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リュゼ発見
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ユヴェーレンがズィーリオスに報告を済ませると、ズィーリオスの動きが今までとは明らかに変わる。空を飛ぶ動きが速くなり、とある一点をチラチラを見る様になっていた。その一点はアバドン達が向かっている方向であり、リュゼの気配がある場所。
ズィーリオスは今すぐにでもリュゼのいる場所に飛んでいきたそうであるが、“リュゼがいると思われる王城に乗り込んできて暴れている魔物”を演じているので、衝動は堪えてくれているようだ。攻撃の間隔は今までと同じで一定だ。けれど、そろそろこの流れに気付く者が現れるかもしれない。そうなれば、ズィーリオスが手綱のない暴れ馬ではないことがバレてしまう。リュゼとの合流を急ぐ必要がある。
アバドンはユヴェーレンと軽く話し合い、急ぐことを決めると、全員に走るように伝える。そして、彼等が追い付くギリギリの速度まで上げて走りだした。
王城付近では騎士とすれ違うことも多かったが、王城から少し離れたここでは、もう騎士とすれ違うことも無くなっていた。王城から少々離れた場所に位置する騎士たちのエリア。その一角に来ていた。演習場を抜けて更に奥へと向かう。この辺りは、リュゼが暴れたと思われる跡が多くなっていた。あちらこちらの壁に穴が開き、壁だったものが瓦礫となって崩れて落ちている。まるでズィーリオスとは別物の魔物が侵入していたかのような有り様である。
レオナードとシゼルス、アイゼンは、リュゼの暴れっぷりに遠い目をしながらアバドンの後ろを追いかける。破壊の跡は地下牢の方向から続いている。脱獄囚だと言うのに、自分の痕跡を分かりやすく残してどうするんだと、レオナードは荒い息に混ぜて溜息を吐く。
人から逃げるために文明と関わっていなかったからだろうか。思考回路が野性的過ぎる。強さと仲間を得た代償のように失った、かつての文明的な思考回路をレオナードは痛感することになった。昔のリュゼの方が頭が良かったと。
「多分あの建物の中だ!」
アバドンが全員に聞こえる様に大声を上げる。そこは至って普通の建物。壁に穴が開いていることもなく、瓦礫と化した箇所があるわけでもない。本当にここにリュゼがいるのか?レオナードは不審に感じて目を細めて建物を見るが、そんなことをしたところで何かが見えるわけでもない。
見える景色は変わらない。けれど、だからこそ、ふと気付けた。
壁が崩壊した場所しかリュゼは通っていないとなぜ決めつけた?
ずっと壁に開いた穴を見て来たせいか、リュゼの行動の痕跡は壁の穴であると勝手に思い込んでしまっていたようだ。被害のない建物には、リュゼは通るどころか来てすらいないのだと。けれど、そうではない。アバドンが指し示したのは、リュゼの痕跡らしきものが一斉ない建物だ。俺が引っかかったように、他の騎士たちも引っかかったのだとしたら?それに、騎士たちも重罪人として投獄した脱獄囚が、騎士団のすぐ近くにいるとはなかなか思わない。灯台下暗しという言葉があるように、近すぎるがゆえに気付かないこともある。
それらを全部想定したうえで、この場所にリュゼは身を隠しているのではないか。レオナードは薄っすらと口角を上げる。前言撤回だ。
リュゼはワザと目に付きやすいように、王城のあちらこちらに穴を開けて動き回っていたに違いない。潜伏している居場所がバレないように。やはりリュゼは相も変わらず頭が良い。
レオナードは自分の勘違いに気付くことはない。勝手にリュゼの評価をあげる。リュゼはレオナードが想定したように、考えて動いたわけではないのだから。ただ思うがままに動いた結果である。
あまり会わなかったことで、勝手に脳内補正が行われているようだ。かつての記憶から、レオナードは今のリュゼを美化する。ズィーリオスが知ったら真っ先に訂正するだろう。けれど、レオナードは自身の考えを脳内で完結させてしまったことで、誰もレオナードが勘違いをしていることに気付かなかった。
目当ての建物の入り口には、閉じられているはずの扉がなかった。無理やりこじ開けられたように、壊れかけの扉が出入りを塞ぐことなく付いているだけであった。
「ここは?」
「騎士団の倉庫だな」
シゼルスがポツリと呟いた言葉をアイゼンが拾う。アイゼンの言う通り、そこは壁沿いだけでなく、一定間隔で棚が並べられた倉庫であった。天井付近に明り取りの窓があるため、室内は全体的に明るいが、影になっているところもあるため、簡単に一望出来るわけではない。棚と棚の間は実際に見て確認する必要があるだろう。
アバドンが倉庫の奥へと向けて駆けて行く。倉庫の中を見渡していたレオナードとシゼルスは、動き出したアバドンの背を慌てて追いかける。アイゼンは既にアバドンの後を追っていた。
これほど近くなれば、後は普通に気配を探れば簡単に見つけられる距離であった。そのためアバドンは、倉庫に入って早々に室内全域の気配を探っていた。すると、倉庫の奥の方でリュゼの気配があったのだ。
棚の合間を縫いながら奥へ向かって行くと、丁度スポットライトのように、光が俯せに倒れたリュゼを照らしていた。
「いたッ!!」
アバドンは後ろについていた者達を無視して、一瞬でリュゼまでの距離を詰める。目の前からいきなりアバドンが消えたことに驚いたアイゼンたちだったが、その奥で片膝を付いているアバドンを見て、リュゼが見つかったことを悟り、アバドンに駆け寄る。
アバドンは即座にリュゼの体に怪我がないか確認をする。もし、怪我をして意識不明であった場合、アバドンもユヴェーレンも治癒することは出来ないので、ズィーリオスを呼ぶ必要があったのだ。しかし、特にこれと言った怪我は見当たらない。見える範囲は大丈夫そうだが、見えない所はどうなっているのか。
『服の下も大丈夫そうよぉ』
『そうか』
ユヴェーレンも確認してくれたようだ。どこにも外傷はない。確認が終わり、次の確認に移ろうとした時、アバドンの後ろからリュゼの側に飛び込んで来る者がいた。
「おい!リュゼ!起きろ!大丈夫か!?」
追いついたレオナードであった。そのレオナードは、倒れているリュゼを見て飛び付くようにその肩に手を乗せた。そして揺さぶろうとした瞬間、シゼルスがレオナードをリュゼから引き離す。
「なにするんだ!放せ!」
「落ち着いてください、レオ!外傷はなくとも、内傷があるかもしれません!もし酷い内傷があれば、それだけで兄様が死にます!!」
「ッ!?」
シゼルスの一言でレオナードに抵抗が止まる。そしてリュゼに目を向けて、悔しそうにシゼルスと共に後ろに下がった。そこにはアイゼンもおり、レオナードとシゼルスを見つめていた。お互いがお互いを支え合う姿は、まさに、あるべき主と臣下の姿であった。
アイゼンにとっては最重要人物であるレオナードが助かっているので、あまり焦ることはなかった。そのため、この場の誰よりも落ち着いて周囲の状況を見ていた。アバドンから離れたところにいたのはそのためである。
「僕らが兄様に近づいた所で、出来ることはあまりありません。彼等の方が出来ることは多いでしょう。ですから、僕らは手伝いが必要と言われるまでは此処で待機しておきましょう」
シゼルスが一度アバドンの方を見た後、レオナードに向き直って優しく諭す。シゼルスの言葉で状況を正しく理解することが出来たレオナードは、自身の手に視線を落とした後、ギュッと掌を握りしめて首肯した。
レオナードは回復が出来る水属性持ちであるからこそ、何かしたかった。けれど、自身の回復系の能力が低いことを思い出し、下唇を噛んだ。元々水属性の回復系能力と言っても、大けがの場合はどうしようもない。それに、自分の力では出来ないことは自分が分かっている。分かっているが、何も出来ない属性ではないからこそ、もしかしたらと思ってしまう。
すると視界の端にシゼルスの拳が入り込む。その拳は、白くなるほど固く握りしめられていた。その瞬間、スッキリと頭が冷静になる。俺よりもシゼルスの方が辛いはずなのだ。同じ回復系魔法がある属性持ちであり、自分の唯一の家族であるリュゼが倒れているのだ。心配にならないわけがない。それにも関わらず、最善の手段を取るために自分の感情を抑えているのだ。
今はアバドン達に任せるしかない。レオナードは握りしめた拳からそっと力を抜き、静かにリュゼの様子をシゼルスと共に見守ることにした。
ズィーリオスは今すぐにでもリュゼのいる場所に飛んでいきたそうであるが、“リュゼがいると思われる王城に乗り込んできて暴れている魔物”を演じているので、衝動は堪えてくれているようだ。攻撃の間隔は今までと同じで一定だ。けれど、そろそろこの流れに気付く者が現れるかもしれない。そうなれば、ズィーリオスが手綱のない暴れ馬ではないことがバレてしまう。リュゼとの合流を急ぐ必要がある。
アバドンはユヴェーレンと軽く話し合い、急ぐことを決めると、全員に走るように伝える。そして、彼等が追い付くギリギリの速度まで上げて走りだした。
王城付近では騎士とすれ違うことも多かったが、王城から少し離れたここでは、もう騎士とすれ違うことも無くなっていた。王城から少々離れた場所に位置する騎士たちのエリア。その一角に来ていた。演習場を抜けて更に奥へと向かう。この辺りは、リュゼが暴れたと思われる跡が多くなっていた。あちらこちらの壁に穴が開き、壁だったものが瓦礫となって崩れて落ちている。まるでズィーリオスとは別物の魔物が侵入していたかのような有り様である。
レオナードとシゼルス、アイゼンは、リュゼの暴れっぷりに遠い目をしながらアバドンの後ろを追いかける。破壊の跡は地下牢の方向から続いている。脱獄囚だと言うのに、自分の痕跡を分かりやすく残してどうするんだと、レオナードは荒い息に混ぜて溜息を吐く。
人から逃げるために文明と関わっていなかったからだろうか。思考回路が野性的過ぎる。強さと仲間を得た代償のように失った、かつての文明的な思考回路をレオナードは痛感することになった。昔のリュゼの方が頭が良かったと。
「多分あの建物の中だ!」
アバドンが全員に聞こえる様に大声を上げる。そこは至って普通の建物。壁に穴が開いていることもなく、瓦礫と化した箇所があるわけでもない。本当にここにリュゼがいるのか?レオナードは不審に感じて目を細めて建物を見るが、そんなことをしたところで何かが見えるわけでもない。
見える景色は変わらない。けれど、だからこそ、ふと気付けた。
壁が崩壊した場所しかリュゼは通っていないとなぜ決めつけた?
ずっと壁に開いた穴を見て来たせいか、リュゼの行動の痕跡は壁の穴であると勝手に思い込んでしまっていたようだ。被害のない建物には、リュゼは通るどころか来てすらいないのだと。けれど、そうではない。アバドンが指し示したのは、リュゼの痕跡らしきものが一斉ない建物だ。俺が引っかかったように、他の騎士たちも引っかかったのだとしたら?それに、騎士たちも重罪人として投獄した脱獄囚が、騎士団のすぐ近くにいるとはなかなか思わない。灯台下暗しという言葉があるように、近すぎるがゆえに気付かないこともある。
それらを全部想定したうえで、この場所にリュゼは身を隠しているのではないか。レオナードは薄っすらと口角を上げる。前言撤回だ。
リュゼはワザと目に付きやすいように、王城のあちらこちらに穴を開けて動き回っていたに違いない。潜伏している居場所がバレないように。やはりリュゼは相も変わらず頭が良い。
レオナードは自分の勘違いに気付くことはない。勝手にリュゼの評価をあげる。リュゼはレオナードが想定したように、考えて動いたわけではないのだから。ただ思うがままに動いた結果である。
あまり会わなかったことで、勝手に脳内補正が行われているようだ。かつての記憶から、レオナードは今のリュゼを美化する。ズィーリオスが知ったら真っ先に訂正するだろう。けれど、レオナードは自身の考えを脳内で完結させてしまったことで、誰もレオナードが勘違いをしていることに気付かなかった。
目当ての建物の入り口には、閉じられているはずの扉がなかった。無理やりこじ開けられたように、壊れかけの扉が出入りを塞ぐことなく付いているだけであった。
「ここは?」
「騎士団の倉庫だな」
シゼルスがポツリと呟いた言葉をアイゼンが拾う。アイゼンの言う通り、そこは壁沿いだけでなく、一定間隔で棚が並べられた倉庫であった。天井付近に明り取りの窓があるため、室内は全体的に明るいが、影になっているところもあるため、簡単に一望出来るわけではない。棚と棚の間は実際に見て確認する必要があるだろう。
アバドンが倉庫の奥へと向けて駆けて行く。倉庫の中を見渡していたレオナードとシゼルスは、動き出したアバドンの背を慌てて追いかける。アイゼンは既にアバドンの後を追っていた。
これほど近くなれば、後は普通に気配を探れば簡単に見つけられる距離であった。そのためアバドンは、倉庫に入って早々に室内全域の気配を探っていた。すると、倉庫の奥の方でリュゼの気配があったのだ。
棚の合間を縫いながら奥へ向かって行くと、丁度スポットライトのように、光が俯せに倒れたリュゼを照らしていた。
「いたッ!!」
アバドンは後ろについていた者達を無視して、一瞬でリュゼまでの距離を詰める。目の前からいきなりアバドンが消えたことに驚いたアイゼンたちだったが、その奥で片膝を付いているアバドンを見て、リュゼが見つかったことを悟り、アバドンに駆け寄る。
アバドンは即座にリュゼの体に怪我がないか確認をする。もし、怪我をして意識不明であった場合、アバドンもユヴェーレンも治癒することは出来ないので、ズィーリオスを呼ぶ必要があったのだ。しかし、特にこれと言った怪我は見当たらない。見える範囲は大丈夫そうだが、見えない所はどうなっているのか。
『服の下も大丈夫そうよぉ』
『そうか』
ユヴェーレンも確認してくれたようだ。どこにも外傷はない。確認が終わり、次の確認に移ろうとした時、アバドンの後ろからリュゼの側に飛び込んで来る者がいた。
「おい!リュゼ!起きろ!大丈夫か!?」
追いついたレオナードであった。そのレオナードは、倒れているリュゼを見て飛び付くようにその肩に手を乗せた。そして揺さぶろうとした瞬間、シゼルスがレオナードをリュゼから引き離す。
「なにするんだ!放せ!」
「落ち着いてください、レオ!外傷はなくとも、内傷があるかもしれません!もし酷い内傷があれば、それだけで兄様が死にます!!」
「ッ!?」
シゼルスの一言でレオナードに抵抗が止まる。そしてリュゼに目を向けて、悔しそうにシゼルスと共に後ろに下がった。そこにはアイゼンもおり、レオナードとシゼルスを見つめていた。お互いがお互いを支え合う姿は、まさに、あるべき主と臣下の姿であった。
アイゼンにとっては最重要人物であるレオナードが助かっているので、あまり焦ることはなかった。そのため、この場の誰よりも落ち着いて周囲の状況を見ていた。アバドンから離れたところにいたのはそのためである。
「僕らが兄様に近づいた所で、出来ることはあまりありません。彼等の方が出来ることは多いでしょう。ですから、僕らは手伝いが必要と言われるまでは此処で待機しておきましょう」
シゼルスが一度アバドンの方を見た後、レオナードに向き直って優しく諭す。シゼルスの言葉で状況を正しく理解することが出来たレオナードは、自身の手に視線を落とした後、ギュッと掌を握りしめて首肯した。
レオナードは回復が出来る水属性持ちであるからこそ、何かしたかった。けれど、自身の回復系の能力が低いことを思い出し、下唇を噛んだ。元々水属性の回復系能力と言っても、大けがの場合はどうしようもない。それに、自分の力では出来ないことは自分が分かっている。分かっているが、何も出来ない属性ではないからこそ、もしかしたらと思ってしまう。
すると視界の端にシゼルスの拳が入り込む。その拳は、白くなるほど固く握りしめられていた。その瞬間、スッキリと頭が冷静になる。俺よりもシゼルスの方が辛いはずなのだ。同じ回復系魔法がある属性持ちであり、自分の唯一の家族であるリュゼが倒れているのだ。心配にならないわけがない。それにも関わらず、最善の手段を取るために自分の感情を抑えているのだ。
今はアバドン達に任せるしかない。レオナードは握りしめた拳からそっと力を抜き、静かにリュゼの様子をシゼルスと共に見守ることにした。
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追記
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