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「おい?どうしたんだ?」
アバドンが様子のおかしいズィーリオスに声を掛ける。その一声で、シゼルスとアイゼンもズィーリオスに顔を向ける。
「なあ、監獄の囚人の扱いって、この国ではどうなっているんだ?」
アバドンの問いかけには答えず、ズィーリオスはシゼルスとアイゼンに尋ねる。額には冷汗が僅かに浮かんでいた。
「普通に投獄して、余罪を洗い出して刑を執行する形だけど。あ、でも王族に手を出した大罪人になると・・・」
シゼルスが思い出しながら答えるが、ここ最近の記録では、王族に手を出した庶民がいないため、はっきりと答えることが出来なかったようだ。シゼルスは自分よりも知識を持っているアイゼンに視線で問う。
「通常の罪人の扱いよりも酷いな。下手をすればすぐさま処刑ものだ」
アイゼンがシゼルスの視線を受け、考え込みながら口を動かす。
「拷問や、看守による嫌がらせもあると聞いたことがあるな」
「え?」
シゼルスの顔色が悪くなる。だがそれよりも、ズィーリオスからの殺気が滲み出ていた。アバドンは面白そうにズィーリオスを眺めており、止める素振りは見せない。慌ててシゼルスがズィーリオスの側に駆け寄り、小声で落ち着かせようと奮闘しだす。ズィーリオスが聖獣であることを知らないのは、この場ではアイゼンだけだ。ズィーリオスが本気でキレて暴れ出されては、国が亡びる。シゼルスは必死だった。
「兄様との繋がりはあるんでしょ?なら生きているってことだから!処刑するなら陛下からの指示が出されるから、気付かないうちにってことはない!それに、拷問を受けているかどうかは、精霊に聞いたら分かるでしょ。報告がないってことはそういうことなんだって!」
「分かったって!お前が落ち着けよ!」
ズィーリオスは、シゼルスが必死過ぎるおかげで頭が冷めたようだ。シゼルスをやや引き気味で見下ろしていた。
「とりあえず、いつ何が起きるかは分からないから、なるべく早く動くに越したことはない」
アイゼンが落ち着いたシゼルスのようすを見て一同に確認の視線を向ける。それに皆が頷いて応えた。急ぐ必要はある。けれど、無理に急ぐ必要はない。確実に一つずつ、作戦を完遂させなければならないのだ。リュゼのことだからずっと眠りっぱなしで過ごして、多少時間が掛かっても気にすることはないはずだ。
「じゃあ因みに、看守の嫌がらせってどんなもんなんだ?」
珍しくアバドンがアイゼンに投げ掛ける。
「そうだなー。・・・・その、食事にカトラリーを用意しないとかじゃないか?すまない、詳しくは知らない。ただ、そういうことをする者がいる、な」
話ながらアイゼンはズィーリオスの様子を窺う。アイゼンとしても、そこまで末端のことは知る由もない。だがこれは、目の前の主人を放り込まれている奴にとっては重要な情報である。監獄に乗り込まれるのだけはやめて欲しい。
「フーン。てことは、もっとヤバい嫌がらせをされている可能性もあるということだよな?」
アバドンが誰にともなく尋ねる。
「食事抜きとかもあり得るのか?だとしたら腹を空かせているよな。あいつ、めっちゃ食うからキツイだろうよ」
「あっ」
アバドンが独り言を言っていると、ズィーリオスが何かを思い出したようだ。顔から血の気が引いている。
「もし、もしもだけど」
ズィーリオスが否定してくれと懇願するように、ゆっくりと話し始める。
「食べられるような食事じゃなかったり、看守に食事を取られていたりしたら、空腹でキレるんじゃないか」
「いやいやいや。そんなことはないだろう。餓死することはないように、囚人にも食事はきちんと与える決まりだ。餓死させては処刑にならないだろう」
アイゼンが真っ向から否定する。シゼルスもアイゼンの意見に同意のようだ。けれど、アバドンだけは、なぜか気にするのは別のところであった。
「俺様の作る美味い料理ばっか食っていたから、まっずいものを出されたらキレる可能性があるか。移送中も食べ物がまずくて、だいぶキレかけてたな。いや、あれはもうキレて・・・はいなかったな。理性はあった!」
アイゼンとシゼルスが、こいつ何を言っているんだという視線をアバドンに向ける。冗談でもアバドンが料理を作る姿など想像出来ない。そして、1人で何かを勝手に納得している。
アバドンを無視してズィーリオスが何を話しだそうとした瞬間、作戦会議室の扉が勢いよくノックされた。ズィーリオスがアイゼンに出る様に促す。ズィーリオスの顔色はまだ晴れない。
「失礼致します。例の騎士が捕まってしまったようです!」
その瞬間、シゼルス達全員の顔色が悪くなる。別動隊として動かしていた、レオナード派の騎士が捕まった。まずい展開だが、シゼルスとアイゼンの二人に比べ、明らかにズィーリオスの顔色が悪い。アバドンだけは何故かワクワクした表情を浮かべている。
場違いな表情を浮かべるアバドンに、ズィーリオス以外が眉を顰める。あの騎士が捕まってしまったという事実は、楽しいことではない。寧ろ、こちらが不利になる状況なのだ。
「まずい」
ズィーリオスがポツリと呟く。そして勢いよく、シゼルスとアイゼンに向き直る。
「ヤバい!まずいことになった!今直ぐ副宰相のところに行って人質を救出し、王城に乗り込むぞ!」
「ズィーリオス?いきなりどうしたんだ?」
「くそっ!そうか、知らないのか!2人が思うよりも非常にまずいことになったんだよ!」
アバドンを嗜めるはずのズィーリオスが乱心していた。見たことないズィーリオスの姿にシゼルスが戸惑う。
「なあ、俺も暴れて良いんだよな!?」
「ダメに決まってるだろ!お前まで動かれたら収拾が付かない!」
ズィーリオスとアバドンの予測はお互いに同じものだった。彼らだけが、この状況が及ぼす最悪の展開に気付いてしまった。意見を却下されたアバドンは、不満げに顔を顰める。一方、アイゼンとシゼルスは2人の話についていけず、困惑して説明してくれるだろうズィーリオスに視線を向けていた。
「すまないが話は移動しながらだ!時間がない!昼までにリュゼの釈放まで行わないと!国が滅ぶぞ!」
早口で捲し立てたズィーリオスは、アイゼンとシゼルスの返事を聞かずに部屋から飛び出した。その後をアバドンも喜々として飛び出していく。
ズィーリオスの言い残した言葉に、アイゼンとシゼルスはお互いの顔を見合わせて頷き、ズィーリオス達の後を追って飛び出した。彼らの顔からは血の気が引いていた。冷汗を掻きながら、チェロス侯爵邸へと向かう準備を最速で行うのだった。
日が真上に上りかけている午前の時間帯。馬に乗って駆けるアイゼンとシゼルスの隣を、焦燥感を顔に浮かべたズィーリオスと、涼しい顔をして走るアバドンが並走していた。後方からは、カストレアの騎士服を着た数名の騎士たちが付いて来ている。
「先ほどの説明をしてくれ」
アイゼンがズィーリオスに問う。
「捕まったという騎士ですが、彼に出したその命令上、投獄されるならリュゼと同じ地下牢になりますよね?」
ズィーリオスの問いにアイゼンが肯定する。
「と言うことは、リュゼがなんでそこにいるのかと聞くはずです。顔見知りになっているようですから」
アイゼンとシゼルスは首を縦に振る。ここまでは分かる。だが、その先が読めない。ズィーリオスは、そんな2人の姿に僅かな間、目を瞑った。そして、真実を一部誤魔化しながら説明をする。現状がどれだけ危険な事になっているのかを。
けれど2人は、どうにも信じることが出来ないようであった。
それもそうだろう。もし間に合うことが出来なければ、ハーデル王国をリュゼが滅ぼすことになることなど。
アバドンが様子のおかしいズィーリオスに声を掛ける。その一声で、シゼルスとアイゼンもズィーリオスに顔を向ける。
「なあ、監獄の囚人の扱いって、この国ではどうなっているんだ?」
アバドンの問いかけには答えず、ズィーリオスはシゼルスとアイゼンに尋ねる。額には冷汗が僅かに浮かんでいた。
「普通に投獄して、余罪を洗い出して刑を執行する形だけど。あ、でも王族に手を出した大罪人になると・・・」
シゼルスが思い出しながら答えるが、ここ最近の記録では、王族に手を出した庶民がいないため、はっきりと答えることが出来なかったようだ。シゼルスは自分よりも知識を持っているアイゼンに視線で問う。
「通常の罪人の扱いよりも酷いな。下手をすればすぐさま処刑ものだ」
アイゼンがシゼルスの視線を受け、考え込みながら口を動かす。
「拷問や、看守による嫌がらせもあると聞いたことがあるな」
「え?」
シゼルスの顔色が悪くなる。だがそれよりも、ズィーリオスからの殺気が滲み出ていた。アバドンは面白そうにズィーリオスを眺めており、止める素振りは見せない。慌ててシゼルスがズィーリオスの側に駆け寄り、小声で落ち着かせようと奮闘しだす。ズィーリオスが聖獣であることを知らないのは、この場ではアイゼンだけだ。ズィーリオスが本気でキレて暴れ出されては、国が亡びる。シゼルスは必死だった。
「兄様との繋がりはあるんでしょ?なら生きているってことだから!処刑するなら陛下からの指示が出されるから、気付かないうちにってことはない!それに、拷問を受けているかどうかは、精霊に聞いたら分かるでしょ。報告がないってことはそういうことなんだって!」
「分かったって!お前が落ち着けよ!」
ズィーリオスは、シゼルスが必死過ぎるおかげで頭が冷めたようだ。シゼルスをやや引き気味で見下ろしていた。
「とりあえず、いつ何が起きるかは分からないから、なるべく早く動くに越したことはない」
アイゼンが落ち着いたシゼルスのようすを見て一同に確認の視線を向ける。それに皆が頷いて応えた。急ぐ必要はある。けれど、無理に急ぐ必要はない。確実に一つずつ、作戦を完遂させなければならないのだ。リュゼのことだからずっと眠りっぱなしで過ごして、多少時間が掛かっても気にすることはないはずだ。
「じゃあ因みに、看守の嫌がらせってどんなもんなんだ?」
珍しくアバドンがアイゼンに投げ掛ける。
「そうだなー。・・・・その、食事にカトラリーを用意しないとかじゃないか?すまない、詳しくは知らない。ただ、そういうことをする者がいる、な」
話ながらアイゼンはズィーリオスの様子を窺う。アイゼンとしても、そこまで末端のことは知る由もない。だがこれは、目の前の主人を放り込まれている奴にとっては重要な情報である。監獄に乗り込まれるのだけはやめて欲しい。
「フーン。てことは、もっとヤバい嫌がらせをされている可能性もあるということだよな?」
アバドンが誰にともなく尋ねる。
「食事抜きとかもあり得るのか?だとしたら腹を空かせているよな。あいつ、めっちゃ食うからキツイだろうよ」
「あっ」
アバドンが独り言を言っていると、ズィーリオスが何かを思い出したようだ。顔から血の気が引いている。
「もし、もしもだけど」
ズィーリオスが否定してくれと懇願するように、ゆっくりと話し始める。
「食べられるような食事じゃなかったり、看守に食事を取られていたりしたら、空腹でキレるんじゃないか」
「いやいやいや。そんなことはないだろう。餓死することはないように、囚人にも食事はきちんと与える決まりだ。餓死させては処刑にならないだろう」
アイゼンが真っ向から否定する。シゼルスもアイゼンの意見に同意のようだ。けれど、アバドンだけは、なぜか気にするのは別のところであった。
「俺様の作る美味い料理ばっか食っていたから、まっずいものを出されたらキレる可能性があるか。移送中も食べ物がまずくて、だいぶキレかけてたな。いや、あれはもうキレて・・・はいなかったな。理性はあった!」
アイゼンとシゼルスが、こいつ何を言っているんだという視線をアバドンに向ける。冗談でもアバドンが料理を作る姿など想像出来ない。そして、1人で何かを勝手に納得している。
アバドンを無視してズィーリオスが何を話しだそうとした瞬間、作戦会議室の扉が勢いよくノックされた。ズィーリオスがアイゼンに出る様に促す。ズィーリオスの顔色はまだ晴れない。
「失礼致します。例の騎士が捕まってしまったようです!」
その瞬間、シゼルス達全員の顔色が悪くなる。別動隊として動かしていた、レオナード派の騎士が捕まった。まずい展開だが、シゼルスとアイゼンの二人に比べ、明らかにズィーリオスの顔色が悪い。アバドンだけは何故かワクワクした表情を浮かべている。
場違いな表情を浮かべるアバドンに、ズィーリオス以外が眉を顰める。あの騎士が捕まってしまったという事実は、楽しいことではない。寧ろ、こちらが不利になる状況なのだ。
「まずい」
ズィーリオスがポツリと呟く。そして勢いよく、シゼルスとアイゼンに向き直る。
「ヤバい!まずいことになった!今直ぐ副宰相のところに行って人質を救出し、王城に乗り込むぞ!」
「ズィーリオス?いきなりどうしたんだ?」
「くそっ!そうか、知らないのか!2人が思うよりも非常にまずいことになったんだよ!」
アバドンを嗜めるはずのズィーリオスが乱心していた。見たことないズィーリオスの姿にシゼルスが戸惑う。
「なあ、俺も暴れて良いんだよな!?」
「ダメに決まってるだろ!お前まで動かれたら収拾が付かない!」
ズィーリオスとアバドンの予測はお互いに同じものだった。彼らだけが、この状況が及ぼす最悪の展開に気付いてしまった。意見を却下されたアバドンは、不満げに顔を顰める。一方、アイゼンとシゼルスは2人の話についていけず、困惑して説明してくれるだろうズィーリオスに視線を向けていた。
「すまないが話は移動しながらだ!時間がない!昼までにリュゼの釈放まで行わないと!国が滅ぶぞ!」
早口で捲し立てたズィーリオスは、アイゼンとシゼルスの返事を聞かずに部屋から飛び出した。その後をアバドンも喜々として飛び出していく。
ズィーリオスの言い残した言葉に、アイゼンとシゼルスはお互いの顔を見合わせて頷き、ズィーリオス達の後を追って飛び出した。彼らの顔からは血の気が引いていた。冷汗を掻きながら、チェロス侯爵邸へと向かう準備を最速で行うのだった。
日が真上に上りかけている午前の時間帯。馬に乗って駆けるアイゼンとシゼルスの隣を、焦燥感を顔に浮かべたズィーリオスと、涼しい顔をして走るアバドンが並走していた。後方からは、カストレアの騎士服を着た数名の騎士たちが付いて来ている。
「先ほどの説明をしてくれ」
アイゼンがズィーリオスに問う。
「捕まったという騎士ですが、彼に出したその命令上、投獄されるならリュゼと同じ地下牢になりますよね?」
ズィーリオスの問いにアイゼンが肯定する。
「と言うことは、リュゼがなんでそこにいるのかと聞くはずです。顔見知りになっているようですから」
アイゼンとシゼルスは首を縦に振る。ここまでは分かる。だが、その先が読めない。ズィーリオスは、そんな2人の姿に僅かな間、目を瞑った。そして、真実を一部誤魔化しながら説明をする。現状がどれだけ危険な事になっているのかを。
けれど2人は、どうにも信じることが出来ないようであった。
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