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有用性の証明
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森の中をズィーリオスに乗って駆け抜ける。ズィーリオスにとっては駆け足レベルのスピードで、のんびりと進路を西へと取る。現状ではまだ急がなくても良いので、わざわざ空を飛ぶ必要はない。街に入ってのんびりと待っているということも出来ないので、森の中がゆっくりと待つ場所となっていた。
勿論その場で留まるという意味の待つ、ではない。森の中にさえいれば良いだけなのだ。さっさと昔暮らしていた聖域に移動し、そこで時間を潰すのも悪くはない。悪くはないが、そうすることでネーデ行が億劫になりそうなのだ。
ほら、よく言うだろう。実家に戻れば、だらけてしまう者が増加すると。馴染み深い場所だからこそ、今の俺には天敵なのだ。ズィーリオスに引きずられながら連れていかれたくはない。時が来て、聖域内から出るのを嫌がったら、絶対に暫くはモフらせてくれないだろう。そしたら俺は立ち直れない。
そうでなくとも、前回とは違い聖域内に全員は入れない。大きさの問題ではなく、場所が問題だ。ユヴェーレンと悪魔だけ洞窟の外に居させるのは、ちょっと人としてどうかと思う。悪魔はともかくユヴェーレンは仲間なのだから。そして悪魔から目を放すことは出来ない。知らない間に森の魔物が全滅していても不思議ではない。というか、森自体が腐り果てて消滅していようものなら目も当てられない。
そんなこんなでゆっくりと移動しているのだ。おかげさまで俺が昼まで寝ていても問題ない。素晴らしい。大変素晴らしい!睡眠は最高だ!特に、もふもふに包まれていれば至高だ。
ズィーリオスの背に乗って揺られる。揺れは激しくなく、心地よい揺り籠のようだ。だから眠気を催す。ウトウトしても仕方ない。
「良く寝るなー」
感心した悪魔の声が聞こえる。辺り一面木だらけで代わり映えのしない景色なのだから、暇になって眠くもなるだろう。
『いつもの事よぉ』
ユヴェーレンが悪魔の呟きに答えるが、会話が途切れる。時々誰かが話しかけ、それに誰かが答えて。俺が完全に意識を放り投げている間も、スピードを落とすことなく進んでいくと日も暮れだす。夕暮れ時にズィーリオスに起こされ、欠伸をしつつ伸びをする。良く眠った。
さて、夕食は何にしようか。悪魔が全て腐らせたので、オーク肉はもう残っていない。道中何体かの魔物は狩ったらしが、食用になる魔物ではなかったらしい。今日襲い掛かって来た魔物は、植物系の魔物ばかりだったようだ。肉ばかり食べていないで野菜も食えとしうことなのだろうか。植物の魔物は美味しそうに見えないので却下である。ズィーリオスは魔力を含んでいる獲物なので食べることは出来るようだが。
今から肉を調達しに行くか、それともあの味気ない干し肉を食べるか。ふわっふわのパンと鰹節はあるため、干し肉をスープに入れてパンと食べようか。だが、それだと鰹節とパンが勿体無い気がする。だが、美味しくないものは食べたくない。美味しく食べられるなら、美味しく頂くに限る。
野営の準備のために焚火用の枝を集めながら考えていると、手持ち無沙汰な悪魔が俺に絡んで来た。野営の準備は俺とズィーリオスが行うのだ。他の2人はやりたくないとか、そもそも勝手が分からない可能性もあるが。
「なあなあ。今日ぐらいなら良いんじゃないか?そろそろ俺様と契約しようぜ?昨日の一件で、俺様の力はよく分かっただろ?俺様がめっちゃ強いってことはよ。だから良いだろー?」
ウロウロ、ウロウロ。纏わり付いて着てウザイ。邪魔なんだけど。あっ!今俺が取ろうと思っていた枝を折りやがった!
無視して集めた枝を、既に集められた枯れ葉の上に置く。これぐらいで十分だろう。ズィーリオスが火魔法であっという間に着火し、火が燃え上がる。夕闇の色が濃くなりだした森の中に、揺らめく影が広がる。
「なあー。なあってばあー。人間、聞こえているか?」
マジでウザイ。
「戦うことだけだろっ!戦力はもう十分あるから要らねぇのっ!」
せめてもふもふなら、例え戦力が皆無でも仲間に引き入れただろう。または見た目が可愛いなら。ガチムチの男は要らん!
振り切るように言い切ると、何を思ったのか考え込む。やっと静かになったと溜息を吐きながら、ズィーリオスと今晩の夕食について話し合う。
やはりズィーリオスは魔力のある食べ物が必要だ。ズィーリオスが今から狩りに行くなら、俺の分の食糧も調達してしまった方が良いな。ズィーリオスは気配を消せるようになって、魔物が逃げ出すほど存在に気付かれることもなくなったのだ。ズィーリオスにメインの肉は任せて、俺は鰹節を削って待っていようか。
「もし、戦闘以外でも役に立てば契約してくれるのか?」
忘れ去っていた悪魔が話しかける。ああ、そうだった。食べ物の事を考えていて忘れていたが、契約しろと催促が煩いんだった。
「そうだなー」
ぶっきらぼうに悪魔の言葉に返事を返す。すると急に元気を取り戻し、狩りに出かけようとしていたズィーリオスを呼び止める。食事の準備が進まない。ズィーリオスが睨み付け悪魔を無視して出かけようとした時、胡散臭い言葉が悪魔の口から飛び出した。
「なら食事の用意は俺様に任せろっ!料理にはそこそこ自信があるからな!楽しみしておけ!」
意気揚々と宣言した。悪魔が料理を出来るなど想像出来ない。野営の仕方を知らない悪魔が、野営のの食事をどのように作ると言うのか。
戦いにおいては役に立つことはしている。呪いの力を使わなければ、魔物の肉は食用に使える程に綺麗な状態で倒すことが出来る。だが、解体の仕方を知っているのか。そもそも料理とは名ばかりの、焼いただけの肉である可能性だって十二分にある。
俺たちがオークを焼いていたのを見て、それをまんま真似しようとしているだけとしか思えない。まあ、それなら別に構わないか。俺とズィーリオスの労力がなくなるわけだしな。
ズィーリオスと目だけで会話する。念話さえも要らない。これぐらいの意思の疎通はズィーリオスとなら容易い。
「やってみれば?」
期待は待ったくしていない。だが、最悪干し肉がある。食事抜きにはならないはずだ。焚火の前で既に陣取っているズィーリオスのお腹の定位置に潜り込む。悪魔は俺たちの背後で1人やる気を出していた。今から食材を捕りにいくのだろう。
決めた。完成まで見ない。気になって不安になりそうなので、絶対に視界の中に入れたくなかった。だから、この状況でも、食事が魔力で悪魔が作るものを食べなくて良いユヴェーレンだけが、1人楽しそうに笑みを浮かべていた。そんなユヴェーレンは焚火の反対側、俺たちに向かい合う形で腰を下ろしていた。
待っている間、ズィーリオスとユヴェーレンと会話をして時間を潰す。けれど、ユヴェーレンの発言が不安を掻き立てることばかりで、俺の胃が心配になる。
悪魔は基本、肉体があっても食事は不可欠と決まってはいないらしく、食べなくとも問題はないらしい。更に、精霊は魔力で出来ているため魔力が食事となるのは当然だが、悪魔は魂が核であるらしく、主な食事は魂。人のように食する存在ではないのだ。
けれど、娯楽として普通に人の食べ物を食べることが出来るので、俺の海鮮料理を食べていたらしいのだ。普段、魔界にいる時は料理ではなく魂を食べて暮らしてしたなら、味の概念がない可能性がある。あったとしても、味覚が人のそれと同じとは限らない。怒りと不安が綯い交ぜになる。娯楽で俺の海鮮を食らっていた怒りが、下手するとヤバいものを食べる羽目になるのではないかという不安に押し流される。
いつの間にか、背後でぐつぐつと何かが煮えたぎるような音が聞こえていた。もし毒と化していても、ズィーリオスがいるから命は助かるはず。でも明らかにアウトな見た目であれば、即座に逃げよう。捕って来た肉をスープで煮込んでいるだけ、きっとそれだけだ。異様な雰囲気が漂うに背後から、肉特有の茹でられた匂いが漂ってきた。
勿論その場で留まるという意味の待つ、ではない。森の中にさえいれば良いだけなのだ。さっさと昔暮らしていた聖域に移動し、そこで時間を潰すのも悪くはない。悪くはないが、そうすることでネーデ行が億劫になりそうなのだ。
ほら、よく言うだろう。実家に戻れば、だらけてしまう者が増加すると。馴染み深い場所だからこそ、今の俺には天敵なのだ。ズィーリオスに引きずられながら連れていかれたくはない。時が来て、聖域内から出るのを嫌がったら、絶対に暫くはモフらせてくれないだろう。そしたら俺は立ち直れない。
そうでなくとも、前回とは違い聖域内に全員は入れない。大きさの問題ではなく、場所が問題だ。ユヴェーレンと悪魔だけ洞窟の外に居させるのは、ちょっと人としてどうかと思う。悪魔はともかくユヴェーレンは仲間なのだから。そして悪魔から目を放すことは出来ない。知らない間に森の魔物が全滅していても不思議ではない。というか、森自体が腐り果てて消滅していようものなら目も当てられない。
そんなこんなでゆっくりと移動しているのだ。おかげさまで俺が昼まで寝ていても問題ない。素晴らしい。大変素晴らしい!睡眠は最高だ!特に、もふもふに包まれていれば至高だ。
ズィーリオスの背に乗って揺られる。揺れは激しくなく、心地よい揺り籠のようだ。だから眠気を催す。ウトウトしても仕方ない。
「良く寝るなー」
感心した悪魔の声が聞こえる。辺り一面木だらけで代わり映えのしない景色なのだから、暇になって眠くもなるだろう。
『いつもの事よぉ』
ユヴェーレンが悪魔の呟きに答えるが、会話が途切れる。時々誰かが話しかけ、それに誰かが答えて。俺が完全に意識を放り投げている間も、スピードを落とすことなく進んでいくと日も暮れだす。夕暮れ時にズィーリオスに起こされ、欠伸をしつつ伸びをする。良く眠った。
さて、夕食は何にしようか。悪魔が全て腐らせたので、オーク肉はもう残っていない。道中何体かの魔物は狩ったらしが、食用になる魔物ではなかったらしい。今日襲い掛かって来た魔物は、植物系の魔物ばかりだったようだ。肉ばかり食べていないで野菜も食えとしうことなのだろうか。植物の魔物は美味しそうに見えないので却下である。ズィーリオスは魔力を含んでいる獲物なので食べることは出来るようだが。
今から肉を調達しに行くか、それともあの味気ない干し肉を食べるか。ふわっふわのパンと鰹節はあるため、干し肉をスープに入れてパンと食べようか。だが、それだと鰹節とパンが勿体無い気がする。だが、美味しくないものは食べたくない。美味しく食べられるなら、美味しく頂くに限る。
野営の準備のために焚火用の枝を集めながら考えていると、手持ち無沙汰な悪魔が俺に絡んで来た。野営の準備は俺とズィーリオスが行うのだ。他の2人はやりたくないとか、そもそも勝手が分からない可能性もあるが。
「なあなあ。今日ぐらいなら良いんじゃないか?そろそろ俺様と契約しようぜ?昨日の一件で、俺様の力はよく分かっただろ?俺様がめっちゃ強いってことはよ。だから良いだろー?」
ウロウロ、ウロウロ。纏わり付いて着てウザイ。邪魔なんだけど。あっ!今俺が取ろうと思っていた枝を折りやがった!
無視して集めた枝を、既に集められた枯れ葉の上に置く。これぐらいで十分だろう。ズィーリオスが火魔法であっという間に着火し、火が燃え上がる。夕闇の色が濃くなりだした森の中に、揺らめく影が広がる。
「なあー。なあってばあー。人間、聞こえているか?」
マジでウザイ。
「戦うことだけだろっ!戦力はもう十分あるから要らねぇのっ!」
せめてもふもふなら、例え戦力が皆無でも仲間に引き入れただろう。または見た目が可愛いなら。ガチムチの男は要らん!
振り切るように言い切ると、何を思ったのか考え込む。やっと静かになったと溜息を吐きながら、ズィーリオスと今晩の夕食について話し合う。
やはりズィーリオスは魔力のある食べ物が必要だ。ズィーリオスが今から狩りに行くなら、俺の分の食糧も調達してしまった方が良いな。ズィーリオスは気配を消せるようになって、魔物が逃げ出すほど存在に気付かれることもなくなったのだ。ズィーリオスにメインの肉は任せて、俺は鰹節を削って待っていようか。
「もし、戦闘以外でも役に立てば契約してくれるのか?」
忘れ去っていた悪魔が話しかける。ああ、そうだった。食べ物の事を考えていて忘れていたが、契約しろと催促が煩いんだった。
「そうだなー」
ぶっきらぼうに悪魔の言葉に返事を返す。すると急に元気を取り戻し、狩りに出かけようとしていたズィーリオスを呼び止める。食事の準備が進まない。ズィーリオスが睨み付け悪魔を無視して出かけようとした時、胡散臭い言葉が悪魔の口から飛び出した。
「なら食事の用意は俺様に任せろっ!料理にはそこそこ自信があるからな!楽しみしておけ!」
意気揚々と宣言した。悪魔が料理を出来るなど想像出来ない。野営の仕方を知らない悪魔が、野営のの食事をどのように作ると言うのか。
戦いにおいては役に立つことはしている。呪いの力を使わなければ、魔物の肉は食用に使える程に綺麗な状態で倒すことが出来る。だが、解体の仕方を知っているのか。そもそも料理とは名ばかりの、焼いただけの肉である可能性だって十二分にある。
俺たちがオークを焼いていたのを見て、それをまんま真似しようとしているだけとしか思えない。まあ、それなら別に構わないか。俺とズィーリオスの労力がなくなるわけだしな。
ズィーリオスと目だけで会話する。念話さえも要らない。これぐらいの意思の疎通はズィーリオスとなら容易い。
「やってみれば?」
期待は待ったくしていない。だが、最悪干し肉がある。食事抜きにはならないはずだ。焚火の前で既に陣取っているズィーリオスのお腹の定位置に潜り込む。悪魔は俺たちの背後で1人やる気を出していた。今から食材を捕りにいくのだろう。
決めた。完成まで見ない。気になって不安になりそうなので、絶対に視界の中に入れたくなかった。だから、この状況でも、食事が魔力で悪魔が作るものを食べなくて良いユヴェーレンだけが、1人楽しそうに笑みを浮かべていた。そんなユヴェーレンは焚火の反対側、俺たちに向かい合う形で腰を下ろしていた。
待っている間、ズィーリオスとユヴェーレンと会話をして時間を潰す。けれど、ユヴェーレンの発言が不安を掻き立てることばかりで、俺の胃が心配になる。
悪魔は基本、肉体があっても食事は不可欠と決まってはいないらしく、食べなくとも問題はないらしい。更に、精霊は魔力で出来ているため魔力が食事となるのは当然だが、悪魔は魂が核であるらしく、主な食事は魂。人のように食する存在ではないのだ。
けれど、娯楽として普通に人の食べ物を食べることが出来るので、俺の海鮮料理を食べていたらしいのだ。普段、魔界にいる時は料理ではなく魂を食べて暮らしてしたなら、味の概念がない可能性がある。あったとしても、味覚が人のそれと同じとは限らない。怒りと不安が綯い交ぜになる。娯楽で俺の海鮮を食らっていた怒りが、下手するとヤバいものを食べる羽目になるのではないかという不安に押し流される。
いつの間にか、背後でぐつぐつと何かが煮えたぎるような音が聞こえていた。もし毒と化していても、ズィーリオスがいるから命は助かるはず。でも明らかにアウトな見た目であれば、即座に逃げよう。捕って来た肉をスープで煮込んでいるだけ、きっとそれだけだ。異様な雰囲気が漂うに背後から、肉特有の茹でられた匂いが漂ってきた。
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