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料理の味
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悪魔の料理を口に入れた次の瞬間、カシャーンと音を立てて握っていたスプーンが手から滑り落ち、テーブルの上を滑る。
『リュゼっ!』
ズィーリオスの声が脳内に響く。驚くズィーリオスの言葉は、今の俺には意味として認識出来ない。それほどまでに他の事に気をかける余裕がなかった。だって・・・。
「・・・・っんーーーまっ!!!???」
信じられないぐらい美味かった。側まで来ていたズィーリオスが固まる。限界まで目を見開いたまま、口の中で蠢く海藻を咀嚼する。さっと手放してしまっていたスプーンを拾い、器の中に入っているあの絶叫したアヒルを掬い上げる。聞こえる叫びを無視し口の中へと運ぶ。シャキッとした歯ごたえの後、肉汁のような旨味が口の中いっぱいに溢れる。
恐怖心が圧倒的食欲に負けた。口の中で蠢く海藻も、噛むまで叫び続けるアヒルも全く気にならない。そんな些末な事はどうでもよかった。パンをちぎり、スープに浸して食べる。美味いっ!!
鍋の中から器によそる。食べる前にあった抵抗感は、初めの一口を境に一切なくなっていた。
「おっ!美味いか!そうだろそうだろ!なんたって俺様が作った料理だからな!いっぱいある、遠慮せずに食え!」
俺の様子を窺っていた悪魔が満面の笑みで自分の分をよそる。勢いよく食べる俺に、ゆったりと心底嬉しそうに俺を見ながら食べる悪魔。戸惑い混乱するズィーリオスを見て爆笑するユヴェーレン。
『・・・ど、いうことだ?薬でも盛られたか?』
どうしても目の前の光景が信じられないのだろう。ズィーリオスが零した言葉に、ユヴェーレンがなんとか息吸い込みながら答える。
『そんなモノ使っていないわよぉ。ウフフフフ』
『な、なら、魔法?か?』
『違うって分かっているでしょぉ?単純よぉ。聖獣も食べてみれば良いじゃなぁい。早く食べないとぜーんぶぅ、リュゼに食べられちゃうわよぉ?』
ズィーリオスの様子を窺いながらチラリと食事をする者達に視線を向けるユヴェーレンだが、ズィーリオスは尚も抵抗を感じるようで動かない。
『食材に問題があるのではないか!?そういう効果のあるものを使ったとか・・・』
だんだん尻すぼみになるズィーリオスは、そんな食材があるなんて知らない。あるわけがない。だが、実際にリュゼは海鮮料理を食べた時と同じような様子であった。
「あーーー、食ったぁーーっ!めっちゃ美味かった!!」
ズィーリオスが悩む間に、既に鍋の中はからになっていた。満面の笑みで悪魔に感想を述べる。それに対し、悪魔が照れ隠しのようにそそくさと鍋と器をキッチンのようなところへ片付けだした。お腹いっぱいで苦しい俺は、その後ろ姿を見つめる。尋常じゃない程強いのに、料理から片付けまでやってくれる男、カッコいい。うん、契約しよう。
完全に餌付けされていた。
『リュゼ?大丈夫か?体調に変化は?』
心配したズィーリオスが声を掛けてくれる。なんだ?急に食べ過ぎたからか?ズィーリオスがチラリと先ほどまで鍋が置かれていたテーブルの上に視線を向ける。あっ、そういうことか。そしてやっと俺も正気に戻った。あれ程見た目毒の食べ物を大量に食べまくったらそりゃ心配する。
「全然大丈夫だ!滅茶苦茶美味かったぞ!海鮮以外の料理で初めてこんなに美味いと思った!」
この想い、伝われ!とズィーリオスに熱弁する。あまりの美味しさに食べることに夢中になっていたが、ズィーリオスの分も残しておけば良かった。要らないと言っていたからつい全部食べてしまっていた。
『そ、そうか・・・』
どうやらズィーリオスにも伝わったらしい。目がキョロキョロと泳いでいるのは、まだ残りが余っていないか探しているのだろう。
「ごめんな、ズィー。俺が何も考えず全部食べてしまったせいで・・・」
『いや、別に構わないぞ!?』
ズィーリオスに申し訳なくて謝る。気にしないと言ってくれてはいるが、本心はきっと食べたかったに違いない。次こそはきちんとズィーリオスにも食べさせてあげよう。二度とこのような失態は冒さないと決心する。ズィーリオスには美味いものを沢山食べて欲しい。
やはり食わず嫌いはダメなのだ。見た目がどれほど地獄絵図でも、料理人が丹精込めて作ってくれた料理はしっかりと味わうべきだ。今回のように、美味しい物に出会うこともあるのだから。無理な物は食べてみて判断すればいい。
俺の中で一つの食に関する一つの決まりが出来た。どれだけ見た目が最悪でも、一度は味わってみるべきだと。
片づけを終えた悪魔が戻って来て再び席につく。そして、プレゼントを強請る子供のようにキラキラした純粋な瞳で俺の目を見返す。
「契約。どうだ!?」
答えは勿論決まっている。
「やろう!」
「おっしゃーーっ!!」
悪魔がガッツポーズで勢いよく立ち上がる。
『ちょっと待てッ!?そんな簡単に決めてはいけないだろうが!』
ズィーリオスが俺に覆い被さりながら詰め寄る。しかし、ユヴェーレンがズィーリオスの側に歩み寄りながら、ゆっくりと首を横に振る。
『聖獣ぅ。もう無理よぉ?完全に餌付けされちゃっているじゃなぁい』
ズィーリオスが俺の顔を見て、再びユヴェーレンの顔を見る。虚ろな目をした表情を浮かべていた。けれど、何とか抗おうと思ったようだ。ハッと、正気に戻る。
『おかしいだろっ!?悪魔は食事を取らなくていいと言っていたじゃないか!なんで悪魔がわざわざ料理なんかするんだよ!』
それは俺も気になっていた。歓喜のあまり、暫く意識が帰って来なさそうな悪魔からユヴェーレンに顔を向ける。
『力がコントロール出来るようになってから色々な事をやっていたのだけどぉ、その中の一つに料理があったのよぉ。悪魔にとって料理は娯楽と言ったでしょぉ?それは食べるだけでなくぅ、作る方もなのよぉ?勿論作る方にハマる悪魔は極々少数なのだけどねぇ』
ズィーリオスが呻き声を上げながら力尽きたように崩れた。巻き込まれた俺は堪ったもんじゃない。ズィーリオスに埋もれて押しつぶされ、脱出が出来なくなった。「負けた・・・」というズィーリオスの独り言が聞こえる。ズィーリオスもようやく理解したようだ。美味い食べ物は偉大だと。
『絶対にそういう意味ではないと思うけどぉ・・・・』
ユヴェーレンが俺に困ったように、けれどちょっと楽しそうに言う。良く分からないが、大したことではなさそうだ。もういいや、とばかりに次の瞬間には落ち着いて席に戻った悪魔の頭を叩きに行った。
わざわざ一瞬だけ顕在化したユヴェーレンは、悪魔の反撃が来た時にはもう顕在化を解いており、悪魔の反撃は空振りに終わっていた。
「でも、良いのか?」
悔しそうな顔からスッと真面目な表情になった悪魔が、ユヴェーレンに尋ねる。
『貴方なら大丈夫だものぉ』
ユヴェーレンの優しい微笑みに悪魔は戸惑う。これほど直球で、信頼していると表現されたことのなかった悪魔は、プイっと顔を逸らした。それを見たユヴェーレンが楽しそうに笑い、からかいだす。
「そうだ。契約の前に一つ確認したいことがあるんだけど」
ユヴェーレンと悪魔がこちらをを見る。ユヴェーレンは不思議そうに、悪魔はなんでも来いっていうように自信満々に。ズィーリオスだけは、一筋の光を見たかのような反射速度で俺に振り向いた。その目は希望を見つけたとでも言いたげだ。俺の真横に陣取り、食い気味に見つめてくるのは居心地が悪い。
こんなに可愛いもふもふに熱心に見つめられたら照れるじゃないか。ズィーリオスの頭をわしゃわしゃと撫でながら、悪魔に向かって口を開いた。
『リュゼっ!』
ズィーリオスの声が脳内に響く。驚くズィーリオスの言葉は、今の俺には意味として認識出来ない。それほどまでに他の事に気をかける余裕がなかった。だって・・・。
「・・・・っんーーーまっ!!!???」
信じられないぐらい美味かった。側まで来ていたズィーリオスが固まる。限界まで目を見開いたまま、口の中で蠢く海藻を咀嚼する。さっと手放してしまっていたスプーンを拾い、器の中に入っているあの絶叫したアヒルを掬い上げる。聞こえる叫びを無視し口の中へと運ぶ。シャキッとした歯ごたえの後、肉汁のような旨味が口の中いっぱいに溢れる。
恐怖心が圧倒的食欲に負けた。口の中で蠢く海藻も、噛むまで叫び続けるアヒルも全く気にならない。そんな些末な事はどうでもよかった。パンをちぎり、スープに浸して食べる。美味いっ!!
鍋の中から器によそる。食べる前にあった抵抗感は、初めの一口を境に一切なくなっていた。
「おっ!美味いか!そうだろそうだろ!なんたって俺様が作った料理だからな!いっぱいある、遠慮せずに食え!」
俺の様子を窺っていた悪魔が満面の笑みで自分の分をよそる。勢いよく食べる俺に、ゆったりと心底嬉しそうに俺を見ながら食べる悪魔。戸惑い混乱するズィーリオスを見て爆笑するユヴェーレン。
『・・・ど、いうことだ?薬でも盛られたか?』
どうしても目の前の光景が信じられないのだろう。ズィーリオスが零した言葉に、ユヴェーレンがなんとか息吸い込みながら答える。
『そんなモノ使っていないわよぉ。ウフフフフ』
『な、なら、魔法?か?』
『違うって分かっているでしょぉ?単純よぉ。聖獣も食べてみれば良いじゃなぁい。早く食べないとぜーんぶぅ、リュゼに食べられちゃうわよぉ?』
ズィーリオスの様子を窺いながらチラリと食事をする者達に視線を向けるユヴェーレンだが、ズィーリオスは尚も抵抗を感じるようで動かない。
『食材に問題があるのではないか!?そういう効果のあるものを使ったとか・・・』
だんだん尻すぼみになるズィーリオスは、そんな食材があるなんて知らない。あるわけがない。だが、実際にリュゼは海鮮料理を食べた時と同じような様子であった。
「あーーー、食ったぁーーっ!めっちゃ美味かった!!」
ズィーリオスが悩む間に、既に鍋の中はからになっていた。満面の笑みで悪魔に感想を述べる。それに対し、悪魔が照れ隠しのようにそそくさと鍋と器をキッチンのようなところへ片付けだした。お腹いっぱいで苦しい俺は、その後ろ姿を見つめる。尋常じゃない程強いのに、料理から片付けまでやってくれる男、カッコいい。うん、契約しよう。
完全に餌付けされていた。
『リュゼ?大丈夫か?体調に変化は?』
心配したズィーリオスが声を掛けてくれる。なんだ?急に食べ過ぎたからか?ズィーリオスがチラリと先ほどまで鍋が置かれていたテーブルの上に視線を向ける。あっ、そういうことか。そしてやっと俺も正気に戻った。あれ程見た目毒の食べ物を大量に食べまくったらそりゃ心配する。
「全然大丈夫だ!滅茶苦茶美味かったぞ!海鮮以外の料理で初めてこんなに美味いと思った!」
この想い、伝われ!とズィーリオスに熱弁する。あまりの美味しさに食べることに夢中になっていたが、ズィーリオスの分も残しておけば良かった。要らないと言っていたからつい全部食べてしまっていた。
『そ、そうか・・・』
どうやらズィーリオスにも伝わったらしい。目がキョロキョロと泳いでいるのは、まだ残りが余っていないか探しているのだろう。
「ごめんな、ズィー。俺が何も考えず全部食べてしまったせいで・・・」
『いや、別に構わないぞ!?』
ズィーリオスに申し訳なくて謝る。気にしないと言ってくれてはいるが、本心はきっと食べたかったに違いない。次こそはきちんとズィーリオスにも食べさせてあげよう。二度とこのような失態は冒さないと決心する。ズィーリオスには美味いものを沢山食べて欲しい。
やはり食わず嫌いはダメなのだ。見た目がどれほど地獄絵図でも、料理人が丹精込めて作ってくれた料理はしっかりと味わうべきだ。今回のように、美味しい物に出会うこともあるのだから。無理な物は食べてみて判断すればいい。
俺の中で一つの食に関する一つの決まりが出来た。どれだけ見た目が最悪でも、一度は味わってみるべきだと。
片づけを終えた悪魔が戻って来て再び席につく。そして、プレゼントを強請る子供のようにキラキラした純粋な瞳で俺の目を見返す。
「契約。どうだ!?」
答えは勿論決まっている。
「やろう!」
「おっしゃーーっ!!」
悪魔がガッツポーズで勢いよく立ち上がる。
『ちょっと待てッ!?そんな簡単に決めてはいけないだろうが!』
ズィーリオスが俺に覆い被さりながら詰め寄る。しかし、ユヴェーレンがズィーリオスの側に歩み寄りながら、ゆっくりと首を横に振る。
『聖獣ぅ。もう無理よぉ?完全に餌付けされちゃっているじゃなぁい』
ズィーリオスが俺の顔を見て、再びユヴェーレンの顔を見る。虚ろな目をした表情を浮かべていた。けれど、何とか抗おうと思ったようだ。ハッと、正気に戻る。
『おかしいだろっ!?悪魔は食事を取らなくていいと言っていたじゃないか!なんで悪魔がわざわざ料理なんかするんだよ!』
それは俺も気になっていた。歓喜のあまり、暫く意識が帰って来なさそうな悪魔からユヴェーレンに顔を向ける。
『力がコントロール出来るようになってから色々な事をやっていたのだけどぉ、その中の一つに料理があったのよぉ。悪魔にとって料理は娯楽と言ったでしょぉ?それは食べるだけでなくぅ、作る方もなのよぉ?勿論作る方にハマる悪魔は極々少数なのだけどねぇ』
ズィーリオスが呻き声を上げながら力尽きたように崩れた。巻き込まれた俺は堪ったもんじゃない。ズィーリオスに埋もれて押しつぶされ、脱出が出来なくなった。「負けた・・・」というズィーリオスの独り言が聞こえる。ズィーリオスもようやく理解したようだ。美味い食べ物は偉大だと。
『絶対にそういう意味ではないと思うけどぉ・・・・』
ユヴェーレンが俺に困ったように、けれどちょっと楽しそうに言う。良く分からないが、大したことではなさそうだ。もういいや、とばかりに次の瞬間には落ち着いて席に戻った悪魔の頭を叩きに行った。
わざわざ一瞬だけ顕在化したユヴェーレンは、悪魔の反撃が来た時にはもう顕在化を解いており、悪魔の反撃は空振りに終わっていた。
「でも、良いのか?」
悔しそうな顔からスッと真面目な表情になった悪魔が、ユヴェーレンに尋ねる。
『貴方なら大丈夫だものぉ』
ユヴェーレンの優しい微笑みに悪魔は戸惑う。これほど直球で、信頼していると表現されたことのなかった悪魔は、プイっと顔を逸らした。それを見たユヴェーレンが楽しそうに笑い、からかいだす。
「そうだ。契約の前に一つ確認したいことがあるんだけど」
ユヴェーレンと悪魔がこちらをを見る。ユヴェーレンは不思議そうに、悪魔はなんでも来いっていうように自信満々に。ズィーリオスだけは、一筋の光を見たかのような反射速度で俺に振り向いた。その目は希望を見つけたとでも言いたげだ。俺の真横に陣取り、食い気味に見つめてくるのは居心地が悪い。
こんなに可愛いもふもふに熱心に見つめられたら照れるじゃないか。ズィーリオスの頭をわしゃわしゃと撫でながら、悪魔に向かって口を開いた。
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