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娼館での恋バナ
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ガルムとジェイドが女に付いて行くと、ここらでは一際デカく、高級感溢れる佇まいの建物に案内された。中に通されると、外よりも一段と薄暗くなる。所々に光源が設置されているが、室内の全体を照らすに至らず、敢えて薄暗くしているような配置であった。そして、それら光源は全て魔道具が使用されており、蝋燭の光のように影が揺らめくことはない。そして、室内のインテリアや置物も全て高品質なもの。ナンバーワンの娼館だけある内装だ。下品には感じないレベルで金が掛かっている。
「こっちに座っていな」
女が入口近くの個室の中で待っているように言うと、入店してからガルムたちに注意を払っていた他の店員の元に移動していった。
「・・・・」
「・・・・・」
通された室内のソファーにちょこんと座ったガルムとジェイドは、お互いに顔を見合わせて、部屋の入口に目を向ける。その先に見えたものを思い返す。
建物の入り口の奥、そこには左右に上階へと続く階段があった。一階はここ以外にも個室がいくつかあるようで、実際の建物の横幅よりは小さく感じる。一階が丸ごとエントランスではないらしい。他の人の目を避けるために、個室で受付対応を行う仕組みのようであった。
「ハハッ!どうしたんだい、お兄さんたち?そんなに緊張しているのかい?」
先ほどの女が室内に戻ってきて、ガルムたちの対面に座る。女の後ろには、静かに男が付いて来ていた。服装からしてこの店の従業員だ。
「オーナーから飲むだけっていう許可は貰って来た。だけど、これはうちの営業スタイルではないから、今回だけの特別サービス。次は是非とも普通に客として来なよ?」
真っ赤な唇がスッと弧を描き、妖艶な笑みに変わる。
「まあ、機会があったら・・・」
ガルムが女から視線を逸らしながら答え、女はそんなガルムを面白そうに眉を上げて眺めていた。ジェイドは女が室内に入って来たタイミングで、既に下を向いて、時々小さな溜息を吐いていた。
「さて、酒は何が飲みたい?」
女がジェイドにチラリとめんどくさそうに視線を向けた後、ガルムに尋ねる。女は既に、ガルムの方が立場が高いことは見抜いていた。そして、高級娼館の従業員であるだけあって、彼らが高ランク冒険者であることに気付いていた。女の目には、将来の金づるとして映っていたが、強引に引き込もうとするような言動は一切しない。あくまでも、彼らが自主的に店に足を運んで来てもらわねばならない。王都ナンバーワンの高級娼館の娼婦たちを纏める女主人の実力は、確かなものだった。
「俺はエールで。お前はどうする?」
「同じので良いっす」
ガルムに尋ねられたジェイドは、どんよりとした雰囲気を漂わせながら、溜息を吐いてポツリと呟く。ジェイド1人だけ次元が違う暗さであった。
ガルムの態度に、女は内心ほくそ笑む。女の予想が当たっていることを確信していた。値段を尋ねず注文したということは、それだけ懐が暖かいという証拠である。
女の後ろにいた男が室内から出て行き、暫くしてエールを2つと赤ワインをグラス1杯分持ってやってくる。エールがガルム達の目の前に置かれ、ワインが女の目の前に置かれる。そして、男は静かに扉を閉めて部屋から出て行った。
「全く、男がいつまでふさぎ込んでいるんだ。ほら飲みましょ」
女がワイングラスを掲げて口元に運び、ゆっくりと香りを楽しみながら喉を潤す。ガルムは豪快に一気飲みし、ジョッキをテーブルに置く。そして、先ほどまでの落ち込みようは何だったのかと問いたくなるほど、目を輝かせて女に視線を向けた。
「なんだコレ!めっちゃ美味いぞ!」
テンションが爆上がりしたガルムを、女は楽しそうに笑いながら頷いてみせた。
「そりゃそうだ!そこらの酒場で出されるような安酒はここには置いていない」
女は、店の商品が褒められたことで機嫌が良くなる。ガルムのお代わりのエールを追加で持って来させて、好きな酒の話で意気投合しガルムと花を咲かせていた。その時、ふとガルムの隣の男が視線に入り、ガルムから目を逸らす。
ジェイドは未だにエールに1口も口を付けていなかった。ガルムと女が喋り始めてから、既に10分は経つ。酒を飲みに来たのに、一切酒を飲まないとは何をしに来たのか。ガルムがジェイドに美味いからと飲むように勧め、やっと1口飲みこんだ。ジェイドも酒好きのはずだが、食いつきが良くない。ガルムが仕方ないと首を振って、不思議そうにしている女にジェイドがこのようになった原因を話す。
「なんだそれは!アハハ!つまり好きな女の前で、別の女の元に行くと誤解させてしまったと思っているわけか。それにしては絶望し過ぎだろ!」
目に涙を溜めた女は、指で涙を拭いとる。ジェイドの恋愛話に酷く楽しそうだ。
「純情過ぎて可愛いな!」
笑われているジェイドは、逃れる様に酒を飲む。ジェイドも酒を気に入ったようだ。
「相手がエルフなんだから仕方ないじゃないっすか!」
ジェイドは早くもアルコールが回って来たようだ。酒は好きだが強くはないジェイドは、不貞腐れる様に女に反論する。その言葉に、女は目を見開いた。
「なんだ、相手はエルフなのか!それなら分からなくもないな」
あー、と複雑そうに顔を歪める。エルフは美男美女が多く、人気が高い種族だ。他人に横から掻っ攫われる危険がある。
長命種の特徴として、あまり恋愛を重要視していない。そして生殖力が低いことが特徴だ。伴侶は長い人生を共に生きるパートナーであるため、伴侶を選ぶ際はかなり慎重になる。また、寿命の問題から、基本的にエルフは同じエルフを伴侶にすることが多い。他種族の伴侶を持つ者もいるが、それはお互いがそれだけ相手を一途に愛していないと築けない関係だ。他種族であれば、信頼が何よりも大事なのである。
女がガルムを見て、ジェイドを見てまたガルムを見る。ガルムを見る女の目は、明らかにガルムを責めていた。酒よりも恋愛。久々の可愛らしい恋愛話に、女はジェイドの味方になっていた。
「そうだ。うちにも1人だけエルフがいるから、その子に話を聞いてもらって、アドバイスを貰ってはどうだ?エルフならではの立場でアドバイスを貰えば、その好きな女の誤解を穏便に解くことが出来るんじゃないか?うん、そうだ。そうしよう!丁度今空いているはずだから呼んで来る!」
女は早口で捲し立てると、意気揚々と部屋を出て行ってしまった。残されたガルムとジェイドは、女の勢いの凄さに呆気に取られて、部屋の扉を見つめた。
「ガルムさん、これは・・・」
「まあ、なんか上手くいったな」
「俺の犠牲の上に立ってるんっすよ・・・」
「いや、多分大丈夫だって。向こうも分かってくれるから」
「分かってくれなかったらどうするんすか!」
「そ、それは・・・」
ないとは思うが、絶対とは言えない。ガルムが口籠っていると、女が美しいエルフの女を連れてやって来た。エルフ特有の金糸のような金髪に、透き通るように白くきめ細かい肌。豊満な胸元に、宝石のようなエメラルドの瞳。長いまつ毛は下を向いており、美しい顔の造形は、彼女の儚い雰囲気を一段と高めていた。
毎日仲間のエルフと会い、他にも冒険者として各地でエルフに出会って来たガルムとジェイドでも、目を奪われるほどの美しいエルフであった。ボーっと目を奪われていたガルムとジェイドだったが、愛の力によるものか、ジェイドがすぐに正気を取り戻し、ガルムを揺さぶって正気に戻していた。
そんな男の反応に慣れていた女とエルフの女は、ガルム達が正気に戻るのを待ちながら、女はエルフにジェイドの事を教えていた。
そして、ガルムとジェイドが話が出来る状態になった後、エルフの女も含めた恋バナが始まった。
「こっちに座っていな」
女が入口近くの個室の中で待っているように言うと、入店してからガルムたちに注意を払っていた他の店員の元に移動していった。
「・・・・」
「・・・・・」
通された室内のソファーにちょこんと座ったガルムとジェイドは、お互いに顔を見合わせて、部屋の入口に目を向ける。その先に見えたものを思い返す。
建物の入り口の奥、そこには左右に上階へと続く階段があった。一階はここ以外にも個室がいくつかあるようで、実際の建物の横幅よりは小さく感じる。一階が丸ごとエントランスではないらしい。他の人の目を避けるために、個室で受付対応を行う仕組みのようであった。
「ハハッ!どうしたんだい、お兄さんたち?そんなに緊張しているのかい?」
先ほどの女が室内に戻ってきて、ガルムたちの対面に座る。女の後ろには、静かに男が付いて来ていた。服装からしてこの店の従業員だ。
「オーナーから飲むだけっていう許可は貰って来た。だけど、これはうちの営業スタイルではないから、今回だけの特別サービス。次は是非とも普通に客として来なよ?」
真っ赤な唇がスッと弧を描き、妖艶な笑みに変わる。
「まあ、機会があったら・・・」
ガルムが女から視線を逸らしながら答え、女はそんなガルムを面白そうに眉を上げて眺めていた。ジェイドは女が室内に入って来たタイミングで、既に下を向いて、時々小さな溜息を吐いていた。
「さて、酒は何が飲みたい?」
女がジェイドにチラリとめんどくさそうに視線を向けた後、ガルムに尋ねる。女は既に、ガルムの方が立場が高いことは見抜いていた。そして、高級娼館の従業員であるだけあって、彼らが高ランク冒険者であることに気付いていた。女の目には、将来の金づるとして映っていたが、強引に引き込もうとするような言動は一切しない。あくまでも、彼らが自主的に店に足を運んで来てもらわねばならない。王都ナンバーワンの高級娼館の娼婦たちを纏める女主人の実力は、確かなものだった。
「俺はエールで。お前はどうする?」
「同じので良いっす」
ガルムに尋ねられたジェイドは、どんよりとした雰囲気を漂わせながら、溜息を吐いてポツリと呟く。ジェイド1人だけ次元が違う暗さであった。
ガルムの態度に、女は内心ほくそ笑む。女の予想が当たっていることを確信していた。値段を尋ねず注文したということは、それだけ懐が暖かいという証拠である。
女の後ろにいた男が室内から出て行き、暫くしてエールを2つと赤ワインをグラス1杯分持ってやってくる。エールがガルム達の目の前に置かれ、ワインが女の目の前に置かれる。そして、男は静かに扉を閉めて部屋から出て行った。
「全く、男がいつまでふさぎ込んでいるんだ。ほら飲みましょ」
女がワイングラスを掲げて口元に運び、ゆっくりと香りを楽しみながら喉を潤す。ガルムは豪快に一気飲みし、ジョッキをテーブルに置く。そして、先ほどまでの落ち込みようは何だったのかと問いたくなるほど、目を輝かせて女に視線を向けた。
「なんだコレ!めっちゃ美味いぞ!」
テンションが爆上がりしたガルムを、女は楽しそうに笑いながら頷いてみせた。
「そりゃそうだ!そこらの酒場で出されるような安酒はここには置いていない」
女は、店の商品が褒められたことで機嫌が良くなる。ガルムのお代わりのエールを追加で持って来させて、好きな酒の話で意気投合しガルムと花を咲かせていた。その時、ふとガルムの隣の男が視線に入り、ガルムから目を逸らす。
ジェイドは未だにエールに1口も口を付けていなかった。ガルムと女が喋り始めてから、既に10分は経つ。酒を飲みに来たのに、一切酒を飲まないとは何をしに来たのか。ガルムがジェイドに美味いからと飲むように勧め、やっと1口飲みこんだ。ジェイドも酒好きのはずだが、食いつきが良くない。ガルムが仕方ないと首を振って、不思議そうにしている女にジェイドがこのようになった原因を話す。
「なんだそれは!アハハ!つまり好きな女の前で、別の女の元に行くと誤解させてしまったと思っているわけか。それにしては絶望し過ぎだろ!」
目に涙を溜めた女は、指で涙を拭いとる。ジェイドの恋愛話に酷く楽しそうだ。
「純情過ぎて可愛いな!」
笑われているジェイドは、逃れる様に酒を飲む。ジェイドも酒を気に入ったようだ。
「相手がエルフなんだから仕方ないじゃないっすか!」
ジェイドは早くもアルコールが回って来たようだ。酒は好きだが強くはないジェイドは、不貞腐れる様に女に反論する。その言葉に、女は目を見開いた。
「なんだ、相手はエルフなのか!それなら分からなくもないな」
あー、と複雑そうに顔を歪める。エルフは美男美女が多く、人気が高い種族だ。他人に横から掻っ攫われる危険がある。
長命種の特徴として、あまり恋愛を重要視していない。そして生殖力が低いことが特徴だ。伴侶は長い人生を共に生きるパートナーであるため、伴侶を選ぶ際はかなり慎重になる。また、寿命の問題から、基本的にエルフは同じエルフを伴侶にすることが多い。他種族の伴侶を持つ者もいるが、それはお互いがそれだけ相手を一途に愛していないと築けない関係だ。他種族であれば、信頼が何よりも大事なのである。
女がガルムを見て、ジェイドを見てまたガルムを見る。ガルムを見る女の目は、明らかにガルムを責めていた。酒よりも恋愛。久々の可愛らしい恋愛話に、女はジェイドの味方になっていた。
「そうだ。うちにも1人だけエルフがいるから、その子に話を聞いてもらって、アドバイスを貰ってはどうだ?エルフならではの立場でアドバイスを貰えば、その好きな女の誤解を穏便に解くことが出来るんじゃないか?うん、そうだ。そうしよう!丁度今空いているはずだから呼んで来る!」
女は早口で捲し立てると、意気揚々と部屋を出て行ってしまった。残されたガルムとジェイドは、女の勢いの凄さに呆気に取られて、部屋の扉を見つめた。
「ガルムさん、これは・・・」
「まあ、なんか上手くいったな」
「俺の犠牲の上に立ってるんっすよ・・・」
「いや、多分大丈夫だって。向こうも分かってくれるから」
「分かってくれなかったらどうするんすか!」
「そ、それは・・・」
ないとは思うが、絶対とは言えない。ガルムが口籠っていると、女が美しいエルフの女を連れてやって来た。エルフ特有の金糸のような金髪に、透き通るように白くきめ細かい肌。豊満な胸元に、宝石のようなエメラルドの瞳。長いまつ毛は下を向いており、美しい顔の造形は、彼女の儚い雰囲気を一段と高めていた。
毎日仲間のエルフと会い、他にも冒険者として各地でエルフに出会って来たガルムとジェイドでも、目を奪われるほどの美しいエルフであった。ボーっと目を奪われていたガルムとジェイドだったが、愛の力によるものか、ジェイドがすぐに正気を取り戻し、ガルムを揺さぶって正気に戻していた。
そんな男の反応に慣れていた女とエルフの女は、ガルム達が正気に戻るのを待ちながら、女はエルフにジェイドの事を教えていた。
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