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手合わせ
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「何?お前、バルネリアなのか!?」
騎士団長が頭を上げるのと同じぐらいのタイミングで、第三王子が俺の肩をガシッと鷲掴みにする。周りは、俺がバルネリアだということに想像以上に驚いており、中には連行されて行った騎士たちが消えた方向を青い顔をして見ている者もいる。
「そう、だ」
揺らされる状況で、舌を噛まないように答える。手を離してくれ。
「初めて見る顔だな!それにその髪の色!見たことないぞ!」
女扱いされないのは良かったが、そもそもの扱いが荒い。うっ、酔う。
「あ、あのっ!手を離して・・・!」
「ん?ああ、すまないな!」
蹲って目を瞑り、呼吸を整えて気分の悪さが収まるまで待つ。
「殿下。彼はバルネリア公爵の三男の・・・・名はなんだったか」
「三男?だいぶ前に死んだのではなかったか?」
「それが最近生きていたことが分かったのですよ。それで暫くの間は、レオナード殿下の庇護の下、王城で客人として滞在しているのです」
「ふーん」
騎士団長の言葉を聞いた周りの騎士たちが、思い出したように声を上げる。そしてこそこそと「無能」だの「落ちこぼれ」だの言い出す。バルネリアの三男は、かなりの有名人であったらしい。溜息を吐いて立ち上がろうと膝に手を置いた時、頭上に影が差した。思わず顔を上げると、王子にガシッと腕を捕まれて立ち上がらさせられた。
「俺、騎士を目指してるんだ!だから一度、バルネリアと戦ってみたかったんだよな!手合わせしようぜ!」
そして唐突に対戦を申し込まれる。
「え、嫌に決まっ・・・・・嫌です。えーっと、遠慮します」
いつも通りに答えようとしたが、今、俺はルーデリオとしてこの場に居ることを思い出し、久しぶりの敬語に切り替える。まさか俺が、社交辞令としての敬語を再び使うことになる日が来ようとは。貴族らしくない言葉遣いであろうことは分かっているので、一度頭の中で言葉を考えてから話すようにしよう。
「遠慮などしなくて良い!さあ、やるぞ!そのためにここに来たのだろう?」
これは否定出来ない。確かに俺は、鍛錬のために演習場に来た。手合わせも立派な鍛錬だ。腕を取られたまま開けた場所まで連れていかれる。手合わせを逃れることは出来なさそうであった。
手合わせはお互いに木剣で、審判は騎士団長。魔法無し、剣のみの一対一の試合。周囲には他の騎士たちによるギャラリーが出来ていた。これほどのギャラリーの前で王子をボコってしまえば、王族を怪我させたと言われ、言い逃れが出来ない。なぜか騎士団長も王子を止めることはなく、俺との試合を見学する気満々だ。皆俺が負けると思っているようなので、期待通り負けることにしよう。さっさと終わらせるためにも、テキトーに剣を弾かれたフリをしたら良い。そうすれば後腐れなく解放されるだろう。
向き合って剣を構える。王子の構えは殆ど隙が無く、しっかりと鍛錬してきたことが窺える。だが、僅かに重心が前にあるように感じられた。さっきの騎士たちに比べたら全然良い。寧ろ今回だけ、たまたま気持ち分前に乗り出しているとも受け取れる。やはりあの騎士たちが低レベル過ぎただけのようだ。
開始の合図と共に王子が飛び掛かって来る。振り下ろされる一撃を大きく交わし、反す木剣を受け止めて後方に下がる。隙を大きく見せ、無駄な動きを多くする。そしてこちらの攻撃はギリギリを掠める様に外し、防戦一方に見える様に徐々に攻撃の数を減らしていく。これだけやれば苦戦しているように見えるだろう。仰け反るように受けた木剣を右に流しながら左に身を流す。間一髪潰されるところを脱出したと装う。そして最後の一撃とばかりに大振りで、王子の頭上から木剣を振り下ろす。王子は下に流されていた木剣を跳ね上げる様に、下段から俺の木剣を受け止め・・・否、跳ね飛ばした。俺の手から放たれた木剣は宙を舞い、少し離れたところに落ちた。
カランと落ちた音と共に、ギャラリーが沸き上がる。そして、騎士団長の試合終了の合図がなされた。
先ほどまでとは打って変わって、俺に聞こえる様にあからさまに罵詈雑言を投げ掛ける者達が増えた。やはり人は・・・こんな奴らばかりだ。内心を悟られぬよう、飛んで行った木剣を回収しに行く。回収した後王子のところに向かうと、勝った喜びにはしゃぐ王子の姿はなく、どこか睨み付けるような眼差しを俺に向けていた。
もしかして、手を抜いたことがバレたのだろうか。まさか、そんなことはないはずだが。バレないように手を抜くことに関して、俺は自慢ではないが自信がある。あのズィーリオスの目を掻い潜りサボった日々は伊達ではない。
・・・・本当にバレていないよな?ずっと睨み付けられ、俺の自信が揺らぐ。もしバレてしまっていた場合、どのように言い訳をしようかと考えていると、王子は何も言うこともなく演習場を出て行ってしまった。助かっ、た?
王子の後ろ姿に安堵の息を吐く。そこに騎士団長がやって来た。
「あまり気にしなくても大丈夫だ。殿下の腕前は騎士の中でもトップレベルのものだ。それに比べて君は、生き残っていただけでも凄いんだ。それに、他のバルネリアに比べて、全くバルネリア家で訓練を積めていない。これから頑張れば良い」
優しく励ましてくれる騎士団長の様子を見ても、俺が手を抜いていたことに気付いていない。騎士団長レベルが気付いていないのだから、きっと王子が睨み付けていたのも別の理由があるのだろう。王子にバレているはずがない。バルネリアと名乗る俺が想像以上に弱すぎたせいだろう。
王子は騎士になりたいと言っていたし、騎士団長の事を尊敬している様子もあった。だから、英雄と呼ばれているバルネリアのご先祖様のファンである可能性もある。だとしたら、その子孫である俺が弱いのは睨むほどの衝撃であってもおかしくはない?
「それで、この後もここに残って鍛錬をするか?」
「はい。そのつもりです。場所をお借りしてもよろしいでしょうか」
「勿論だとも。周りに協力してもらいながら鍛えると良い」
そう言って騎士団長は、王子が去って行った方向に向かって消えて行った。その後ろ姿とすれ違うように、あの案内してくれた騎士が近くに寄って来る。
「ルーデリオ様!お怪我はありませんか?」
「ははっ。全然大丈夫だ。気にしなくて良い」
「そうですか。先ほど団長が仰っていらしたように、あまり気にしなくて大丈夫ですからね」
俺が落ち込んでいるように見えたのか、心配そうに一生懸命励ましてくれる。良い人だな。初対面の時に名前を名乗っていたが、なんて名前だったか。
「あのー。本当に鍛錬を続けるおつもりですか?」
すると、凄く言いにくそうに騎士が尋ねて来る。そしてチラリと周りに視線を向けたので、俺も周りに視線を向けると、見下し、蔑み、鼻で笑う者達ばかりであった。この状況下で鍛錬をするのか、そこを心配しているようであった。
「確かにここでは鍛練しづらいな。あんまり人がいない所とかはないか?」
ここを移動するという発言に少しホッとしたようだが、他に良い場所が思いつかないらしい。困った顔でうーんと唸っている。流石に色々やってもらっているのに、無理を言うのは申し訳ない。部屋に戻るから気にしなくて良いと伝えようとした時、誰かの声が割りこんで来た。
「あのー。僕なら良いところ知ってますよ?案内しましょうか?」
振り向くとそこにいたのは、先ほど威張っていた貴族の子息たちの問題で助けてくれた、犬の獣人の青年であった。
騎士団長が頭を上げるのと同じぐらいのタイミングで、第三王子が俺の肩をガシッと鷲掴みにする。周りは、俺がバルネリアだということに想像以上に驚いており、中には連行されて行った騎士たちが消えた方向を青い顔をして見ている者もいる。
「そう、だ」
揺らされる状況で、舌を噛まないように答える。手を離してくれ。
「初めて見る顔だな!それにその髪の色!見たことないぞ!」
女扱いされないのは良かったが、そもそもの扱いが荒い。うっ、酔う。
「あ、あのっ!手を離して・・・!」
「ん?ああ、すまないな!」
蹲って目を瞑り、呼吸を整えて気分の悪さが収まるまで待つ。
「殿下。彼はバルネリア公爵の三男の・・・・名はなんだったか」
「三男?だいぶ前に死んだのではなかったか?」
「それが最近生きていたことが分かったのですよ。それで暫くの間は、レオナード殿下の庇護の下、王城で客人として滞在しているのです」
「ふーん」
騎士団長の言葉を聞いた周りの騎士たちが、思い出したように声を上げる。そしてこそこそと「無能」だの「落ちこぼれ」だの言い出す。バルネリアの三男は、かなりの有名人であったらしい。溜息を吐いて立ち上がろうと膝に手を置いた時、頭上に影が差した。思わず顔を上げると、王子にガシッと腕を捕まれて立ち上がらさせられた。
「俺、騎士を目指してるんだ!だから一度、バルネリアと戦ってみたかったんだよな!手合わせしようぜ!」
そして唐突に対戦を申し込まれる。
「え、嫌に決まっ・・・・・嫌です。えーっと、遠慮します」
いつも通りに答えようとしたが、今、俺はルーデリオとしてこの場に居ることを思い出し、久しぶりの敬語に切り替える。まさか俺が、社交辞令としての敬語を再び使うことになる日が来ようとは。貴族らしくない言葉遣いであろうことは分かっているので、一度頭の中で言葉を考えてから話すようにしよう。
「遠慮などしなくて良い!さあ、やるぞ!そのためにここに来たのだろう?」
これは否定出来ない。確かに俺は、鍛錬のために演習場に来た。手合わせも立派な鍛錬だ。腕を取られたまま開けた場所まで連れていかれる。手合わせを逃れることは出来なさそうであった。
手合わせはお互いに木剣で、審判は騎士団長。魔法無し、剣のみの一対一の試合。周囲には他の騎士たちによるギャラリーが出来ていた。これほどのギャラリーの前で王子をボコってしまえば、王族を怪我させたと言われ、言い逃れが出来ない。なぜか騎士団長も王子を止めることはなく、俺との試合を見学する気満々だ。皆俺が負けると思っているようなので、期待通り負けることにしよう。さっさと終わらせるためにも、テキトーに剣を弾かれたフリをしたら良い。そうすれば後腐れなく解放されるだろう。
向き合って剣を構える。王子の構えは殆ど隙が無く、しっかりと鍛錬してきたことが窺える。だが、僅かに重心が前にあるように感じられた。さっきの騎士たちに比べたら全然良い。寧ろ今回だけ、たまたま気持ち分前に乗り出しているとも受け取れる。やはりあの騎士たちが低レベル過ぎただけのようだ。
開始の合図と共に王子が飛び掛かって来る。振り下ろされる一撃を大きく交わし、反す木剣を受け止めて後方に下がる。隙を大きく見せ、無駄な動きを多くする。そしてこちらの攻撃はギリギリを掠める様に外し、防戦一方に見える様に徐々に攻撃の数を減らしていく。これだけやれば苦戦しているように見えるだろう。仰け反るように受けた木剣を右に流しながら左に身を流す。間一髪潰されるところを脱出したと装う。そして最後の一撃とばかりに大振りで、王子の頭上から木剣を振り下ろす。王子は下に流されていた木剣を跳ね上げる様に、下段から俺の木剣を受け止め・・・否、跳ね飛ばした。俺の手から放たれた木剣は宙を舞い、少し離れたところに落ちた。
カランと落ちた音と共に、ギャラリーが沸き上がる。そして、騎士団長の試合終了の合図がなされた。
先ほどまでとは打って変わって、俺に聞こえる様にあからさまに罵詈雑言を投げ掛ける者達が増えた。やはり人は・・・こんな奴らばかりだ。内心を悟られぬよう、飛んで行った木剣を回収しに行く。回収した後王子のところに向かうと、勝った喜びにはしゃぐ王子の姿はなく、どこか睨み付けるような眼差しを俺に向けていた。
もしかして、手を抜いたことがバレたのだろうか。まさか、そんなことはないはずだが。バレないように手を抜くことに関して、俺は自慢ではないが自信がある。あのズィーリオスの目を掻い潜りサボった日々は伊達ではない。
・・・・本当にバレていないよな?ずっと睨み付けられ、俺の自信が揺らぐ。もしバレてしまっていた場合、どのように言い訳をしようかと考えていると、王子は何も言うこともなく演習場を出て行ってしまった。助かっ、た?
王子の後ろ姿に安堵の息を吐く。そこに騎士団長がやって来た。
「あまり気にしなくても大丈夫だ。殿下の腕前は騎士の中でもトップレベルのものだ。それに比べて君は、生き残っていただけでも凄いんだ。それに、他のバルネリアに比べて、全くバルネリア家で訓練を積めていない。これから頑張れば良い」
優しく励ましてくれる騎士団長の様子を見ても、俺が手を抜いていたことに気付いていない。騎士団長レベルが気付いていないのだから、きっと王子が睨み付けていたのも別の理由があるのだろう。王子にバレているはずがない。バルネリアと名乗る俺が想像以上に弱すぎたせいだろう。
王子は騎士になりたいと言っていたし、騎士団長の事を尊敬している様子もあった。だから、英雄と呼ばれているバルネリアのご先祖様のファンである可能性もある。だとしたら、その子孫である俺が弱いのは睨むほどの衝撃であってもおかしくはない?
「それで、この後もここに残って鍛錬をするか?」
「はい。そのつもりです。場所をお借りしてもよろしいでしょうか」
「勿論だとも。周りに協力してもらいながら鍛えると良い」
そう言って騎士団長は、王子が去って行った方向に向かって消えて行った。その後ろ姿とすれ違うように、あの案内してくれた騎士が近くに寄って来る。
「ルーデリオ様!お怪我はありませんか?」
「ははっ。全然大丈夫だ。気にしなくて良い」
「そうですか。先ほど団長が仰っていらしたように、あまり気にしなくて大丈夫ですからね」
俺が落ち込んでいるように見えたのか、心配そうに一生懸命励ましてくれる。良い人だな。初対面の時に名前を名乗っていたが、なんて名前だったか。
「あのー。本当に鍛錬を続けるおつもりですか?」
すると、凄く言いにくそうに騎士が尋ねて来る。そしてチラリと周りに視線を向けたので、俺も周りに視線を向けると、見下し、蔑み、鼻で笑う者達ばかりであった。この状況下で鍛錬をするのか、そこを心配しているようであった。
「確かにここでは鍛練しづらいな。あんまり人がいない所とかはないか?」
ここを移動するという発言に少しホッとしたようだが、他に良い場所が思いつかないらしい。困った顔でうーんと唸っている。流石に色々やってもらっているのに、無理を言うのは申し訳ない。部屋に戻るから気にしなくて良いと伝えようとした時、誰かの声が割りこんで来た。
「あのー。僕なら良いところ知ってますよ?案内しましょうか?」
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