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託されたシゼルス
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「殿下!!大変です!今すぐ逃げて下さい!!」
ノックをせずに乱暴にドアを開けて入って来たシゼルスを、レオナードは怪訝な顔で見据えるも、シゼルスの切羽詰まった表情を見て即座に状況把握に動き出す。
「落ち着け。何があった」
「ハァッ、ハァッ。ッ!先ほど陛下がっ、兄様の投獄命令を出しました!そしてっ、殿下にも監禁の勅命が出されました!近衛兵がこちらへ向かっていますっ!捕まっては弁明も何もできません!早くっ!」
肩で息をするシゼルスに対して、レオナードは冷静に脳を動かしていた。脳は動かすが、体は動かない。
「レオ!!」
シゼルスが黙ったままで動かないレオナードを呼ぶ。臣下としてではなく、友として逃げて欲しい。しかし、レオはそれでも動かない。刻一刻と近衛兵がこちらに近づいてきていると言うのに。シゼルス一人では、近衛兵を怪我をさせずに無効化することはキツイ。
「今日、陛下は大臣たちを急に呼び出していた。明後日は王立学園高等部の卒業式、並びに卒業パーティー。状況から考えられるのは・・・、バルネリア公爵が例の証拠品を偽物だと陛下に示した?」
「はっ!その通りでございます。先ほど、近衛兵は西宮へ到達致しました」
冷静に思考し始め、独り言を呟いていたレオナードの言葉に同意しながら影が現れた。シゼルスはたまたま王城の方に用があり、このレオナードの執務室から出払っている時に、情報を耳に挟んで急ぎで戻って来たのだ。もう既に西宮内に入り込んでいるとは、予め準備されていないとあり得ない速さだ。
「そうか」
鷹揚に頷いて、レオナードは執務机に座り直す。そして、引き出しを開いてテキパキと書類を纏めだす。
「なっ!?レオ!何をしてるんですか!今の報告を聞いていたでしょっ!?」
レオナードの予想外の行動に、シゼルスが呆気に取られて詰め寄る。
「だからこそだ。俺の動きを制限するのが第一の目的だろう。俺が動けなくなれば、俺の専属護衛であるお前も大々的には動けない。だが、奴らの目を注目させるには、俺が目に見えるところにいる方が確実だ」
レオナードは余裕を感じさせる微笑みを浮かべて、手にした書類の束をトントンと揃える。そして、それをシゼルスに渡した。いきなり渡された書類に、シゼルスはそれどころではないとレオナードを睨み付け、更に問い詰めようとしたが、無言で書類を確認するように指示され渋々と表紙に目を向ける。それを目にしたシゼルスは目を見開き、簡単に中身を確認してレオナードに勢いよく顔を向ける。
「ッ!?まさか!?」
そのシゼルスはの驚き様を目にし、ニヤリと悪戯っ子の笑みを浮かべた。
「さっすが俺の相棒。天才少年。あとはよろしく頼むぞ?」
ガーーンッ!
直後、乱雑に執務室の扉が開け放たれ、近衛兵が入り込んだ。
「第四王子、レオナード・ハーデル様!国王陛下を誑かした罪にて、身柄を拘束させて頂きます!」
「おや、かなり大所帯で来たものだね?」
一切の抵抗を見せず、余裕たっぷりにレオナードは笑って見せた。既にもう、レオナードの信頼する友の姿はない。影によって脱出出来ただろう友の活躍を、心の中で祈った。
「来たか。待っていたぞ。さあ、そこに座ってくれ」
影によって王城から無事脱出出来たシゼルスは、休憩を挿むことなく一直線に協力を仰ぐために、ある人物の屋敷へやって来ていた。すると、その家主は待ち構えていたようで、すぐさま中に通され、とある一室へと連れていかれた。
侍女が気を利かせてくれたようだ。シゼルスの目の前に水が置かれ、一気に飲み干す。そして何度目かのお代わりを貰って一息ついた頃、シゼルスは自身に集まっている視線を見返す。
俺の対面で、一人掛けのソファーに腰を下ろす男、アイゼン・カストレア。
俺から見て右側のソファーに腰を掛ける、どこにでも居そうな茶色い髪色で特徴的な色を隠している男、人化したズィーリオス。
ズィーリオスの隣に腰を掛ける、シゼルスは初対面となる黒髪黒目の男、アバドン。
彼ら二人の対面に腰掛け、こちらもシゼルスは初対面となる、冒険者の恰好をした熊獣人の大柄な男、「大地の剣」のリーダー、ガルム。
その後ろに同じ冒険者の恰好をした、「大地の剣」の他のパーティーメンバーが立っていた。勿論、シゼルスは初対面だ。
「話をする前に、お互いに知らない者もいるだろうから簡単に自己紹介としよう」
アイゼンの言葉で、名前だけの軽い自己紹介が済まされた。そして、シゼルスはアイゼンに真っすぐに目を向ける。
「カストレア卿。既にご存じかもしれませんが、現在、レオナード殿下と兄・・・リュゼが危機的状況に陥っております。先日お力をお借りしたばかりですのに、再びこのような事を言うのは大変恐縮ですが、今一度、私どもにお力をお貸し頂けませんでしょうか!お願い致します!」
テーブルに両手をつき、シゼルスはアイゼンに向かって頭を下げる。その様子に、アバドンが口を開こうとしたのを感じ取ったズィーリオスが、サッと口を封じたことで静寂が保たれる。シゼルス以外の視線がアバドンとズィーリオスに集まっていた状態から、アイゼンに移動する。
「はあ。シゼルス君。頭をあげてくれ」
アイゼンが溜息を吐いてシゼルスに頭を上げる様に告げる。アイゼンの溜息にシゼルスがピクっと反応し、僅かに肩が震えだす。誰にも見えないシゼルスの顔は、恐怖、不安、悲しみ、期待の感情が綯い交ぜになり、下唇を噛みながら複雑な表情を浮かべていた。
溜息。
以前は、お互いに協力するメリットがあった。お互いに利用出来るところがあっただけだ。けれど今回は違う。カストレア家にはもう、シゼルス達に協力するメリットはない。ここでシゼルスに協力してくれたとしたら、逆に立場が悪くなる。けれど、今のシゼルスが協力を仰ぐことが出来るのは、アイゼンしかいなかった。
この前の裁判で、カストレア家がレオナードの弁護に協力したことで、カストレア家は第四王子派だと目されている。他の第四王子派に協力を仰ぐという手段もあるが、派閥の中の公爵位を持つ家に協力を要請するより、カストレア家、いやアイゼンに協力を仰ぐ方法が唯一の活路であった。
だからこそ、シゼルスは必ずアイゼンを仲間に引き込まなければならない。口の中に血の味が広がる。唇を噛み締め過ぎたようだ。けれど、血の味など気にしている場合ではなかった。シゼルスは更に深く頭を下げる。ガンッと頭がテーブルにぶつかる音が響いた。
「お願いします、カストレア卿!迷惑なのは重々承知しております!けれど貴方以外に活路を見出せる者がいないのです!どうか、どうかもう一度、お力添え頂けませんでしょうか!!」
室内が静まり返る。
「そこまで必死に頭を下げる必要はない。いいぞ。当然のことだが?」
「そこをなんとか!少しだけでもいいので・・・・えっ?」
シゼルスがゆっくりと顔を上げる。その顔はリュゼの呆けた顔にそっくりだった。軽くシゼルスの顔を見て噴き出したアイゼンが、孫を見るような優しい顔でシゼルスを見つめ、困ったように眉根を寄せる。
「そんな風に必死に頼み込む必要はないぞ?なんと言っても、今ここに集まっている者達は、リュゼ君とレオナード殿下を救出するために集まった者達だぞ?言っただろう。待ってた、と。これから情報を整理して、それぞれがすることを話し合わなければならない。君がいないと始まらないぞ?我々が力を合わせるのは当然だろ?」
「ッ!は、はいっ!!あり、がとうございます!」
ギュッと目を瞑り、今度は一同に対して頭を下げたシゼルスの瞼の隙間から、静かに涙が零れ落ちた。
ノックをせずに乱暴にドアを開けて入って来たシゼルスを、レオナードは怪訝な顔で見据えるも、シゼルスの切羽詰まった表情を見て即座に状況把握に動き出す。
「落ち着け。何があった」
「ハァッ、ハァッ。ッ!先ほど陛下がっ、兄様の投獄命令を出しました!そしてっ、殿下にも監禁の勅命が出されました!近衛兵がこちらへ向かっていますっ!捕まっては弁明も何もできません!早くっ!」
肩で息をするシゼルスに対して、レオナードは冷静に脳を動かしていた。脳は動かすが、体は動かない。
「レオ!!」
シゼルスが黙ったままで動かないレオナードを呼ぶ。臣下としてではなく、友として逃げて欲しい。しかし、レオはそれでも動かない。刻一刻と近衛兵がこちらに近づいてきていると言うのに。シゼルス一人では、近衛兵を怪我をさせずに無効化することはキツイ。
「今日、陛下は大臣たちを急に呼び出していた。明後日は王立学園高等部の卒業式、並びに卒業パーティー。状況から考えられるのは・・・、バルネリア公爵が例の証拠品を偽物だと陛下に示した?」
「はっ!その通りでございます。先ほど、近衛兵は西宮へ到達致しました」
冷静に思考し始め、独り言を呟いていたレオナードの言葉に同意しながら影が現れた。シゼルスはたまたま王城の方に用があり、このレオナードの執務室から出払っている時に、情報を耳に挟んで急ぎで戻って来たのだ。もう既に西宮内に入り込んでいるとは、予め準備されていないとあり得ない速さだ。
「そうか」
鷹揚に頷いて、レオナードは執務机に座り直す。そして、引き出しを開いてテキパキと書類を纏めだす。
「なっ!?レオ!何をしてるんですか!今の報告を聞いていたでしょっ!?」
レオナードの予想外の行動に、シゼルスが呆気に取られて詰め寄る。
「だからこそだ。俺の動きを制限するのが第一の目的だろう。俺が動けなくなれば、俺の専属護衛であるお前も大々的には動けない。だが、奴らの目を注目させるには、俺が目に見えるところにいる方が確実だ」
レオナードは余裕を感じさせる微笑みを浮かべて、手にした書類の束をトントンと揃える。そして、それをシゼルスに渡した。いきなり渡された書類に、シゼルスはそれどころではないとレオナードを睨み付け、更に問い詰めようとしたが、無言で書類を確認するように指示され渋々と表紙に目を向ける。それを目にしたシゼルスは目を見開き、簡単に中身を確認してレオナードに勢いよく顔を向ける。
「ッ!?まさか!?」
そのシゼルスはの驚き様を目にし、ニヤリと悪戯っ子の笑みを浮かべた。
「さっすが俺の相棒。天才少年。あとはよろしく頼むぞ?」
ガーーンッ!
直後、乱雑に執務室の扉が開け放たれ、近衛兵が入り込んだ。
「第四王子、レオナード・ハーデル様!国王陛下を誑かした罪にて、身柄を拘束させて頂きます!」
「おや、かなり大所帯で来たものだね?」
一切の抵抗を見せず、余裕たっぷりにレオナードは笑って見せた。既にもう、レオナードの信頼する友の姿はない。影によって脱出出来ただろう友の活躍を、心の中で祈った。
「来たか。待っていたぞ。さあ、そこに座ってくれ」
影によって王城から無事脱出出来たシゼルスは、休憩を挿むことなく一直線に協力を仰ぐために、ある人物の屋敷へやって来ていた。すると、その家主は待ち構えていたようで、すぐさま中に通され、とある一室へと連れていかれた。
侍女が気を利かせてくれたようだ。シゼルスの目の前に水が置かれ、一気に飲み干す。そして何度目かのお代わりを貰って一息ついた頃、シゼルスは自身に集まっている視線を見返す。
俺の対面で、一人掛けのソファーに腰を下ろす男、アイゼン・カストレア。
俺から見て右側のソファーに腰を掛ける、どこにでも居そうな茶色い髪色で特徴的な色を隠している男、人化したズィーリオス。
ズィーリオスの隣に腰を掛ける、シゼルスは初対面となる黒髪黒目の男、アバドン。
彼ら二人の対面に腰掛け、こちらもシゼルスは初対面となる、冒険者の恰好をした熊獣人の大柄な男、「大地の剣」のリーダー、ガルム。
その後ろに同じ冒険者の恰好をした、「大地の剣」の他のパーティーメンバーが立っていた。勿論、シゼルスは初対面だ。
「話をする前に、お互いに知らない者もいるだろうから簡単に自己紹介としよう」
アイゼンの言葉で、名前だけの軽い自己紹介が済まされた。そして、シゼルスはアイゼンに真っすぐに目を向ける。
「カストレア卿。既にご存じかもしれませんが、現在、レオナード殿下と兄・・・リュゼが危機的状況に陥っております。先日お力をお借りしたばかりですのに、再びこのような事を言うのは大変恐縮ですが、今一度、私どもにお力をお貸し頂けませんでしょうか!お願い致します!」
テーブルに両手をつき、シゼルスはアイゼンに向かって頭を下げる。その様子に、アバドンが口を開こうとしたのを感じ取ったズィーリオスが、サッと口を封じたことで静寂が保たれる。シゼルス以外の視線がアバドンとズィーリオスに集まっていた状態から、アイゼンに移動する。
「はあ。シゼルス君。頭をあげてくれ」
アイゼンが溜息を吐いてシゼルスに頭を上げる様に告げる。アイゼンの溜息にシゼルスがピクっと反応し、僅かに肩が震えだす。誰にも見えないシゼルスの顔は、恐怖、不安、悲しみ、期待の感情が綯い交ぜになり、下唇を噛みながら複雑な表情を浮かべていた。
溜息。
以前は、お互いに協力するメリットがあった。お互いに利用出来るところがあっただけだ。けれど今回は違う。カストレア家にはもう、シゼルス達に協力するメリットはない。ここでシゼルスに協力してくれたとしたら、逆に立場が悪くなる。けれど、今のシゼルスが協力を仰ぐことが出来るのは、アイゼンしかいなかった。
この前の裁判で、カストレア家がレオナードの弁護に協力したことで、カストレア家は第四王子派だと目されている。他の第四王子派に協力を仰ぐという手段もあるが、派閥の中の公爵位を持つ家に協力を要請するより、カストレア家、いやアイゼンに協力を仰ぐ方法が唯一の活路であった。
だからこそ、シゼルスは必ずアイゼンを仲間に引き込まなければならない。口の中に血の味が広がる。唇を噛み締め過ぎたようだ。けれど、血の味など気にしている場合ではなかった。シゼルスは更に深く頭を下げる。ガンッと頭がテーブルにぶつかる音が響いた。
「お願いします、カストレア卿!迷惑なのは重々承知しております!けれど貴方以外に活路を見出せる者がいないのです!どうか、どうかもう一度、お力添え頂けませんでしょうか!!」
室内が静まり返る。
「そこまで必死に頭を下げる必要はない。いいぞ。当然のことだが?」
「そこをなんとか!少しだけでもいいので・・・・えっ?」
シゼルスがゆっくりと顔を上げる。その顔はリュゼの呆けた顔にそっくりだった。軽くシゼルスの顔を見て噴き出したアイゼンが、孫を見るような優しい顔でシゼルスを見つめ、困ったように眉根を寄せる。
「そんな風に必死に頼み込む必要はないぞ?なんと言っても、今ここに集まっている者達は、リュゼ君とレオナード殿下を救出するために集まった者達だぞ?言っただろう。待ってた、と。これから情報を整理して、それぞれがすることを話し合わなければならない。君がいないと始まらないぞ?我々が力を合わせるのは当然だろ?」
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