245 / 340
甘い思考
しおりを挟む
「え?食事会は?」
俺の返答を固唾を飲んで待っていたロンと「大地の剣」であったが、俺の言葉を聞いて、俺と同じような顔を浮かべる。
「リュゼ?何を言ってるんだ?」
ガルムが困惑した彼等を代表して尋ねた。
「え?だって・・・、え?」
ガルム達の態度に俺の方が困惑する。良いことって食事会のことではないのか?昇給したのにお祝いしないのか?乗っかっていたズィーリオスの上から上体を起こし、ぐるりと全員の顔を見渡す。ロンと「大地の剣」はまあ変わらず、ズィーリオスは特に変化なしと言うか見えない。アバドンは相変わらず話に興味がなさそうで、大きな欠伸をしている。ユヴェーレンはどうした?というようにスッと近づいてきた。
『どうしていきなり食事会なんて言い出したのぉ?』
ユヴェーレンが俺を助けようと質問して来る。ロン達には反応はないので、俺だけか俺たちだけに念話をしているようだ。ズィーリオスとアバドンは反応しないためよく分からない。
『え、だって、ここに来る時に良いことって言っていただろ?だから、ロンの昇格祝いで皆で食事しに行くのかと・・・』
『・・・なるほどねぇ』
ユヴェーレンが聖母のような微笑みを浮かべて、するりと俺の頬を撫でる。触れた感覚はないが、温もりを感じた気がした。そして、・・・気付いた。彼等が言っていた“良いこと”とは、冒険者としての復帰を指していたのではないか。一般的に見れば、食事を食べに行くよりも、冒険者として完全に復帰する方が価値があるだろう。目の前の食べ物に釣られていたが、そもそもロンは一言も食事会を行うなどとは言っていない。この後食べに行こうとも言っていない。つまり・・・・そういうことだ。
『あらぁ?気付いたかしらぁ?』
ユヴェーレンが口元に手を当てて優雅に微笑む。俺はズィーリオスの背中にもう一度倒れ込んだ。もふもふした毛に顔を埋めて擦り付ける。こうでもしなければ、己の食欲の暴走の結果生じた羞恥心に耐えられない。いつから俺はこれほど食いしん坊になったんだ!?これはあれだ!不味い食生活に生じた、急激な食文化の発展が影響しているに違いない。それに、元日本人たる者、旨い物を求めるのはもはや宿命であろう。うん、そうだ!だから仕方ない!!
自分で自分を慰め、己の行動を正当化させたおかげで、精神が安定する。再び上体を起こしてロンの方を見る。
「えーっと、何の話をしてたっけ?」
そして何事もなかったように尋ねる。苦笑いを浮かべた複数の生暖かい視線を無視し、真顔を向ける。
「指名、依頼、について。だけど、君が、いきなり、食事会?、って、言い出した」
「ああ、指名依頼だったな!」
そうだそうだ。指名依頼についてだった!先ほどの俺の行動を蒸し返されないように、食事会については触れずに笑顔を浮かべる。そんな俺の反応に脱力したガルムが、ロンに代わって説明を始めた。
「これは俺たちとの合同だな。今回の事件で、元ギルドマスターのシェルザライド・ル・クルーレが捕まったことは記憶に新しい。彼女がエルフであったことは覚えているよな?その彼女はエルフの王族の一員で、そんな彼女だからこそと、彼女を頼ってこの国にやって来た他のエルフを、彼女は奴隷として娼館に売り払っていたんだ。エルフは仲間意識が強い種族だから、仲間を奴隷として売るなど言語道断だ。それをやったとして、クルーレ王国から顛末の詳細を求める文書が国に届いたんだ」
相槌を打ちながら話を聞く。あの元ギルマスはそんなに長い名前だったか。確か、シェルって呼べって言っていたな。そこは思い出したぞ。それにしても、まさかのエルフの国の王族だったとは。
「だが、ハーデル王国とクルーレ王国は直接的な交易を行っていない。それに、ハーデル王国の外交官にエルフはいないんだ。だから今回、ギルドを通したハーデル王国の使者として、俺たちパーティが指名依頼として受けたんだ。Aランク冒険者パーティであり、ナルシアがいる俺たちにな」
「別に外交官にエルフがいなくても良くないか?なんで冒険者に外交を行わせるわけ?」
納得がいかないことをガルムに尋ねる。
「エルフたちの多くは、まだ古臭い考えの者達も多くいるの」
ガルムではなく、ナルシアが俺の質問に答える。
「昔とは違って封建的ではなくなったけど、国の上層部の長老たちは、未だにエルフ以外は劣等種だと考えている人もいる。だから、他国が国同士の話し合いをしたい場合は、同じエルフが交渉の場に立たなくてはならない」
この世界では、人種差別をほとんどしていないから、俺は現代地球のような状況だと思っていた。けれどそれは、この世界の全ての国に対してのことではなく、一部の国における考え方であったようだ。エルフが封建的な思考をしているという、どこかエルフらしい考え方は、特に大きな衝撃とはならなかった。ああ、そうかと思う程度で、「大地の剣」が使者として選ばれたことに納得した。
「それに・・・。少し前から、国に戻ろうかと考えていたから、丁度良かった」
ナルシアの言葉に、俺はエルフの国の事情よりも吃驚する。
「え?なんで?パーティを止めるのか?」
仲が良いと思っていた「大地の剣」のメンバー脱退の可能性に、思わず指名依頼の話からナルシアの話に食いつく。すると、センシティブな話だと身構えていた俺の後頭部をぶん殴るように、不意にナルシアが頬を赤く染めた。
「実は俺たち、結婚することになったんっすよ」
ナルシアに代わって、ジェイドが照れくさそうに頭を掻きながら報告した。
「・・・・」
「だからこの機会に、お義母さんとお義父さんに挨拶をしようと思っているんっす。クルーレ王国はめちゃくちゃ遠いっすから、俺たち2人が一時的とは言えお休みを貰って抜けるには、ガルムさんとアネットさんにご迷惑が掛かるっすからね」
俺は何も言えなかった。ガルムとアネットは、仲間の結婚に優しい微笑みを浮かべて見つめているだけで、これが仕事のついでと言うよりも、依頼の方がついでだと言うかのような雰囲気だった。ジェイドとナルシアの間に漂う甘い雰囲気に、ロンが顔を赤くして逸らしているが、チラチラとカップルの方を見ている。
さっきまでは仕事の話だったのに、いつから恋バナになったんだよ!それも結婚するための挨拶とか!それに、もう結婚するまでの仲に進展していたことが驚きだ。
「どうぞご幸せに爆発しろ!!」
「え?リュゼ君?」
アネットの聞き返しは聞こえなかったことにして、俺はこの甘い空気を消し飛ばすために、話を引き戻す。
「で?ガルム達が使者としてエルフの国に行くことは解ったけど、何で俺まで一緒に行く必要があるわけ?それに、俺はガルム達とは違って、ギルドからの指名依頼なんだろ?それはなんでなんだ?」
甘い空気がスッと消えて行った。僅かにジェイドとナルシアの辺りには残っているようだが、これ以上気にしていたら話が進まない。
「それは、国から、君も、彼等と、一緒に、行ってもらう、ようにと、指示があった、から。これは、指名、依頼、ではない、けど、その方が、きっと、スムーズに、行くから、と。だから、断る、ことも、出来る、よ?」
ロンも、なぜ俺も一緒に行く必要があるかは知らないようだ。けれど、国からの指示と言うことで、一応ギルドからの指名依頼として処理することにしたようだ。
エルフの国に俺を行かせようとする・・・・。もしかして、ユヴェーレンがいるからだろうか。エルフは精霊と一心同体と言われるほど、精霊を大事にしている。だからこそ、その精霊の王であるユヴェーレンと契約している俺がいれば、事が簡単に進むと判断したのかもしれない。口止めしたので、ロンはそのことについて聞かされていないだけなのだろう。
俺を大罪人だなんだと決めつけて、牢獄にぶち込み、食べ物とも言えない物を食べさせようとした国のために、俺が力を貸すのは面白くない。けれどエルフの国は、正直凄く興味がある。なんと言っても、ユヴェーレンたち精霊の故郷である、精霊の園がある国なのだ。どんな所か気になる。
『西大陸か。世界を旅してみたいと言っていただろ?別にいいんじゃないか?』
ズィーリオスが念話で賛成を伝える。文明国家と言われている、人の国家が集まっている東大陸とは違う場所。大陸の最西端の国。先ほどのエルフの国の話を思い出す。俺としても、エルフが同行している方が良いかもしれない。
「分かった。詳細を教えてくれ」
俺は、エルフの国行きを承諾することにしたのだった。
俺の返答を固唾を飲んで待っていたロンと「大地の剣」であったが、俺の言葉を聞いて、俺と同じような顔を浮かべる。
「リュゼ?何を言ってるんだ?」
ガルムが困惑した彼等を代表して尋ねた。
「え?だって・・・、え?」
ガルム達の態度に俺の方が困惑する。良いことって食事会のことではないのか?昇給したのにお祝いしないのか?乗っかっていたズィーリオスの上から上体を起こし、ぐるりと全員の顔を見渡す。ロンと「大地の剣」はまあ変わらず、ズィーリオスは特に変化なしと言うか見えない。アバドンは相変わらず話に興味がなさそうで、大きな欠伸をしている。ユヴェーレンはどうした?というようにスッと近づいてきた。
『どうしていきなり食事会なんて言い出したのぉ?』
ユヴェーレンが俺を助けようと質問して来る。ロン達には反応はないので、俺だけか俺たちだけに念話をしているようだ。ズィーリオスとアバドンは反応しないためよく分からない。
『え、だって、ここに来る時に良いことって言っていただろ?だから、ロンの昇格祝いで皆で食事しに行くのかと・・・』
『・・・なるほどねぇ』
ユヴェーレンが聖母のような微笑みを浮かべて、するりと俺の頬を撫でる。触れた感覚はないが、温もりを感じた気がした。そして、・・・気付いた。彼等が言っていた“良いこと”とは、冒険者としての復帰を指していたのではないか。一般的に見れば、食事を食べに行くよりも、冒険者として完全に復帰する方が価値があるだろう。目の前の食べ物に釣られていたが、そもそもロンは一言も食事会を行うなどとは言っていない。この後食べに行こうとも言っていない。つまり・・・・そういうことだ。
『あらぁ?気付いたかしらぁ?』
ユヴェーレンが口元に手を当てて優雅に微笑む。俺はズィーリオスの背中にもう一度倒れ込んだ。もふもふした毛に顔を埋めて擦り付ける。こうでもしなければ、己の食欲の暴走の結果生じた羞恥心に耐えられない。いつから俺はこれほど食いしん坊になったんだ!?これはあれだ!不味い食生活に生じた、急激な食文化の発展が影響しているに違いない。それに、元日本人たる者、旨い物を求めるのはもはや宿命であろう。うん、そうだ!だから仕方ない!!
自分で自分を慰め、己の行動を正当化させたおかげで、精神が安定する。再び上体を起こしてロンの方を見る。
「えーっと、何の話をしてたっけ?」
そして何事もなかったように尋ねる。苦笑いを浮かべた複数の生暖かい視線を無視し、真顔を向ける。
「指名、依頼、について。だけど、君が、いきなり、食事会?、って、言い出した」
「ああ、指名依頼だったな!」
そうだそうだ。指名依頼についてだった!先ほどの俺の行動を蒸し返されないように、食事会については触れずに笑顔を浮かべる。そんな俺の反応に脱力したガルムが、ロンに代わって説明を始めた。
「これは俺たちとの合同だな。今回の事件で、元ギルドマスターのシェルザライド・ル・クルーレが捕まったことは記憶に新しい。彼女がエルフであったことは覚えているよな?その彼女はエルフの王族の一員で、そんな彼女だからこそと、彼女を頼ってこの国にやって来た他のエルフを、彼女は奴隷として娼館に売り払っていたんだ。エルフは仲間意識が強い種族だから、仲間を奴隷として売るなど言語道断だ。それをやったとして、クルーレ王国から顛末の詳細を求める文書が国に届いたんだ」
相槌を打ちながら話を聞く。あの元ギルマスはそんなに長い名前だったか。確か、シェルって呼べって言っていたな。そこは思い出したぞ。それにしても、まさかのエルフの国の王族だったとは。
「だが、ハーデル王国とクルーレ王国は直接的な交易を行っていない。それに、ハーデル王国の外交官にエルフはいないんだ。だから今回、ギルドを通したハーデル王国の使者として、俺たちパーティが指名依頼として受けたんだ。Aランク冒険者パーティであり、ナルシアがいる俺たちにな」
「別に外交官にエルフがいなくても良くないか?なんで冒険者に外交を行わせるわけ?」
納得がいかないことをガルムに尋ねる。
「エルフたちの多くは、まだ古臭い考えの者達も多くいるの」
ガルムではなく、ナルシアが俺の質問に答える。
「昔とは違って封建的ではなくなったけど、国の上層部の長老たちは、未だにエルフ以外は劣等種だと考えている人もいる。だから、他国が国同士の話し合いをしたい場合は、同じエルフが交渉の場に立たなくてはならない」
この世界では、人種差別をほとんどしていないから、俺は現代地球のような状況だと思っていた。けれどそれは、この世界の全ての国に対してのことではなく、一部の国における考え方であったようだ。エルフが封建的な思考をしているという、どこかエルフらしい考え方は、特に大きな衝撃とはならなかった。ああ、そうかと思う程度で、「大地の剣」が使者として選ばれたことに納得した。
「それに・・・。少し前から、国に戻ろうかと考えていたから、丁度良かった」
ナルシアの言葉に、俺はエルフの国の事情よりも吃驚する。
「え?なんで?パーティを止めるのか?」
仲が良いと思っていた「大地の剣」のメンバー脱退の可能性に、思わず指名依頼の話からナルシアの話に食いつく。すると、センシティブな話だと身構えていた俺の後頭部をぶん殴るように、不意にナルシアが頬を赤く染めた。
「実は俺たち、結婚することになったんっすよ」
ナルシアに代わって、ジェイドが照れくさそうに頭を掻きながら報告した。
「・・・・」
「だからこの機会に、お義母さんとお義父さんに挨拶をしようと思っているんっす。クルーレ王国はめちゃくちゃ遠いっすから、俺たち2人が一時的とは言えお休みを貰って抜けるには、ガルムさんとアネットさんにご迷惑が掛かるっすからね」
俺は何も言えなかった。ガルムとアネットは、仲間の結婚に優しい微笑みを浮かべて見つめているだけで、これが仕事のついでと言うよりも、依頼の方がついでだと言うかのような雰囲気だった。ジェイドとナルシアの間に漂う甘い雰囲気に、ロンが顔を赤くして逸らしているが、チラチラとカップルの方を見ている。
さっきまでは仕事の話だったのに、いつから恋バナになったんだよ!それも結婚するための挨拶とか!それに、もう結婚するまでの仲に進展していたことが驚きだ。
「どうぞご幸せに爆発しろ!!」
「え?リュゼ君?」
アネットの聞き返しは聞こえなかったことにして、俺はこの甘い空気を消し飛ばすために、話を引き戻す。
「で?ガルム達が使者としてエルフの国に行くことは解ったけど、何で俺まで一緒に行く必要があるわけ?それに、俺はガルム達とは違って、ギルドからの指名依頼なんだろ?それはなんでなんだ?」
甘い空気がスッと消えて行った。僅かにジェイドとナルシアの辺りには残っているようだが、これ以上気にしていたら話が進まない。
「それは、国から、君も、彼等と、一緒に、行ってもらう、ようにと、指示があった、から。これは、指名、依頼、ではない、けど、その方が、きっと、スムーズに、行くから、と。だから、断る、ことも、出来る、よ?」
ロンも、なぜ俺も一緒に行く必要があるかは知らないようだ。けれど、国からの指示と言うことで、一応ギルドからの指名依頼として処理することにしたようだ。
エルフの国に俺を行かせようとする・・・・。もしかして、ユヴェーレンがいるからだろうか。エルフは精霊と一心同体と言われるほど、精霊を大事にしている。だからこそ、その精霊の王であるユヴェーレンと契約している俺がいれば、事が簡単に進むと判断したのかもしれない。口止めしたので、ロンはそのことについて聞かされていないだけなのだろう。
俺を大罪人だなんだと決めつけて、牢獄にぶち込み、食べ物とも言えない物を食べさせようとした国のために、俺が力を貸すのは面白くない。けれどエルフの国は、正直凄く興味がある。なんと言っても、ユヴェーレンたち精霊の故郷である、精霊の園がある国なのだ。どんな所か気になる。
『西大陸か。世界を旅してみたいと言っていただろ?別にいいんじゃないか?』
ズィーリオスが念話で賛成を伝える。文明国家と言われている、人の国家が集まっている東大陸とは違う場所。大陸の最西端の国。先ほどのエルフの国の話を思い出す。俺としても、エルフが同行している方が良いかもしれない。
「分かった。詳細を教えてくれ」
俺は、エルフの国行きを承諾することにしたのだった。
13
お気に入りに追加
1,854
あなたにおすすめの小説

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる