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牢獄
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王城の客室にてだらけ始めて7日目。流石にそろそろズィーリオス達に会いたい。もふもふが恋しい。ユヴェーレンもズィーリオス達と何やら色々とやっているようで、あまり来なくなってしまっていた。そのため、1人の時間が長すぎて暇であった。獣人の青年、アーランドが教えてくれた場所で鍛錬をすることで、時間を潰して過ごすこともそろそろ限界であった。喋り相手になるほどには仲良くなったラセンは、今日は非番でお休みらしい。
「暇だ」
ベッドに仰向けで、大の字で寝そべりながら呟く。誰も俺の言葉を拾ってくれる人がおらず、虚しい。溜息を吐いて部屋の入口に顔を向ける。レオには悪いけど、もう勝手に帰ろうかな?そう思いながら、飛び出してきた欠伸を放つ。
そして再び顔を天井に向けようとした時、部屋の外が騒がしくなる。多数の足音がこちらに近づいて来ていた。レオが護衛を連れてやって来たと言うには、どこか気配が荒々しい。完全に体を扉側に向ける。だが、起き上がることはない。足音の向かう先が俺の下ではないことを祈りつつ、入口に注視していると、気配の集団が俺の部屋の前に来た瞬間に、扉が乱暴にこじ開けられた。
は?何ごと?呆気に取られている隙に、複数の騎士たちが部屋の中に侵入してきた。そして俺の姿を発見した途端、一目散に集まって来た。強引にベッドから降ろされ、両腕を後ろに回されて手錠をかけられる。そして乱暴に部屋から外に引きずり出された。状況の把握に戸惑い、抵抗するより前に制圧された。
「おい!いきなり何なんだ!何しやがる!」
俺を両サイドから連行する騎士に尋ねるが、顔を顰めただけで答えようとはしない。マジで意味が分からない。まさか、演習場で喧嘩を売って来たあの貴族の仕業ではないよな?可能性を色々と考えるが、それらは全て可能性であり、何が原因かは全く分からなかった。
これもレオとシゼの計画の内なのだろうか?いや、だとしたらそれっぽいことは伝えるはずだ。色々と状況を把握しようと頭を回していると、いつの間にか地下に連れて来られていた。そしてそこは、見るからに牢が並んだ牢屋であった。その牢の中の一つに放りこまれ、鍵をかけられる。そして俺を連れて来た騎士たちは鍵を閉めてそそくさと出て行った。
あまりの落差にしばし呆ける。騎士たちの足音が完全になくなり、地下牢の重厚な扉が閉まった音が牢全体に響き渡る。そして俺は、やっと自分の今いる場所を確認しだした。
そこは、石で出来た牢であった。鉄格子で入口は封じられているが、他は全てが石だった。一切何もない。床は幸いジメジメしていることはなく乾燥しているが、砂埃が酷い。ベッドの類はなく布団もないので、後ほど支給されるわけではないのであれば、直に床で寝ることになるのだろう。先ほどまで最高級のベッドで寝ていただけに、この落差は酷い。
立っているわけにもいかないので、壁に凭れて座り込む。俺はレオの客人として扱われていた。そして俺はバルネリアの公子としての地位で王城で厄介になっていたのだ。裁判が始まる前は、俺がバルネリアだからこそ、牢は高位貴族用の尖塔の一室だった。しかしここは、どこからどう見ても普通の地下牢である。牢の中には直接の光源はなく、廊下から洩れる明かりだけが窓のない牢の中での唯一の光源だった。
「マジか・・・」
思わず言葉を零す。牢に入る人生を送るとは思わなかった。罪を犯した感覚が一切ない中での牢獄は、なかなかに衝撃的な状況だ。
犯罪者役で王都に来たはずが、これでは完璧な犯罪者である。未だに役が続いているのだろうか。勘弁なんだけど。
『いたぁーーーー!!見つけたわぁ!』
「ッ!?」
突如脳内にユヴェーレンの声が響き渡り、目の前に壁をすり抜けて現れる。びっくりしたー!目を見開いてユヴェーレンを見つめる。頼むからいきなり大声を出して現れないでくれ。
『い、いきなりなんだよ。どうした?』
ちょっと引きながらユヴェーレンに尋ねる。
『遅かったみたいねぇ。まさかリュゼがこんなところにいるなんてぇ』
もっと分かりやすく話してくれ。半目になりながらユヴェーレンを見据える。
『何が遅かったんだ?俺がこの状況に陥った理由が分かるのか?』
『ええ!だから逃げる様に伝えようと思ったのだけどぉ、もう既に手が回されていたみたいねぇ』
残念、惜しかったわぁと言いながら手を頬に当てて首を振るユヴェーレン。そこまで焦っているようではないので、すぐさまどうにかなることはなさそうだ。状況把握のためにも、情報が必要だ。
『ユヴェーレン。何があったのか教えてくれないか?』
『勿論、良いわよぉ?』
そして、いきなり牢獄に放り込まれた流れを、ユヴェーレンに教えてもらうのだった。
王城、謁見の間。
リュゼのもとに騎士たちが雪崩れ込んでいる頃、謁見の間には、王、王太子を筆頭に、バルネリア公爵とその息女、宰相に各種大臣たちが勢揃いしていた。いきなり呼び出された大臣たちは、バルネリア公爵が娘を引き連れてやって来ていることに、僅かに異変を感じとっていた。
しかし、ここは王の前。内容を聞かずして文句を言うことは出来ない。
「皆を集めたのは他でもない、我が息子、王太子の婚約者を通知するためである」
王の言葉に、悪い予想が的中してしまった貴族たちはどよめく。それは、今まで保ってきた貴族の力の均衡を崩すことに相違ない。
「王太子の婚約者は、そこにいるバルネリア公爵令嬢だ。これは決定事項である。異論は認めぬ」
王の紹介と共に、リルシーアは一歩前に進み出て、王に見事なカーテシーを披露する。その姿は、確かに王太子妃として見合う美しい所作であり、彼女が纏うドレスが彼女の美しさを更に引き立てていた。真っ赤な髪に生える薄水色の清楚なドレスは、彼女がバルネリアの一族だと言うことを大臣たちの頭の中から忘れさせた。その隙を見逃さないとでもいうように、王が追い打ちをかける様に反対意見を事前に潰した。
すぐに我に返った者達は、この事実に反論することが出来ずに歯を食いしばる。一方で第一王子派は満面の笑みで祝福の言葉を放つが、相手がバルネリアだということに敏感に反応を示した。驚きの表情でバルネリア公爵を見る。
「そして一月後には2人の婚姻を上げる。皆の者、そのつもりでいる様に」
その言葉に、今まで黙って聞いていた大臣たちは堪らず騒めく。王族の婚姻の準備にしてはあまりにも期間が短すぎる。婚姻の時期をワザと引き延ばすことで、王家がバルネリアと近づくことを防ごうとした者達は、顔色を変える。
「陛下!王族の婚姻としてはあまりにも早すぎやしませんか。もっと準備に時間をかけて盛大に行う方がよろしいかと」
大臣の1人が声を上げる。
「いや、お前たちは知らないだろうが、既に準備は進めている。1か月後で問題はない」
王の返答に大臣たちは青ざめる。いくら第一王子派と言えども、婚約者がバルネリアだと言うのは、流石に意見が分かれるものだった。
その後も大臣たちから声が上がるが、王はそれら全てを退けた。アイデアが尽き、口数が減った大臣たちの様子を見て、バルネリア公爵はほくそ笑ん後、王に向かって陳情があると申し出た。
話が変えられ、これ以上追求することが出来ない状態に、王は快く受け入れた。婚姻は決定事項のため、大臣たちの質問は面倒なだけなのである。
「バルネリア公爵、如何した?」
「実は先日の裁判でのことです。裁判を開く際に、あの庶民が我々バルネリア家の者だという証拠が提出されていたのですが、それをこちらも専門家に調査を依頼したところ、確かにバルネリア家の縁者の者の所有物であることは分かりましたが、それがあの庶民の物であるということは証明出来ませんでした。あの者と我が息子が同一人物である証拠は何一つなかったのです」
その言葉に、大臣たちも騒めく。
バルネリア公爵はチラリと宰相の様子を窺う。バルネリア公爵が証拠品を持っていると言うことは、それは宰相の管理していた物を盗んだと自供したのと同意だ。しかし、宰相は何も反応しない。バルネリア公爵を問いただすこともなく、ただ黙って王の様子を窺っていた。その姿に、バルネリア公爵は宰相の姿に不審げな眼差しを送る。だが、何も反応はないので、その証拠品がどうなろうと興味はないのかもしれないと、宰相の事は気にしないことにした。
「こちらがその鑑定結果です。どうやら、かなり鑑定しずらい物だったようで、宰相閣下も騙されてしまったようです」
バルネリア公爵は懐から紙を取り出し、近くに来た使用人に渡す。その使用人が宰相に手渡し、宰相が王に手渡す。そして王が中身を確認すると、眉間に皺を寄せる。そんな王の姿を見て、バルネリア公爵は顔には出さずに内心笑みを浮かべる。
「ほう、これは。宰相も騙されてしまうだけの事はある。バルネリア公爵は、腕の良い鑑定士に見てもらったようだな」
宰相にお前も災難だったな、とフォローを入れた王は、手にした紙を宰相に渡し、声を張り上げた。
「王族と高位貴族を謀った罪人を今すぐに捕らえよ!!」
「暇だ」
ベッドに仰向けで、大の字で寝そべりながら呟く。誰も俺の言葉を拾ってくれる人がおらず、虚しい。溜息を吐いて部屋の入口に顔を向ける。レオには悪いけど、もう勝手に帰ろうかな?そう思いながら、飛び出してきた欠伸を放つ。
そして再び顔を天井に向けようとした時、部屋の外が騒がしくなる。多数の足音がこちらに近づいて来ていた。レオが護衛を連れてやって来たと言うには、どこか気配が荒々しい。完全に体を扉側に向ける。だが、起き上がることはない。足音の向かう先が俺の下ではないことを祈りつつ、入口に注視していると、気配の集団が俺の部屋の前に来た瞬間に、扉が乱暴にこじ開けられた。
は?何ごと?呆気に取られている隙に、複数の騎士たちが部屋の中に侵入してきた。そして俺の姿を発見した途端、一目散に集まって来た。強引にベッドから降ろされ、両腕を後ろに回されて手錠をかけられる。そして乱暴に部屋から外に引きずり出された。状況の把握に戸惑い、抵抗するより前に制圧された。
「おい!いきなり何なんだ!何しやがる!」
俺を両サイドから連行する騎士に尋ねるが、顔を顰めただけで答えようとはしない。マジで意味が分からない。まさか、演習場で喧嘩を売って来たあの貴族の仕業ではないよな?可能性を色々と考えるが、それらは全て可能性であり、何が原因かは全く分からなかった。
これもレオとシゼの計画の内なのだろうか?いや、だとしたらそれっぽいことは伝えるはずだ。色々と状況を把握しようと頭を回していると、いつの間にか地下に連れて来られていた。そしてそこは、見るからに牢が並んだ牢屋であった。その牢の中の一つに放りこまれ、鍵をかけられる。そして俺を連れて来た騎士たちは鍵を閉めてそそくさと出て行った。
あまりの落差にしばし呆ける。騎士たちの足音が完全になくなり、地下牢の重厚な扉が閉まった音が牢全体に響き渡る。そして俺は、やっと自分の今いる場所を確認しだした。
そこは、石で出来た牢であった。鉄格子で入口は封じられているが、他は全てが石だった。一切何もない。床は幸いジメジメしていることはなく乾燥しているが、砂埃が酷い。ベッドの類はなく布団もないので、後ほど支給されるわけではないのであれば、直に床で寝ることになるのだろう。先ほどまで最高級のベッドで寝ていただけに、この落差は酷い。
立っているわけにもいかないので、壁に凭れて座り込む。俺はレオの客人として扱われていた。そして俺はバルネリアの公子としての地位で王城で厄介になっていたのだ。裁判が始まる前は、俺がバルネリアだからこそ、牢は高位貴族用の尖塔の一室だった。しかしここは、どこからどう見ても普通の地下牢である。牢の中には直接の光源はなく、廊下から洩れる明かりだけが窓のない牢の中での唯一の光源だった。
「マジか・・・」
思わず言葉を零す。牢に入る人生を送るとは思わなかった。罪を犯した感覚が一切ない中での牢獄は、なかなかに衝撃的な状況だ。
犯罪者役で王都に来たはずが、これでは完璧な犯罪者である。未だに役が続いているのだろうか。勘弁なんだけど。
『いたぁーーーー!!見つけたわぁ!』
「ッ!?」
突如脳内にユヴェーレンの声が響き渡り、目の前に壁をすり抜けて現れる。びっくりしたー!目を見開いてユヴェーレンを見つめる。頼むからいきなり大声を出して現れないでくれ。
『い、いきなりなんだよ。どうした?』
ちょっと引きながらユヴェーレンに尋ねる。
『遅かったみたいねぇ。まさかリュゼがこんなところにいるなんてぇ』
もっと分かりやすく話してくれ。半目になりながらユヴェーレンを見据える。
『何が遅かったんだ?俺がこの状況に陥った理由が分かるのか?』
『ええ!だから逃げる様に伝えようと思ったのだけどぉ、もう既に手が回されていたみたいねぇ』
残念、惜しかったわぁと言いながら手を頬に当てて首を振るユヴェーレン。そこまで焦っているようではないので、すぐさまどうにかなることはなさそうだ。状況把握のためにも、情報が必要だ。
『ユヴェーレン。何があったのか教えてくれないか?』
『勿論、良いわよぉ?』
そして、いきなり牢獄に放り込まれた流れを、ユヴェーレンに教えてもらうのだった。
王城、謁見の間。
リュゼのもとに騎士たちが雪崩れ込んでいる頃、謁見の間には、王、王太子を筆頭に、バルネリア公爵とその息女、宰相に各種大臣たちが勢揃いしていた。いきなり呼び出された大臣たちは、バルネリア公爵が娘を引き連れてやって来ていることに、僅かに異変を感じとっていた。
しかし、ここは王の前。内容を聞かずして文句を言うことは出来ない。
「皆を集めたのは他でもない、我が息子、王太子の婚約者を通知するためである」
王の言葉に、悪い予想が的中してしまった貴族たちはどよめく。それは、今まで保ってきた貴族の力の均衡を崩すことに相違ない。
「王太子の婚約者は、そこにいるバルネリア公爵令嬢だ。これは決定事項である。異論は認めぬ」
王の紹介と共に、リルシーアは一歩前に進み出て、王に見事なカーテシーを披露する。その姿は、確かに王太子妃として見合う美しい所作であり、彼女が纏うドレスが彼女の美しさを更に引き立てていた。真っ赤な髪に生える薄水色の清楚なドレスは、彼女がバルネリアの一族だと言うことを大臣たちの頭の中から忘れさせた。その隙を見逃さないとでもいうように、王が追い打ちをかける様に反対意見を事前に潰した。
すぐに我に返った者達は、この事実に反論することが出来ずに歯を食いしばる。一方で第一王子派は満面の笑みで祝福の言葉を放つが、相手がバルネリアだということに敏感に反応を示した。驚きの表情でバルネリア公爵を見る。
「そして一月後には2人の婚姻を上げる。皆の者、そのつもりでいる様に」
その言葉に、今まで黙って聞いていた大臣たちは堪らず騒めく。王族の婚姻の準備にしてはあまりにも期間が短すぎる。婚姻の時期をワザと引き延ばすことで、王家がバルネリアと近づくことを防ごうとした者達は、顔色を変える。
「陛下!王族の婚姻としてはあまりにも早すぎやしませんか。もっと準備に時間をかけて盛大に行う方がよろしいかと」
大臣の1人が声を上げる。
「いや、お前たちは知らないだろうが、既に準備は進めている。1か月後で問題はない」
王の返答に大臣たちは青ざめる。いくら第一王子派と言えども、婚約者がバルネリアだと言うのは、流石に意見が分かれるものだった。
その後も大臣たちから声が上がるが、王はそれら全てを退けた。アイデアが尽き、口数が減った大臣たちの様子を見て、バルネリア公爵はほくそ笑ん後、王に向かって陳情があると申し出た。
話が変えられ、これ以上追求することが出来ない状態に、王は快く受け入れた。婚姻は決定事項のため、大臣たちの質問は面倒なだけなのである。
「バルネリア公爵、如何した?」
「実は先日の裁判でのことです。裁判を開く際に、あの庶民が我々バルネリア家の者だという証拠が提出されていたのですが、それをこちらも専門家に調査を依頼したところ、確かにバルネリア家の縁者の者の所有物であることは分かりましたが、それがあの庶民の物であるということは証明出来ませんでした。あの者と我が息子が同一人物である証拠は何一つなかったのです」
その言葉に、大臣たちも騒めく。
バルネリア公爵はチラリと宰相の様子を窺う。バルネリア公爵が証拠品を持っていると言うことは、それは宰相の管理していた物を盗んだと自供したのと同意だ。しかし、宰相は何も反応しない。バルネリア公爵を問いただすこともなく、ただ黙って王の様子を窺っていた。その姿に、バルネリア公爵は宰相の姿に不審げな眼差しを送る。だが、何も反応はないので、その証拠品がどうなろうと興味はないのかもしれないと、宰相の事は気にしないことにした。
「こちらがその鑑定結果です。どうやら、かなり鑑定しずらい物だったようで、宰相閣下も騙されてしまったようです」
バルネリア公爵は懐から紙を取り出し、近くに来た使用人に渡す。その使用人が宰相に手渡し、宰相が王に手渡す。そして王が中身を確認すると、眉間に皺を寄せる。そんな王の姿を見て、バルネリア公爵は顔には出さずに内心笑みを浮かべる。
「ほう、これは。宰相も騙されてしまうだけの事はある。バルネリア公爵は、腕の良い鑑定士に見てもらったようだな」
宰相にお前も災難だったな、とフォローを入れた王は、手にした紙を宰相に渡し、声を張り上げた。
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---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
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