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「うっ。これが後、10日近くかかるのか?それも通常よりも早い行程だから、余計に辛い。こんなの聞いてないんだけど・・・」
馬車が出発して既に1日が過ぎようとしていた。昼になる前にはもう既にお尻は痛くなり、寝転がるも揺れが酷くて寝ることすらままならない。車輪が小石を噛んでしまった時は車体が跳ねるため、中になっている俺も衝撃で体が浮く。そして強かに、ダメージが蓄積しているお尻へダイレクトに追加ダメージを与えていくのだ。今の俺のお尻はサルのように真っ赤になっているに違いない。そのため横になろうにも鎖が痛くて邪魔で、固定された体は動かすことが出来ずにもどかしく、ストレッチをして動かしたい衝動に駆られた。ここまで乗り心地の悪い乗り物には乗ったことがない。軽く乗り物酔いにもなっていた。もう吐き気のムカつきとイライラは募る一方だった。
そしてまさかの昼休憩は短時間で終わり、体が休まることもなく休憩が終わってしまった。俺だけではなかったが、食事は簡易的な乾パンだけ。水も飲めるが、移動中は揺れ過ぎで全く飲めず、止まった時だけが唯一給水出来る時間だった。
やっと今日の野営地に着いたようで先ほど馬車が止まり、外から騎士たちが天幕を張って準備している声が聞こえてきていた。そのため思わず愚痴を零す。快適とは程遠い移動であったが、ユヴェーレンがいたので何とか正気を保つことが出来た。
キャラを作る必要がないため簡単な仕事だと思っていたのに、想像以上に辛い仕事だ。俺はいつも揺れがほとんどない最高級のもふもふに乗っている。だから余計にこの馬車の移動が辛いのかもしれないが、ここまで徹底して罪人を装う必要があるのだろうか。
あ、ズィーリオスに幻覚魔法で俺が鉄格子の中にいる様に見せてもらえばいいじゃないか!そうだよ!その手があった!ここまできちんと犯罪者にならなくても良いじゃないか!この状況が続く方が、本当に罪人になってしまいそうだ。
『ズィー。今何してるんだ?』
『今から天幕を設営して野宿の準備をするところだよ。どう?大丈夫?』
『全然大丈夫じゃない。最悪の気分だ。こんな状態でこの馬車に乗っていたくない。なあ、幻覚魔法で俺がいる様に見せかけて、実際の俺はズィーたちと一緒にいてはダメか?移動はやっぱりズィーじゃないとムリ』
もう嫌だとズィーリオスに訴える。ズィーリオスなら近くにアイゼンがいるから伝えてくれるはずだ。それにズィーリオスならきっとどうにかしてくれる。
俺の馬車に近づいてくる気配を感じた。ズィーリオスの気配もあるので、アイゼンとアバドンの3人だろう。そして布が捲り上げられ、視界を遮っていたものがなくなる。今はどこかの平原にいるようだった。
「リュゼ・・・・」
やって来たズィーリオスが俺の様子を見て息を飲む。想像以上に俺の疲労具合が酷かったのだろう。先ほど俺がズィーリオスにした提案をアイゼンにする。
そんなアイゼンだが、全く悩む素振りもせず、淡々と俺に訊ねてきた。
「例えばそのように対処したとして、王都に着いた時、自分自身の様子はどうなっていると思う?」
「そりゃあ、今よりはマシだろうな」
真意の掴めない問いに、混乱しながらも答える。
「それが問題なんだ」
「どういうことだ?」
「考えてみろ。さっきとは逆でこのまま王都に向かった場合、リュゼはどうなっている?」
もし、今のままの状態が続いたら・・・絶対に俺は耐えられない。
「全身どこもかしこも痛くて、滅茶苦茶不機嫌だろうな」
「そういうことだ」
「は?」
意味が分からなかった。一体何が言いたいのか。
「その感情が必要なんだよ。誰が見ても不機嫌だと分かる態度をとってもらわなければならない」
「なら、不機嫌そうに振舞えば良いだけだろ!わざわざ本当に再現する必要はないだろ!」
アイゼンは俺の扱いを改善するつもりはない。それを感じ取り、ムキになって叫ぶ。タイミングよくズィーリオスが声が漏れないように風の結界を張ってくれていたので、俺たち以外の人には聞こえていない。そのため、顔を顰めたアイゼンが周囲を見渡し、側にいたズィーリオスが頷いたのを見て大丈夫だと察したようだった。
「あのな?そんな甘い話じゃないんだ。知らないから仕方ないとは思うが、貴族社会ってのはな、高度な騙し合い、腹の探り合いの世界なんだ。感情を笑顔の裏に綺麗に隠すなんて芸当は出来て当然だ。そんな奴らを相手に、その場凌ぎの演技など簡単にバレて終わりだ」
言いたいことは分かる。でも、頭では納得出来ても、心が付いて行かないんだ。アイゼンを睨み付ける。
「王都には貴族に関わる人が沢山いる。何処に敵対勢力の目があるか分からない。騎士にだって貴族はいるんだ。貴族には会わないだろうとは思わない方が良いぞ。何処かしらで必ず貴族には会うからな。だからそいつらの目を掻い潜るため、演技でもなんでもなく本当にその状態になってもらう。すまないが到着するまでは耐えてくれ」
それだけ言い残し、アイゼンは離れて行った。アイゼンと俺を交互に見て、必死に何かを耐えるズィーリオスが引き結んでいた口を開く。
「せめて寝る前には毎日治癒だけはするから」
そう言って俯いたズィーリオスの肩をアバドンが叩いて、結界を解除したあと2人はアイゼンを追って離れて行った。
結局、俺はこのまま王都に移動するしかない。不貞腐れながら、夕食として出された乾パンと干し肉を水でふやかしつつ、勢いよく胃の中に流し込む。アイゼンだけは貴族のためかスープも加えられており、美味しくない食事と提案が通らなかった不満とで睨み付けていた。
宣言通り、ズィーリオスは皆が食事を終わりのんびりしている間に、俺の近くまできて治癒魔法を使ってくれた。おかげでお尻の痛みと鎖の痕がなくなった。しかし、この状態で横になって寝るのはキツイ。必ず体のどこかが鎖と床との間に挟まれて押し付けられるのだ。けれど移動中はもっと眠ってられない。座った状態で寝るのもキツイ。どう寝ようとも快眠には程遠いだろう。だが、今眠らなければ眠る機会がない。不承不承横になり、目を閉じた。
出発して二日目。
案の定、あまり眠ることが出来なく、完全に睡眠不足であった。お尻がいたくなるのが嫌で、ずっと立ち続けた。お尻が痛くならないし、鎖が体に食い込む体勢でもなかったが、不安定な足場でずっと立っているのもまあまあ辛い。体幹トレーニングをしているかのようで、足裏が痛くなる。
三日目。
二日目の疲労と今日まできちんと睡眠を取れていなかったことが災いし、体調不良を起こした。けれど犯罪者の体調のために予定を狂わせるわけにはいかない。ユヴェーレンが慌ててズィーリオスに報告したことで、昼休憩の間に治癒を行ってくれた。そしてそのまま眠ってしまい、気付いた時には夜の休憩をとっていた。夕食を食べて再び眠りにつく。
四日目からは痛みも気分の悪さも、寝てしまえば感じないということで、無理やり寝ることにした。街道でない所では何度も目を覚ましたが、浅い睡眠を繰り返し、何とか体調を崩さないように保つことが出来ていた。その間は、アイゼンが計画として助けるのではなく、本当に俺を犯罪者として突き出そうとしているのではないかと疑い続けた。ユヴェーレンに確かめてもらっても、あまりの扱いに信じることが出来ない。
八日目からは何とか移動中の耐え方を身に着けて来た頃だった。王都の近くまで来ていたが、俺の時間感覚が狂ってきており、いつまで経っても目的地に着かないのではと錯覚しだした。
「ジジイ!いつになったら着くんだ!」
「もうちょっとだって」
何度休憩中にアイゼンに叫んだか分からない。早く馬車から出て、鎖を外してもらいたかった。
十一日目。
やっと王都に到着したのを、馬車の外から聞こえる人の声の多さで気づいた。馬車の揺れが小さくなり、時々止まりながら進んで行く。
そして王都内に入り暫くして、人々のざわめきが聞こえなくなる場所に移動していく。賑わいのあるざわめきとは反対に、殺伐とした気配が外から感じてきた頃、馬車が完全に停止した。
馬車が出発して既に1日が過ぎようとしていた。昼になる前にはもう既にお尻は痛くなり、寝転がるも揺れが酷くて寝ることすらままならない。車輪が小石を噛んでしまった時は車体が跳ねるため、中になっている俺も衝撃で体が浮く。そして強かに、ダメージが蓄積しているお尻へダイレクトに追加ダメージを与えていくのだ。今の俺のお尻はサルのように真っ赤になっているに違いない。そのため横になろうにも鎖が痛くて邪魔で、固定された体は動かすことが出来ずにもどかしく、ストレッチをして動かしたい衝動に駆られた。ここまで乗り心地の悪い乗り物には乗ったことがない。軽く乗り物酔いにもなっていた。もう吐き気のムカつきとイライラは募る一方だった。
そしてまさかの昼休憩は短時間で終わり、体が休まることもなく休憩が終わってしまった。俺だけではなかったが、食事は簡易的な乾パンだけ。水も飲めるが、移動中は揺れ過ぎで全く飲めず、止まった時だけが唯一給水出来る時間だった。
やっと今日の野営地に着いたようで先ほど馬車が止まり、外から騎士たちが天幕を張って準備している声が聞こえてきていた。そのため思わず愚痴を零す。快適とは程遠い移動であったが、ユヴェーレンがいたので何とか正気を保つことが出来た。
キャラを作る必要がないため簡単な仕事だと思っていたのに、想像以上に辛い仕事だ。俺はいつも揺れがほとんどない最高級のもふもふに乗っている。だから余計にこの馬車の移動が辛いのかもしれないが、ここまで徹底して罪人を装う必要があるのだろうか。
あ、ズィーリオスに幻覚魔法で俺が鉄格子の中にいる様に見せてもらえばいいじゃないか!そうだよ!その手があった!ここまできちんと犯罪者にならなくても良いじゃないか!この状況が続く方が、本当に罪人になってしまいそうだ。
『ズィー。今何してるんだ?』
『今から天幕を設営して野宿の準備をするところだよ。どう?大丈夫?』
『全然大丈夫じゃない。最悪の気分だ。こんな状態でこの馬車に乗っていたくない。なあ、幻覚魔法で俺がいる様に見せかけて、実際の俺はズィーたちと一緒にいてはダメか?移動はやっぱりズィーじゃないとムリ』
もう嫌だとズィーリオスに訴える。ズィーリオスなら近くにアイゼンがいるから伝えてくれるはずだ。それにズィーリオスならきっとどうにかしてくれる。
俺の馬車に近づいてくる気配を感じた。ズィーリオスの気配もあるので、アイゼンとアバドンの3人だろう。そして布が捲り上げられ、視界を遮っていたものがなくなる。今はどこかの平原にいるようだった。
「リュゼ・・・・」
やって来たズィーリオスが俺の様子を見て息を飲む。想像以上に俺の疲労具合が酷かったのだろう。先ほど俺がズィーリオスにした提案をアイゼンにする。
そんなアイゼンだが、全く悩む素振りもせず、淡々と俺に訊ねてきた。
「例えばそのように対処したとして、王都に着いた時、自分自身の様子はどうなっていると思う?」
「そりゃあ、今よりはマシだろうな」
真意の掴めない問いに、混乱しながらも答える。
「それが問題なんだ」
「どういうことだ?」
「考えてみろ。さっきとは逆でこのまま王都に向かった場合、リュゼはどうなっている?」
もし、今のままの状態が続いたら・・・絶対に俺は耐えられない。
「全身どこもかしこも痛くて、滅茶苦茶不機嫌だろうな」
「そういうことだ」
「は?」
意味が分からなかった。一体何が言いたいのか。
「その感情が必要なんだよ。誰が見ても不機嫌だと分かる態度をとってもらわなければならない」
「なら、不機嫌そうに振舞えば良いだけだろ!わざわざ本当に再現する必要はないだろ!」
アイゼンは俺の扱いを改善するつもりはない。それを感じ取り、ムキになって叫ぶ。タイミングよくズィーリオスが声が漏れないように風の結界を張ってくれていたので、俺たち以外の人には聞こえていない。そのため、顔を顰めたアイゼンが周囲を見渡し、側にいたズィーリオスが頷いたのを見て大丈夫だと察したようだった。
「あのな?そんな甘い話じゃないんだ。知らないから仕方ないとは思うが、貴族社会ってのはな、高度な騙し合い、腹の探り合いの世界なんだ。感情を笑顔の裏に綺麗に隠すなんて芸当は出来て当然だ。そんな奴らを相手に、その場凌ぎの演技など簡単にバレて終わりだ」
言いたいことは分かる。でも、頭では納得出来ても、心が付いて行かないんだ。アイゼンを睨み付ける。
「王都には貴族に関わる人が沢山いる。何処に敵対勢力の目があるか分からない。騎士にだって貴族はいるんだ。貴族には会わないだろうとは思わない方が良いぞ。何処かしらで必ず貴族には会うからな。だからそいつらの目を掻い潜るため、演技でもなんでもなく本当にその状態になってもらう。すまないが到着するまでは耐えてくれ」
それだけ言い残し、アイゼンは離れて行った。アイゼンと俺を交互に見て、必死に何かを耐えるズィーリオスが引き結んでいた口を開く。
「せめて寝る前には毎日治癒だけはするから」
そう言って俯いたズィーリオスの肩をアバドンが叩いて、結界を解除したあと2人はアイゼンを追って離れて行った。
結局、俺はこのまま王都に移動するしかない。不貞腐れながら、夕食として出された乾パンと干し肉を水でふやかしつつ、勢いよく胃の中に流し込む。アイゼンだけは貴族のためかスープも加えられており、美味しくない食事と提案が通らなかった不満とで睨み付けていた。
宣言通り、ズィーリオスは皆が食事を終わりのんびりしている間に、俺の近くまできて治癒魔法を使ってくれた。おかげでお尻の痛みと鎖の痕がなくなった。しかし、この状態で横になって寝るのはキツイ。必ず体のどこかが鎖と床との間に挟まれて押し付けられるのだ。けれど移動中はもっと眠ってられない。座った状態で寝るのもキツイ。どう寝ようとも快眠には程遠いだろう。だが、今眠らなければ眠る機会がない。不承不承横になり、目を閉じた。
出発して二日目。
案の定、あまり眠ることが出来なく、完全に睡眠不足であった。お尻がいたくなるのが嫌で、ずっと立ち続けた。お尻が痛くならないし、鎖が体に食い込む体勢でもなかったが、不安定な足場でずっと立っているのもまあまあ辛い。体幹トレーニングをしているかのようで、足裏が痛くなる。
三日目。
二日目の疲労と今日まできちんと睡眠を取れていなかったことが災いし、体調不良を起こした。けれど犯罪者の体調のために予定を狂わせるわけにはいかない。ユヴェーレンが慌ててズィーリオスに報告したことで、昼休憩の間に治癒を行ってくれた。そしてそのまま眠ってしまい、気付いた時には夜の休憩をとっていた。夕食を食べて再び眠りにつく。
四日目からは痛みも気分の悪さも、寝てしまえば感じないということで、無理やり寝ることにした。街道でない所では何度も目を覚ましたが、浅い睡眠を繰り返し、何とか体調を崩さないように保つことが出来ていた。その間は、アイゼンが計画として助けるのではなく、本当に俺を犯罪者として突き出そうとしているのではないかと疑い続けた。ユヴェーレンに確かめてもらっても、あまりの扱いに信じることが出来ない。
八日目からは何とか移動中の耐え方を身に着けて来た頃だった。王都の近くまで来ていたが、俺の時間感覚が狂ってきており、いつまで経っても目的地に着かないのではと錯覚しだした。
「ジジイ!いつになったら着くんだ!」
「もうちょっとだって」
何度休憩中にアイゼンに叫んだか分からない。早く馬車から出て、鎖を外してもらいたかった。
十一日目。
やっと王都に到着したのを、馬車の外から聞こえる人の声の多さで気づいた。馬車の揺れが小さくなり、時々止まりながら進んで行く。
そして王都内に入り暫くして、人々のざわめきが聞こえなくなる場所に移動していく。賑わいのあるざわめきとは反対に、殺伐とした気配が外から感じてきた頃、馬車が完全に停止した。
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