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身柄の行方
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「カストレア卿、重罪人の移送ご苦労様です。あとは我々にお任せください」
馬車の外からハキハキとした男の声が聞こえた。発言内容から推測するに、王都の騎士であろう。そして、同じ声の人物が部下らしき者達に指示を出し、馬車に被せられていた布が一気に剥ぎ取られた。久しぶりに浴びる日の光に目を細める。眩しすぎて周囲を直視出来ない。けどまあ、視界なんて俺にはあまり関係ない。だって魔力が、あっ・・・。魔封じの鎖があるため魔力を周囲にばら撒けないのだった。国家重罪人のレベルになれば、その扱いも特別待遇なのだ。逆の意味で。
光に目が慣れるまで耐える。体中の痛みは、毎晩ズィーリオスによって治癒されていたため蓄積はしていないが、不平不満は日ごとに蓄積していた。日の光を堪えるために細めた眼は鋭く、溜まりに溜まったストレスによって周囲に殺気をばら撒いていた。例えこの場が夜の時間であったとしても、俺の目は鋭く睨み付けていたに違いない。
「こ、これは・・・・!?さすがっ、王族に、手を出した、大罪人ですね」
周囲にいる王都所属の騎士たちがどよめく。殺気にビビッて足が竦んだ者も大勢いたようで、身動きが取れず怯えた表情の者達が続出しており、指揮が乱れ現場が混乱し始めた。
そんな彼らにバレないように、こっそりと溜息を吐いたジジイが俺に目だけで止めろと言ってくるが、当然ながら従う気はない。本当なら今すぐ鎖を引きちぎってストレスを発散したいのだ。しかしそんな衝動を抑えているのだから、大人しくしているだけマシだと思って欲しい。
実際、本気で抗えば鎖から抜け出すことは可能だ。いくら重罪人用の魔封じの鎖と言えども、俺のような馬鹿げた魔力を持つ者を想定してはいない。更に今の俺は、ラナンお手製の魔力量認識阻害アイテムの効果により、魔力量の偽造に成功している。エルフ用の魔力が多い者に対する魔封じではなく、一般的な人間の魔力量として見られているのだ。そのため、魔封じの効果を上回るほどの魔力量に晒されれば、鎖自体が耐え切れずに砕け散る。だから抜け出すことは俺には容易いのだ。
計画があるから大人しくしているだけで、ジジイはワザと俺をイライラさせているのだから、こうなることも織り込み済みのはず。そうでなければ、こんな人使いの荒い奴が有能と言われ、二つ目の爵位を叙爵されるわけがない。俺のままで良いと言っていたのはジジイなんだからな!
感情のままに檻をガンッと蹴りつける。その音に周囲の騎士たちの肩がビクッと跳ねた。ふーっ。少しスッキリした。身体強化を掛けていないため鉄格子が曲がることはなく、また丈夫に作られた靴が破損することもない。物理的損傷はないから、後でジジイから賠償請求を受けることもないだろう。殺気を納めていく。
落ち付いてきので、先ほどとは段違いに冷静に周囲の状況を把握することが出来る様になったが、未だ俺の鬱憤は晴れない。
『これは・・・、熱りが冷めるまではあの人間の事をジジイ呼びしそうだな』
『そうだな』
アバドンとズィーリオスが、俺の様子をチラ見しながら念話でヒソヒソと言葉を交わす。
俺が殺気を放つことを止めたので、のそりと騎士たちが立ち上がり、こちらを警戒しながらにじり寄って来る。一定の数の騎士たちは下腹部を湿らせてしまった者もいたようで、上司に指示されてそそくさとこの場から去って行った。
立ち上がり、出入り口が開くのを待つ。俺よりも背の高い大人たちが、ビクビクとしながら開錠するする様子を眺める。別に彼らに手を出すつもりはないのに、こんなに怯えなくても良いと思うんだが。ここで反抗して乱暴にされるのは嫌だ。暴れはしないが、剣呑な雰囲気が漂っていた。
鉄格子が開けられ、中に人が入って来る。先頭にいるのは獣人の男で、耳の形からして犬だろうか。俺が暴れた時の抑え要員に見える。その男が俺の背中を押して外に出す。背中を押した人物と外に待機していた別の騎士によって両サイドを固められる。
視界の端では、この場の指揮を執っている男に俺の没収された荷物が渡されたところだった。目を見開いて、俺の剣をまじまじと見つめる様子に思わず我慢できずに睨み付ける。その視線に反応し、男が俺を振り返る。しかし、俺が大人しくしているのを確認して安心したのか、口角が僅かに上がるのを見逃さなかった。奴の手から剣を守ろうとそちらに一歩を踏み出しかけた瞬間、懐かしい声が聞こえた。
「その罪人ですが、身柄をこちらに手渡して下さい」
聞こえた声に反射的に振り向くと、そこには背が伸びたシゼの姿があった。変声期はまだなのか、相変わらず幼い頃と同じ声。けれど、その威風堂々とした姿には思わず小さな感嘆の声を上げてしまった。見たことない真面目なキリっとした表情は、それだけシゼが立派に成長している証だろう。1年前とは比べ物にもならない程、しっかりとした少年へと成長を遂げていた。
「しかしシゼルス様。いくらレオナード殿下の専属護衛である貴方様でありましても、これは我々の職務です。それもこの者は貴方様にも手を出した者ですよ?身柄を預けるのはあまりにも危険すぎます」
責任者の騎士がシゼに苦言を呈す。しかし、シゼは全く怯むことなく凍えるような目つきで騎士を見返した。
「ならば私より、お前の方がこの者を抑える実力があると申すのか?」
シゼは氷属性に目覚めたのだろうか。そう思うほどに周囲の気温が下がったように感じた。責任者の男は、冷汗を掻きながら口ごもる。反論出来る実力はないのだろう。
「この男の処遇はこちらで受け持つことに決まっている。だからお前たちが、この者の身柄を引き渡すことに問題を感じる必要はない。異議があるならば殿下に直接申し上げるが良い。異議申し立てには応じてくれるそうだぞ」
そしてシゼは連れてきていた2人の騎士たちに指示を出し、シゼに口答えをした騎士の部下から俺を引き取る。シゼに迷惑はかけないように、ここは大人しくしておこう。
どうすればいいか分からないと手持ち無沙汰になった騎士たちが、シゼの連れて来た騎士たちを困惑した目で眺めたり、睨み付けたりしている。だが、シゼが連れて来た騎士たちはそんな視線をものともせず、黙々と俺をシゼの方向に歩かせ始めた。それを見たシゼが踵を返し、城の中に繋がる方向に向かい出す。だが不思議な事に、シゼとジジイは軽く貴族的な挨拶を交わしただけで、一緒にどこかへ向かうことはなく、ここで分かれることになった。
引きつられるままに城の中を移動する。けれど不思議な事に、城の中に入ってから一度もすれ違う人がいなかった。何処に向かっているのかは分からないが、城の中心部ではなく、端の方であることだけはなんとなく感じた。かなり端の方まで歩くと鉄製の扉が現れた。その扉についている鍵を外して中に入る。
すると上階へと続く長い螺旋階段が見えた。その階段を上っていく。ここまで一言も会話がないので、ずっと足音しか聞こえていない。その長い静寂のおかげで、俺の脳内だけでなく心も落ち着きだしていた。鬱憤が今にも爆発しそうだった限界のラインが、久しぶりにシゼに会ったことで下がっていく。声を掛けたいが掛けれない。もう暫くは我慢が必要だ。
階段を上ること10分。
そこは城の尖塔であった。尖塔の最上階に連れられた俺は、そこから見える外の景色に目を奪われる。ここ王都で、これほどの高さからの景色を見ることが出来る場所はほとんどない。城下町が一望出来るこの場所は、元々人の出入りがないところなのだろう。辺りは静かに風の音だけが響いていた。
最上階に唯一ある扉を開けて中へと通される。そこは、質素ながらも品のある家具が並べられた、1つの部屋であった。それも、ダガリスの屋敷で借りていた俺たちの部屋よりも広い。連れられたのは牢屋ではなかった。
シゼが来た時点で向かう先が牢屋ではないとは思っていたが、ここには何のために来たのだろうか。
俺を連れていた騎士たちが部屋の外に1人立ち、もう1人は俺の鎖を外しだし、扉付近で鎖を持ったまま待機態勢に入る。どういうつもりか分からない。
困惑してシゼを見やると、先ほどとは打って変わって顔を輝かせて飛びついて来た。
「うおっ!?」
しっかり踏ん張って抱き留める。騎士の人たちがいるのに良いのかと、振り返って鎖を持った人を見ると苦笑いを浮かべていた。
「久しぶり!兄様!その人と外にいる2人は信頼出来る人だから気にしなくて大丈夫だよ!それにしても、兄様を鎖で縛るなんて酷いよね。ごめんね?こうしないと怪しまれるから・・・」
しょんぼりと項垂れるシゼの頭をポンポンと撫でる。そうか、シゼ達の指示でもあったなら仕方ないな。アイゼンの奴は絶対にノリノリだっただろうけど。大きくなっても変わらない可愛いシゼに絆され、イラつきは霧散したのだった。
馬車の外からハキハキとした男の声が聞こえた。発言内容から推測するに、王都の騎士であろう。そして、同じ声の人物が部下らしき者達に指示を出し、馬車に被せられていた布が一気に剥ぎ取られた。久しぶりに浴びる日の光に目を細める。眩しすぎて周囲を直視出来ない。けどまあ、視界なんて俺にはあまり関係ない。だって魔力が、あっ・・・。魔封じの鎖があるため魔力を周囲にばら撒けないのだった。国家重罪人のレベルになれば、その扱いも特別待遇なのだ。逆の意味で。
光に目が慣れるまで耐える。体中の痛みは、毎晩ズィーリオスによって治癒されていたため蓄積はしていないが、不平不満は日ごとに蓄積していた。日の光を堪えるために細めた眼は鋭く、溜まりに溜まったストレスによって周囲に殺気をばら撒いていた。例えこの場が夜の時間であったとしても、俺の目は鋭く睨み付けていたに違いない。
「こ、これは・・・・!?さすがっ、王族に、手を出した、大罪人ですね」
周囲にいる王都所属の騎士たちがどよめく。殺気にビビッて足が竦んだ者も大勢いたようで、身動きが取れず怯えた表情の者達が続出しており、指揮が乱れ現場が混乱し始めた。
そんな彼らにバレないように、こっそりと溜息を吐いたジジイが俺に目だけで止めろと言ってくるが、当然ながら従う気はない。本当なら今すぐ鎖を引きちぎってストレスを発散したいのだ。しかしそんな衝動を抑えているのだから、大人しくしているだけマシだと思って欲しい。
実際、本気で抗えば鎖から抜け出すことは可能だ。いくら重罪人用の魔封じの鎖と言えども、俺のような馬鹿げた魔力を持つ者を想定してはいない。更に今の俺は、ラナンお手製の魔力量認識阻害アイテムの効果により、魔力量の偽造に成功している。エルフ用の魔力が多い者に対する魔封じではなく、一般的な人間の魔力量として見られているのだ。そのため、魔封じの効果を上回るほどの魔力量に晒されれば、鎖自体が耐え切れずに砕け散る。だから抜け出すことは俺には容易いのだ。
計画があるから大人しくしているだけで、ジジイはワザと俺をイライラさせているのだから、こうなることも織り込み済みのはず。そうでなければ、こんな人使いの荒い奴が有能と言われ、二つ目の爵位を叙爵されるわけがない。俺のままで良いと言っていたのはジジイなんだからな!
感情のままに檻をガンッと蹴りつける。その音に周囲の騎士たちの肩がビクッと跳ねた。ふーっ。少しスッキリした。身体強化を掛けていないため鉄格子が曲がることはなく、また丈夫に作られた靴が破損することもない。物理的損傷はないから、後でジジイから賠償請求を受けることもないだろう。殺気を納めていく。
落ち付いてきので、先ほどとは段違いに冷静に周囲の状況を把握することが出来る様になったが、未だ俺の鬱憤は晴れない。
『これは・・・、熱りが冷めるまではあの人間の事をジジイ呼びしそうだな』
『そうだな』
アバドンとズィーリオスが、俺の様子をチラ見しながら念話でヒソヒソと言葉を交わす。
俺が殺気を放つことを止めたので、のそりと騎士たちが立ち上がり、こちらを警戒しながらにじり寄って来る。一定の数の騎士たちは下腹部を湿らせてしまった者もいたようで、上司に指示されてそそくさとこの場から去って行った。
立ち上がり、出入り口が開くのを待つ。俺よりも背の高い大人たちが、ビクビクとしながら開錠するする様子を眺める。別に彼らに手を出すつもりはないのに、こんなに怯えなくても良いと思うんだが。ここで反抗して乱暴にされるのは嫌だ。暴れはしないが、剣呑な雰囲気が漂っていた。
鉄格子が開けられ、中に人が入って来る。先頭にいるのは獣人の男で、耳の形からして犬だろうか。俺が暴れた時の抑え要員に見える。その男が俺の背中を押して外に出す。背中を押した人物と外に待機していた別の騎士によって両サイドを固められる。
視界の端では、この場の指揮を執っている男に俺の没収された荷物が渡されたところだった。目を見開いて、俺の剣をまじまじと見つめる様子に思わず我慢できずに睨み付ける。その視線に反応し、男が俺を振り返る。しかし、俺が大人しくしているのを確認して安心したのか、口角が僅かに上がるのを見逃さなかった。奴の手から剣を守ろうとそちらに一歩を踏み出しかけた瞬間、懐かしい声が聞こえた。
「その罪人ですが、身柄をこちらに手渡して下さい」
聞こえた声に反射的に振り向くと、そこには背が伸びたシゼの姿があった。変声期はまだなのか、相変わらず幼い頃と同じ声。けれど、その威風堂々とした姿には思わず小さな感嘆の声を上げてしまった。見たことない真面目なキリっとした表情は、それだけシゼが立派に成長している証だろう。1年前とは比べ物にもならない程、しっかりとした少年へと成長を遂げていた。
「しかしシゼルス様。いくらレオナード殿下の専属護衛である貴方様でありましても、これは我々の職務です。それもこの者は貴方様にも手を出した者ですよ?身柄を預けるのはあまりにも危険すぎます」
責任者の騎士がシゼに苦言を呈す。しかし、シゼは全く怯むことなく凍えるような目つきで騎士を見返した。
「ならば私より、お前の方がこの者を抑える実力があると申すのか?」
シゼは氷属性に目覚めたのだろうか。そう思うほどに周囲の気温が下がったように感じた。責任者の男は、冷汗を掻きながら口ごもる。反論出来る実力はないのだろう。
「この男の処遇はこちらで受け持つことに決まっている。だからお前たちが、この者の身柄を引き渡すことに問題を感じる必要はない。異議があるならば殿下に直接申し上げるが良い。異議申し立てには応じてくれるそうだぞ」
そしてシゼは連れてきていた2人の騎士たちに指示を出し、シゼに口答えをした騎士の部下から俺を引き取る。シゼに迷惑はかけないように、ここは大人しくしておこう。
どうすればいいか分からないと手持ち無沙汰になった騎士たちが、シゼの連れて来た騎士たちを困惑した目で眺めたり、睨み付けたりしている。だが、シゼが連れて来た騎士たちはそんな視線をものともせず、黙々と俺をシゼの方向に歩かせ始めた。それを見たシゼが踵を返し、城の中に繋がる方向に向かい出す。だが不思議な事に、シゼとジジイは軽く貴族的な挨拶を交わしただけで、一緒にどこかへ向かうことはなく、ここで分かれることになった。
引きつられるままに城の中を移動する。けれど不思議な事に、城の中に入ってから一度もすれ違う人がいなかった。何処に向かっているのかは分からないが、城の中心部ではなく、端の方であることだけはなんとなく感じた。かなり端の方まで歩くと鉄製の扉が現れた。その扉についている鍵を外して中に入る。
すると上階へと続く長い螺旋階段が見えた。その階段を上っていく。ここまで一言も会話がないので、ずっと足音しか聞こえていない。その長い静寂のおかげで、俺の脳内だけでなく心も落ち着きだしていた。鬱憤が今にも爆発しそうだった限界のラインが、久しぶりにシゼに会ったことで下がっていく。声を掛けたいが掛けれない。もう暫くは我慢が必要だ。
階段を上ること10分。
そこは城の尖塔であった。尖塔の最上階に連れられた俺は、そこから見える外の景色に目を奪われる。ここ王都で、これほどの高さからの景色を見ることが出来る場所はほとんどない。城下町が一望出来るこの場所は、元々人の出入りがないところなのだろう。辺りは静かに風の音だけが響いていた。
最上階に唯一ある扉を開けて中へと通される。そこは、質素ながらも品のある家具が並べられた、1つの部屋であった。それも、ダガリスの屋敷で借りていた俺たちの部屋よりも広い。連れられたのは牢屋ではなかった。
シゼが来た時点で向かう先が牢屋ではないとは思っていたが、ここには何のために来たのだろうか。
俺を連れていた騎士たちが部屋の外に1人立ち、もう1人は俺の鎖を外しだし、扉付近で鎖を持ったまま待機態勢に入る。どういうつもりか分からない。
困惑してシゼを見やると、先ほどとは打って変わって顔を輝かせて飛びついて来た。
「うおっ!?」
しっかり踏ん張って抱き留める。騎士の人たちがいるのに良いのかと、振り返って鎖を持った人を見ると苦笑いを浮かべていた。
「久しぶり!兄様!その人と外にいる2人は信頼出来る人だから気にしなくて大丈夫だよ!それにしても、兄様を鎖で縛るなんて酷いよね。ごめんね?こうしないと怪しまれるから・・・」
しょんぼりと項垂れるシゼの頭をポンポンと撫でる。そうか、シゼ達の指示でもあったなら仕方ないな。アイゼンの奴は絶対にノリノリだっただろうけど。大きくなっても変わらない可愛いシゼに絆され、イラつきは霧散したのだった。
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