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決断
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落ち着いたシゼからそっと離れ、上体を起こす。縋るように見上げるシゼに笑って見せて、シゼの頭をぐしゃぐしゃと撫でる。そして、自分の席へと戻る。
「俺のために頑張ってくれてありがとうな。でも俺は、過去を蒸し返してまで今の状況をどうにかしたいとは思わないんだ。だから、せめてカストレア家と俺との関係をなかったものだと、または俺に脅されたということにして、カストレア家は無実であると示すことは出来ないか?俺の無実が証明出来たとしても、それを貴族たちは信じないだろう。カストレア家にはそれなりに敵がいると聞いている。今回の件は、カストレア家の力を削ぐ絶好のタイミングだ。俺が無実だと誰もが判断する証拠を提示したとしても、彼らはカストレアを追い落とすためには、俺という庶民を潰す方が手っ取り早い。ならば、既に罪を着せられている俺が、追加で他の罪を被る方が効率が良いだろう。今更冤罪の一つや二つ増えても変わらない。だってもう、俺は重罪人だしな!」
お道化た風にシゼに提案する。シゼやレオならば、その方が最も簡単に処理出来る方法であることは理解出来るはず。シゼとしては内心不服だろうが、頭ではそれこそが最適解だと分かっているだろう。その証拠に、シゼは苦々しい表情を浮かべながら、膝の上の両手を握りしめて視線を下げている。
「わかりました。殿下に話をしておきます」
意を決したシゼが顔を上げて真っすぐに俺を見据える。シゼも覚悟が決まったようだ。
「お話し中にすみません」
すると突然、部屋の中に天井から全身真っ黒の服を来た男は降ってきた。恰好はどう見ても騎士ではない。いきなり割り込んだ不審人物に対し、シゼがスッと目を細めて対応する。
「はあ。殿下が寄こしたのか。何の用だ?」
シゼの反応からして、どうやら知り合いのようだ。実はこの男、俺たちが部屋の中に入ってきて割とすぐから天井に隠れていた。殺気や敵意は感じなかったので、シゼの護衛かと思い放置していたのだが、姿を現すとは思っていなかった。諜報活動を行う者であろう。俺が、いきなりの登場人物に驚いていないことに男は驚いたようだが、すぐに気を取り直してシゼに向き直る。
「実はレオナード殿下から書状を預かっています。御覧頂けますか」
そう言って男は、折りたたまれただけの一枚の紙を取り出し、シゼの目の前のテーブルに置いた。その書状をシゼはチラリと確認しただけで、開くことなく懐に仕舞おうとした。しかしその瞬間、再び男が口を開いた。
「今直ぐご確認下さい。これは貴方様のためでもあり、そちらのお方のためでもあります」
「どういうことだ?」
男は一度俺に視線を向けると再びシゼに視線を戻した。その言動にシゼが険しい表情になる。よく分からないが、相手は多少なりとも俺の事を知っているようだ。仕舞いかけていた書状をシゼは取り出し、中身にさっと目を通していく。その目は次第に大きく見開かれ、ついには顔を歪めて紙を握り潰し、その握った拳をテーブルに叩きつけた。シゼらしくない荒々しい姿に、何事かと目を見開いてシゼをガン見する。俯いたシゼがどんな表情を浮かべているかは見えない。しかし、その肩は震えていた。
男が急に現れたよりも、俺にとってはシゼのその姿の方が驚愕だった。シゼをそんな姿にするほどの内容とは一体何だったのか。レオからの書状とのことだが、良い内容ではないことは確かだ。気になる。
「兄様、ごめんなさい」
俯いたまま顔を上げないシゼが、肩を震わせながら苦しそうに言葉を紡ぐ。状況が掴めない。なぜシゼが謝るんだ?
「どうした?何が書かれていたんだ?」
大きく息を吸って、ゆっくりとシゼが顔を上げる。伏し目がちで顔だけをこちらを見るが、視線は合わない。息を吸って口を開くが、躊躇したように開いた口を閉じる。息を吸うタイミングでチラリと俺を見るが、視線が絡み合った瞬間に逸らされ、同時に口も閉じる。
暫くシゼは逡巡し続けた。そして一際握りしめた拳が白くなった時、口の動きに伴い声が飛び出て来た。
「兄様が裁判に出るのは決定事項となりました」
「・・・」
開いた口が塞がらなかった。自分の耳を疑った。そんなはずはないと。
「ごめん、シゼ。俺、良く聞き取れなかった。もう一回お願い」
シゼが伏せていた目を上げる。その目は真っすぐと俺に突き刺さる。
「兄様は裁判に出ないといけません」
「マジか・・・・」
聞き間違いではなかった。ソファーの背もたれに凭れ、脱力したまま思わず天を仰ぐ。
「実はこの部屋、王族と公爵位以上の貴族、また王城内での重要なポストについている者専用の牢なのんだ。監禁部屋とも言えるかな。それで兄様を守るためにも、ルーデリオ・バルネリア“公爵子息”を入れる牢として、この場所に初めから来たんだ」
ここでシゼは一息吐く。だから、俺は重罪人と言われているのに、連れてこられた先が牢屋ではなく、この牢屋感が全くない部屋だったのか。会話したいがために人が少ないところを選んだと思っていたが、初めからここが牢だったとは。
「ここは一部の者しか知っていない場所で、人出も全くない場所だから多くの者はこの場所の存在を知らない。だから僕は、さっき兄様が裁判に出ないと言った時、この場所だからこそ密会用として使ったことにしようと思っていたんだ。貴族の罪人は誰もここに来ていないってね。けれど・・・・殿下に先手を打たれていたよ」
悲哀に満ちた表情で、無理やり口角だけを上げて、シゼは笑う。
「僕が兄様に強要することが出来ないことは、殿下の想定内だったんだ。兄様が初めから提案に乗っていた場合、この手紙の出番はなかったみたいだけど、僕が兄様を逃がそうとしたからこの手紙を見ることになったみたい。ごめん、兄様・・・・」
つまり、俺は逃げられないってことか。リュゼではなく、ルーデリオ・バルネリアとして表に立たなければならないと?
「俺は絶対に、リュゼとしてここにいることは出来ないってことだよな。・・・待って、もう少し詳しく教えてくれ」
シゼはコクリと頷いた。
「既に兄様が僕らの手の内に保護していることは、敵側に感づかれているみたい。だから、このまま王都から出るのは危険すぎる。兄様が強いことは分かっているんだけどね。そして兄様が王都に移送された姿は多くの人たちの目に入っている。それなのに、王国の中で最も警備の厚い王城の牢から重罪人を逃がしたという話が出回ってしまう訳にはいかないんだ。それも、レオナード殿下の部下である僕が連れて行ったことは知られている。そうなると、王城の警備云々どころか、レオナード殿下の立場も揺らぐんだ。殿下が抜けてしまったら国は・・・・」
言いたいことは理解した。ハーデル王国を離れていた俺でも、今回の移送中に聞こえて来た話から、大体の事は推測出来る。現状、第一王子が定例通りに王太子になっているが、国民の声としては、第二王子と第四王子の支持方が高い。特に、色々な政策をしている第四王子であるレオの方が圧倒的に人気だ。さらに、王太子らしき人物が、毎晩の如く遊郭に足を運んでいるということも。
庶民の間で俄かに広がる噂であるため、王城内部の王の耳までは入っていないのかもしれない。入っている可能性もあるが、俺はこの国の王に会ったことはないので、どんな人物か分からない。けれど昔聞いた情報通りの人なら、多少の事には目を瞑る人だ。それも、兄弟での王位争いをして欲しくない人で、あまりにも酷くない限りは第一王子に王位を譲り、他の兄弟たちには兄のサポートに回ってもらいたいと考えている人だった。
けれど、王の考えとは別に、王太子はどう思っているか分からない。兄弟が自分の地位を狙っていると感じている可能性もある。それに、それぞれの王子を支持する周りの貴族もいるはずだ。王太子に関しての噂が事実なのであれば、王太子やその支持者たちがレオを警戒していてもおかしくない。潰せる機会があれば喜々として便乗してくる姿は目に見えている。
遊び人が国の実権を握ったら、この国は終わるかもしれない。それをシゼは危惧しているのだろう。
俺としては、この国がどうなろうと知ったことではない。だがレオが追い落とされた場合、シゼも同様に追い落とされるということだ。シゼとレオの性格上、自分たちの地位には興味がないから追い落とされたとしても気にはしないだろう。けれど、国の未来に関しては絶対に憂う。
俺の意思を貫くか、2人のために我慢するか、悩ましい問題だ。
いや、悩む必要はない。シゼは言っていた。既に俺が裁判に出ることは決定事項だと。つまり、レオは強引にでも俺を表舞台に立たせることにしたということだ。拒否権は俺にはない。
この場にはいない親友を思い浮かべる。恨みはしない。だって昔からレオは変わらず、王族として自分がどのような選択をしなければならないか理解していた。
例えそれが、レオ個人の意思に反することだとしても。
「俺のために頑張ってくれてありがとうな。でも俺は、過去を蒸し返してまで今の状況をどうにかしたいとは思わないんだ。だから、せめてカストレア家と俺との関係をなかったものだと、または俺に脅されたということにして、カストレア家は無実であると示すことは出来ないか?俺の無実が証明出来たとしても、それを貴族たちは信じないだろう。カストレア家にはそれなりに敵がいると聞いている。今回の件は、カストレア家の力を削ぐ絶好のタイミングだ。俺が無実だと誰もが判断する証拠を提示したとしても、彼らはカストレアを追い落とすためには、俺という庶民を潰す方が手っ取り早い。ならば、既に罪を着せられている俺が、追加で他の罪を被る方が効率が良いだろう。今更冤罪の一つや二つ増えても変わらない。だってもう、俺は重罪人だしな!」
お道化た風にシゼに提案する。シゼやレオならば、その方が最も簡単に処理出来る方法であることは理解出来るはず。シゼとしては内心不服だろうが、頭ではそれこそが最適解だと分かっているだろう。その証拠に、シゼは苦々しい表情を浮かべながら、膝の上の両手を握りしめて視線を下げている。
「わかりました。殿下に話をしておきます」
意を決したシゼが顔を上げて真っすぐに俺を見据える。シゼも覚悟が決まったようだ。
「お話し中にすみません」
すると突然、部屋の中に天井から全身真っ黒の服を来た男は降ってきた。恰好はどう見ても騎士ではない。いきなり割り込んだ不審人物に対し、シゼがスッと目を細めて対応する。
「はあ。殿下が寄こしたのか。何の用だ?」
シゼの反応からして、どうやら知り合いのようだ。実はこの男、俺たちが部屋の中に入ってきて割とすぐから天井に隠れていた。殺気や敵意は感じなかったので、シゼの護衛かと思い放置していたのだが、姿を現すとは思っていなかった。諜報活動を行う者であろう。俺が、いきなりの登場人物に驚いていないことに男は驚いたようだが、すぐに気を取り直してシゼに向き直る。
「実はレオナード殿下から書状を預かっています。御覧頂けますか」
そう言って男は、折りたたまれただけの一枚の紙を取り出し、シゼの目の前のテーブルに置いた。その書状をシゼはチラリと確認しただけで、開くことなく懐に仕舞おうとした。しかしその瞬間、再び男が口を開いた。
「今直ぐご確認下さい。これは貴方様のためでもあり、そちらのお方のためでもあります」
「どういうことだ?」
男は一度俺に視線を向けると再びシゼに視線を戻した。その言動にシゼが険しい表情になる。よく分からないが、相手は多少なりとも俺の事を知っているようだ。仕舞いかけていた書状をシゼは取り出し、中身にさっと目を通していく。その目は次第に大きく見開かれ、ついには顔を歪めて紙を握り潰し、その握った拳をテーブルに叩きつけた。シゼらしくない荒々しい姿に、何事かと目を見開いてシゼをガン見する。俯いたシゼがどんな表情を浮かべているかは見えない。しかし、その肩は震えていた。
男が急に現れたよりも、俺にとってはシゼのその姿の方が驚愕だった。シゼをそんな姿にするほどの内容とは一体何だったのか。レオからの書状とのことだが、良い内容ではないことは確かだ。気になる。
「兄様、ごめんなさい」
俯いたまま顔を上げないシゼが、肩を震わせながら苦しそうに言葉を紡ぐ。状況が掴めない。なぜシゼが謝るんだ?
「どうした?何が書かれていたんだ?」
大きく息を吸って、ゆっくりとシゼが顔を上げる。伏し目がちで顔だけをこちらを見るが、視線は合わない。息を吸って口を開くが、躊躇したように開いた口を閉じる。息を吸うタイミングでチラリと俺を見るが、視線が絡み合った瞬間に逸らされ、同時に口も閉じる。
暫くシゼは逡巡し続けた。そして一際握りしめた拳が白くなった時、口の動きに伴い声が飛び出て来た。
「兄様が裁判に出るのは決定事項となりました」
「・・・」
開いた口が塞がらなかった。自分の耳を疑った。そんなはずはないと。
「ごめん、シゼ。俺、良く聞き取れなかった。もう一回お願い」
シゼが伏せていた目を上げる。その目は真っすぐと俺に突き刺さる。
「兄様は裁判に出ないといけません」
「マジか・・・・」
聞き間違いではなかった。ソファーの背もたれに凭れ、脱力したまま思わず天を仰ぐ。
「実はこの部屋、王族と公爵位以上の貴族、また王城内での重要なポストについている者専用の牢なのんだ。監禁部屋とも言えるかな。それで兄様を守るためにも、ルーデリオ・バルネリア“公爵子息”を入れる牢として、この場所に初めから来たんだ」
ここでシゼは一息吐く。だから、俺は重罪人と言われているのに、連れてこられた先が牢屋ではなく、この牢屋感が全くない部屋だったのか。会話したいがために人が少ないところを選んだと思っていたが、初めからここが牢だったとは。
「ここは一部の者しか知っていない場所で、人出も全くない場所だから多くの者はこの場所の存在を知らない。だから僕は、さっき兄様が裁判に出ないと言った時、この場所だからこそ密会用として使ったことにしようと思っていたんだ。貴族の罪人は誰もここに来ていないってね。けれど・・・・殿下に先手を打たれていたよ」
悲哀に満ちた表情で、無理やり口角だけを上げて、シゼは笑う。
「僕が兄様に強要することが出来ないことは、殿下の想定内だったんだ。兄様が初めから提案に乗っていた場合、この手紙の出番はなかったみたいだけど、僕が兄様を逃がそうとしたからこの手紙を見ることになったみたい。ごめん、兄様・・・・」
つまり、俺は逃げられないってことか。リュゼではなく、ルーデリオ・バルネリアとして表に立たなければならないと?
「俺は絶対に、リュゼとしてここにいることは出来ないってことだよな。・・・待って、もう少し詳しく教えてくれ」
シゼはコクリと頷いた。
「既に兄様が僕らの手の内に保護していることは、敵側に感づかれているみたい。だから、このまま王都から出るのは危険すぎる。兄様が強いことは分かっているんだけどね。そして兄様が王都に移送された姿は多くの人たちの目に入っている。それなのに、王国の中で最も警備の厚い王城の牢から重罪人を逃がしたという話が出回ってしまう訳にはいかないんだ。それも、レオナード殿下の部下である僕が連れて行ったことは知られている。そうなると、王城の警備云々どころか、レオナード殿下の立場も揺らぐんだ。殿下が抜けてしまったら国は・・・・」
言いたいことは理解した。ハーデル王国を離れていた俺でも、今回の移送中に聞こえて来た話から、大体の事は推測出来る。現状、第一王子が定例通りに王太子になっているが、国民の声としては、第二王子と第四王子の支持方が高い。特に、色々な政策をしている第四王子であるレオの方が圧倒的に人気だ。さらに、王太子らしき人物が、毎晩の如く遊郭に足を運んでいるということも。
庶民の間で俄かに広がる噂であるため、王城内部の王の耳までは入っていないのかもしれない。入っている可能性もあるが、俺はこの国の王に会ったことはないので、どんな人物か分からない。けれど昔聞いた情報通りの人なら、多少の事には目を瞑る人だ。それも、兄弟での王位争いをして欲しくない人で、あまりにも酷くない限りは第一王子に王位を譲り、他の兄弟たちには兄のサポートに回ってもらいたいと考えている人だった。
けれど、王の考えとは別に、王太子はどう思っているか分からない。兄弟が自分の地位を狙っていると感じている可能性もある。それに、それぞれの王子を支持する周りの貴族もいるはずだ。王太子に関しての噂が事実なのであれば、王太子やその支持者たちがレオを警戒していてもおかしくない。潰せる機会があれば喜々として便乗してくる姿は目に見えている。
遊び人が国の実権を握ったら、この国は終わるかもしれない。それをシゼは危惧しているのだろう。
俺としては、この国がどうなろうと知ったことではない。だがレオが追い落とされた場合、シゼも同様に追い落とされるということだ。シゼとレオの性格上、自分たちの地位には興味がないから追い落とされたとしても気にはしないだろう。けれど、国の未来に関しては絶対に憂う。
俺の意思を貫くか、2人のために我慢するか、悩ましい問題だ。
いや、悩む必要はない。シゼは言っていた。既に俺が裁判に出ることは決定事項だと。つまり、レオは強引にでも俺を表舞台に立たせることにしたということだ。拒否権は俺にはない。
この場にはいない親友を思い浮かべる。恨みはしない。だって昔からレオは変わらず、王族として自分がどのような選択をしなければならないか理解していた。
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