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オークの住処潰し
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悪魔が倒したオークたちから腐臭が漂うが、それらは全てズィーリオスによって嗅ぐことはなく、換気の悪い洞窟内であっても、不快に感じることはない。オークたちの死体も綺麗に消滅していっているので、道を塞ぐこともなく歩きやすい。俺たちが歩いても腐蝕の影響が及ばないようにコントロールしてくれているようだが、ズィーリオスはその上を直接歩くことになるので、ちょっと気になる。ズィーリオス自身は気にした様子はないが、俺が気になるのだ。特に肉球が。戦闘後と寝る前はちゃんとクリーンで綺麗にしているので大丈夫だと思うが・・・。やっぱり見た目の問題で気にしてしまう。
奥へと進む悪魔の後ろを進む。
『それで力のコントロールが出来る様になってぇ、気付いた時には悪魔の中でも恐れられる悪魔の一角になっていたのよねぇ。あの時の反応は面白かったわぁ!』
ユヴェーレンが思い出し笑いでクスクスと笑いだす。悪魔がユヴェーレンをちらりと睨み付ける。
『そんなことがあってねぇ。今では新しいことが大好きなのよぉ。やっと力によって影響を受けないきちんとした情報が手に入るようになったわけだものねぇ。でもねぇ、おかげで一々報告してくるものだからめんどくさいのよぉ』
笑いながら喋っていたユヴェーレンが、困ったように、呆れる様に告げる。
『そして他の悪魔と交流も図れるようになったのだけどぉ、ほとんどの悪魔は恐れて近づかないしぃ、自分の力に自信のあるぅ、それなりの年月を生き抜いてきた悪魔はそれだけ強いわけだからぁ、それぞれプライドがあるのよねぇ。だからぁ・・・ねぇ?』
つまり、気軽にお喋りが出来る相手がユヴェーレンしかいないということなのだろうか。新しい情報を周りに教えたいが、教えることが出来る相手がいない、と。
無言で悪魔を見つめ、ズィーリオスと顔を合わせる。どうやら俺と同じ気持ちらしい。その目には、若干憐れみの色が浮かんでいた。
「そういうことだったのか・・・・」
しみじみと頷く。そんな過去があったから、あれほど構って欲しがっていたのか。そして割と素直。悪魔の中では取っつきやすいタイプなのかもしれないな。もうちょい構ってあげてもいいかもしれない。けれど、人型のそれもガタイの良い男という見た目がなー。せめて見た目がもふもふしていれば、俺は全力で構ってあげていただろうに。
俺たちの憐れみの視線に気づいたのか、クルリと振り返った悪魔が「なんだよっ」と凄むが、先ほどの話を聞いた後では全然怖くない。子犬が吠えているようなだけだ。まあ、その子犬が爪で引っかくこともなく、ライオンを瞬殺出来る力を持っているわけだが。その力が今この瞬間に振るわれることはないと確信しているからこその余裕だ。
自分が気に入った仲間と旅をして、色々な事を知りたい。その目で見たい。ただそれだけなのかもしれない。
「ふんっ!言っとくが、俺様は悪魔の中でもだいぶ温和な方だ。大抵の奴らは好戦的だ。そして一部の奴は、気に入った相手に対してのみ攻撃を仕掛けてくる奴もいる。初めから話が通じると思わないことだ」
照れ隠しなのだろう。悪魔はそう言い捨ててさっさと先へと進みだし、俺たちは笑いながら少し駆け足で追いかけた。
結果として、オーク殲滅はあっけなく終わった。洞窟の奥にはボスであるオークキングが存在していたが、悪魔によって何もさせてもらえずに消滅した。オークキング程の魔物がこの森にいたことは異常であったが、悪魔の方がよっぽど異常な存在だ。冒険者ギルドの発表ではAランク相当の実力で、キング種がいることで同種の魔物の戦力は約2倍にまで跳ね上がるとされている。そして誕生と共に一気に巨大な集落を形成しだし、数も爆発的に跳ね上がる。
当然ながら国から軍が派遣され、大規模な討伐が行われる。多数の死傷者を出して討伐する相手だ。
けれど今回はたまたま発生してすぐに気付き、また圧倒的戦力があったことで、随分とあっけなくことが収まった。オークキングからしたらどう足掻いても無理な状況だったため、運がなかったとしか言いようがない。
200匹近くまで膨れ上がっていたオークの数もほとんど全てを殲滅した。通常であれば、オークキングの討伐の証をギルドに持ち込めば、それだけでかなりの金額を稼ぐことが出来ただろうが、今の俺には無理であり、また証拠となる一切が腐敗してしまっているためどうしようもない。
そう、どうしようもないんだ。あとから気付いても遅い。
Aランクのオークの肉を食べ損ねたことに気づきのが遅すぎた。くーぅっ!
ズィーリオスと2人して慰め合う。ズィーリオスも久しぶりに美味しい肉を食べたかっただろうに。悪魔の殲滅スピードが速すぎた。オークたちがため込んでいたお宝の方に意識を持っていかれ過ぎた。その割には目ぼしいものはなかった。だからズィーリオスと誓い合う。今度こそ、美味しいお肉を見つけた時は悪魔には絶対手出しさせてはいけないと。
オークの集落を潰し終えた俺たちは、その場から離れ、眠りについた。
久しぶりにゆっくりと昼過ぎまで眠り、欠伸をしつつ起き上がる。昨日の夕食の残りのオーク肉を昼食にしようと考えていると、そういえばと何かを思い出したズィーリオスが人化して、俺のマジックバッグの中を漁りだす。その様子をぼーっと眺めていると、お目当ての物を見つけたらしいズィーリオスが何かを引っ張りだす。
それは湾曲した茶色くて硬いものだった。両端に行くにつれて細くなり、真ん中は太い30センチほどの大きさ。それだけでなく、ズィーリオスが取り出した次の物についての話から、それが何なのかを瞬時に悟り、完全に眠気が掻き消えた。
鰹節と鰹節削り器だったのだ。
「おおおぉぉっ!!」
ズィーリオスの両手に収まるそれらを、ズィーリオスの両手ごと鷲掴みにする。いきなりテンションの上がった俺に少しズィーリオスが引き気味な気がするが、今はそんな些細な事はどうでもいい。
「これどうしたっ!!」
「し、深海から帰る時に料理人がくれたんだ。リュゼがあそこの料理を滅茶苦茶絶賛していたから嬉しかったらしい。お土産にってくれたんだよ」
そしてその使い方を実践的に説明する。地球の削り節よりも厚みがあるが、それでも削られる際の独特の香りは間違いなく鰹節そのものだった。初めてみるもののようで悪魔も興味深々だ。ズィーリオスがやりにくそうに削っていることなどお構いなしにガン見していた。あまりにガン見するものだから、堪りかねたズィーリオスがやるかと問うと返事をする前に強奪していた。
強奪されたズィーリオスも、怒りよりも呆れたように溜息を吐いた。暫くすると悪魔も飽きたようだったが、おかげで十分な量が出来た。今日の昼食は森の中で見つけた山菜を入れた、鰹節で出汁を取ったスープに、シンプルに焼いただけのオーク肉、そしてダガリスから貰ったパンであった。
パンはまだまだいっぱいあるが、流石に森を抜ける頃には尽きているだろう。
美味さが段違いになったスープをゆっくりと味わう。以前この森にいた時とは比べ物にもならない程美味い食事だ。やっぱり出汁は最高の調味料である。
野営の食事としては過去一の内容に満足だ。ゆったりと食事を楽しんだ後、西へ向けて移動を開始した。
奥へと進む悪魔の後ろを進む。
『それで力のコントロールが出来る様になってぇ、気付いた時には悪魔の中でも恐れられる悪魔の一角になっていたのよねぇ。あの時の反応は面白かったわぁ!』
ユヴェーレンが思い出し笑いでクスクスと笑いだす。悪魔がユヴェーレンをちらりと睨み付ける。
『そんなことがあってねぇ。今では新しいことが大好きなのよぉ。やっと力によって影響を受けないきちんとした情報が手に入るようになったわけだものねぇ。でもねぇ、おかげで一々報告してくるものだからめんどくさいのよぉ』
笑いながら喋っていたユヴェーレンが、困ったように、呆れる様に告げる。
『そして他の悪魔と交流も図れるようになったのだけどぉ、ほとんどの悪魔は恐れて近づかないしぃ、自分の力に自信のあるぅ、それなりの年月を生き抜いてきた悪魔はそれだけ強いわけだからぁ、それぞれプライドがあるのよねぇ。だからぁ・・・ねぇ?』
つまり、気軽にお喋りが出来る相手がユヴェーレンしかいないということなのだろうか。新しい情報を周りに教えたいが、教えることが出来る相手がいない、と。
無言で悪魔を見つめ、ズィーリオスと顔を合わせる。どうやら俺と同じ気持ちらしい。その目には、若干憐れみの色が浮かんでいた。
「そういうことだったのか・・・・」
しみじみと頷く。そんな過去があったから、あれほど構って欲しがっていたのか。そして割と素直。悪魔の中では取っつきやすいタイプなのかもしれないな。もうちょい構ってあげてもいいかもしれない。けれど、人型のそれもガタイの良い男という見た目がなー。せめて見た目がもふもふしていれば、俺は全力で構ってあげていただろうに。
俺たちの憐れみの視線に気づいたのか、クルリと振り返った悪魔が「なんだよっ」と凄むが、先ほどの話を聞いた後では全然怖くない。子犬が吠えているようなだけだ。まあ、その子犬が爪で引っかくこともなく、ライオンを瞬殺出来る力を持っているわけだが。その力が今この瞬間に振るわれることはないと確信しているからこその余裕だ。
自分が気に入った仲間と旅をして、色々な事を知りたい。その目で見たい。ただそれだけなのかもしれない。
「ふんっ!言っとくが、俺様は悪魔の中でもだいぶ温和な方だ。大抵の奴らは好戦的だ。そして一部の奴は、気に入った相手に対してのみ攻撃を仕掛けてくる奴もいる。初めから話が通じると思わないことだ」
照れ隠しなのだろう。悪魔はそう言い捨ててさっさと先へと進みだし、俺たちは笑いながら少し駆け足で追いかけた。
結果として、オーク殲滅はあっけなく終わった。洞窟の奥にはボスであるオークキングが存在していたが、悪魔によって何もさせてもらえずに消滅した。オークキング程の魔物がこの森にいたことは異常であったが、悪魔の方がよっぽど異常な存在だ。冒険者ギルドの発表ではAランク相当の実力で、キング種がいることで同種の魔物の戦力は約2倍にまで跳ね上がるとされている。そして誕生と共に一気に巨大な集落を形成しだし、数も爆発的に跳ね上がる。
当然ながら国から軍が派遣され、大規模な討伐が行われる。多数の死傷者を出して討伐する相手だ。
けれど今回はたまたま発生してすぐに気付き、また圧倒的戦力があったことで、随分とあっけなくことが収まった。オークキングからしたらどう足掻いても無理な状況だったため、運がなかったとしか言いようがない。
200匹近くまで膨れ上がっていたオークの数もほとんど全てを殲滅した。通常であれば、オークキングの討伐の証をギルドに持ち込めば、それだけでかなりの金額を稼ぐことが出来ただろうが、今の俺には無理であり、また証拠となる一切が腐敗してしまっているためどうしようもない。
そう、どうしようもないんだ。あとから気付いても遅い。
Aランクのオークの肉を食べ損ねたことに気づきのが遅すぎた。くーぅっ!
ズィーリオスと2人して慰め合う。ズィーリオスも久しぶりに美味しい肉を食べたかっただろうに。悪魔の殲滅スピードが速すぎた。オークたちがため込んでいたお宝の方に意識を持っていかれ過ぎた。その割には目ぼしいものはなかった。だからズィーリオスと誓い合う。今度こそ、美味しいお肉を見つけた時は悪魔には絶対手出しさせてはいけないと。
オークの集落を潰し終えた俺たちは、その場から離れ、眠りについた。
久しぶりにゆっくりと昼過ぎまで眠り、欠伸をしつつ起き上がる。昨日の夕食の残りのオーク肉を昼食にしようと考えていると、そういえばと何かを思い出したズィーリオスが人化して、俺のマジックバッグの中を漁りだす。その様子をぼーっと眺めていると、お目当ての物を見つけたらしいズィーリオスが何かを引っ張りだす。
それは湾曲した茶色くて硬いものだった。両端に行くにつれて細くなり、真ん中は太い30センチほどの大きさ。それだけでなく、ズィーリオスが取り出した次の物についての話から、それが何なのかを瞬時に悟り、完全に眠気が掻き消えた。
鰹節と鰹節削り器だったのだ。
「おおおぉぉっ!!」
ズィーリオスの両手に収まるそれらを、ズィーリオスの両手ごと鷲掴みにする。いきなりテンションの上がった俺に少しズィーリオスが引き気味な気がするが、今はそんな些細な事はどうでもいい。
「これどうしたっ!!」
「し、深海から帰る時に料理人がくれたんだ。リュゼがあそこの料理を滅茶苦茶絶賛していたから嬉しかったらしい。お土産にってくれたんだよ」
そしてその使い方を実践的に説明する。地球の削り節よりも厚みがあるが、それでも削られる際の独特の香りは間違いなく鰹節そのものだった。初めてみるもののようで悪魔も興味深々だ。ズィーリオスがやりにくそうに削っていることなどお構いなしにガン見していた。あまりにガン見するものだから、堪りかねたズィーリオスがやるかと問うと返事をする前に強奪していた。
強奪されたズィーリオスも、怒りよりも呆れたように溜息を吐いた。暫くすると悪魔も飽きたようだったが、おかげで十分な量が出来た。今日の昼食は森の中で見つけた山菜を入れた、鰹節で出汁を取ったスープに、シンプルに焼いただけのオーク肉、そしてダガリスから貰ったパンであった。
パンはまだまだいっぱいあるが、流石に森を抜ける頃には尽きているだろう。
美味さが段違いになったスープをゆっくりと味わう。以前この森にいた時とは比べ物にもならない程美味い食事だ。やっぱり出汁は最高の調味料である。
野営の食事としては過去一の内容に満足だ。ゆったりと食事を楽しんだ後、西へ向けて移動を開始した。
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