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レオナード合流
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『全くぅ、リュゼに嫌われても良いのかしらぁ?』
『まあ俺としてはそうなっても構わないがな!』
ユヴェーレンの呟きにアバドンが反応する。この念話は2人だけの会話であり、他の人達には聞こえていない。そのため、重苦のあまり顔を歪めるアイゼンとシゼルスとは違う温度差が露呈することはない。2人の視線は尖塔に釘付けだった。だから、アバドンの様子まで意識が向くことはない。
岩石が尖塔に直撃し、猛烈な轟音を立てて崩壊の音色を奏でる。舞い上がる砂煙に遮られ、尖塔の様子は見えない。ただ、崩れ行く尖塔の音だけが如実に現実を示していた。レオナードが軟禁されていた尖塔は崩壊した。脱出しているはずも、避難誘導が行われている可能性も低い。レオナードは・・・。
「そんな・・・・」
アイゼンが尖塔があった場所を見上げて膝を付き、茫然自失で悲痛な声を上げる。
「僕はまた大切な人を・・・。近くにいたのに!僕は・・・ッ!報告も出来ず、主を守ることも出来ず、死なせてしまうなど僕は最低の専属護衛だ!!」
尖塔に向かってシゼルスが痛哭の涙を流す。握り締め、白く変わった拳の上にポツリポツリと温かい雫が落ちる。
最も王の器に相応しいと言われていた第四王子は、今日、悲劇の事故によって・・・・。
「ねえ。勝手に殺さないでくれる?」
「えっ?」
首がもげるのではと心配になる速度でシゼルスが振り向いた。遅れて振り向いたアイゼンに目に、ジワリと滲む涙。
「レオ!?」
シゼルスは条件反射でその名を叫ぶ。彼等の目に映ったのは、無傷で佇むレオナードの姿であった。シゼルスは跳ねる様に立ち上がってレオナードに突撃する。飛び込んで来たシゼルスを抱き留めたレオナードだが、衝撃のあまり呻き声を上げ、一瞬顔を顰める。後ろへとよろけたレオナードを、背後にいたアバドンが支えて転倒を防いだ。
「殿下!ご無事だったのですか!?」
シゼルスに遅れて駆けつけたアイゼンは、レオナードの元気そうな顔を見てホッと安堵した。そんなアイゼンの言葉に我に返ったかのように、いきなりシゼルスがレオナードの肩を掴んで離れ、全身をチェックする。少々砂埃が付いているようだが、目立った怪我も具合が悪そうな様子もない。
「良かったぁーー!」
気が抜けたのか、崩れそうになったシゼルスをレオナードが支える。
「私は無事だ。まだ死ぬつもりはない。まだまだシゼルスと共に成すべきことがあるからな」
弟を慰める兄のような優しい眼差しで、レオナードはシゼルスの頭を撫でる。兄弟のように育ってきた2人は、ただの主と家臣ではない。シゼルスにとってはもう1人の兄でもあった。レオナードにとっても、シゼルスは唯一の弟である。
今だけは身分差は関係なく、兄弟のように振舞う。
「殿下。一体どうやってここに?いつ脱出していたのですか?」
アイゼンが真面目な顔で尋ねる。何が起きたのか把握しようとしていた。
「実は危機一髪のところを彼に助けてもらったんだ」
レオナードはアバドンを指し示しながら答える。レオナードの言葉に、シゼルスとアイゼンがゆっくりとアバドンに向く。アイゼンが頭の上から足先まで見回して、尖塔の方角に目を向けて再びアバドンを見る。
アバドンの服装は汚れたところや、乱れた様子は見えない。騎士として付いて来た時となんら変わったことはない。先ほどまでずっと一緒にいた。にも関わらず、目を話した僅かな間にレオナードのを救出して帰って来ることが出来るのだろうか?そんな者、本当に人が出来ることなのか?
アイゼンはレオナードを救出してくれたことに感謝しつつも、尖塔までそれなりの距離のある場所に助けに行って無傷であるアバドンが不思議でならない。騎士としてズィーリオスと共にいたことから、それなりの実力があるだろうとは思っていた。しかし、これは聞いていない。アイゼンは脳が追い付かなかった。
「どうやって殿下を助け出したんだ?ここからあそこまでは距離がある。それについさっきまでここにいただろう。なのにどうやって殿下を助けたのだ?」
「どうって、普通に走ってジャンプしてそいつを回収して、また走って戻っただけだが?」
アバドンが何が気になるんだ?とばかりに不思議そうに返答を返す。その様子にアイゼンだけでなく、シゼルスも何も言えなくなった。彼にとっては、これぐらいどうってこともないことであるのだ。リュゼの仲間だからこそ、並みの実力者ではないだろうとは薄々感じていた。しかし、これほど規格外の人物だとは想定していなかった。
レオナードも、このアバドンの言葉には度肝を抜かれたようで、シゼルスと目だけで会話していた。リュゼは一体知らぬ間に何をしていたのだと。いつも目を離した隙に、何かとんでもないことを仕出かしている。だが、今回はそれが功を奏したのは間違いない。レオナードとシゼルスは、リュゼは前あった時もそうだったと思い出し観ずる。聖獣であるズィーリオスと、闇の精霊王であるユヴェーレンと契約したリュゼの事だ。アバドンだけが普通の人間であるだろうか?否、それはないだろう。きっと、自分たちの知らない秘密が隠されていることだろう。
「カストレア卿。彼がどうやって私を助けてくれたかは今は重要ではありません。それよりも、何かしなければならないことがあったのではないですか?このような状況になってしまっていることですし」
アバドンについて探ろうとしていたアイゼンを、レオナードが窘めて本来の目的を思い出させた。
「そうですね。今はそれどころではありませんでした」
「何をしようとしていたのですか?」
レオナードがここに至るまでの話を端的にまとめて説明する。
「なるほど。つまり、ズィーリオスを落ち着かせたと見せかけるために、リュゼを見つけ出さないといけないわけですか」
レオナードが確認を取って大きく頷く。そして、アバドンに向き直る。
「アバドン様。リュゼが何処にいるか分かりますか?」
レオナードがアバドンに、にこやかな王子スマイルで尋ねる。レオナードの発言にアイゼンが戸惑い、何か言いたげに口を開くが、シゼルスによって制される。
シゼルスはこれまでのアバドンの態度から、素直に他人に従順するタイプではないことを見抜いていた。咎められて言うことを聞くのは、仲間である闇の精霊王とズィーリオスの時のみ。アイゼンの護衛と称して騎士に扮し側にいたが、その態度はどこからどう見ても騎士のそれではない。嫌々ながら不貞腐れたように突っ立っているだけであった。
そしてそれはレオナードも同じである。先ほどから何度も目の前で、レオナードが“殿下”と呼ばれているのも関わらず、レオナードどころか誰に対しても不遜な態度を崩さない。それに、言葉の端々に人を馬鹿にしたところが見えていた。それを隠そうともしない。本来ならば不敬だと言うところだが、それ以上に実力がものを言っていた。彼がいなければ、今頃レオナードはこの場に居ることはないだろう。
ズィーリオスもアバドンの態度の悪さを知っているからか、必ずアバドンの側には見張りとなる誰かが残っている。ズィーリオス自身か、精霊王のどちらかだ。レオナードが何も言わないので、アイゼンもシゼルスもアバドンの態度を大目に見ていた。
だが、レオナードがアバドンの事を敬称を付けて呼ぶのとはわけが違う。アイゼンは気付かなかったようだが、レオナードとシゼルスはリュゼの仲間が普通であるはずがないと踏んで様子を見ていたので気付いていた。アバドンの視線が、誰にも向いていないことがあることを。そこから考えられることは一つ。
アバドンの目には精霊王が見えている。
つまり、それだけ魔力量が多いと言うことであり、この場で唯一、顕在化していないユヴェーレンの姿を見ることが出来る人物であると言うこと。精霊は普通、契約者以外の頼みを聞いてくれることはない。シゼルスのお願いを聞いてくれたのも奇跡のようなものだった。
ズィーリオスならば、リュゼの居場所を探ることが出来るのは知っている。けれど、ズィーリオスはいない。ならば、同じリュゼの契約者である精霊王であれば、リュゼの居場所を知っているだろうとレオナードは踏んだ。
それらの事から、レオナードはある一つの方法を思いついたのだ。アバドンに対して遜るということを。
『まあ俺としてはそうなっても構わないがな!』
ユヴェーレンの呟きにアバドンが反応する。この念話は2人だけの会話であり、他の人達には聞こえていない。そのため、重苦のあまり顔を歪めるアイゼンとシゼルスとは違う温度差が露呈することはない。2人の視線は尖塔に釘付けだった。だから、アバドンの様子まで意識が向くことはない。
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「そんな・・・・」
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「僕はまた大切な人を・・・。近くにいたのに!僕は・・・ッ!報告も出来ず、主を守ることも出来ず、死なせてしまうなど僕は最低の専属護衛だ!!」
尖塔に向かってシゼルスが痛哭の涙を流す。握り締め、白く変わった拳の上にポツリポツリと温かい雫が落ちる。
最も王の器に相応しいと言われていた第四王子は、今日、悲劇の事故によって・・・・。
「ねえ。勝手に殺さないでくれる?」
「えっ?」
首がもげるのではと心配になる速度でシゼルスが振り向いた。遅れて振り向いたアイゼンに目に、ジワリと滲む涙。
「レオ!?」
シゼルスは条件反射でその名を叫ぶ。彼等の目に映ったのは、無傷で佇むレオナードの姿であった。シゼルスは跳ねる様に立ち上がってレオナードに突撃する。飛び込んで来たシゼルスを抱き留めたレオナードだが、衝撃のあまり呻き声を上げ、一瞬顔を顰める。後ろへとよろけたレオナードを、背後にいたアバドンが支えて転倒を防いだ。
「殿下!ご無事だったのですか!?」
シゼルスに遅れて駆けつけたアイゼンは、レオナードの元気そうな顔を見てホッと安堵した。そんなアイゼンの言葉に我に返ったかのように、いきなりシゼルスがレオナードの肩を掴んで離れ、全身をチェックする。少々砂埃が付いているようだが、目立った怪我も具合が悪そうな様子もない。
「良かったぁーー!」
気が抜けたのか、崩れそうになったシゼルスをレオナードが支える。
「私は無事だ。まだ死ぬつもりはない。まだまだシゼルスと共に成すべきことがあるからな」
弟を慰める兄のような優しい眼差しで、レオナードはシゼルスの頭を撫でる。兄弟のように育ってきた2人は、ただの主と家臣ではない。シゼルスにとってはもう1人の兄でもあった。レオナードにとっても、シゼルスは唯一の弟である。
今だけは身分差は関係なく、兄弟のように振舞う。
「殿下。一体どうやってここに?いつ脱出していたのですか?」
アイゼンが真面目な顔で尋ねる。何が起きたのか把握しようとしていた。
「実は危機一髪のところを彼に助けてもらったんだ」
レオナードはアバドンを指し示しながら答える。レオナードの言葉に、シゼルスとアイゼンがゆっくりとアバドンに向く。アイゼンが頭の上から足先まで見回して、尖塔の方角に目を向けて再びアバドンを見る。
アバドンの服装は汚れたところや、乱れた様子は見えない。騎士として付いて来た時となんら変わったことはない。先ほどまでずっと一緒にいた。にも関わらず、目を話した僅かな間にレオナードのを救出して帰って来ることが出来るのだろうか?そんな者、本当に人が出来ることなのか?
アイゼンはレオナードを救出してくれたことに感謝しつつも、尖塔までそれなりの距離のある場所に助けに行って無傷であるアバドンが不思議でならない。騎士としてズィーリオスと共にいたことから、それなりの実力があるだろうとは思っていた。しかし、これは聞いていない。アイゼンは脳が追い付かなかった。
「どうやって殿下を助け出したんだ?ここからあそこまでは距離がある。それについさっきまでここにいただろう。なのにどうやって殿下を助けたのだ?」
「どうって、普通に走ってジャンプしてそいつを回収して、また走って戻っただけだが?」
アバドンが何が気になるんだ?とばかりに不思議そうに返答を返す。その様子にアイゼンだけでなく、シゼルスも何も言えなくなった。彼にとっては、これぐらいどうってこともないことであるのだ。リュゼの仲間だからこそ、並みの実力者ではないだろうとは薄々感じていた。しかし、これほど規格外の人物だとは想定していなかった。
レオナードも、このアバドンの言葉には度肝を抜かれたようで、シゼルスと目だけで会話していた。リュゼは一体知らぬ間に何をしていたのだと。いつも目を離した隙に、何かとんでもないことを仕出かしている。だが、今回はそれが功を奏したのは間違いない。レオナードとシゼルスは、リュゼは前あった時もそうだったと思い出し観ずる。聖獣であるズィーリオスと、闇の精霊王であるユヴェーレンと契約したリュゼの事だ。アバドンだけが普通の人間であるだろうか?否、それはないだろう。きっと、自分たちの知らない秘密が隠されていることだろう。
「カストレア卿。彼がどうやって私を助けてくれたかは今は重要ではありません。それよりも、何かしなければならないことがあったのではないですか?このような状況になってしまっていることですし」
アバドンについて探ろうとしていたアイゼンを、レオナードが窘めて本来の目的を思い出させた。
「そうですね。今はそれどころではありませんでした」
「何をしようとしていたのですか?」
レオナードがここに至るまでの話を端的にまとめて説明する。
「なるほど。つまり、ズィーリオスを落ち着かせたと見せかけるために、リュゼを見つけ出さないといけないわけですか」
レオナードが確認を取って大きく頷く。そして、アバドンに向き直る。
「アバドン様。リュゼが何処にいるか分かりますか?」
レオナードがアバドンに、にこやかな王子スマイルで尋ねる。レオナードの発言にアイゼンが戸惑い、何か言いたげに口を開くが、シゼルスによって制される。
シゼルスはこれまでのアバドンの態度から、素直に他人に従順するタイプではないことを見抜いていた。咎められて言うことを聞くのは、仲間である闇の精霊王とズィーリオスの時のみ。アイゼンの護衛と称して騎士に扮し側にいたが、その態度はどこからどう見ても騎士のそれではない。嫌々ながら不貞腐れたように突っ立っているだけであった。
そしてそれはレオナードも同じである。先ほどから何度も目の前で、レオナードが“殿下”と呼ばれているのも関わらず、レオナードどころか誰に対しても不遜な態度を崩さない。それに、言葉の端々に人を馬鹿にしたところが見えていた。それを隠そうともしない。本来ならば不敬だと言うところだが、それ以上に実力がものを言っていた。彼がいなければ、今頃レオナードはこの場に居ることはないだろう。
ズィーリオスもアバドンの態度の悪さを知っているからか、必ずアバドンの側には見張りとなる誰かが残っている。ズィーリオス自身か、精霊王のどちらかだ。レオナードが何も言わないので、アイゼンもシゼルスもアバドンの態度を大目に見ていた。
だが、レオナードがアバドンの事を敬称を付けて呼ぶのとはわけが違う。アイゼンは気付かなかったようだが、レオナードとシゼルスはリュゼの仲間が普通であるはずがないと踏んで様子を見ていたので気付いていた。アバドンの視線が、誰にも向いていないことがあることを。そこから考えられることは一つ。
アバドンの目には精霊王が見えている。
つまり、それだけ魔力量が多いと言うことであり、この場で唯一、顕在化していないユヴェーレンの姿を見ることが出来る人物であると言うこと。精霊は普通、契約者以外の頼みを聞いてくれることはない。シゼルスのお願いを聞いてくれたのも奇跡のようなものだった。
ズィーリオスならば、リュゼの居場所を探ることが出来るのは知っている。けれど、ズィーリオスはいない。ならば、同じリュゼの契約者である精霊王であれば、リュゼの居場所を知っているだろうとレオナードは踏んだ。
それらの事から、レオナードはある一つの方法を思いついたのだ。アバドンに対して遜るということを。
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