のロザロ山脈によって、不毛の大地と呼ばれていたの。そこを侵略による領土拡大によって南下し、今では広大で豊かな国土を得ているの。ハーデル王国とも戦争を繰り広げていて、まあ、あの英雄の登場以降、停戦条約を結んで落ち着いた形ね」
アネットが様子を窺うように俺を見てきたが、別に俺は気にしていない。俺がルーデリオ・バルネリアだということは、ユヴェーレンのおかげで有耶無耶になったはずだが、どうやらアネットだけでなくガルムも、俺がバルネリアの血を引いていると少しも疑っていないようだ。もしかしたらジェイドとナルシアも同じなのだろう。俺がバルネリア家の人間だったと分かっても、今まで通り接してくれているのはとても有難い。まあ、バルネリア家を出た時点で、俺は貴族ではなくなっているのだ。
俺が全く気にしていないことを確認すると、アネットはホッと小さく息を吐いた。
「アジェント地区まで行った後は、帝国内を南下しながら西に向かうわ。そして、中央砂漠の南側を突っ切って、クルーレ王国が存在するネアの森を南側から入っていくルートよ」
アネットが旅路を説明するが、気になる所があった。どうやらアバドンとズィーリオスも俺と同じことを疑問に感じたらしい。ズィーリオスが念話で俺に代わりに尋ねる様に言い、アバドンはそんなズィーリオスの言葉を聞いていた俺の代わりに尋ねた。
「なんでわざわざこの砂漠を突っ切るんだ?街があんだから、そこを通過して行けば良いだろ?」
中央砂漠の南側には、小国群が乱立した地域があった。砂漠の中を通るより、道が整備され、物資の補給が出来る街に寄った方がどう考えても良いはずだ。
「あー。この辺りね」
アネットの顔が悩まし気に歪む。
「ここは・・・なんて説明したらいいかしら?そうね・・・、簡単に言えば危険地帯なのよ」
「危険地帯?」
予想外の言葉に首を傾げる。
「ええ。魔物がいるっていうことではないのだけれど、今回は私たちは使節を担っているから、砂漠経由でいった方が安全なの」
「ん?つまり、あれか?部外者お断り的な?」
「そんな感じね」
詳しいことはよく分からないが、超排他的な地域だと思えば良いだろうか。
「そういう訳だから、中央砂漠を横切るってことは知っておいてね。死の砂漠からだいぶ距離もあるし、魔物もそこまで強くないはずよ」
アネットの言葉にアバドンが再び反応する。けれど、先ほどの俺の言葉を思い出したようで、言葉を挿むことはなかった。俺も、魔境の1つである死の砂漠にちょっと興味が湧いたが、今はガルムたちがいるため寄り道することは出来ない。いつか行ってみたい場所として心の中にメモをして、ズィーリオスの上からずるりと滑り落ちた。
その辺の安い馬車とは違った、騎士団や冒険者向けの遠征用の馬車。座席はないが広い空間が確保されており、最大乗客数は10人と言われる大型車である。だが、極めつけは魔道具を4つも贅沢に使用した、その快適さだ。
一般的な馬車はスプリングが付いていないため、馬車の揺れが凄い。特に酷道での悪走行ともなれば、前後左右に揺さぶられるだけでなく、直に体へ衝撃が襲う。酷いという一言では片付けられない。
だが、この馬車はスプリングの代わりに、車輪から車体へ伝わる衝撃を魔道具で緩和しているのだ。車輪1つ1つに取り付けられているため、その効果は目を見張るものがある。それだけ、乗った時の快適さが違うのだ。
というのも、この魔道具は貴族用の馬車にも使用される代物だ。見た目はただの大きな荷馬車だが、性能は実用的で、機能的だ。騎士団や冒険者向けということもあり、普通の馬車よりも頑丈に作られている。車輪周りも丈夫に作られているので遠征に向いており、物資や素材を詰めるだけの大きさを兼ね備えているのだ。まさに、今回の西大陸行きの馬車に相応しい。
国からの依頼ということで、ガルム達はギルドからこの馬車を貸し出されていた。
「さて、今回の西大陸行きの旅路について説明するわね」
広い空間のある馬車の中央で、大きな大陸の地図を広げたアネットが俺たちに声を掛ける。ズィーリオスに凭れかかって、カストレア家の使用人から貰っていたおやつのクッキーを食べていた俺は、ズィーリオスがアネットの方に顔を向けたことで体勢が崩れる。手に持っていた一欠けらを口の中に放り込むと、チラリと俺の方を見たズィーリオスが俺にクリーンを掛けてくれたので、クッキーの袋を片付けた。
そして、地図を覗き込むためにズィーリオスによじ登り、ズィーリオスの頭の上に顎を乗せて地図を覗き込む。角度的に見づらいな。頭を動かそうとしたが、俺が見づらいことを察してくれたズィーリオスが、頭を下げることでだいぶ見やすくなった。ありがたい。感謝の気持ちを込めてギュッと抱き締める。
地図の周りには、他にガルムとアバドンもいた。ジェイドとナルシアは御者席に座っているためここにはいない。
「まずは目的地の確認と現在位置の確認からするわね。まずはここ。ここが私たちがいたハーデル王国の王都」
そう言ってアネットは地図上の一点を指さした。地図上中央に巨大な砂漠地帯が広がる大陸の東側。文明国家と呼ばれる国家が記されている内の一か国。
その指をスーッと西側まで滑らし、西大陸のとある地域を円で囲む。
「私たちの目的地であるクルーレ王国はこの辺りね。詳しい場所は分からないのだけれど、そこはナルシアが案内してくれるわ。取り敢えずこの辺ってことね」
そして、再び指を東大陸側に持って来たアネットが指し示すのは、ハーデル王国の王都を指していた位置より僅かに左下であった。
「現在地が大体この辺りね。そして今向かっているのは」
指を更に西の方に移動させるがすぐに止まった。
「ここ。中央砂漠とハーデル王国との間にあるルガーディン帝国ね。人間最大の軍事国家で、東大陸でもっとも広大な国土を持つ国よ」
「へぇ?」
ピクリとアバドンの眉が上がり、声が上擦る。
「そいつら強ぇーんだ?」
目を光らせたアバドンに、アネットが戸惑いながら首肯する。
「戦ってみてぇなッ!面白そう!」
やっぱりそういう反応になったか。予想出来ていたアバドンの反応であったが、アバドンのことを良く知らないガルムとアネットは、引きつった笑みを浮かべて俺に視線を寄こした。どうにかしろという目線だ。
仕方ない。帝国に喧嘩を売って、面倒事になるのは勘弁願いたい。行き摩りの帝国を滅ぼしちゃったら、絶対に面倒になる。それだけは嫌だ。
「アバドン。帝国を相手にしている暇はないぞ」
「急いでいるのか?」
「まあ、情報の伝達だから急いでいるな」
「そっか。なら仕方ない」
アバドンが俺の説得に応じ、つまらなさそうに帝国の興味を失くした。頬が引きつったままのアネットに呼びかける。
「あ、ああ。うん、ありがとう」
ギクシャクとした返答であったが、ガルムに肩を叩かれてアネットは咳払いをして話を戻した。
「えーっとどこまで話たっけ。あっ、そうそう、帝国に向かっているってことね。私たちが向かっているのは、帝国の南側の地域。アジェント地区って呼ばれている所よ。元々アジェントって名前の王国が存在した地域のことをアジェント地区って呼んでいるの。その元アジェント王国の王都だった場所に行く予定よ」
縦長の国土を有する帝国の、真ん中の下よりの地域である。
「因みに帝国の帝都はここね」
アネットの指が北に動く。アジェント地区からはかなり離れているようだ。
「元々帝国は北方に領土を持つ国だったのだけど、西の中央砂漠に北のロザロ山脈によって、不毛の大地と呼ばれていたの。そこを侵略による領土拡大によって南下し、今では広大で豊かな国土を得ているの。ハーデル王国とも戦争を繰り広げていて、まあ、あの英雄の登場以降、停戦条約を結んで落ち着いた形ね」
アネットが様子を窺うように俺を見てきたが、別に俺は気にしていない。俺がルーデリオ・バルネリアだということは、ユヴェーレンのおかげで有耶無耶になったはずだが、どうやらアネットだけでなくガルムも、俺がバルネリアの血を引いていると少しも疑っていないようだ。もしかしたらジェイドとナルシアも同じなのだろう。俺がバルネリア家の人間だったと分かっても、今まで通り接してくれているのはとても有難い。まあ、バルネリア家を出た時点で、俺は貴族ではなくなっているのだ。
俺が全く気にしていないことを確認すると、アネットはホッと小さく息を吐いた。
「アジェント地区まで行った後は、帝国内を南下しながら西に向かうわ。そして、中央砂漠の南側を突っ切って、クルーレ王国が存在するネアの森を南側から入っていくルートよ」
アネットが旅路を説明するが、気になる所があった。どうやらアバドンとズィーリオスも俺と同じことを疑問に感じたらしい。ズィーリオスが念話で俺に代わりに尋ねる様に言い、アバドンはそんなズィーリオスの言葉を聞いていた俺の代わりに尋ねた。
「なんでわざわざこの砂漠を突っ切るんだ?街があんだから、そこを通過して行けば良いだろ?」
中央砂漠の南側には、小国群が乱立した地域があった。砂漠の中を通るより、道が整備され、物資の補給が出来る街に寄った方がどう考えても良いはずだ。
「あー。この辺りね」
アネットの顔が悩まし気に歪む。
「ここは・・・なんて説明したらいいかしら?そうね・・・、簡単に言えば危険地帯なのよ」
「危険地帯?」
予想外の言葉に首を傾げる。
「ええ。魔物がいるっていうことではないのだけれど、今回は私たちは使節を担っているから、砂漠経由でいった方が安全なの」
「ん?つまり、あれか?部外者お断り的な?」
「そんな感じね」
詳しいことはよく分からないが、超排他的な地域だと思えば良いだろうか。
「そういう訳だから、中央砂漠を横切るってことは知っておいてね。死の砂漠からだいぶ距離もあるし、魔物もそこまで強くないはずよ」
アネットの言葉にアバドンが再び反応する。けれど、先ほどの俺の言葉を思い出したようで、言葉を挿むことはなかった。俺も、魔境の1つである死の砂漠にちょっと興味が湧いたが、今はガルムたちがいるため寄り道することは出来ない。いつか行ってみたい場所として心の中にメモをして、ズィーリオスの上からずるりと滑り落ちた。
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