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第一作戦の効果
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「ご苦労だったね」
「これぐらいのことはなんてこともないです」
シゼルスが「大地の剣」に対してにこやかに声を掛け、ガルムが代表して謙遜する。日が昇ってすぐの早朝の時間。王都のカストレア家の別邸の一室は現在、第四王子奪還、並びにリュゼ釈放の作戦会議室へと変貌していた。
「そんなことはない。君たちは今回の作戦の要だったのだぞ」
シゼルスの堂々とした態度にガルム達は舌を巻く。これが12,3歳の子供の姿だろうか。子供らしいリュゼと一個違いの弟とは思えない。普通の貴族の子供ではない。これこそが英雄家、バルネリアの人間か。
冒険者という立場上、依頼で貴族に面会することは度々あった。けれど、多くは金や地位に固執した汚い人間たちであったので、貴族にあまり良い印象は持っていない。特に、そのような傾向を持つ親の子供は更に酷かった。そのため、それなりに貴族との関わったことがあるガルム達であっても、まるで大人のような貫禄を持ち始めている目の前の貴族の子供を、1人の上に立つ人間として認めるのにそう時間はかからなかった。それこそ、今までの貴族と比べるなど烏滸がましい。
アイゼンとシゼルスの2人が上に立ち、ガルム達やその他の部下たちを動かしていた。そのため、アイゼンがいない時は、必然的にシゼルスが指揮を執ることになっている。そう、今のように。
「ありがとうございます」
ガルムの言葉に合わせて全員が頭を下げる。貴族の下で使われたくないから冒険者という道を選んだ。そんな彼らにとって、一時的と言えども貴族の配下に入るのは遠慮したいことだ。けれど、貴族の配下ならば許容出来る。「大地の剣」の全員の感情が一致していた。
だから思わず、微笑が零れる。
「部下に今朝方の街の様子を探らせたが、早くも噂が広まっていた。それだけ君たちの仕事が上手くいったという証拠だ」
学園では氷の貴公子などと呼ばれているシゼルスが、兄がいない場で一笑するのは珍しい。けれどこの場には、そのことを突っ込めるほど知っている者はいなかった。
「特に、“王太子が娼婦に熱を上げている”、“ネーデの英雄と呼ばれる高ランクの冒険者にいきなり攻撃した暴君”、“公務をせず遊び惚けているろくでなし”。この3つが大々的に広まっているようだ」
シゼルスの口角が片側だけゆっくりと上がっていき、嘲るように笑う。氷属性ではないはずのシゼルスから感じるヒヤリとした感覚に、ガルム達は背筋が震えた。アイゼンとは別の次元で敵に回してはいけない人物だと。
「最後の“公務をせず遊び惚けているろくでなし”は、今まで昼間にもその姿を見ている者達が多かったことから、今回の事件を受けて派生した噂のようだ。事件があったおかげで顕在化した噂とも言える」
楽しそうに含み笑いを浮かべたシゼルスに、ガルム達は苦笑いを浮かべて受け流した。
「あの。シゼルス様」
「なに?」
突然、ジェイドが声を上げる。尋ねられたシゼルスは笑みを消し、不思議そうに見返した。
「あのまま帰って来て大丈夫だったのでしょうか?」
憂色を濃くしてシゼルスに尋ねるジェイドだったが、尋ねられたシゼルスは気にした様子もなくあっけらかんと答える。
「大丈夫だ。お前たちは一切手を出していないのだろう?混乱に乗じて逃げ出そうとしていた副宰相も、流石にあの野次馬の中から顔を認識されずに離れることは不可能だ。実際、お前たちが道に弾き飛ばされ、そこで王太子が騒いだことで副宰相の存在も明るみになった。あのような、商人たちも集まる場所なら、王城に登城する商人がいてもおかしくない。顔が割れてしまうにも仕方がないことだ」
意味深にシゼルスが「大地の剣」の女性陣に視線を向ける。彼女たちは苦笑するしかない。
男性陣が高級娼館のナンバーワン娼婦、ルミナスを餌にして王太子と副宰相を衆目の目に晒すよう占仕向け、女性陣は冒険者や商人たちから王太子や副宰相の情報を集めながら、意図的に彼らが王太子の騒ぎを目撃するように仕向けていた。王太子を知らない人物にも、あの人物こそが王太子であると認識させるために。
騒ぎが大きくなったことで、王太子と副宰相は慌てて逃げ出していた。王太子に至っては、建物の入り口を破壊したことで、王城に賠償請求が届いていてもおかしくない。
シゼルスは書類にある娼館のオーナーについての情報を見る。あの事件の後、建物の復旧のために娼館は営業を停止させたらしいので、もしかしたら追加で請求額が上がっている可能性もある。どちらにせよ、あの娼館のオーナーが、相手が王族だからという理由で請求を躊躇するような人物ではない。確実に王城に賠償請求書が届いているはずだ。
最初の作戦は上手くいった。次の作戦はどうなったか。シゼルスは侍女を呼び出し、アイゼンが帰って来ているかを尋ねるが、まだ戻っていないようだ。
早く、早く!戻りが遅いアイゼンに苛立ちが募る。シゼルスは焦っていた。時間がない。一つの作戦は片付いた。次は、同時並行で動いていた、アイゼンが直接指揮を執っている作戦だ。更に次に移るには、そのアイゼンからの報告を待たないといけないのだ。時計を見て時刻を確認する。予定の時間を大幅に過ぎている。
シゼルスの指が、テーブルに打ち付けられる音が規則正しく聞こえる。「大地の剣」はお互いに顔を見合わせて、アネットが代表してシゼルスに話しかけた。
「シゼルス様。我々がアイゼン様の下に確認に参りましょうか?」
「・・・・いや、その必要はないよ。カストレア卿にはズィーリオスたちが付いているんだ。失敗するはずがない。君たちは休んでくれ」
シゼルスの言葉と表情は乖離していた。危惧していないと言いながら、鬼胎を抱いている。今だけは、無理して大人になろうとしている子供の姿であった。そんなシゼルスの姿に、子供好きのガルムが何も思わないわけがない。酒を飲み、一晩中起きていた「大地の剣」は、それぞれの疲労と眠気を無理やり跳ね除け、自身に喝を入れる。
「シゼルス様の方こそ休んでください。貴方が倒れられては、殿下もリュゼも助けられません。私たちがアイゼン様の様子を確認してきますので、それまで休んできてください」
「いや、それはダメだ。君たちこそ休まなければ」
シゼルスと「大地の剣」の押し問答が繰り広げられた時、ナルシアの声が意図せずして割って入った。
「帰って来た」
途端に部屋が静まり返り、シゼルスの目の色が明るくなる。元気になった姿に一同がホッと一息ついていると、待ちに待った人物たちが入って来た。
「待ってたぞ!どうなった!?」
開口一番にシゼルスがアイゼンに詰め寄る。その姿にアイゼンは苦笑いし、興奮するシゼルスを宥めだした。
「落ち着け。取り敢えず報告するから座りなさい」
アイゼンの誘導にシゼルスは不承不承頷き、大人しく席に着く。アイゼンの後ろに付いて来ていたズィーリオスとアバドンは、既に勝手に席についていた。
「残念ながら襲撃は失敗した」
「っ!?」
シゼルスの目が点になる。「大地の剣」もシゼルスと同様に愕然としていた。
今回のリュゼの投獄やレオナードの拘束には、宰相が裏で糸を引いていることが分かっていた。あまり知られてはいないが、宰相は第二王子派の筆頭である。王太子を追い落とすためにレオナードを利用し、シゼルス達がどうしても動かなければならない状況を作りだした。それが今回の出来事であった。
自分が直接関わっていないように見せるために、表向きは怪しい点はなかった。しかし、宰相と会うたびに、レオナードとシゼルスは違和感を持っていた。それを調べた結果が冒険者ギルドのギルドマスターと裏ギルド、そして宰相の関与である。けれど、証拠らしい証拠は見つからない。そんな時に、王城で情報を集めていたユヴェーレンが面白い情報を持って来たのだ。
宰相が、獣人騎士の母親を自身の屋敷の地下に監禁、人質にし、その騎士を脅している、と。
「これぐらいのことはなんてこともないです」
シゼルスが「大地の剣」に対してにこやかに声を掛け、ガルムが代表して謙遜する。日が昇ってすぐの早朝の時間。王都のカストレア家の別邸の一室は現在、第四王子奪還、並びにリュゼ釈放の作戦会議室へと変貌していた。
「そんなことはない。君たちは今回の作戦の要だったのだぞ」
シゼルスの堂々とした態度にガルム達は舌を巻く。これが12,3歳の子供の姿だろうか。子供らしいリュゼと一個違いの弟とは思えない。普通の貴族の子供ではない。これこそが英雄家、バルネリアの人間か。
冒険者という立場上、依頼で貴族に面会することは度々あった。けれど、多くは金や地位に固執した汚い人間たちであったので、貴族にあまり良い印象は持っていない。特に、そのような傾向を持つ親の子供は更に酷かった。そのため、それなりに貴族との関わったことがあるガルム達であっても、まるで大人のような貫禄を持ち始めている目の前の貴族の子供を、1人の上に立つ人間として認めるのにそう時間はかからなかった。それこそ、今までの貴族と比べるなど烏滸がましい。
アイゼンとシゼルスの2人が上に立ち、ガルム達やその他の部下たちを動かしていた。そのため、アイゼンがいない時は、必然的にシゼルスが指揮を執ることになっている。そう、今のように。
「ありがとうございます」
ガルムの言葉に合わせて全員が頭を下げる。貴族の下で使われたくないから冒険者という道を選んだ。そんな彼らにとって、一時的と言えども貴族の配下に入るのは遠慮したいことだ。けれど、貴族の配下ならば許容出来る。「大地の剣」の全員の感情が一致していた。
だから思わず、微笑が零れる。
「部下に今朝方の街の様子を探らせたが、早くも噂が広まっていた。それだけ君たちの仕事が上手くいったという証拠だ」
学園では氷の貴公子などと呼ばれているシゼルスが、兄がいない場で一笑するのは珍しい。けれどこの場には、そのことを突っ込めるほど知っている者はいなかった。
「特に、“王太子が娼婦に熱を上げている”、“ネーデの英雄と呼ばれる高ランクの冒険者にいきなり攻撃した暴君”、“公務をせず遊び惚けているろくでなし”。この3つが大々的に広まっているようだ」
シゼルスの口角が片側だけゆっくりと上がっていき、嘲るように笑う。氷属性ではないはずのシゼルスから感じるヒヤリとした感覚に、ガルム達は背筋が震えた。アイゼンとは別の次元で敵に回してはいけない人物だと。
「最後の“公務をせず遊び惚けているろくでなし”は、今まで昼間にもその姿を見ている者達が多かったことから、今回の事件を受けて派生した噂のようだ。事件があったおかげで顕在化した噂とも言える」
楽しそうに含み笑いを浮かべたシゼルスに、ガルム達は苦笑いを浮かべて受け流した。
「あの。シゼルス様」
「なに?」
突然、ジェイドが声を上げる。尋ねられたシゼルスは笑みを消し、不思議そうに見返した。
「あのまま帰って来て大丈夫だったのでしょうか?」
憂色を濃くしてシゼルスに尋ねるジェイドだったが、尋ねられたシゼルスは気にした様子もなくあっけらかんと答える。
「大丈夫だ。お前たちは一切手を出していないのだろう?混乱に乗じて逃げ出そうとしていた副宰相も、流石にあの野次馬の中から顔を認識されずに離れることは不可能だ。実際、お前たちが道に弾き飛ばされ、そこで王太子が騒いだことで副宰相の存在も明るみになった。あのような、商人たちも集まる場所なら、王城に登城する商人がいてもおかしくない。顔が割れてしまうにも仕方がないことだ」
意味深にシゼルスが「大地の剣」の女性陣に視線を向ける。彼女たちは苦笑するしかない。
男性陣が高級娼館のナンバーワン娼婦、ルミナスを餌にして王太子と副宰相を衆目の目に晒すよう占仕向け、女性陣は冒険者や商人たちから王太子や副宰相の情報を集めながら、意図的に彼らが王太子の騒ぎを目撃するように仕向けていた。王太子を知らない人物にも、あの人物こそが王太子であると認識させるために。
騒ぎが大きくなったことで、王太子と副宰相は慌てて逃げ出していた。王太子に至っては、建物の入り口を破壊したことで、王城に賠償請求が届いていてもおかしくない。
シゼルスは書類にある娼館のオーナーについての情報を見る。あの事件の後、建物の復旧のために娼館は営業を停止させたらしいので、もしかしたら追加で請求額が上がっている可能性もある。どちらにせよ、あの娼館のオーナーが、相手が王族だからという理由で請求を躊躇するような人物ではない。確実に王城に賠償請求書が届いているはずだ。
最初の作戦は上手くいった。次の作戦はどうなったか。シゼルスは侍女を呼び出し、アイゼンが帰って来ているかを尋ねるが、まだ戻っていないようだ。
早く、早く!戻りが遅いアイゼンに苛立ちが募る。シゼルスは焦っていた。時間がない。一つの作戦は片付いた。次は、同時並行で動いていた、アイゼンが直接指揮を執っている作戦だ。更に次に移るには、そのアイゼンからの報告を待たないといけないのだ。時計を見て時刻を確認する。予定の時間を大幅に過ぎている。
シゼルスの指が、テーブルに打ち付けられる音が規則正しく聞こえる。「大地の剣」はお互いに顔を見合わせて、アネットが代表してシゼルスに話しかけた。
「シゼルス様。我々がアイゼン様の下に確認に参りましょうか?」
「・・・・いや、その必要はないよ。カストレア卿にはズィーリオスたちが付いているんだ。失敗するはずがない。君たちは休んでくれ」
シゼルスの言葉と表情は乖離していた。危惧していないと言いながら、鬼胎を抱いている。今だけは、無理して大人になろうとしている子供の姿であった。そんなシゼルスの姿に、子供好きのガルムが何も思わないわけがない。酒を飲み、一晩中起きていた「大地の剣」は、それぞれの疲労と眠気を無理やり跳ね除け、自身に喝を入れる。
「シゼルス様の方こそ休んでください。貴方が倒れられては、殿下もリュゼも助けられません。私たちがアイゼン様の様子を確認してきますので、それまで休んできてください」
「いや、それはダメだ。君たちこそ休まなければ」
シゼルスと「大地の剣」の押し問答が繰り広げられた時、ナルシアの声が意図せずして割って入った。
「帰って来た」
途端に部屋が静まり返り、シゼルスの目の色が明るくなる。元気になった姿に一同がホッと一息ついていると、待ちに待った人物たちが入って来た。
「待ってたぞ!どうなった!?」
開口一番にシゼルスがアイゼンに詰め寄る。その姿にアイゼンは苦笑いし、興奮するシゼルスを宥めだした。
「落ち着け。取り敢えず報告するから座りなさい」
アイゼンの誘導にシゼルスは不承不承頷き、大人しく席に着く。アイゼンの後ろに付いて来ていたズィーリオスとアバドンは、既に勝手に席についていた。
「残念ながら襲撃は失敗した」
「っ!?」
シゼルスの目が点になる。「大地の剣」もシゼルスと同様に愕然としていた。
今回のリュゼの投獄やレオナードの拘束には、宰相が裏で糸を引いていることが分かっていた。あまり知られてはいないが、宰相は第二王子派の筆頭である。王太子を追い落とすためにレオナードを利用し、シゼルス達がどうしても動かなければならない状況を作りだした。それが今回の出来事であった。
自分が直接関わっていないように見せるために、表向きは怪しい点はなかった。しかし、宰相と会うたびに、レオナードとシゼルスは違和感を持っていた。それを調べた結果が冒険者ギルドのギルドマスターと裏ギルド、そして宰相の関与である。けれど、証拠らしい証拠は見つからない。そんな時に、王城で情報を集めていたユヴェーレンが面白い情報を持って来たのだ。
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