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木箱の中身
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「これは?」
ラナンが持って来た木箱に対し疑問を投げかける。
「ふっふっふ!まあ良いから開けてみてよ!」
ニンマリ笑うラナンと木箱を交互に見て、そして木箱の蓋に手を掛ける。蓋を開けると黒い物で埋まっていた。一番上に見えている物を引っ張りだすと、それは形を崩し広がる。それは服だった。黒くシンプルだが肌触りの良い服だった。
「これは?まさか・・・・!」
ニヤついたまま俺の様子を見ているラナンは何も喋らない。木箱の中身を全て見るのが先なのだろう。木箱の中にまだ入っている物は次々に引っ張りだしていく。次に出てきたのはズボンだった。同じく黒で体にフィットすることが伺える細身の型だ。
その次は、2つの伸縮性のあるリストバンド。これらも全て黒い。ポイントとして片方には肉球マークが、片方には4本の引っかき傷のようなマークがそれぞれ銀糸で編み込まれていた。聖獣であるズィーリオスをイメージしてくれたのだろうか。可愛い。
そして最後に奥の方に入っていたのがハーフコートだった。それもフード付き。それは良い。それは便利だから良いのだが、なぜフード部分に耳がついているのだろうか。狼をイメージしていそうな耳だ。全体的にかっこよく、誰がどこからどう見ても男にしか見えないように仕上がったはずなのに、なぜそこで耳を付けてくるのか。フード部分だけ可愛らしくなってしまっているじゃないか。こんな可愛いものは俺じゃなくて可愛い子に着させるべきだろう。なんで俺なんだよ。だってサイズがズィーリオスではなく完全に俺なんだ。明らかに全て俺のために用意してくれたのだと分かるのだ。だからもう一度言う。なんで俺に犬耳なんだ!!
最後の最後で出てきたコートを見て固まっているとラナンがどう?と声を掛けてくる。その声がどことなく楽しそうだ。
「もし使うならって言ってドラゴンの素材だけでなく色々な素材をくれたでしょ?それらが結構余っていたから、それらとうちにある物を使って君の防具も作ってみたよ!その服はただの服で防具でもなんでもないじゃん!だから防具は必要だと思ってね!で、防具を作るならセットで作った方が良いよねって思って作ったんだ!特にこの耳とかが一番良いと思うんだよね!」
ラナンがこれらの服を作ることに至った経緯を説明しだす。耳の部分は完全に俺をからかうために作っているのがまるわかりだ。
「少し大きめで伸縮性があるから、成長期の男の子でも3,4年はもつんじゃないかな?もし入らなくなったらまた私のところにおいで!サイズ調整をしてあげるから!そして全体的な機能についてだけど、全部に防刃性があるのは当然で、断熱性、保温性も優れているから暑い日は涼しく快適に、寒い日は暖かく快適だよ。だけど、極端すぎる気候の地域では対応出来ないこともあるだろうから、そのあたりは念頭に置いてね。コートの方にはドラゴンの素材を使用しているから、魔法防御にも優秀だよ」
見た目はふざけているのに、このコート思っていたより性能が良い。着用しないわけにはいかないじゃないか。もしかしてワザとなのか?
ジト目でラナンを見て訴えかけるが、笑いを堪えながらとぼけられる。確信犯だ!!絶対に確信犯だ!!
詰め寄ろうとしたが、ラナンが次の説明に移ったせいでその機会を逃してしまう。
「リストバンドの方だけど、これは凄いよ!?こっちの肉球の方が、他人が感じる魔力の総量を誤魔化すことが出来るんだよ!つまりだね、他人からは君の魔力が多いことが分からなくなるんだよ!抑え込むのとは違って、相手の認識を捻じ曲げる形に近いかな!だから今後は魔力量が多いからという理由で変な事件に巻き込まれることはなくなると思うよ!」
思ってもみなかった機能に目を見開く。俺の魔力量が多いからという理由で、生贄として監禁されたことを知っていたようだ。これはラナンなりの気遣いなのだろう。ありがたい。
「でもね、精霊とか聖獣とか、魔力の扱いに長けている種族には効かないから、君の敵になった相手にそういう種族がいたら気を付けてね!」
なるほど、必ず効果があるわけではないのか。大体の人には効果があるだろうから、精霊と契約している相手がいた時は気を付けることにしよう。
「そして鉤爪の跡の方は、特に意味はありません!!」
「え?」
「はっ?」
この流れで特に機能はないとかある!?悪魔も驚いたようで呆けてしまっている。
「と、いうのは嘘で!もちろんあるよ!」
「・・・・」
良かったー。だよな!この流れで何もないとかそんなことあるわけないもんな!
「遠く離れていても、私とお喋りが出来るんだよ!」
「・・・・・」
瞬きをした後、悪魔の方に顔を向ける。
「要らねえな」
「ああ、要らねえ」
お互いにうんうんと頷き合う。
「ええ!?なんでだよ!めっちゃ良いじゃないか!要るよ!?」
「いや要らないだろ。機能としては凄いけど要らない」
信じられないという驚愕を露わにしたままラナンが固まる。要ると判断したその判断の方が信じられないわ!
エリムが苦笑いしたままフォローのために口を開く。
「良く考えてみてください。装備面で気になることがあった時、すぐに相談が出来るのですよ?それに欲しい装備や魔道具があった時、作ってもらうように依頼が出来ますし、ラナンを通してこの国に遊びに来ることを事前に伝えてもらえれば、美味しい食事を用意してお待ちいたしますよ?」
「なるほど。そういわれたら確かに必要な機能だな」
「でっしょーー!!」
エリムの説明で納得すると、ラナンが元気よく復活した。俺はいつでも食べ放題だから、遊びに来る時は確かに重要なアイテムだ。
「あっ!言い忘れてた!その通信機なんだけど、遠く離れても使えるって言ったけど、実際にどれぐらい離れても使えるか分からないから、データを取るための実験に付き合ってね!私の方からも連絡出来るから!!」
「やっぱ要らねえ」
「なんで!?」
その後も色々あったが、結局鉤爪マークのリストバンドも貰うことになった。使うかどうかというか、使えるかどうかは別だが。
鉤爪マークの通信機は魔道具の扱いで、もちろんこれも俺が使える様に調整してくれているらしい。だから距離さえ範囲内であれば、使うことが出来るだろう。距離さえわかれば。
「こんなに沢山の物をありがとうな」
ラナンに向かって礼を言う。俺は早速貰ったばかりの装備に着替えており、ラナンの細かなチェックも済んで問題なく着用していた。フードは被っていないが。リストバンドはそれぞれ左右の腕に一つずつ付けている。右の方に肉球マークのリストバンドだ。そして左には、水の中でも息が出来る魔道具の腕輪も付けている。名称は「人魚の加護」という魔道具らしい。
「良いんだよ!うちの国の恩人だし、君にあげる報酬が報酬だから国としての示しがつかないと女王様が悩んでいたんだよ?だからこれらは国からの報酬だと思ってくれて良いよ!もちろん、今後も君には手を貸すからね!」
ラナンがウインクを飛ばしてきたので、何んとなく見えないウインクを避ける。それにラナンが文句を言おうとしたが、エリムが思い出したかのようにラナンの側に行き耳打ちする。
すると、ラナンがそうだった!と声を上げて、俺たちが来た時にラナンが作業していた辺りに移動する。するとまた何か持って来た。今度は丸裸のままである。
それはブーツだった。こちらもやはり黒い。
「危ない危ない、忘れるところだったよ!丁度君たちがついてから完成したものだね!足先は鋼を組み込んでいるから蹴るのに便利で、地面からの攻撃の防御には有能だよ!だから重そうに見えるでしょ?けどね、持ってみたら分かると思うんだけど、そんなに重くないんだよ!普通のブーツと同じぐらいだから動きが遅くなる弊害もなく、歩きやすいようにクッションを中に入れているんだよ!これもあげるね!」
そしてブーツも貰った。全身真新しい装備に包まれ、新たな旅の始まりのようだ。気分よくラナンに別れの挨拶をし、エリムの案内で外に出て、近場の案内をしてもらうことになった。
ラナンの鍛冶場から出て、ふと疑問が浮かんだ。そういえばなぜこんなに全身真っ黒装備なのだろう。ヴァルードの色が黒だったからと言って、全ての装備の色が黒になるほど使っているわけではないだろう。
振り返り、入口のところで見送ってくれるラナンにそういえばと質問する。
「君のその綺麗な髪の白が映えるでしょ?」
らしい。
ラナンが持って来た木箱に対し疑問を投げかける。
「ふっふっふ!まあ良いから開けてみてよ!」
ニンマリ笑うラナンと木箱を交互に見て、そして木箱の蓋に手を掛ける。蓋を開けると黒い物で埋まっていた。一番上に見えている物を引っ張りだすと、それは形を崩し広がる。それは服だった。黒くシンプルだが肌触りの良い服だった。
「これは?まさか・・・・!」
ニヤついたまま俺の様子を見ているラナンは何も喋らない。木箱の中身を全て見るのが先なのだろう。木箱の中にまだ入っている物は次々に引っ張りだしていく。次に出てきたのはズボンだった。同じく黒で体にフィットすることが伺える細身の型だ。
その次は、2つの伸縮性のあるリストバンド。これらも全て黒い。ポイントとして片方には肉球マークが、片方には4本の引っかき傷のようなマークがそれぞれ銀糸で編み込まれていた。聖獣であるズィーリオスをイメージしてくれたのだろうか。可愛い。
そして最後に奥の方に入っていたのがハーフコートだった。それもフード付き。それは良い。それは便利だから良いのだが、なぜフード部分に耳がついているのだろうか。狼をイメージしていそうな耳だ。全体的にかっこよく、誰がどこからどう見ても男にしか見えないように仕上がったはずなのに、なぜそこで耳を付けてくるのか。フード部分だけ可愛らしくなってしまっているじゃないか。こんな可愛いものは俺じゃなくて可愛い子に着させるべきだろう。なんで俺なんだよ。だってサイズがズィーリオスではなく完全に俺なんだ。明らかに全て俺のために用意してくれたのだと分かるのだ。だからもう一度言う。なんで俺に犬耳なんだ!!
最後の最後で出てきたコートを見て固まっているとラナンがどう?と声を掛けてくる。その声がどことなく楽しそうだ。
「もし使うならって言ってドラゴンの素材だけでなく色々な素材をくれたでしょ?それらが結構余っていたから、それらとうちにある物を使って君の防具も作ってみたよ!その服はただの服で防具でもなんでもないじゃん!だから防具は必要だと思ってね!で、防具を作るならセットで作った方が良いよねって思って作ったんだ!特にこの耳とかが一番良いと思うんだよね!」
ラナンがこれらの服を作ることに至った経緯を説明しだす。耳の部分は完全に俺をからかうために作っているのがまるわかりだ。
「少し大きめで伸縮性があるから、成長期の男の子でも3,4年はもつんじゃないかな?もし入らなくなったらまた私のところにおいで!サイズ調整をしてあげるから!そして全体的な機能についてだけど、全部に防刃性があるのは当然で、断熱性、保温性も優れているから暑い日は涼しく快適に、寒い日は暖かく快適だよ。だけど、極端すぎる気候の地域では対応出来ないこともあるだろうから、そのあたりは念頭に置いてね。コートの方にはドラゴンの素材を使用しているから、魔法防御にも優秀だよ」
見た目はふざけているのに、このコート思っていたより性能が良い。着用しないわけにはいかないじゃないか。もしかしてワザとなのか?
ジト目でラナンを見て訴えかけるが、笑いを堪えながらとぼけられる。確信犯だ!!絶対に確信犯だ!!
詰め寄ろうとしたが、ラナンが次の説明に移ったせいでその機会を逃してしまう。
「リストバンドの方だけど、これは凄いよ!?こっちの肉球の方が、他人が感じる魔力の総量を誤魔化すことが出来るんだよ!つまりだね、他人からは君の魔力が多いことが分からなくなるんだよ!抑え込むのとは違って、相手の認識を捻じ曲げる形に近いかな!だから今後は魔力量が多いからという理由で変な事件に巻き込まれることはなくなると思うよ!」
思ってもみなかった機能に目を見開く。俺の魔力量が多いからという理由で、生贄として監禁されたことを知っていたようだ。これはラナンなりの気遣いなのだろう。ありがたい。
「でもね、精霊とか聖獣とか、魔力の扱いに長けている種族には効かないから、君の敵になった相手にそういう種族がいたら気を付けてね!」
なるほど、必ず効果があるわけではないのか。大体の人には効果があるだろうから、精霊と契約している相手がいた時は気を付けることにしよう。
「そして鉤爪の跡の方は、特に意味はありません!!」
「え?」
「はっ?」
この流れで特に機能はないとかある!?悪魔も驚いたようで呆けてしまっている。
「と、いうのは嘘で!もちろんあるよ!」
「・・・・」
良かったー。だよな!この流れで何もないとかそんなことあるわけないもんな!
「遠く離れていても、私とお喋りが出来るんだよ!」
「・・・・・」
瞬きをした後、悪魔の方に顔を向ける。
「要らねえな」
「ああ、要らねえ」
お互いにうんうんと頷き合う。
「ええ!?なんでだよ!めっちゃ良いじゃないか!要るよ!?」
「いや要らないだろ。機能としては凄いけど要らない」
信じられないという驚愕を露わにしたままラナンが固まる。要ると判断したその判断の方が信じられないわ!
エリムが苦笑いしたままフォローのために口を開く。
「良く考えてみてください。装備面で気になることがあった時、すぐに相談が出来るのですよ?それに欲しい装備や魔道具があった時、作ってもらうように依頼が出来ますし、ラナンを通してこの国に遊びに来ることを事前に伝えてもらえれば、美味しい食事を用意してお待ちいたしますよ?」
「なるほど。そういわれたら確かに必要な機能だな」
「でっしょーー!!」
エリムの説明で納得すると、ラナンが元気よく復活した。俺はいつでも食べ放題だから、遊びに来る時は確かに重要なアイテムだ。
「あっ!言い忘れてた!その通信機なんだけど、遠く離れても使えるって言ったけど、実際にどれぐらい離れても使えるか分からないから、データを取るための実験に付き合ってね!私の方からも連絡出来るから!!」
「やっぱ要らねえ」
「なんで!?」
その後も色々あったが、結局鉤爪マークのリストバンドも貰うことになった。使うかどうかというか、使えるかどうかは別だが。
鉤爪マークの通信機は魔道具の扱いで、もちろんこれも俺が使える様に調整してくれているらしい。だから距離さえ範囲内であれば、使うことが出来るだろう。距離さえわかれば。
「こんなに沢山の物をありがとうな」
ラナンに向かって礼を言う。俺は早速貰ったばかりの装備に着替えており、ラナンの細かなチェックも済んで問題なく着用していた。フードは被っていないが。リストバンドはそれぞれ左右の腕に一つずつ付けている。右の方に肉球マークのリストバンドだ。そして左には、水の中でも息が出来る魔道具の腕輪も付けている。名称は「人魚の加護」という魔道具らしい。
「良いんだよ!うちの国の恩人だし、君にあげる報酬が報酬だから国としての示しがつかないと女王様が悩んでいたんだよ?だからこれらは国からの報酬だと思ってくれて良いよ!もちろん、今後も君には手を貸すからね!」
ラナンがウインクを飛ばしてきたので、何んとなく見えないウインクを避ける。それにラナンが文句を言おうとしたが、エリムが思い出したかのようにラナンの側に行き耳打ちする。
すると、ラナンがそうだった!と声を上げて、俺たちが来た時にラナンが作業していた辺りに移動する。するとまた何か持って来た。今度は丸裸のままである。
それはブーツだった。こちらもやはり黒い。
「危ない危ない、忘れるところだったよ!丁度君たちがついてから完成したものだね!足先は鋼を組み込んでいるから蹴るのに便利で、地面からの攻撃の防御には有能だよ!だから重そうに見えるでしょ?けどね、持ってみたら分かると思うんだけど、そんなに重くないんだよ!普通のブーツと同じぐらいだから動きが遅くなる弊害もなく、歩きやすいようにクッションを中に入れているんだよ!これもあげるね!」
そしてブーツも貰った。全身真新しい装備に包まれ、新たな旅の始まりのようだ。気分よくラナンに別れの挨拶をし、エリムの案内で外に出て、近場の案内をしてもらうことになった。
ラナンの鍛冶場から出て、ふと疑問が浮かんだ。そういえばなぜこんなに全身真っ黒装備なのだろう。ヴァルードの色が黒だったからと言って、全ての装備の色が黒になるほど使っているわけではないだろう。
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「君のその綺麗な髪の白が映えるでしょ?」
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