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シゼルス
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「疲れは見えるけど無事で良かった!来てくれてありがとうね!」
「シゼに呼ばれたら、来なきゃな?」
抱き着いているシゼの身長は、前とは違って俺とあまり大差ないほどまで伸びている。栄養バランスの問題か、両者共に成長期ではあるが身長は同じぐらいだろう。
それに1年前よりもシゼの体つきはしっかりとしている。しなやかな筋肉もついており、ちゃんと鍛えてきていたことが伺える。この一年という期間は俺だけでなく、シゼにとっても成長の期間だったのだろう。
「あまり時間が取れなくて、早速だけど今回の計画について確認しないといけない所があるから、そこに座って?」
促されたのはソファーが並べられた場所。一人掛けのソファーが2つあり、それぞれがテーブルを挟んで配置されていた。その片側にシゼが座り、もう片方に俺が腰掛ける。久しぶりの座り心地の良い素材は、痛めつけられていたお尻に優しい。鎖で体が拘束されていることもないので、思い思いに体を伸ばし、脱力してソファーに沈む。
「まずは一気に粗方説明するから、質問は最後にお願いね」
「分かった」
シゼの顔付きが真剣なものになる。
「今回の計画で一番重要な事なんだけど、王都に滞在中、兄様はリュゼではなくなる」
「ッ!?」
どういうことだ!?俺は王都に、リュゼとして、罪人として、連れてこられたはずだ。リュゼではなくなるとはどういうことだ!また別人を演じなければいけないのか?いや、そんなことはないはず。アイゼンが演技は無理だというから、俺は辛い思いをしてまで王都に運ばれてきたのだ。今更何かを演じるということはないはずだ!
「そうだよね。混乱するよね。僕らもリュゼとして扱うことが出来るならそうしたかったんだけど、そこまでには至らなかったんだ」
落ち込んだシゼを見て、こちらまで悲しくなる。僕らということは、シゼだけでなくレオも共同で今日のために何かを準備してくれたのだろう。
「色々と奔走してくれたんだろ?ならその気持ちだけで十分だ」
俺の声掛けにシゼが顔を上げて安堵の表情を浮かべる。そして、一息吐いて気持ちを切り替えたのち、再び口を開く。
「兄様には兄様としてここにいてもらいます。“ルーデリオ・バルネリア”として」
まさかの発言に目を見開き、口を開けたまま固まる。脳が思考を放棄した。阿保面を晒したまま、僅かな間静寂が訪れる。
「えーっと、そろそろ続けるね」
「えっ?あ、ああ」
シゼの言葉で脳が再起動しだすが、完全に立ち上がるまでは時間がかかりそうだ。
「普通なら、庶民が王族に手を出したと言われたら、例えそれが嘘だとしても庶民が無罪になることは無理なんだ。真実がどうであれ、その方が手っ取り早いからね。だから“リュゼ”が無罪になることは不可能。だけど、貴族の“ルーデリオ・バルネリア”なら可能性がある。それに今回、この時のために、殿下と共に新しい制度を作ったんだ。昔教えてもらった“裁判”って制度だよ。庶民にまでは適応の範囲を広げることが出来なかったけど、貴族だけは適応させることが出来た。だから、ルー兄?裁判に出て?」
再起動してすぐに処理するには多すぎる情報量だった。俺は、過去に捨て去った自分に戻るということか?死んだはずの俺に、殺されたはずの俺に?もう一度ルーデリオとして?
だが、俺は既に死んだ者として扱われているはずだ。なのにこのタイミングで俺が生きていることをバラすのか?
死んだ俺が、今の俺を助ける。
今の俺を助けるには、昔の俺しかいないと?
過去が暴かれるなら、わざわざ俺の無実を証明する必要はない。もう、昔の俺とは関係ないのだ。俺は、ルーデリオ・バルネリアとは無関係なリュゼという人物として生きているのだ。無実を証明しないと生きていけないわけではない。ズィーリオスやユヴェーレン、アバドンという仲間がいれば、俺は生きていける。
過去に頼る必要もなく、今を生きていけるのだ。勿論、多少の“生き”苦しさはある。けれど、ルーデリオ・バルネリアとリュゼが同一人物として認識されるぐらいなら、俺は“生き”苦しい生き方を選ぶ。場所によっては、そもそもルーデリオ・バルネリアの価値はないのだから問題ない。
俺はリュゼとして、無実を証明出来ると思ったから王都に来たのだ。けれど・・・・そうでなければ話は変わる。
「ごめん。それは受け入れられない。ルーデリオ・バルネリアは死んだんだ。死んだ人は生き返らない。生き返らないんだよ」
首をゆっくりと横に振る。裁判という制度を経った一年で機能させたレオとシゼの努力は認める。凄い成果だ。俺のためにそこまでしてくれたのだから。けれど、それは俺の望んだ未来ではない。
「2人が俺のために法整備に奔走したのは凄く分かるし、それだけ努力したことも感じる。けれど、俺はそこまでして自分の無罪を主張する気はない。今の俺はただの“リュゼ”だから」
シゼの顔を見てそっと微笑む。2人の努力を無駄にしてしまったのは申し訳ないが、しかしこれからこの制度は使われることになるだろう。ただ急ぎ過ぎただけで。
「兄様にとって、あの日が最悪な誕生日となったことは僕だって覚えている!今の生き方の方が、兄様らしく生きていけているのだろうということは感じている。けれどっ!どうしても僕は、兄様を殺そうとしたバルネリア家に復讐したいんだ!僕の勝手な我が儘に兄様を巻き込むのはお門違いだということは分かっている!けど、どうしても僕は・・・・!その復讐には、ルー兄が生きていることを見せつける必要がある。バルネリア家を潰して、兄様の無実を証明する!そのためには、今しかないんだよ!お願い!」
シゼが今にも泣きそうな顔で、復讐の炎を瞳に宿し、懇願する。その複雑な心境を推し量ることは俺には出来ない。俺が死んでいたならまだしも、俺は生きている。そのことをシゼとレオさえ知っていれば良いと思っていた。俺は生きているのだから、シゼが復讐するなんて意味がない。生きている俺が復讐するならまだ分かる。けど俺には、復讐する気持ちが微塵も湧き上がらないのだ。それは、今が幸せな生活をしているからなのかもしれない。
「シゼ。復讐なんて必要ないよ。俺は生きているじゃないか。それだけではダメなのか?」
シゼに優しく問いかける。しかしシゼは、下唇を噛み締めて俯いた後、グッと顔を上げて俺の目を見据える。
「僕は、兄様に、いつも守ってばかりだ。属性が一つしかないと判断された時も、魔力量がバルネリアの普通より少なくて、養子に出されそうになった時も、城下街で殿下と共に、裏ギルドに追われて魔力切れになりかけた時も、ダンジョン内に攫われて殺されかけた時も!いつも兄様は守ってくれた!幼いころ、周りの人は僕を煙たがって相手にしてくれなかったけど、唯一兄様だけはいつも僕の側にいてくれた!面白い話をいっぱいしてくれて、それが今の僕の役にたっている!なのに僕は、何も兄様のために力になれていない!」
「そんなことはない!!」
シゼの最後の言葉につい声を張り上げて言葉を遮る。シゼが自分を卑下する姿は耐えられなかった。
「俺は単純にシゼの事が好きだから、大好きな弟のためにカッコいい兄の姿を見せたくて、色々していただけだ。それは俺自身も楽しかったからだ!それに兄が可愛い弟を守るなんてことは当然のことだろう?シゼが気にする必要はない!弟は兄に甘えていれば良い!それは当然の権利だろ?」
「けん、り?」
シゼの瞳が不安そうに揺れる。雨に晒され打ち捨てられた子犬のように、か細く呟く。ソファーを立ち上がり、テーブルを迂回してシゼの目の前に回り込む。そして大きく広げた両腕の中にシゼを抱き込み、嗚咽するシゼの背中を静かに撫でていた。
「シゼに呼ばれたら、来なきゃな?」
抱き着いているシゼの身長は、前とは違って俺とあまり大差ないほどまで伸びている。栄養バランスの問題か、両者共に成長期ではあるが身長は同じぐらいだろう。
それに1年前よりもシゼの体つきはしっかりとしている。しなやかな筋肉もついており、ちゃんと鍛えてきていたことが伺える。この一年という期間は俺だけでなく、シゼにとっても成長の期間だったのだろう。
「あまり時間が取れなくて、早速だけど今回の計画について確認しないといけない所があるから、そこに座って?」
促されたのはソファーが並べられた場所。一人掛けのソファーが2つあり、それぞれがテーブルを挟んで配置されていた。その片側にシゼが座り、もう片方に俺が腰掛ける。久しぶりの座り心地の良い素材は、痛めつけられていたお尻に優しい。鎖で体が拘束されていることもないので、思い思いに体を伸ばし、脱力してソファーに沈む。
「まずは一気に粗方説明するから、質問は最後にお願いね」
「分かった」
シゼの顔付きが真剣なものになる。
「今回の計画で一番重要な事なんだけど、王都に滞在中、兄様はリュゼではなくなる」
「ッ!?」
どういうことだ!?俺は王都に、リュゼとして、罪人として、連れてこられたはずだ。リュゼではなくなるとはどういうことだ!また別人を演じなければいけないのか?いや、そんなことはないはず。アイゼンが演技は無理だというから、俺は辛い思いをしてまで王都に運ばれてきたのだ。今更何かを演じるということはないはずだ!
「そうだよね。混乱するよね。僕らもリュゼとして扱うことが出来るならそうしたかったんだけど、そこまでには至らなかったんだ」
落ち込んだシゼを見て、こちらまで悲しくなる。僕らということは、シゼだけでなくレオも共同で今日のために何かを準備してくれたのだろう。
「色々と奔走してくれたんだろ?ならその気持ちだけで十分だ」
俺の声掛けにシゼが顔を上げて安堵の表情を浮かべる。そして、一息吐いて気持ちを切り替えたのち、再び口を開く。
「兄様には兄様としてここにいてもらいます。“ルーデリオ・バルネリア”として」
まさかの発言に目を見開き、口を開けたまま固まる。脳が思考を放棄した。阿保面を晒したまま、僅かな間静寂が訪れる。
「えーっと、そろそろ続けるね」
「えっ?あ、ああ」
シゼの言葉で脳が再起動しだすが、完全に立ち上がるまでは時間がかかりそうだ。
「普通なら、庶民が王族に手を出したと言われたら、例えそれが嘘だとしても庶民が無罪になることは無理なんだ。真実がどうであれ、その方が手っ取り早いからね。だから“リュゼ”が無罪になることは不可能。だけど、貴族の“ルーデリオ・バルネリア”なら可能性がある。それに今回、この時のために、殿下と共に新しい制度を作ったんだ。昔教えてもらった“裁判”って制度だよ。庶民にまでは適応の範囲を広げることが出来なかったけど、貴族だけは適応させることが出来た。だから、ルー兄?裁判に出て?」
再起動してすぐに処理するには多すぎる情報量だった。俺は、過去に捨て去った自分に戻るということか?死んだはずの俺に、殺されたはずの俺に?もう一度ルーデリオとして?
だが、俺は既に死んだ者として扱われているはずだ。なのにこのタイミングで俺が生きていることをバラすのか?
死んだ俺が、今の俺を助ける。
今の俺を助けるには、昔の俺しかいないと?
過去が暴かれるなら、わざわざ俺の無実を証明する必要はない。もう、昔の俺とは関係ないのだ。俺は、ルーデリオ・バルネリアとは無関係なリュゼという人物として生きているのだ。無実を証明しないと生きていけないわけではない。ズィーリオスやユヴェーレン、アバドンという仲間がいれば、俺は生きていける。
過去に頼る必要もなく、今を生きていけるのだ。勿論、多少の“生き”苦しさはある。けれど、ルーデリオ・バルネリアとリュゼが同一人物として認識されるぐらいなら、俺は“生き”苦しい生き方を選ぶ。場所によっては、そもそもルーデリオ・バルネリアの価値はないのだから問題ない。
俺はリュゼとして、無実を証明出来ると思ったから王都に来たのだ。けれど・・・・そうでなければ話は変わる。
「ごめん。それは受け入れられない。ルーデリオ・バルネリアは死んだんだ。死んだ人は生き返らない。生き返らないんだよ」
首をゆっくりと横に振る。裁判という制度を経った一年で機能させたレオとシゼの努力は認める。凄い成果だ。俺のためにそこまでしてくれたのだから。けれど、それは俺の望んだ未来ではない。
「2人が俺のために法整備に奔走したのは凄く分かるし、それだけ努力したことも感じる。けれど、俺はそこまでして自分の無罪を主張する気はない。今の俺はただの“リュゼ”だから」
シゼの顔を見てそっと微笑む。2人の努力を無駄にしてしまったのは申し訳ないが、しかしこれからこの制度は使われることになるだろう。ただ急ぎ過ぎただけで。
「兄様にとって、あの日が最悪な誕生日となったことは僕だって覚えている!今の生き方の方が、兄様らしく生きていけているのだろうということは感じている。けれどっ!どうしても僕は、兄様を殺そうとしたバルネリア家に復讐したいんだ!僕の勝手な我が儘に兄様を巻き込むのはお門違いだということは分かっている!けど、どうしても僕は・・・・!その復讐には、ルー兄が生きていることを見せつける必要がある。バルネリア家を潰して、兄様の無実を証明する!そのためには、今しかないんだよ!お願い!」
シゼが今にも泣きそうな顔で、復讐の炎を瞳に宿し、懇願する。その複雑な心境を推し量ることは俺には出来ない。俺が死んでいたならまだしも、俺は生きている。そのことをシゼとレオさえ知っていれば良いと思っていた。俺は生きているのだから、シゼが復讐するなんて意味がない。生きている俺が復讐するならまだ分かる。けど俺には、復讐する気持ちが微塵も湧き上がらないのだ。それは、今が幸せな生活をしているからなのかもしれない。
「シゼ。復讐なんて必要ないよ。俺は生きているじゃないか。それだけではダメなのか?」
シゼに優しく問いかける。しかしシゼは、下唇を噛み締めて俯いた後、グッと顔を上げて俺の目を見据える。
「僕は、兄様に、いつも守ってばかりだ。属性が一つしかないと判断された時も、魔力量がバルネリアの普通より少なくて、養子に出されそうになった時も、城下街で殿下と共に、裏ギルドに追われて魔力切れになりかけた時も、ダンジョン内に攫われて殺されかけた時も!いつも兄様は守ってくれた!幼いころ、周りの人は僕を煙たがって相手にしてくれなかったけど、唯一兄様だけはいつも僕の側にいてくれた!面白い話をいっぱいしてくれて、それが今の僕の役にたっている!なのに僕は、何も兄様のために力になれていない!」
「そんなことはない!!」
シゼの最後の言葉につい声を張り上げて言葉を遮る。シゼが自分を卑下する姿は耐えられなかった。
「俺は単純にシゼの事が好きだから、大好きな弟のためにカッコいい兄の姿を見せたくて、色々していただけだ。それは俺自身も楽しかったからだ!それに兄が可愛い弟を守るなんてことは当然のことだろう?シゼが気にする必要はない!弟は兄に甘えていれば良い!それは当然の権利だろ?」
「けん、り?」
シゼの瞳が不安そうに揺れる。雨に晒され打ち捨てられた子犬のように、か細く呟く。ソファーを立ち上がり、テーブルを迂回してシゼの目の前に回り込む。そして大きく広げた両腕の中にシゼを抱き込み、嗚咽するシゼの背中を静かに撫でていた。
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