228 / 340
新たな入居者
しおりを挟む
光の届かない地下の監獄にて。空腹を紛らわせるために、目が覚めても眠り直していたリュゼは、睡眠妨害ともとれる看守の騒音でやむなく目を開けた。
複数の人の足音と、話し声、そして金属音。酷く騒々しい。
顔を顰めて、廊下に背を向けて再び寝に入る。空腹だが、それよりも眠い。頭はスッキリとしているが、眠気が抜けない。長時間寝ている日に良く起こる症状だ。・・・寝よう。
欠伸を噛み締めて目を閉じる。視界からの情報が途絶えた分、聴覚からの情報がより鮮明になる。
俺の睡眠を妨げた元凶は、監獄に入って来た騎士たちであった。その騎士たちが新たな入居者を連れてきていたのだ。俺のいる独房の手前で足音が止まり、人が牢の中に放り込まれた音がした。そして、鍵が閉まる音がした後、足音が遠ざかり、遠くで金属の扉が閉められる音が聞こえた。
レオとシゼはれっきとした王族と高位貴族だ。もし投獄されていたとしても、こんなカビ臭い地下牢ではなく、俺が前にいた尖塔の部屋であろう。
どこの誰とも知らない新たな人物に興味などない。押し寄せて来る微睡に身を任せた時。
「あの!ルーデリオ様はいますか!!」
突然、俺を呼ぶ声が響いた。それは聞き覚えのある声。
ラセン?
「ご無事ですか!?いや、ここにいる時点で無事ではないか」
矢鱈と元気そうなラセンの声が聞こえて来たのだった。なんでこんな場所でラセンの声がするのだろう。ラセンがここにいる意味が分からない。ラセンは関係ないはずだが?
もしや、監禁繋がりから、脳が勝手に良く話し相手になってくれていたラセンを、暇だからと召喚したのだろうか。夢・・・という割にはラセンの声がはっきりと聞こえる気がする。
ラセンが、投獄されるようなことを仕出かすとは思えない。俺の脳が、ラセンを暇だからと投獄したことにしてしまった・・・のか。すまない、ラセン。だが、これは・・・俺の・・夢だ。だから・・・許して・・くれ・・・・。
「あれ?ルーデリオ様?いるはずなんだけどな?」
困惑したラセンの声は次第に聞こえなくなっていった。
うっ。体が痛い。体に感じる痛みで目を覚ます。軽くストレッチをして、凝り固まった体を解すと、あちらこちらからバキバキと音がした。はー。気持ちいい。
首を回してバキバキと鳴らしながら、ボーっと変な夢だったと思い返す。
なぜ俺は、夢の中でラセンを召喚したのか。夢ならば、もふもふズィーリオスと日光浴をしながらのお昼寝タイムでも良かったのに。わざわざ場所を監獄にしなくても。
「あ!ルーデリオ様!起きました!?」
・・・ん?
「起きたなら返事してくださいよ!なんかスッゴイバキバキと音が聞こえているけど・・・」
俺はまだ夢の中にいるようだ。体が解れる感覚は妙にリアルなんだよなー。腕の皮膚を思いっきり摘まむ。
「ッ!?」
痛い!!めっちゃ痛いんですけど!!え?これ夢じゃないの?現実なの?は?え、ということは・・・?
「ラセン?」
「はい!やっと返事してくれたーーー!」
恐る恐る尋ねたら、まさかの返事が返って来た。ということはこれは、・・・現実だ。俺が勝手にラセンを監獄に召喚したわけではないことに安堵・・・は出来ないな。ここにいる時点でおかしい。
「は?ちょっと待て。いつからここにいるんだ?」
「今朝方からだ。それからだいぶ時間が経っているはずだから、もうそろそろ昼の時間だと思う」
なるほど。俺が聞いていた声は、夢ではなく本当にラセンの声だったのか。冷静なラセンの声を聴き、俺も落ち着いてくる。なぜラセンがここにいるのかはこれから聞けば良い。いつ処刑されるかは分からないが、まだ時間はあるはずだ。逆に暇な時間を潰せると思えば良い。
「それにしても、こんな場所で既に一日も過ごしているなんて凄いな。この地下牢は監獄の中でも有数の、精神崩壊施設と呼ばれているのに」
はあ?なんだそのヤバそうな名称は!?その言葉で、昨日の様子を思い出す。そうか、情緒不安定な者達がいたのは、そういうことだったのか!?
「数日は耐えられそうでも、あの食事が毎食と考えると、かなりキツイ環境なのは確かだよな」
しみじみとラセンは物思いに耽っている。姿は見えないが、声のトーンでラセンの感情が分かりやすい。って、ん?今、あの食事って言った?
「ラセン。ここの食事を貰ったのか?」
「そうだ。ルーデリオ様が寝ている間に朝食が配給されてな。・・・凄い内容だったな。ははっ。はっ」
乾いた笑い声を上げてラセンが押し黙る。この反応、やっぱり俺だけではなく、この監獄に囚われている者全員に配られる“食事”だったようだ。毎食、あの内容を用意するのは、逆に大変だろうに。手の込んだ嫌がらせだ。もしかしたら嫌がらせではなく、そういう決まりなのだろうか。精神崩壊施設と名打たれているわけだし。
「・・・・ラセン。食ったか?」
「・・・・いや、無理だって」
「・・・だよな」
「・・・ああ」
うん。食べれるわけがないよな。それ以前に、食べ物とは言えない。沈黙が訪れる。両者とも無言のまま、虚無の境地に至る。
ぐぅーーぅ。
そんな時、俺の腹の虫が存在を主張した。
「ルーデリオ様って朝食はいつも抜いてたよな?捕まったって聞いたのは昼頃だったけど、もしかして・・・」
「一昨日から何も食ってない」
「やっぱりそうか・・・うわー」
ぐぎゅるぅるるぅ。
ラセンの腹の虫も鳴きだした。本人たちとは裏腹に、腹の虫たちは元気なようだ。
「なあ、ラセン」
「なに?」
「なんでここにいるんだ?」
気になっていたことを投げ掛ける。
「あー、ルーデリオ様の持ち物を回収しようとしたら捕まっちゃったんだ」
・・・・何をしてるんだ。
「俺の持ち物っていうと、王都に来る前に押収されたものか?」
「そー、それだ」
そうだ。俺の剣は無事だろうか。マジックバッグの中身を取り出されていたりしてはいないだろうか。剣の師匠から貰った短剣だって入っている。なくなっては困るものばかりだ。
「なんでラセンが?俺の持ち物なんてどれか分からないだろ?」
「レオナード殿下の専属護衛で側近のシゼルス様から、騎士団に保管されている荷物を持ってくるように指示を受けたんだ。黒い羽毛で覆われたウエストポーチと、真っ黒い鞘に納められた剣って仰っていた。合っているよな?」
「ああ。合ってる」
なるほど、シゼから指示を受けていたのか。いくら王子や王子の側近と言えども、騎士団の管轄にある場所に入るには、騎士団長の許可が必要になる。俺がバルネリアとして軟禁されていた時から、荷物の返却を渋っていたのなら、確実に犯罪者扱いになった人物の持ち物を手渡すことはしないだろう。だから、強硬手段に出たということか。
「だとしたらシゼが危険だな」
「そこは大丈夫だ、安心してくれ。シゼルス様に指示されたとかは言ってないから。迷惑をかけるわけにはいかないからな。だけど・・・俺がルーデリオ様のために勝手に行動したということになっています。本当に申し訳ございません」
俺に対して罪悪感を抱いたらしいラセンが謝って来た。
「それがベストな対処だろう。問題はない。逆に、俺のためにこのような状況になってしまって、こちらこそすまない」
「そんなことはないです!」
2人して謝り合う。どう考えても俺が巻き込んだ形だが、ラセンが引く様子がなかったので無理やり話しを戻す。
「それで持ち物はあったのか?」
「それが・・・マジックバッグはありました。けれど、剣が見つからず探していると・・・騎士団長が陛下に献上したと聞きました。使われている素材が国宝級の逸品のようですね。しかし、なぜか鞘から剣が抜けないらしいので、宝物庫に入れたようです。マジックバッグは捕まった時に没収されました」
まだ納得しきれていないラセンは終始丁寧語で話す。それはもう気にいていなかった。それよりも、師匠の形見の剣の方が大事だった。マジックバッグの中身の方が大事だった。
「マジックバッグの中身は?」
だから無意識に声がワントーン低くなってしまっており、ラセンがビクついた気配がした。
「す、すみません。中身までは分からず・・・。あっ、ただ、短剣があったと聞いたような・・・」
「ほう?他には?」
短剣。それは、師匠の弟子たる証拠。その短剣の事だろうか。
「えーっと、えーっと、あっ!その宝物庫に入れられた剣ですが、一度鍛冶職人を呼んで鞘から剣身を取り出してみるそうです。多分、分解するか、力づくってことだとは思いますが。それが確か・・・今日だったようなー?」
ブチッ。何かが切れる音がした。
複数の人の足音と、話し声、そして金属音。酷く騒々しい。
顔を顰めて、廊下に背を向けて再び寝に入る。空腹だが、それよりも眠い。頭はスッキリとしているが、眠気が抜けない。長時間寝ている日に良く起こる症状だ。・・・寝よう。
欠伸を噛み締めて目を閉じる。視界からの情報が途絶えた分、聴覚からの情報がより鮮明になる。
俺の睡眠を妨げた元凶は、監獄に入って来た騎士たちであった。その騎士たちが新たな入居者を連れてきていたのだ。俺のいる独房の手前で足音が止まり、人が牢の中に放り込まれた音がした。そして、鍵が閉まる音がした後、足音が遠ざかり、遠くで金属の扉が閉められる音が聞こえた。
レオとシゼはれっきとした王族と高位貴族だ。もし投獄されていたとしても、こんなカビ臭い地下牢ではなく、俺が前にいた尖塔の部屋であろう。
どこの誰とも知らない新たな人物に興味などない。押し寄せて来る微睡に身を任せた時。
「あの!ルーデリオ様はいますか!!」
突然、俺を呼ぶ声が響いた。それは聞き覚えのある声。
ラセン?
「ご無事ですか!?いや、ここにいる時点で無事ではないか」
矢鱈と元気そうなラセンの声が聞こえて来たのだった。なんでこんな場所でラセンの声がするのだろう。ラセンがここにいる意味が分からない。ラセンは関係ないはずだが?
もしや、監禁繋がりから、脳が勝手に良く話し相手になってくれていたラセンを、暇だからと召喚したのだろうか。夢・・・という割にはラセンの声がはっきりと聞こえる気がする。
ラセンが、投獄されるようなことを仕出かすとは思えない。俺の脳が、ラセンを暇だからと投獄したことにしてしまった・・・のか。すまない、ラセン。だが、これは・・・俺の・・夢だ。だから・・・許して・・くれ・・・・。
「あれ?ルーデリオ様?いるはずなんだけどな?」
困惑したラセンの声は次第に聞こえなくなっていった。
うっ。体が痛い。体に感じる痛みで目を覚ます。軽くストレッチをして、凝り固まった体を解すと、あちらこちらからバキバキと音がした。はー。気持ちいい。
首を回してバキバキと鳴らしながら、ボーっと変な夢だったと思い返す。
なぜ俺は、夢の中でラセンを召喚したのか。夢ならば、もふもふズィーリオスと日光浴をしながらのお昼寝タイムでも良かったのに。わざわざ場所を監獄にしなくても。
「あ!ルーデリオ様!起きました!?」
・・・ん?
「起きたなら返事してくださいよ!なんかスッゴイバキバキと音が聞こえているけど・・・」
俺はまだ夢の中にいるようだ。体が解れる感覚は妙にリアルなんだよなー。腕の皮膚を思いっきり摘まむ。
「ッ!?」
痛い!!めっちゃ痛いんですけど!!え?これ夢じゃないの?現実なの?は?え、ということは・・・?
「ラセン?」
「はい!やっと返事してくれたーーー!」
恐る恐る尋ねたら、まさかの返事が返って来た。ということはこれは、・・・現実だ。俺が勝手にラセンを監獄に召喚したわけではないことに安堵・・・は出来ないな。ここにいる時点でおかしい。
「は?ちょっと待て。いつからここにいるんだ?」
「今朝方からだ。それからだいぶ時間が経っているはずだから、もうそろそろ昼の時間だと思う」
なるほど。俺が聞いていた声は、夢ではなく本当にラセンの声だったのか。冷静なラセンの声を聴き、俺も落ち着いてくる。なぜラセンがここにいるのかはこれから聞けば良い。いつ処刑されるかは分からないが、まだ時間はあるはずだ。逆に暇な時間を潰せると思えば良い。
「それにしても、こんな場所で既に一日も過ごしているなんて凄いな。この地下牢は監獄の中でも有数の、精神崩壊施設と呼ばれているのに」
はあ?なんだそのヤバそうな名称は!?その言葉で、昨日の様子を思い出す。そうか、情緒不安定な者達がいたのは、そういうことだったのか!?
「数日は耐えられそうでも、あの食事が毎食と考えると、かなりキツイ環境なのは確かだよな」
しみじみとラセンは物思いに耽っている。姿は見えないが、声のトーンでラセンの感情が分かりやすい。って、ん?今、あの食事って言った?
「ラセン。ここの食事を貰ったのか?」
「そうだ。ルーデリオ様が寝ている間に朝食が配給されてな。・・・凄い内容だったな。ははっ。はっ」
乾いた笑い声を上げてラセンが押し黙る。この反応、やっぱり俺だけではなく、この監獄に囚われている者全員に配られる“食事”だったようだ。毎食、あの内容を用意するのは、逆に大変だろうに。手の込んだ嫌がらせだ。もしかしたら嫌がらせではなく、そういう決まりなのだろうか。精神崩壊施設と名打たれているわけだし。
「・・・・ラセン。食ったか?」
「・・・・いや、無理だって」
「・・・だよな」
「・・・ああ」
うん。食べれるわけがないよな。それ以前に、食べ物とは言えない。沈黙が訪れる。両者とも無言のまま、虚無の境地に至る。
ぐぅーーぅ。
そんな時、俺の腹の虫が存在を主張した。
「ルーデリオ様って朝食はいつも抜いてたよな?捕まったって聞いたのは昼頃だったけど、もしかして・・・」
「一昨日から何も食ってない」
「やっぱりそうか・・・うわー」
ぐぎゅるぅるるぅ。
ラセンの腹の虫も鳴きだした。本人たちとは裏腹に、腹の虫たちは元気なようだ。
「なあ、ラセン」
「なに?」
「なんでここにいるんだ?」
気になっていたことを投げ掛ける。
「あー、ルーデリオ様の持ち物を回収しようとしたら捕まっちゃったんだ」
・・・・何をしてるんだ。
「俺の持ち物っていうと、王都に来る前に押収されたものか?」
「そー、それだ」
そうだ。俺の剣は無事だろうか。マジックバッグの中身を取り出されていたりしてはいないだろうか。剣の師匠から貰った短剣だって入っている。なくなっては困るものばかりだ。
「なんでラセンが?俺の持ち物なんてどれか分からないだろ?」
「レオナード殿下の専属護衛で側近のシゼルス様から、騎士団に保管されている荷物を持ってくるように指示を受けたんだ。黒い羽毛で覆われたウエストポーチと、真っ黒い鞘に納められた剣って仰っていた。合っているよな?」
「ああ。合ってる」
なるほど、シゼから指示を受けていたのか。いくら王子や王子の側近と言えども、騎士団の管轄にある場所に入るには、騎士団長の許可が必要になる。俺がバルネリアとして軟禁されていた時から、荷物の返却を渋っていたのなら、確実に犯罪者扱いになった人物の持ち物を手渡すことはしないだろう。だから、強硬手段に出たということか。
「だとしたらシゼが危険だな」
「そこは大丈夫だ、安心してくれ。シゼルス様に指示されたとかは言ってないから。迷惑をかけるわけにはいかないからな。だけど・・・俺がルーデリオ様のために勝手に行動したということになっています。本当に申し訳ございません」
俺に対して罪悪感を抱いたらしいラセンが謝って来た。
「それがベストな対処だろう。問題はない。逆に、俺のためにこのような状況になってしまって、こちらこそすまない」
「そんなことはないです!」
2人して謝り合う。どう考えても俺が巻き込んだ形だが、ラセンが引く様子がなかったので無理やり話しを戻す。
「それで持ち物はあったのか?」
「それが・・・マジックバッグはありました。けれど、剣が見つからず探していると・・・騎士団長が陛下に献上したと聞きました。使われている素材が国宝級の逸品のようですね。しかし、なぜか鞘から剣が抜けないらしいので、宝物庫に入れたようです。マジックバッグは捕まった時に没収されました」
まだ納得しきれていないラセンは終始丁寧語で話す。それはもう気にいていなかった。それよりも、師匠の形見の剣の方が大事だった。マジックバッグの中身の方が大事だった。
「マジックバッグの中身は?」
だから無意識に声がワントーン低くなってしまっており、ラセンがビクついた気配がした。
「す、すみません。中身までは分からず・・・。あっ、ただ、短剣があったと聞いたような・・・」
「ほう?他には?」
短剣。それは、師匠の弟子たる証拠。その短剣の事だろうか。
「えーっと、えーっと、あっ!その宝物庫に入れられた剣ですが、一度鍛冶職人を呼んで鞘から剣身を取り出してみるそうです。多分、分解するか、力づくってことだとは思いますが。それが確か・・・今日だったようなー?」
ブチッ。何かが切れる音がした。
14
お気に入りに追加
1,854
あなたにおすすめの小説

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。
鋼なるドラーガ・ノート ~S級パーティーから超絶無能の烙印を押されて追放される賢者、今更やめてくれと言われてももう遅い~
月江堂
ファンタジー
― 後から俺の実力に気付いたところでもう遅い。絶対に辞めないからな ―
“賢者”ドラーガ・ノート。鋼の二つ名で知られる彼がSランク冒険者パーティー、メッツァトルに加入した時、誰もが彼の活躍を期待していた。
だが蓋を開けてみれば彼は無能の極致。強い魔法は使えず、運動神経は鈍くて小動物にすら勝てない。無能なだけならばまだしも味方の足を引っ張って仲間を危機に陥れる始末。
当然パーティーのリーダー“勇者”アルグスは彼に「無能」の烙印を押し、パーティーから追放する非情な決断をするのだが、しかしそこには彼を追い出すことのできない如何ともしがたい事情が存在するのだった。
ドラーガを追放できない理由とは一体何なのか!?
そしてこの賢者はなぜこんなにも無能なのに常に偉そうなのか!?
彼の秘められた実力とは一体何なのか? そもそもそんなもの実在するのか!?
力こそが全てであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配する世界。ムカフ島と呼ばれる火山のダンジョンの攻略を通して彼らはやがて大きな陰謀に巻き込まれてゆく。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる