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契約の裏側
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翌日、久しぶりにゆっくりと寝て、お昼前の時間帯にズィーリオスに起こされた。やっぱり睡眠って素晴らしい。すると朝からご機嫌な精霊王・・・ではなくユヴェーレンと、げっそりとした顔をした悪魔がいた。もうしばらく後にエリムが昼食の案内に来るらしいので、時間を潰して待っていよう。・・・ギリギリまで寝かせてくれても良かったのに。
「リュゼはユヴェーレンとの契約が真正契約だと知っていたのか?」
悪魔が俺の名前を初めて呼んだことに驚くよりも、聞きなれない契約名に意識が持っていかれた。ユヴェーレンが目を泳がせているが、しかしすぐに問題でもあるのかと言いたげに悪魔を睨み付けている。悪魔に気にした様子は全くないが。
「真正契約?なんだそれは?」
聞いたことのない契約名なので、背後のズィーリオスを振り向いて知っているかと尋ねるが、どうやらズィーリオスも知らないようだ。
「やっぱり知らなかったのか。説明せずにそんな危険を冒したのか?」
悪魔がユヴェーレンを咎めるように問いながら近くにいたユヴェーレンの腕を掴むが、顕在化をすぐに解いて拘束を抜け出す。それに悪魔は舌打ちをして、ユヴェーレンを無視して俺の目を真っすぐに見つめてきた。
「まず初めに、精霊との契約方法は2つあるんだ。1つが簡易契約、そして今回行ったような真正契約と呼ばれるものだ」
「2つあるってことは聞いたが、そんな名前がついていたんだな」
「知ってたのか?」
悪魔は俺が知っていたことに軽く目を見開いた後、目を細める。
「どういう説明を受けて契約まで伸ばしていたんだ?」
ちらりとユヴェーレンに視線を向けると、ベッドに腰掛け足をぶらぶらさせながら不貞腐れていた。
そしてこれまで契約が出来なかった理由を説明する。王位精霊との契約は手間がかかるものだと。
説明を聞き終えた悪魔は大きく溜息を吐いて、頭を横に振った。
「一般的に精霊との契約方法は簡易契約なんだ。契約主が精霊に名を与えると同時に成立するものだ。そしてこの契約方法は、精霊の格に左右されない」
「・・・つまり、簡易契約ならいつでも契約出来た?」
「そういうことだ」
・・・・あれ程契約したがっていたのに、すぐに結べる簡易契約はしなかったのか。なら、そこまでしてまで真正契約を選んだ理由はなんだ?
「真正契約とは何なんだ?」
ズィーリオスも興味があるようで、上体を動かし悪魔に顔を向けて聞く。
「精霊との契約は、本来は真正契約しかなかったんだ。けれど真正契約はリスクが高いから、リスクを省いた契約の形として簡易的な契約が出来た。その時に、簡易的な契約を簡易契約、本来の契約を真正契約と分けて呼ぶようになった。そして真正契約は殆ど使われなくなり、今では精霊の中でも知らない者も多いだろう。そのため、簡易契約が今では一般的な契約の形だ」
つまり、真正契約は古い契約の方法ということだよな。ただ、ちょっと待てよ。
「リスクが高いって言ってたが、契約にリスクがあったのか?」
ユヴェーレンからはリスクに関しては一切何も聞いていない。どういうことだ?
「ああ。そもそもリスクのない契約などないだろ。何かしらの変化が生じるから、契約という形で予め認識のすり合わせを行うものだろ?」
「そうだな」
悪魔の言葉に頷く。確かに、変化が生じるから問題が起き、その問題を解決するために契約が結ばれる。問題も変化も生じなければ、契約を結ぶ必要はない。人の社会でもそれは同じことだ。
「そして真正契約についてだが、リスクが高い分契約することで得られるリターンもまた高い。リターンの内容については今は置いておいて、リスクについて話そう。まず真正契約では必ず媒体となる物が必要になる。これは確かに契約する精霊の格に比例して、媒体にする物も変わってくる」
ここまではユヴェーレンの説明と同じだな。
「真正契約は失敗する可能性も大いにあるんだ。その失敗がリスクで、失敗すると媒体がボロボロに崩れ落ちる」
「えっ!?」
思わずユヴェーレンをガン見する。ヴァルードの遺言であり、遺品の剣が手に入れたその日にゴミに還る可能性があったのだ。
「リスクはそれだけではない」
俺を憐れむように悪魔が目を向けながら、さらなる爆弾を投下した。
「失敗は魔力が逆流し暴発することで起きる。だから、媒体だけでなく反動として精霊と契約する人の両方にも被害が出る。精霊は最悪死、つまり消滅。人は媒体に触れている腕が持っていかれる」
あまりの危険性に唖然と悪魔とユヴェーレンを交互に見つめる。ズィーリオスも想像以上のリスクだったようで、俺のお腹に回している尻尾に力が入りお腹が苦しい。尻尾を軽く叩いて、力を緩めさせる。
「媒体の中に作られた核が精霊の核なんだ。作られたというよりも、精霊が自身の核を移したと言った方が良いか。だから、核を媒体に移している最中に失敗すると、媒体ごと核も消滅するんだ。そうでなくとも、魔力の奔流で力が大幅に削がれ、数十年単位で回復に時間を費やすことになっただろうな。特に王位精霊ともなれば」
ユヴェーレンは静かに悪魔の説明を聞いているが、俺とズィーリオスの視線を感じ取り、居心地悪そうにもぞもぞと動いている。
「俺はともかく、下手したらユヴェーレンは消滅していたのか・・・」
ポツリと零れた俺の言葉に、ユヴェーレンはムスっとしながら反論する。
『私はリュゼが相手なら大丈夫って分かっていたものぉ。実際に大丈夫だったんだから良いじゃなぁぃっ!』
尻すぼみになりながら告げた瞬間、ズィーリオスがユヴェーレンに食って掛かる。
『こんなの騙したようなものじゃないか!相手にリスクを教えずに契約を結ぶ奴など、リュゼの契約者にふさわしくない!』
『だって言ってたら絶対に聖獣が反対したでしょうぉ!私はリュゼを信じていたのぉっ!』
『当然リュゼならこんなことに失敗などする訳がないだろう。信じていなければ論外だっ!けれど、俺が言っていることはそういうことではないっ!』
『成功したんだから良いじゃないっ!』
なぜか両者共に俺が契約を失敗することはないと断言しており、信頼してくれていることが分かり嬉しいが・・・。ユヴェーレンよ、ズィーリオスが言いたいことは大きすぎるリスクがある契約を交わしたということではないのだ。
口論を始めたズィーリオスとユヴェーレンのおかげで、俺はだいぶ冷静になる。リスクがあったと初めに言ってくれた方が良かったが、例え聞いていたとしても、結果は変わらなかっただろう。俺はユヴェーレンの望み通りの方法で契約を結んでいただろうから。もしかしたら、全体に失敗してはいけないというプレッシャーがなかった分、程よい緊張感だけの方が成功に繋がった可能性もある。
蚊帳の外の俺は悪魔を顔を見合わせる。そしてお互いに溜息を吐いた。やはりズィーリオスとユヴェーレンは仲が悪い。最近は喧嘩するところを見ないから仲良くなったと思ったんだがな。
「とりあえずそういうことだから、精霊との契約時は気を付けろよ」
「そうする。まあ、他の精霊と契約するかどうかは分からないが」
悪魔に忠告され頷く。流石にもう精霊と契約する機会はないと思うけど。
「今のうちに契約したことで得られる恩恵の方を説明しとく。媒体の中にある核が精霊の核となったことは説明したな。その核がある限り、精霊は自身の体を構成する魔力がなくなり、消えたとしても消滅はしない。核に魔力を注げば再生出来る。そして媒体が剣だと、精霊剣と呼ばれたりする。今ではほとんどない希少品だ。その分、核が破壊されないように十分に気を付ける必要がある。まあ、オリハルコンを使っているから、その辺の奴らにはどうも出来ないだろうけど」
「それでも気を付けるに越したことはないな」
「そうした方がいい」
言い争う契約者たちを傍目に、穏やかな悪魔との会話だった。
「リュゼはユヴェーレンとの契約が真正契約だと知っていたのか?」
悪魔が俺の名前を初めて呼んだことに驚くよりも、聞きなれない契約名に意識が持っていかれた。ユヴェーレンが目を泳がせているが、しかしすぐに問題でもあるのかと言いたげに悪魔を睨み付けている。悪魔に気にした様子は全くないが。
「真正契約?なんだそれは?」
聞いたことのない契約名なので、背後のズィーリオスを振り向いて知っているかと尋ねるが、どうやらズィーリオスも知らないようだ。
「やっぱり知らなかったのか。説明せずにそんな危険を冒したのか?」
悪魔がユヴェーレンを咎めるように問いながら近くにいたユヴェーレンの腕を掴むが、顕在化をすぐに解いて拘束を抜け出す。それに悪魔は舌打ちをして、ユヴェーレンを無視して俺の目を真っすぐに見つめてきた。
「まず初めに、精霊との契約方法は2つあるんだ。1つが簡易契約、そして今回行ったような真正契約と呼ばれるものだ」
「2つあるってことは聞いたが、そんな名前がついていたんだな」
「知ってたのか?」
悪魔は俺が知っていたことに軽く目を見開いた後、目を細める。
「どういう説明を受けて契約まで伸ばしていたんだ?」
ちらりとユヴェーレンに視線を向けると、ベッドに腰掛け足をぶらぶらさせながら不貞腐れていた。
そしてこれまで契約が出来なかった理由を説明する。王位精霊との契約は手間がかかるものだと。
説明を聞き終えた悪魔は大きく溜息を吐いて、頭を横に振った。
「一般的に精霊との契約方法は簡易契約なんだ。契約主が精霊に名を与えると同時に成立するものだ。そしてこの契約方法は、精霊の格に左右されない」
「・・・つまり、簡易契約ならいつでも契約出来た?」
「そういうことだ」
・・・・あれ程契約したがっていたのに、すぐに結べる簡易契約はしなかったのか。なら、そこまでしてまで真正契約を選んだ理由はなんだ?
「真正契約とは何なんだ?」
ズィーリオスも興味があるようで、上体を動かし悪魔に顔を向けて聞く。
「精霊との契約は、本来は真正契約しかなかったんだ。けれど真正契約はリスクが高いから、リスクを省いた契約の形として簡易的な契約が出来た。その時に、簡易的な契約を簡易契約、本来の契約を真正契約と分けて呼ぶようになった。そして真正契約は殆ど使われなくなり、今では精霊の中でも知らない者も多いだろう。そのため、簡易契約が今では一般的な契約の形だ」
つまり、真正契約は古い契約の方法ということだよな。ただ、ちょっと待てよ。
「リスクが高いって言ってたが、契約にリスクがあったのか?」
ユヴェーレンからはリスクに関しては一切何も聞いていない。どういうことだ?
「ああ。そもそもリスクのない契約などないだろ。何かしらの変化が生じるから、契約という形で予め認識のすり合わせを行うものだろ?」
「そうだな」
悪魔の言葉に頷く。確かに、変化が生じるから問題が起き、その問題を解決するために契約が結ばれる。問題も変化も生じなければ、契約を結ぶ必要はない。人の社会でもそれは同じことだ。
「そして真正契約についてだが、リスクが高い分契約することで得られるリターンもまた高い。リターンの内容については今は置いておいて、リスクについて話そう。まず真正契約では必ず媒体となる物が必要になる。これは確かに契約する精霊の格に比例して、媒体にする物も変わってくる」
ここまではユヴェーレンの説明と同じだな。
「真正契約は失敗する可能性も大いにあるんだ。その失敗がリスクで、失敗すると媒体がボロボロに崩れ落ちる」
「えっ!?」
思わずユヴェーレンをガン見する。ヴァルードの遺言であり、遺品の剣が手に入れたその日にゴミに還る可能性があったのだ。
「リスクはそれだけではない」
俺を憐れむように悪魔が目を向けながら、さらなる爆弾を投下した。
「失敗は魔力が逆流し暴発することで起きる。だから、媒体だけでなく反動として精霊と契約する人の両方にも被害が出る。精霊は最悪死、つまり消滅。人は媒体に触れている腕が持っていかれる」
あまりの危険性に唖然と悪魔とユヴェーレンを交互に見つめる。ズィーリオスも想像以上のリスクだったようで、俺のお腹に回している尻尾に力が入りお腹が苦しい。尻尾を軽く叩いて、力を緩めさせる。
「媒体の中に作られた核が精霊の核なんだ。作られたというよりも、精霊が自身の核を移したと言った方が良いか。だから、核を媒体に移している最中に失敗すると、媒体ごと核も消滅するんだ。そうでなくとも、魔力の奔流で力が大幅に削がれ、数十年単位で回復に時間を費やすことになっただろうな。特に王位精霊ともなれば」
ユヴェーレンは静かに悪魔の説明を聞いているが、俺とズィーリオスの視線を感じ取り、居心地悪そうにもぞもぞと動いている。
「俺はともかく、下手したらユヴェーレンは消滅していたのか・・・」
ポツリと零れた俺の言葉に、ユヴェーレンはムスっとしながら反論する。
『私はリュゼが相手なら大丈夫って分かっていたものぉ。実際に大丈夫だったんだから良いじゃなぁぃっ!』
尻すぼみになりながら告げた瞬間、ズィーリオスがユヴェーレンに食って掛かる。
『こんなの騙したようなものじゃないか!相手にリスクを教えずに契約を結ぶ奴など、リュゼの契約者にふさわしくない!』
『だって言ってたら絶対に聖獣が反対したでしょうぉ!私はリュゼを信じていたのぉっ!』
『当然リュゼならこんなことに失敗などする訳がないだろう。信じていなければ論外だっ!けれど、俺が言っていることはそういうことではないっ!』
『成功したんだから良いじゃないっ!』
なぜか両者共に俺が契約を失敗することはないと断言しており、信頼してくれていることが分かり嬉しいが・・・。ユヴェーレンよ、ズィーリオスが言いたいことは大きすぎるリスクがある契約を交わしたということではないのだ。
口論を始めたズィーリオスとユヴェーレンのおかげで、俺はだいぶ冷静になる。リスクがあったと初めに言ってくれた方が良かったが、例え聞いていたとしても、結果は変わらなかっただろう。俺はユヴェーレンの望み通りの方法で契約を結んでいただろうから。もしかしたら、全体に失敗してはいけないというプレッシャーがなかった分、程よい緊張感だけの方が成功に繋がった可能性もある。
蚊帳の外の俺は悪魔を顔を見合わせる。そしてお互いに溜息を吐いた。やはりズィーリオスとユヴェーレンは仲が悪い。最近は喧嘩するところを見ないから仲良くなったと思ったんだがな。
「とりあえずそういうことだから、精霊との契約時は気を付けろよ」
「そうする。まあ、他の精霊と契約するかどうかは分からないが」
悪魔に忠告され頷く。流石にもう精霊と契約する機会はないと思うけど。
「今のうちに契約したことで得られる恩恵の方を説明しとく。媒体の中にある核が精霊の核となったことは説明したな。その核がある限り、精霊は自身の体を構成する魔力がなくなり、消えたとしても消滅はしない。核に魔力を注げば再生出来る。そして媒体が剣だと、精霊剣と呼ばれたりする。今ではほとんどない希少品だ。その分、核が破壊されないように十分に気を付ける必要がある。まあ、オリハルコンを使っているから、その辺の奴らにはどうも出来ないだろうけど」
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