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危険すぎる魔道具
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「それで、その水晶が危険ってどういうことなんだ?」
抱き締めていたズィーリオスから離れ、周囲を見渡す。すると高さ1メートルほどの縦横50センチの台座があり、その台座の上に直径10センチほどの水晶があった。光球に照らされ、水晶玉が白く反射して見える。
ズィーリオスがゆっくりと水晶玉に近づく。俺も近くまで寄って水晶玉を見てみると、水晶玉の中に何かがあった。触れないように良く見てみると何かは、蛇のように細長い体に、左右に2対ずつの手足のようなものが生えた姿をしていた。全長は5センチぐらいだろうか。それは水晶玉の中でじっとしていて動かない。
「中にいるそいつが見えるだろう?これは中の黒いやつが魔道具で、水晶玉は魔道具を封じ込める媒体になっているんだ」
「魔道具・・・」
動物のような見た目の魔道具があるとは思わず、まじまじと見つめていると。
「ッ!?」
魔道具が僅かに動き、目が合ったような気がした。
「えっ!?今動いた?」
水晶玉から離れ、ズィーリオスに振り向く。
『ごめん、見てなかった。けど気のせいじゃないかな?生きている生物ではないし』
「そ、そうか?」
ズィーリオスは気付いていなかったようだ。気にすることなく説明を続ける。
『これは、300年ぐらい前にとある国が軍事目的で創り出した魔道具なんだ。寄生型の魔道具で、寄生した者の身体能力、魔法による攻撃力の上昇を促し、一騎当千の兵を生み出そうとして開発された魔道具なんだけど・・・』
「だけど?」
ズィーリオスは溜息を吐いて、後ろ足で耳の後ろを掻く。
『確かに彼らの目的通り、寄生された兵士の身体能力も魔法能力も上がって、脅威的な軍事力を手にしたんだ』
「それで危険だからってことで、封印したのか?」
『いや、それだけなら俺たち聖獣が動き出すことはないんだ』
緩くズィーリオスが首を振る。ならなぜ?そう思いながら続きを促す。
『この魔道具がね、制御出来ない程に強力だったんだ。寄生した兵の身体能力は急上昇して、魔法能力も本人の実力以上になったんだけど、それは一時的であり、体の所有権を奪われて敵味方関係なく周囲を攻撃し、最終的に寄生された魔道具に内側から喰い殺されたんだ。宿主の魔力を糧に力を発揮するんだけど、魔力を根こそぎ奪い、無理やり生命力を魔力に変換して、全て喰らい尽くして、一時的な力に変換していたんだよ。生命力を奪われたら、生きることは出来ない。寄生された人物は皆、最期は干からびた状態で死んだ。そしてこの魔道具は、皮膚伝いに新たな宿主に乗り移るんだ。だから、死者を埋葬しようと死体に触れた人物に乗り移り、同じことを繰り返したんだ。宿主になった人物を殺しても、魔道具は宿主の制御権を手放せば壊れない。死体の中に潜伏しておけるんだ』
「うわ・・・・」
想像していた以上の脅威に、目の前で水晶の中で囚われている魔道具を見つめる。この小さな魔道具がそのような事を仕出かした力があるようには見えなかった。
「魔道具なら破壊することが出来るはずだろ?なんで封印なんかしているんだ?」
死体から魔道具本体を取り出せたのなら、直接攻撃を加えて破壊してしまえば良い。
『それが、魔法攻撃は全て吸収されるんだ。魔法は魔力だからね。人の体内にある魔力だけでなく、魔法の形になった魔法も喰らうんだ。そして物理攻撃に関してだけど、動きがすばしっこくて、当たらない。当たってもすぐに再生するんだ。面で押しつぶす方法も、脱皮を行うことで回避されてしまって、破壊することが出来ずに、封印という形に収まった。そしてただ封印するのは危ないから、人が簡単には辿り付けない深海の聖域に封印しているというわけだ』
破壊することが出来なかったのか。確かに、この魔道具の能力は世に出てはいけない程危険なモノだ。制御出来ない巨大な力程危険なものはない。
「本当にヤバいモノを当時の奴らは創りだしてしまったんだな。何処の国だよ」
『今は存在しないよ』
「ん?」
『その魔道具を造り出した国は、自分たちが創り出した魔道具によって滅亡したんだ』
「マジか・・・」
この魔道具を作った国に行くことがあれば気を付けようと思ったが、既に滅んでいたようだ。自業自得なのだろうが、周辺国家にまで被害が出なかったのは良かったのかもしれない。
「皮膚伝いに乗り移るってことは、体の中を動くってことだろ?水晶に封印されているのに、俺に影響を与えることが出来るのか?」
ふと、最初にズィーリオスが俺に対して慌てていたことを思い出す。水晶玉を落として割ってしまうということではなく、触れること自体を警戒していた。水晶玉に封印されていても、触れることは危険なのだろうか。
『微妙、なんだよね』
「うん?どゆこと?」
自信なさ気にズィーリオスが答える。対応するように、ズィーリオスの尻尾も揺れることなく下を向いている。
『触れた時に気付かなかった?いや、触れなくてもいいんだけど、封印していても周囲の魔力を吸収しているんだよ』
「ああ!それは感じた!」
俺が水晶の存在に気付いた原因が魔力の吸収なのだから、しっかりと覚えている。
『だから、水晶に封印していてもまだ魔道具は機能しているってことだし、宿主が水晶に触れていれば、“道”は出来上がるわけじゃん?もしかしたらって思って』
「なるほどね」
魔道具が水晶に触れている人物の魔力に反応して、水晶の外周部に移動することがあれば、簡単に封印から脱出することが出来てしまう。
『魔力が原動力なわけだから、魔力に反応して、水晶に触れている人物に乗り移る可能性があるかもしれないから。特にリュゼの魔力は膨大だからこの魔道具も反応しそう』
ズィーリオスも俺と同じような事を考えていたようだ。触らぬ神に祟りなしってことだな。
「間違えて触ってしまうことも避けた方が良いな」
『そうなんだ。だから気を付けてくれ』
そうして水晶玉に封印された魔道具はそのままに、俺たちは樹洞の外に出た。外では入れなかった皆が待っており、何があったのかは分からないが、悪魔が俺に光明を見出したかのような顔をしたが、とりあえずスルーだ。
その後、俺たちはズィーリオスが結界を張り替える様子を見守った。以前のように崩れ落ちたズィーリオスを受け止め、世界樹の根本に腰掛けながら俺の魔力をズィーリオスに補給した。補給中、いつの間にか俺は寝てしまっていたようで、目覚めるとズィーリオスも意識を取り戻していた。
だが、俺の寝顔が物凄く酷かったのか、目覚めた後からエリムが俺に向ける視線がどことなく不自然だった。目覚める前とは明らかに違っていた。まるで腫れ物に触るかのように。けれど、精霊王に何か言われた後は少しづつ元に戻っていった。
その反応に戸惑いはしたが、今まで通りに接してくれているので何があったのか聞かない方がいいだろう。俺の寝顔が不細工だと言われてもどうしようも出来ないし、俺自身が火傷を負ってしまう。
何事もなかったように皆で世界樹から帰ろうと離れた時。
『また・・・・』
そんな声が聞こえた。皆に聞いても誰も聞こえていなかったようで、俺だけが聞き取った声らしい。だから俺自身も気のせいではと感じ、そのままその場を後にした。その時世界樹が、手を振るように一本の枝を俺たちが去っていく方向に伸ばし、誰も気づかない背後で揺れていた。
抱き締めていたズィーリオスから離れ、周囲を見渡す。すると高さ1メートルほどの縦横50センチの台座があり、その台座の上に直径10センチほどの水晶があった。光球に照らされ、水晶玉が白く反射して見える。
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「中にいるそいつが見えるだろう?これは中の黒いやつが魔道具で、水晶玉は魔道具を封じ込める媒体になっているんだ」
「魔道具・・・」
動物のような見た目の魔道具があるとは思わず、まじまじと見つめていると。
「ッ!?」
魔道具が僅かに動き、目が合ったような気がした。
「えっ!?今動いた?」
水晶玉から離れ、ズィーリオスに振り向く。
『ごめん、見てなかった。けど気のせいじゃないかな?生きている生物ではないし』
「そ、そうか?」
ズィーリオスは気付いていなかったようだ。気にすることなく説明を続ける。
『これは、300年ぐらい前にとある国が軍事目的で創り出した魔道具なんだ。寄生型の魔道具で、寄生した者の身体能力、魔法による攻撃力の上昇を促し、一騎当千の兵を生み出そうとして開発された魔道具なんだけど・・・』
「だけど?」
ズィーリオスは溜息を吐いて、後ろ足で耳の後ろを掻く。
『確かに彼らの目的通り、寄生された兵士の身体能力も魔法能力も上がって、脅威的な軍事力を手にしたんだ』
「それで危険だからってことで、封印したのか?」
『いや、それだけなら俺たち聖獣が動き出すことはないんだ』
緩くズィーリオスが首を振る。ならなぜ?そう思いながら続きを促す。
『この魔道具がね、制御出来ない程に強力だったんだ。寄生した兵の身体能力は急上昇して、魔法能力も本人の実力以上になったんだけど、それは一時的であり、体の所有権を奪われて敵味方関係なく周囲を攻撃し、最終的に寄生された魔道具に内側から喰い殺されたんだ。宿主の魔力を糧に力を発揮するんだけど、魔力を根こそぎ奪い、無理やり生命力を魔力に変換して、全て喰らい尽くして、一時的な力に変換していたんだよ。生命力を奪われたら、生きることは出来ない。寄生された人物は皆、最期は干からびた状態で死んだ。そしてこの魔道具は、皮膚伝いに新たな宿主に乗り移るんだ。だから、死者を埋葬しようと死体に触れた人物に乗り移り、同じことを繰り返したんだ。宿主になった人物を殺しても、魔道具は宿主の制御権を手放せば壊れない。死体の中に潜伏しておけるんだ』
「うわ・・・・」
想像していた以上の脅威に、目の前で水晶の中で囚われている魔道具を見つめる。この小さな魔道具がそのような事を仕出かした力があるようには見えなかった。
「魔道具なら破壊することが出来るはずだろ?なんで封印なんかしているんだ?」
死体から魔道具本体を取り出せたのなら、直接攻撃を加えて破壊してしまえば良い。
『それが、魔法攻撃は全て吸収されるんだ。魔法は魔力だからね。人の体内にある魔力だけでなく、魔法の形になった魔法も喰らうんだ。そして物理攻撃に関してだけど、動きがすばしっこくて、当たらない。当たってもすぐに再生するんだ。面で押しつぶす方法も、脱皮を行うことで回避されてしまって、破壊することが出来ずに、封印という形に収まった。そしてただ封印するのは危ないから、人が簡単には辿り付けない深海の聖域に封印しているというわけだ』
破壊することが出来なかったのか。確かに、この魔道具の能力は世に出てはいけない程危険なモノだ。制御出来ない巨大な力程危険なものはない。
「本当にヤバいモノを当時の奴らは創りだしてしまったんだな。何処の国だよ」
『今は存在しないよ』
「ん?」
『その魔道具を造り出した国は、自分たちが創り出した魔道具によって滅亡したんだ』
「マジか・・・」
この魔道具を作った国に行くことがあれば気を付けようと思ったが、既に滅んでいたようだ。自業自得なのだろうが、周辺国家にまで被害が出なかったのは良かったのかもしれない。
「皮膚伝いに乗り移るってことは、体の中を動くってことだろ?水晶に封印されているのに、俺に影響を与えることが出来るのか?」
ふと、最初にズィーリオスが俺に対して慌てていたことを思い出す。水晶玉を落として割ってしまうということではなく、触れること自体を警戒していた。水晶玉に封印されていても、触れることは危険なのだろうか。
『微妙、なんだよね』
「うん?どゆこと?」
自信なさ気にズィーリオスが答える。対応するように、ズィーリオスの尻尾も揺れることなく下を向いている。
『触れた時に気付かなかった?いや、触れなくてもいいんだけど、封印していても周囲の魔力を吸収しているんだよ』
「ああ!それは感じた!」
俺が水晶の存在に気付いた原因が魔力の吸収なのだから、しっかりと覚えている。
『だから、水晶に封印していてもまだ魔道具は機能しているってことだし、宿主が水晶に触れていれば、“道”は出来上がるわけじゃん?もしかしたらって思って』
「なるほどね」
魔道具が水晶に触れている人物の魔力に反応して、水晶の外周部に移動することがあれば、簡単に封印から脱出することが出来てしまう。
『魔力が原動力なわけだから、魔力に反応して、水晶に触れている人物に乗り移る可能性があるかもしれないから。特にリュゼの魔力は膨大だからこの魔道具も反応しそう』
ズィーリオスも俺と同じような事を考えていたようだ。触らぬ神に祟りなしってことだな。
「間違えて触ってしまうことも避けた方が良いな」
『そうなんだ。だから気を付けてくれ』
そうして水晶玉に封印された魔道具はそのままに、俺たちは樹洞の外に出た。外では入れなかった皆が待っており、何があったのかは分からないが、悪魔が俺に光明を見出したかのような顔をしたが、とりあえずスルーだ。
その後、俺たちはズィーリオスが結界を張り替える様子を見守った。以前のように崩れ落ちたズィーリオスを受け止め、世界樹の根本に腰掛けながら俺の魔力をズィーリオスに補給した。補給中、いつの間にか俺は寝てしまっていたようで、目覚めるとズィーリオスも意識を取り戻していた。
だが、俺の寝顔が物凄く酷かったのか、目覚めた後からエリムが俺に向ける視線がどことなく不自然だった。目覚める前とは明らかに違っていた。まるで腫れ物に触るかのように。けれど、精霊王に何か言われた後は少しづつ元に戻っていった。
その反応に戸惑いはしたが、今まで通りに接してくれているので何があったのか聞かない方がいいだろう。俺の寝顔が不細工だと言われてもどうしようも出来ないし、俺自身が火傷を負ってしまう。
何事もなかったように皆で世界樹から帰ろうと離れた時。
『また・・・・』
そんな声が聞こえた。皆に聞いても誰も聞こえていなかったようで、俺だけが聞き取った声らしい。だから俺自身も気のせいではと感じ、そのままその場を後にした。その時世界樹が、手を振るように一本の枝を俺たちが去っていく方向に伸ばし、誰も気づかない背後で揺れていた。
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